「keniti3545」since75 小さな窓:2015年3月9日曇り後雨+4℃「東日本大震災」「311フクシマ」1460日 今日の一題「どうする・この無責任 二つ!」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1460日

<明後日:3月11日は 東日本大震災・「311」から1462日は「満4年」をむかえる> われは何年経っても、忘れずその日を数えるのみです。


NHKの特番を見た」


◎.NHKでも連日特集を組んで、忘れまい「東日本大震災」忘れまい「311」を訴えています


未だ被災避難者は23万人と言われています4年経つと心が折れそうになる、ある日突然体も心も現状に拒否反応を起こす昨日まで頑張れたのにどうして? 自分にも解らない! もう限界だよ!(死にたいと思う事もある)、いつまで待てば良いんだろう!、勧められたローンで家建ててみたが借金が雪だるまのように膨らんでいくだけだ!

 民宿やる夢が「311」で潰された夫婦がそれでも戻って準備を再会している観光ワラビ園の夢捨てきれないが除染済みの土地にも拘わらず全数検査の必要がある、やる気が萎えてしまいそうだ孫達に「おひな様飾ったから遊びに来いや」と電話したら「行く、行くと喜びの返事」の翌日、友達にも親からも線量の心配を告げられ断念「じいちゃんごめんね」「ばあちゃんごめんね」の詫びの電話が孫達から・・・・爺ちゃんも、ばあちゃんもカメラから顔そらして泣いてました。 
NHKが被災者1万人のアンケートを採ったそうです、こんなかなしい本音が聞けました!>


さらに「いつまで被災者ぶってるの」「いつまで甘えてる気」「ないのかも知れない声までが聞こえてくる」 子供の「学費と食費にも事欠く母娘もいる」この心の声をどうしますか! 一時しのぎのばらまき(お金)ではなく、予算の付いた「法制救済枠」を作って下さい


今、国会(予算委員会)の真っ最中でしょう? <誰か居ないんですか臨時(補正)予算委員会でも立ち上げようと声出す勇者は>!


===============


*本日は線量測定日


データ 「グループ1」

 先ず前回「3月2日」の測定値を示す   

東:0.16 0.13μSv/h 西:0.25 0.18μSv/h 南:0.61 0.61μSv/h 北:0.12 0.10μSv/h

M :0.34 0.32μSv/h


全体のMaxは0.61μSv/h


   5点の総平均値=0.21μSv/h

・・・・・・・・・・


 本日「3月9日」の測定値を示す

東:0.16 0.12μSv/h 西:0.19 0.14μSv/h 南:0.34 0.32μSv/h 北:0.19 0.16μSv/h

M :0.57 0.52μSv/h


全体のMaxは0.57μSv/h


   5点の総平均値=0.22μSv/h


◎.「福島お隣栃木県の山奥、日光市」の放射能汚染も視点を変えて広く見渡すとき、汚染された状況は「311」時点直後から大きく変わる事はありません通常の生活上で危険を感じる事はおおむねないでしょうが・・・これも、場所によっては除染の効果(正確には放射性物質を捕獲集積して生活圏の線量を移動させただけ)も有りでしょうしかし早急に、正規(?)の仮置き場を設けて全数管理をしなければ第一原発の汚染水流出が如き二次被害が出る恐れ大ですよ! あのバッグの寿命は3〜5年とか言われていませんか



===================



 データ 「グループ2-0」 <児童公園の測定 「5点」:各定点の平均値>    


 各定点 6回測定の平均 単位はμsv/h (3月9日 月曜日)  


東辺:公園内、外周東辺 楓根元 0.14  

南辺:公園内、外周西辺 楓根元 0.63(maxは0.81μSv/h)

西辺:公園内、外周西辺 樹木根元 0.23

北辺:公園内、外周北辺 樹木根元 0.10

E  :児童公園(グランド中央部) 0.10


=============



 データ 「グループ 2」

 先ず前回3月2日の測定値 を示す

東:0.14 0.14μSv/h 西:0.34 0.28μSv/h 南:0.76 0.66μsv/h 北:0.14 0.12μsv/h

中央:0.14 0.14μsv/h


全体のMaxは0.76μSv/h

  5点の総平均値=0.24μSv/h

・・・・・・・・


 本日 3月9日の測定値

東:0.14 0.14μSv/h 西:0.39 0.28μSv/h 南:0.81 0.70μsv/h 北:0.14 0.12μsv/h

中央:0.12 0.10μsv/h


全体のMaxは0.81μSv/h


  5点の総平均値=0.24μSv/h



=======================



*今日の一題「どうする・この無責任 二つ」


◆.無責任 [1]


【社説】東京新聞 2015年3月8日


 週のはじめに考える 原因不明で動かせるか

 福島の原発事故から四年がたとうとしているが、事故原因は不明のままです。それで再稼働を急ごうとするところにそもそも無理があるのではないか。

 たとえば自動車が設計などの問題で事故を起こしたら、原因を突き止め、同種の車も直したうえで走らせるではありませんか。子どもでも分かることです


 原因究明が不十分なままでは再稼働にかかわる議論に入れない、と言い続けているのは、新潟県泉田裕彦知事です


 県には東電・柏崎刈羽原発があります七基が集中立地し、地盤がよくないため、四十メートルも掘り下げて建設されている

原発取り巻く無責任

 知事の不安は、少なからぬ国民の不安でもあるでしょう。不安は二つに分けられそうです


 第一は、原因不明とそれを許している無責任体制です


 東電はもちろん、政治家も役人も、学者も、です


 東電は政治家と役人のかげに隠れ、政治家は東電と役人のせいにし、役人は審議会などの学者たちのせいにして、結局だれも自分が悪かったとは言わない


 学者たちはさすがにばつが悪いのか、原子力学会や地震学会は反省を述べましたが、だれが悪いのかはよく分からない。


 要するにみんな大津波のせいにして「想定外」という言葉の中へ逃げ込んだのです。いやみを言えば、私はがんばったという人しか見当たらない


 福島の被災者から見れば、これほど人をばかにした話はありません。古里は奪われたが、奪った者がだれか分からない。きちんと謝罪する者なく、怒りを向ける先もはっきりせず、土地を守ってきた祖先に申し訳のしようもない

◆段差生じた柏崎刈羽


 津波の想定を議論にのせながら無視した者たち原子炉の設計上の危うさは米国からの内部告発で知りながら放置した者たち事故後情報を持ちながら伝えなかった者たち


 それとも原発という巨大すぎる科学は、飛行機や鉄道などと違って、人が過ちを犯しても破滅的結果には至らないフェイルセーフという手法が使えないのか


 これらの疑問が解けないのに、場所や機種が違うとはいえ、原発を再稼働してもいいのだろうか


 百パーセントの安全は、事故後だれも言わなくなりましただから避難計画づくりやヨウ素剤の配布も行われます


 しかし事故原因が不明のままでは本当はどれほど危険なのか、実際にどれほど防止可能なのか、見当のつくはずもありません


 第二の不安は地震です。日本はあいにく地震国です


 柏崎刈羽の地盤の悪さは先に書きました。辺りは古くからの油田地帯で液状化がおきやすい


 二〇〇七年七月十六日、新潟県中越沖地震震度6強)で、1号機の近くでは一メートルを超す段差ができ、3号機は地盤沈下のため変圧器が出火した。核燃料プールの水は全基であふれ出した


 もしも、地震がさらに大きければ福島のようになっていたかもしれない。もちろん仮定の話ですが想像するだけで恐ろしくなる


 福島の事故について国会事故調の報告書は、津波より前、地震直後の配管の亀裂破断を「断定はできないが…」という断り書き付きで大いに疑っています。動き始めたイソコン(非常用復水器)を止めたことで「炉圧の下がりが速いので、漏洩(ろうえい)を確かめたかった」という運転員の証言を得ています


 ただ放射線量が高くて内部を調べられないので、確かめられないのです


 しかし、そうならば事故原因としてあらゆる可能性、また最悪を想定するのが科学的態度というものです新潟県知事の心配は、地震国日本ならどこでももちうる心配なのです


 科学的に未知があるというのなら、しかし危険だけれど経済活動に不可欠だというのなら、科学的合理性の代わりに少なくとも社会的合意は必要なはずです政治家でも役人でも電力会社でも学者でもなく、国民が主体的に決めることなのです

◆国民に是非も聞かず


 一九七八年、米スリーマイル島原発事故の前年オーストリアでは国民投票過半数が反対しスウェーデン、イタリアが続きドイツはメルケル政権より前の二〇〇〇年に政府と電力業界の合意で最初の脱原発方針を決めている


 原因不明のまま、国民に是非も聞かないというところに、この国の政治家、役人たちの根源的な隠蔽(いんぺい)体質があると言っても過言ではないでしょう国民に聞けないのは、世論調査結果がすでに非を述べているからでしょうかもしそうならば、これほど国民をばかにした話はありません



================


(keniti3545)
◎.<フェイルセーフという手法が使えないのか> 泉田裕彦知事のこの疑問(問題提起)が多くの問題(闇)の核心をついていると思います

 民間企業の安全担当者でもこの言葉を知らない者は居ないでしょう各種民間事業の生産現場では全ての事故は先ず「人災として検証されます」「そして想定外などと言う言葉は決して許される者ではありません」どんな小さな不備・疑問でも日夜作業者とスタッフの目に白日の元さらされて「隠すという姿は今の生産現場にはあり得ない事でしょう」半世紀前にそのハードルは越えているはずです


 今、(事故は起きない等という)安全神話なる者の罪深さをもう一度大きな反省と共に白日にさらすべきでしょう。 <「311」人災事故が「安全神話」の為に防げなかった現実と共に更には大きな事故へとつながった要因の一つにも数えられるべきなのだ> この事実をもみ消そうとする段階で既に安全神話の影も消されていたのだ。その圧力はもの凄い力であったのだろうそこからは“フェイルセーフ”と言う言葉さえも聞けず泉田知事の指摘のごとく「何故その考えがなかったのか」か?も、問いただされもしなかったのでしょう


 それを語るにはどうしても安全神話を白日の下にさらさなければならなかったという事実隠蔽のモーメントが働いていたのだとは容易に推測が付きます。『<原因不明のまま運転には入れない> 東電の事故現場で必死に廃炉作業に当たる現場マンに聞いて見れば解りますよ、きっと99% 「はい」と言う返事があるでしょう ”安全神話とフェイルセーフ”という言葉は当時禁句であった事が・・・現場の人達ほど、どこの現場に於いても二度とこの過ちは起こしてはならないと強く願っていると思います


 原因究明と責任の追及をしなければ事故は繰り返されます!! 立地地域の長は泉田知事の言葉を噛みしめて頂きたいと思いますね。東電・政府の猛省もお願いしたいと思います。 (keniti3545)


◎.「事故は起こらないの安全神話」が 「フェイルセーフの精神を奪い去った」! これは大きな犯罪だ! そして日本「産業界」の「安全活動」史に残した大きな汚点だ! 日本の産業・生産現場はもっと大きな声を上げて東電と国に猛省を促すべきではないのか?! (keniti3545)



================



◆.無責任 [その2]


下野新聞 雷鳴抄

 「知らなかった」3月7日 05:00

 政治資金規正法にはどうも納得できない。企業や団体は国からの補助金交付決定後、1年間は国会議員の政党支部への献金を禁じ、違反したら3年以下の禁錮または50万円以下の罰金だ。政治家も違反を知りながら献金を受けたら違法となる

▼問題を指摘された閣僚らは「補助金の交付決定を知らなかった」と説明する。「それは本当か」と追及したところで、「知らないものは知らない」と返されれば打つ手がない。殺意がなくても相手が死亡したら過失致死罪、けがをさせる意図はなくてもけがを負わせれば過失傷害罪がある刑法とは随分違う

不思議なのは違法献金した企業・団体へ捜査が行われている様子がないことだ。京都弁護士会の渡辺輝人弁護士は「贈賄側、収賄側双方が罪になる贈収賄事件との見合いで、片方だけ捜査するのに躊躇があるのか、あるいは違法献金がどこで行われたかで警察の管轄が異なるので取り組みにくいのか」と推測する

甘い法運営のもとで国民の税金が献金に化けて政治家の懐に入る「知らなければ違法ではない」という法律は、国会議員を守るザル法に見える

「政治倫理」とは法に抵触しないという意味ではあるまい政治家諸氏こそ「道徳教育」が必要だ


◎.「知らなかった」= 政治の世界では都合の良い言葉 いっぱいありますね!?
農水相から始まって 首相まで知らなかった 知ったから返した。 酷い話だね!ざる法自分たちで作った法律でしょう!道徳教育が「子供達に先立って必要」なのは、下野新聞さんの言う通り、先ずは「国会議員さん達」らしいですね! 教えても、ルール決めて守らなければ今度は犯罪だからね!


 われは先日農水相追求の国会(衆院予算委員会)を見ていて「民主党後藤議員に何時までもダミーのポケット掃除してないで」遣るなら「安倍さんの首取れや!」と思わずぼやいていましたが事実は相当酷いものなんですね!ホントに「法規制の約束取るまで大ナタ振るうべき」なのかも知れませんね


・・・・・・・・・・・・・

◎. 「知らなかった」= 政治の堕落、お役人も・企業も巻き込む 「知らなかった」は、いっぱいありそうです! その先にはこんな酷い事になる事例もいっぱい。「知っていたけど言わなっかった」!


◆.汚染水漏れ1年以上前報告 規制委、対策指示せず
(2015年2月26日 東京新聞)

 東京電力福島第一原発の排水溝から、高濃度の汚染水が外洋に漏出している問題で原子力規制委員会は遅くとも二〇一三年十一月、東電から漏出の報告を受けていたのに、排水溝の付け替えなど有効な対策を明確に指示していなかったことが二十五日、規制委や東電への取材で分かった現在も、外洋への汚染は続いている。 


 東電は漏出の兆候として一三年十一月ごろ、1〜4号機の山側を通るK排水溝を流れる水に含まれる放射性セシウムなどの濃度が高いことを規制委に報告昨年四月以降の測定で、法令で放出が認められている濃度基準を上回る数値であることを確認した。ーーー後略


↓引用もと記事全文
http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20150305/1425497908


・・・・・・・・・・・

(keniti3545)

◆.此方も「知っていたけど言わなかった」?!
 国会でも、前記項目以外の側溝から排出していた雨水にもセシウム134その他の放射線量が確認されていた件については、雨水は他の汚染水とは別扱いでで管理報告の義務づけはない。と、3月3日衆院予算委員会で維新の党松野氏からの追求に、田中規制委員長が答弁

 雨水と言えど事故後の建物屋上からの雨水も流れ込んでいるのに汚染水との認識がないのか? の追求に規制委員長からは釈然とした答弁が聞けなかった結局後日、今後、海に流れ込む水のデータ一切を公開すると発表されたこれも、え、えですよね、だってこれじゃ、これまでは都合の悪いデータは表に出さなかったんだ〜!? と言う事になりますよね! 規制委員長は、東電のモッコ持ちですか!?? (keniti3545)

=======================

「keniti3545」since75 小さな窓:2015.3月7日小雪 曇り+2℃「東日本大震災」「311フクシマ」1458日 今日の一題「改憲にどう対峙するつもりなのか!?」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1458日



号外です

*今日の一題「どうする・改憲にどう対峙するつもりなのか?!」


憲法改正論議はどうなっているのか? JB PRESS 記事を核に見てみる

1 JB PRESS 安全保障の観点から

今年に入ってからの時系列的に問題を捉えていけば

◆.2月4日憲法改正推進本部長船田元と阿部総理の会談結果を持って
12日の施政方針演説に望んだ。内容は、自民党の15年度方針を盛り込んだ内容として「憲法改正に向けた国民的な議論を深めていこうと強く訴えたものであった」。

◆.2月16日談話では「・・・憲法改正を党是とした保守としての矜持を改めて胸に刻まなければならない」と強調した
同16日衆院本会議でも安倍総理自民党は立党以来、憲法改正を主張してきており、今後もこの方針を貫く」と発言している。

◆.今後の目標としては、遅くても再来年の春までには実現すべく全力を傾注していく。とする発言もあった。しかし、9条は容易ではないことからまず、環境権・緊急事態条項・財政規律条項の創設などが候補に挙がる可能性が強いだろうと言う事である

*.3月8日の自民党大会に於いて決定され、より明確になろうと言うのが大方の見方となっている。(のであろう?)


 なんで改憲が必要なのか?も、しっかり書いてある
◆.現状では危機対処が出来ない
◆.中国の秘めた遠大な目標◆.ジョージ・ケナンの反省を生かせ
◆.中国の危険性にようやく気づいた米国


(keniti3545)ーー どうして「暴走阿部内閣」の核心アピール的な文脈を並べているのか? 我自身も歯がゆく・じれったいのですが、われブログの先生、諸先輩は「敵さんをもよく知らなければ」と仰いますのでその手順を踏んでいますが・・・これから、「高三の有権者も誕生」の選挙戦などにこの内容のコマーシャルに我が陣営のビラでは到底勝てないんじゃない?なんて思ってしまうんですよね!

 いや老婆心(老爺心)なんて言ってられませんよ〜!「前回の総選挙での惨敗」未だ誰も忘れては居ませんよね。 波に乗って風に後押しされた選挙で大勝ちした後1年持たずの政権破れた大負け! 来春の参院選前に、今度の統一地方選には勝てる風も吹く気もするのですが。その下準備は出来るのでしょうか?戦争は兎に角反対だと言う多くの声は聞けますが若い人達に憲法論議戦争論議皆さんの耳に届く事はあるのでしょうか?・特に集団的自衛権の行使」に関する議論は(継続的に)始まっていますがベテランの議員さんの遣り取りも形骸化してる感が強く以前にも遣ったのですがでは迫力もありませんまた巷の若い人達に「専守防衛」などという言葉が理解できるのか心配です?
 どうやって国民を守り・国の権利を主張していけるのか!若者を説得する内容が実在するものか?我々世代にも答えはないでしょう敵さんはこうしたいと方法論まで持っています、此方はその原案にたがをはめていくだけ?言葉の縛りを掛けるだけの役目?スタートの次元でイニシアティブはあちらに有りなのですか?もしそうであるならより有効な議論がもっと必要なのではないでしょうか?

 今はこれ以上深い議論は出来ませんが、少なくても明日与党自民党の総会から出てくる結論は見えている我が陣営ではないのでしょうか?
何を主眼に「戦争は反対です」どんな方策を:「どんな方法で実践すべきかを提案」していけるのでしょうか。 少なくとも「誰が(Who)・何を(What)・いつ(When)・どこで(Where)・何故(Why)・どのように(How)」 の 「5W・1H」でかみ砕ける議論を此方がイニシアティブをとって進めて欲しいと思います。ーー(keniti3545)

憲法改正は「戦争をしない」「命を守る」ため
「平和」憲法が拉致被害をもたらした現実も直視せよ
2015.03.02(月) 森 清勇


ーーおわりに

 護憲派が日本無力化の意図で作られた軍隊非保有の「平和憲法」死守を声高に叫ぶのを奇貨として、隣国は尖閣諸島を皮切りに日本乗っ取り計画を公言し、実行に移しつつある

 数百人に上る拉致被害者も、日本の名誉にかけて取り戻さなければならない

 憲法の制約によって、日本国家として国民を守る主権行為ができなかった結果である。主権を真っ当に行使できるように、改正の必要に迫られているのが現実である

 世界の憲法典188の中で最古は、1787年制定の米国憲法であるが、228年間に18回改正している。日本の翌年に憲法を制定したイタリアは16回、3年後のドイツは59回の改正である。スイスに至っては1999年制定から23回も改定している(「産経新聞」25.8.3)。

 日本は憲法が素晴らしいから改正しなかったのではなく、米国が改正できないように仕組んだから、占領当時の米国の目論み通りに日本の安全が危殆に瀕しても二進も三進もできなかったのである

 その米国は日本の同盟国である。「戦争をしない」「命を守る」、すなち「自分の国は自分で守る」ための憲法改正に圧力をかけるはずがないであろう

 自分の命も国も自分で守れないようにしてきたのは、護憲派と称される日本沈没(消滅)礼賛者たちであろう。しかし、そうさせてはならない


憲法改正は「戦争をしない」「命を守る」ため
「平和」憲法が拉致被害をもたらした現実も直視せよ
2015.03.02(月) 森 清勇

↓引用元 全文です
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43016


=============================



2 JB PRESS 政治面から

いよいよ憲法改正が現実的な政治課題に
今こそ戦後の日本のあり方を根本から考えよう
2015.02.09(月) 筆坂 秀世



衆院選で与党が圧勝、投票率は記録的低水準に


衆院選で圧勝し自民党本部の部屋を後にする安倍晋三首相(2014年12月14日撮影)。〔AFPBB News

2月4日、安倍晋三首相と船田元自民党憲法改正推進本部長が会談し、憲法改正の国会発議とその賛否を問う国民投票の実施時期について、2015年夏の参議院選挙後が「常識だろう」という認識で一致したという

 船田氏が会談後、明らかにしたところによれば、衆参憲法調査会や政党間協議を通じて参院選までに改正テーマを絞り込み、参院選では憲法改正を最大の争点に掲げる見通しのようだ。

 また船田氏が、「一度にすべてを改正するのは無理なので、何回かに分けて改正する」という考えを示したに対し首相は「なるべく平場で大いに議論し、憲法改正の中身を絞っていくことを丁寧にやっていくべきだ」と語ったという大いに議論してもらいたい。結構なことである。ーー中略




ーー 護憲派は、また日米安保条約があるために、日本がアメリカの戦争に巻き込まれると主張してきただが安保条約締結されて半世紀以上経過したが、そういうことはなかった。日本がどこからも攻められなかったのは、9条があったからではないどこの国とも陸続きではなく、四方海に囲まれているという地理的条件にあったからだ。また日米安保条約に基づいて米軍が駐留していたからだ

 だが護憲派が卑怯なのは、自衛隊即時解散」「日米安保条約即時廃棄」と主張しないことだ非現実的なことを理解しているからである。非現実的であることを理解しながら、それを隠して、丸腰日本を主張するというぐらい無責任なものはない

いまこそ自分たちの頭で憲法を考えるとき

 結局、戦後の日本は、国の大事な柱をすべてアメリカに委ねてきたということだ国の最高の規範である憲法も、国の防衛も。国家にとってもっとも大事な基軸を外国に委ねてきたことこそ、戦後70年を機に考えなければならないことだ。そうでなければ、この国の未来など語りようがない

 戦争犯罪を裁くと言うなら、本来それは日本人自身の手でやらねばならないことであった。その時には、アメリカの原爆投下や無差別爆撃も当然その対象としなければならなかった戦前の日本の国体がおかしかったというのなら、それも日本人自身が自分の頭で考え、改革しなければならないことであった

 だが戦後の日本は、そのすべてをアメリカに委ねてきてしまったのだ憲法改正も、戦後70年談話も、このことを踏まえて議論してもらいたいと思う


↓全文です

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42858


◎.・・・・・・・・・・・・・・・???!


========================

「keniti3545」since74 小さな窓:2015.3月2日曇り +1℃「東日本大震災」「311フクシマ」1453日 今日の一題「どうする・ご紹介二つ!」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1453日



*今日は線量測定日


データ 「グループ1」

先ず前回「02月23日」の測定値を示す

東:0.18 0.18μSv/h 西:0.12 0.12μSv/h 南:0.32 0.28μSv/h 北:0.19 0.14μSv/h

M :0.56 0.47μSv/h


全体のMaxは0.56μSv/h


   5点の総平均値=0.20μSv/h



本日「3月2日」の測定値を示す

東:0.16 0.13μSv/h 西:0.25 0.18μSv/h 南:0.61 0.61μSv/h 北:0.12 0.10μSv/h

M :0.34 0.32μSv/h


全体のMaxは0.61μSv/h


   5点の総平均値=0.21μSv/h


・・・・・・・・・・・



 データ 「グループ2-0」 <児童公園の測定 「5点」:各定点の平均値>   


 各定点 6回測定の平均 単位はμsv/h (3月/2日 月曜日)  


東辺:公園内、外周東辺 楓根元 0.12  

南辺:公園内、外周西辺 楓根元 0.62(maxは0.76μSv/h)

西辺:公園内、外周西辺 樹木根元 0.24

北辺:公園内、外周北辺 樹木根元 0.11

E :児童公園(グランド中央部) 0.11


・・・・・・・・



 データ 「グループ 2」


 先ず前回02月23日の測定値 を示す

東:0.23 0.19μSv/h 西:0.28 0.27μSv/h 南:0.86 0.85μsv/h 北:0.16 0.12μsv/h

中央:0.14 0.14μsv/h


全体のMaxは0.86μSv/h

  5点の総平均値=0.27μSv/h



 本日3月2日の測定値

東:0.14 0.14μSv/h 西:0.34 0.28μSv/h 南:0.76 0.66μsv/h 北:0.14 0.12μsv/h

中央:0.14 0.14μsv/h


全体のMaxは0.76μSv/h


  5点の総平均値=0.24μSv/h



======================



 *今日の一題「どうする・ご紹介二つ!」



[1] 復興庁の資料から除染の状態を見て頂きたい


 [1-1] 国直轄除染地域
全11市町村のうち、4市町村のみが除染完了ということだあとの7市町村は作業続行中しかしその中の双葉町は未だ準備中となっている仮置き場も全数準備完了とはなっていない。 帰還を促す地域には大きなプレッシャーを掛けながら、全体の除染作業は道半ばにも至ってないのが現状です地図の上から素人目にも全体の1/3も進んでない事が解ります。(keniti3545)
注:濃い緑が除染完了地域



 




・・・・・・・・・・・


 [1-2] 市町村除染地域
8県94市町村にまたがる、国指定除染地域除染終了宣言をしている市町村は表記地名にアンダーラインが付いている数14市町村のみわれの住む日光市に於いてその経緯を見てもたやすい事ではなく学校保育園等の除染終了宣言1月後には0.23μSv/hを超える線量に逆戻り、繰り返しの除染作業が行われた例も少なくないという事です除染と言う言葉はない・単に放射性物質の移動をしているだけもっと言えば「移染」という言葉になることはもう皆さんが知っている事実ですが・・・。(keniti3545)
注:こちらも濃い緑色の地域が除染完了となった地区。しかし、この地図上の汚染地域に於いても計画数は増加する可能性もあると断り書きが付いています。  復興庁ホーム頁からのPDF資料をスキャナ→取り込み図ですので自由度がありません大まかなイメージを共有して頂ければ幸いです。復興庁のURLも貼り付けておきますhttp://www.reconstruction.go.jp/






◎.「311」は未だ被災地も、広範に関東地区も汚染(+移染)は進行形なのです! これを忘れる日本人は居ないですよね〜! 「311」間もなく5年目へ入っていくんですよ除染は未だその数をを増やさなければならないでしょうと復興庁も仰って居るんじゃないですか! 政府もデータ開示に騙しのテクニックは使わないで下さいね〜! マスコミも定期的に何かターゲットを絞って「チェックアンド開示要求」にご協力下さ〜い! (keniti3545)



=========================



 [2]  2011-10-27付けの ブログ記事紹介


2011-10-27戦後日本経済史野口悠紀雄:著」を読んで未だ読まない本のご紹介?? です
われも、まねして図書館で借りて読もうと思っています

この[keigossa]さんブログの解説からまだ本文読んでないのですからこの表現で良いのかどうかは解りませんが)、すごく面白い(引き込まれる)解説でした。内容の共有出来る方がいればまた勉強させてもらいたいと思いますのでご紹介に至りました)。(kenniti3545)


 戦後日本経済史を読んで」 keigossa さんの解説です

第一章 焦土からの復興

 ここで述べられている内容は、簡単に言うと、戦後日本の経済体制は既に1940年にできたいた。というのだ。そのことを、日本の官僚の狡猾さやしたたかさの事例と、GHQが如何に日本の内情を知らなかったかという事例を提示することで立証している。つまり、実質として、戦後の日本経済を主導していたのは戦前と何も変わらぬ官僚機関、特に大蔵省・通産省(戦前は軍需省)だと言うのだそして、GHQには実質的主導権はなくて、むしろ戦前・戦中体制の官僚機関に翻弄されていたに過ぎない。だから、戦前から各省が持っていたプラン(これは総力戦体制のこと)が戦後の混乱を機に、いろいろな意味で一気に遂行されたというのだ要点だけ言ってしまうと本当にこれだけだ。

 ただ、この中にも経済事例として、また歴史事例として面白いことはいろいろある日本には封建制度式小作農が至る所にあったとか、それをインフレと資産の強制国債化で改善したとか、財閥解体は事実的な効果はあまりなかったとか、傾斜生産方式が云々とかいう話は面白い。そして、それらの政策の基軸は、戦前・戦中の事情であるというのも面白い。銀行が資本の主たる元締めになる「間接資本」の制度もこのころに定着したと言っている。マルクス経済もケインズ経済も相当勉強し理解しているぽい。資本論は途中まで読んだので、マルクス経済学を理解しているということはよく分かった。ほほう、と思ったのは、「経済の根幹は、なんだかんだ言っても、全て土地の利用法や制度にある」と言っている点だ。これは、私が資本論で、読むのを中断した辺りに書かれていることなのだけど、私にとって、資本論を読む必要性を感じさせる言葉だった。

注:(内容はかなり難しそうですが、この切り口につられて読み切ってみたいと思いました):孫崎氏の戦後日本史(戦後史の正体)を面白く読んだ感覚で読める気がしてきました。この解説者も言っているようにこの解説だけ読む事は愚の骨頂と、われに聞かせて後述にはちゃり入れずに於きます。(keniti3545)


第二章 高度成長の基盤を作る

 この章で言いたいことは、大蔵省と通産省が完全に権力を握って、その出身者たる池田勇人が実質的権力を握った。そして、この池田グループが他の権力者の主張を抑えて重工業路線を作った。ということだろうか、話がスキャンダラス過ぎていまいち論点が曖昧だ。まあ、週刊誌連載を考えるとそんなもんか。仕組み的な話として、要は、すごい巧妙な金融政策で、すごいうまいこと官僚主導の融資の流れができていたというのだ。もちろんその融資の利ザヤの一部が政治に流れていたとも言っている。また、この経済統制(官僚が主導する銀行融資を介した国家主導的、指定産業保護的経済運営)を、日本型社会主義とも言っている。確かにそうだ、これは基幹産業を実質的には国が主導して運営する社会主義だ。

 ちょっと思ったことは、松下氏は、この辺の事情にかなり疎かったと思われる点だ。憂論に話を噛み合わせていくと、敢えて隠しているか、全く知らなかったかのような話ぶりをしている。というか、そういった金融が、国の経済体制などに全く関係ないと思っていたのかもしれない。松下電工が国の基幹産業企業として、大きくなったことを考えると、何らかの汚職などへのコミッションはあったことは間違いないと思う。そういえば、切実に政治にあれだけ金がかかるのはおかしいとか言っていたか。ただ、そう言って松下氏を批判するわけではない。まあ、世の中はそんなもんだと思うからだ。もっと重要なひらめきがあったのだけど忘れてしまった。

 ここを読んで思ったのは、金融と経済は全く別個の学問体系のものということだ

 そして、まあ、前から分かっていることなのだけど、社会を形作っている要因はまことに多様で、複雑怪奇、偶然と、あらゆる善悪からなる思惑の産物であると言ったところであろうか。とにかく、一筋縄では理解できない

 金融と経済と政治は密接な関わりがある。政治と官僚と企業にも密接な関わりがある。ただ、前者は学問体系、研究の仕方として全く別個のものであり後者は、組織としての独立性、実際に行っている仕事そこにある目的において全く別個のものである。これらの別個のものが複雑に絡み合っているのが社会であり、それを時として別個のものとして考えながら、さらに時として同一のものと考えて多面的見地から解明しないとならない。そうしないと、その中のどれ一つとて理解することは難しかろうて。それにもし仮に、この野口氏の理論が全て正しかったとしても、それは例えるなら、やっとの思いでルービックキューブの一面を同色にできたに過ぎない。つまり、全部また混ぜて、再構築せねばならぬのだ。

第三章 高度成長

 まあ、論点はまた曖昧と言えば曖昧で、日本の高度経済成長についていろいろな事例が示されている。前章からの流れで言うと、大蔵省や通産省の作った仕組みで日本が動き、そして、1970年の高度経済成長の終結に沿って、逆にそれが時代遅れとなっていく過程を示している。そして、その中で育った、日本企業独特の「企業戦士」や、大きくなればあとはどうでもいいという企業目標について触れている。その例や裏付け、遠因として、通産省の没落や、田中角栄大蔵大臣の登場とそれに伴う大蔵省の変容と没落、山一証券の信用崩壊、日本人の生活様式の変容などを金融・経済・税制的仕組みの面から説明しているこの辺の仕組みの話は、はっきり言って難しすぎて理解できない。電力会社が統合されたりしたのもこの仕組み(1940年戦時体制)を作るための一貫だったとか

 話として面白いのは田中角栄伝説だ。野口氏も直接会ったことがあるようだけど、人心掌握術にものすごく長けていたみたいだ。それだけでなく、日本が高度成長で湧く中、道路などのインフラ整備が必要になってくると先見していたことを明があると褒めている。つまり、クルマ時代の到来をいち早く見抜き、これに伴った道路建設が政治利権の土台となることに目を付けていたと言うのだ。そうだとすると、角栄氏は、大蔵大臣となって、時代の流れに沿う形で大蔵省の権威を貶め、その権威を国交省に移した人間と言えるかもしれない歴史に名を残す人間と言うのは、人間として力のある人間というよりも、時代の流れに乗った人間なのである例えば、本田忠勝が今の世に居ても絶対歴史に名は残らない。彼の特技は、戦国時代だったからこそ大いに役に立ったのだ。角栄氏の場合だと、時代の流れを読んで、それに自分を合わせたことになる。大事を為すときは、時代の流れにどれだけ自分の意向を組み込むことができるか。というのが重要なのであって、自分の意向で歴史をひっくり返そうなどと考えるのは一流の考え方ではないと思うそういった意味で、角栄氏は相当に賢かったと思う。ただし、角栄氏が何のために時代を読んだのかということは分からないし、あまり興味もない

第四章 国際的地位の上昇

 この章題と中身は、まあ、主旨として違うと言えば違うけど、そういうことだったんだろう。内容を読んで記憶にとどめておくべきだと思った点は、日本は超効率的社会主義国家と言うべきであったということだまあ、野口氏も、読者の根本的イメージを崩すために敢えてこの資本主義と正反対の言葉を用いているのだろう。この例えを出すと余計意味がわからなくなるかもしれないが、般若心経で、空を説くために全ての存在を否定するやり方に似ている。

 日本が社会主義である理由として、投資のための資金調達が、株式増発でなくて銀行からの融資であったこと。またこのことにより、日本には資本家というのが存在していないこと。を挙げている。(財政投融資のこと)

 あと、もうひとつは、零細地主が多いことも挙げている。何故零細地主が多いかと言うに、地価が異常に値上がりし続けたことと税制として相続税が少ないが故に、土地の所有それ自体が資産として認識されていることを挙げている。土地の本来の経済的役割は、それを生かすことにより利潤を増やすことであって、利益の上がらない小規模農業をすることではない。しかし、先に述べた理由から、本来とは逆の土地への経済認識が日本人に根付いてしまったのだ。このため、日本は、ただでさえ狭いのに非常に効率の悪い土地の使い方をしていると言っている駅前の商店街がその最たる例だと言うところは、いかにも経済学者らしい。人文学者なら、日本人の封建的性向と、農耕民族としての土地への愛着心を挙げ連ね、駅前商店街で頑張る人の美徳を褒め称えるだろう

 そして最後に、また出てきました田中角栄田中角栄の超減税ばらまき政策と、戦時体制の人心を束ねるはずだった恩給や年金制度(これを国家的ねずみ講と言っている・確かにこれはねずみ講にほかならぬ)をかなりの勢いで批判している。しかし、この一時的な税収の増加や高度経済成長に頼ったばらまき政策を危惧する声も高く、それをなんとかしようという機運もあるにはあったらしい。だが、次の章に書かれている、石油ショックが起こってしまったのだ

第五章 石油ショック

 石油ショックを通じて、先進諸国の中で生き残り、優位性を増して行く日本と、それとは相対的に没落する先進諸国を対比的に示している。そして、日本がそのように優位性を増した理由を、経済的仕組み(つまりこれは1940年体制のこと)で説明している具体的には、他の先進諸国で起こった現象「スタグフレーション」(物価上昇(インフレ)による賃金増加が、為替レート上昇がもたらす差益を先回りして打ち消す現象)が日本で起きなかったことを示しているその理由としては、「日本特有の企業一体型労働組合体制」(実質的には自発的統制賃金の仕組み)と「国内産業保護政策」(重工業を国際競争から手厚く保護する政策)にあると言っている。さらに、追い打ちをかけるように、石油が貴重品となる中、石油消費の少ない日本の小型車に世界の需要が集まったのだ。こう考えると、「このときの日本には目に見えない、偶然としか思えないような神の加護があった」としか言えないただ、逆に、これが今となっては時代遅れの経済体制を助長し、日本経済システム最高優位の幻想を持たせてしまったとも言えるのだ野口氏の歴史観も書かれていた。歴史にIFはあるのかとかの話だ。私には私なりの哲理があるし、正直それの方が真実に近いと思うので、野口氏の意見は特に記さない。それに、それを述べると言うことは、私の歴史観を説明することにつながり、それを記すと言うことは途方もない量の文章を呼び起こしてしまうからだ。

 このとき思ったのが、原発のことだ。この状況で、原発建設以外の選択肢が日本にあっただろうか
。よほど覚めた人か、よほど情緒不安定な人でもない限り、これに異を唱えるものはいなかっただろう。文字通り、どちらもキチガイ扱いされたことだろう。原発反対とは、今だからこそ言えるのだ福島の事故はあったが、私は原発を否定しない。まだ日本は原発を否定できる段階ではない。原発を否定する運動はあってもいいと思うが、現段階でそれは事実として世の中を変えないだろうし、変えることはできないだろう

 理解できなかったのは、石油ショック直前に流行ったという「くたばれGNP」という言葉の意味だ。石油ショック時は「物価狂乱」という言葉も流行ったらしいけど、全然雰囲気が伝わってこない。まあ、その時代を生きた人でないと分からない雰囲気が、その言葉たちに凝縮されているのだろう

注:やっぱり一言入ってしまいますが原発に関しては「原発反対は今だから言えるのだ」これも間違っているとは言わないただ、この「人災」を体験をした後には人間としての反省がなくてはならないと思う21世紀文明の中でエネルギーへの過剰要求を続けようとする人間に対し経済界には「抑制・縮小・耐乏」などと言う言葉、もっときれいに言うならば「自然の再生を促すための一翼を担う思想」なんて生まれっこないんですかね? 経済界にはお門違いな提案なんて言わせませんよ? やっぱり本文も読んでみようと思います。← でもこれは解説者のkeigossa さんが提起してくれた問題ですかね?作者にはその意図無しかな〜? (keniti3545)


第六章 バブル

 この超有名な言葉、この超有名な日本の伝説、これについて説かれている私も実は、このバブルとは一体どんな現象だったのかと疑問は持っていた私などは、ちょうどバブルが全て終わったころ(2002年)に建設業界に就職したこともあって、バブルの弊害を目の当たりにしたし、また、バブル時代の伝説を良く耳にしたものだ野口氏はバブルについて「日本はソドムやゴモラにも増して道徳的に退廃していた」「バブルが再来してほしいと言う人を見ると怒りすら覚える」と言ったようにこのバブルを経済学者としても人間としても厳しく批判している。ある意味で、経済学的にバブルという現象を理解しているからこそ、人間的に批判しているとも言える。また、そのバブルへの理解が、さらにバブルへの怒りを誘発しているとも言える

 それで、バブルとは経済学的に何だったのかと言うと「投機のための投機」が為され「実質価値を越えたものが簡単に融資の担保となり」、世間で「苦労して得たのでない金」が幅を利かした現象だという

 そうなった理由として「実質価値の保存」という経済概念がある。例えば貯金して財産を保有すると、インフレによってその価値は低下する。だから、貯金では財産を保存しない方がいい。そのため、インフレに応じて価格が変動する株式や土地を保有した方が「実質価値」は保存される。日本では、戦時金融体制などにより、株が出回っていなくて一般庶民は株など持っていないこれに対して、土地は相続税が少ないことや土地保有零細化もあって、価値保存の対象になりやすかったこういった要因で、土地が投機のための投機の材料となり、土地が実質価値以上の融資の担保となり、世間で土地を転がしたことによる不当な金が幅を利かせたのだこれに便乗する形で、その他株や絵画なども実質より高い価値を持つことになった

 大企業の株式が(財テクのために)大量に発行されたことによりあと少しで戦時金融体制が崩れそうになったが、そこで(融資対象がなくなり)滅びるべきはずの銀行ががんばってしまい、戦時金融体制が保持されてしまったとも言っている

 あと、野口氏が、バブルを「おかしなこと」と言っているところが興味深いこの時代、誰もが土地の高いことを「常識」と思っていた。しかし、それは冷静に観ずれば、「おかしなこと」砂上の楼閣であったのだ。では、私も言う。食物のような重要なものを、外国に依存するなど「おかしなこと」以外の何者でもないのではないか。それが外国から入手できなくなった時、我々はどうするのか、飢え死にするのかもう一度言う、国債のような信用だけを担保にしたものが、税の収入と同じだけの額で、しかもあのような高利回りで発行されるようなことは「おかしなこと」ではないのかさらにもう一度言う、本当に価値があるかどうかわからないような「金」・moneyが、実質的にこの広い世界と人間を支配するような現象は「おかしなこと」ではないのかこれが正しいとそれを提示することはできないが、今の常識は「おかしなこと」だらけではないのか

第七章 バブル崩壊

 この章では、ほとんどスキャンダルのことしか書かれていない。まるで三面記事だただ、そうすることで、バブル崩壊のショック度というか、衝撃・波紋の大きさや後に残した弊害の多さを示したかったのだろう。バブルの時から、ひとりそれがバブルだと気付いていた野口氏からすると、かなり重要な部分だとも言える。「みな、俺の言葉に耳を傾けなかったからこうなったのだ」という、彼の覚めて知恵あるが故の悲痛な叫びは、少なからず私にも共感する部分がある

 バブルをはしごに例えているのは面白いバブルをバブルと思っていなかった証券マンや銀行マンは、文字通り降りることができなくなってしまった雲より高いはしごを登っていたのだと言うこれを軍隊に例えていることも面白い。「兵は拙速を聞くも、未だ巧久を賭ざるなり」これは私が思いついた孫子の一節なのだけど、これとは逆の現象、つまり、勝ち目のないバブルと言う戦で、損益を最小限で見切って撤退することができず、そのまま突撃してしまったと言うのだ。こういったことや、企業の重役が懲役を食らっても、その重役はその企業から、金銭的には保護されたということを挙げて、日本企業の「軍隊的」な特質を指摘している。日本企業は、まさに旧日本軍の再来・コピーと言ってもいいかもしれない。そのような体制下で育てられたからこそ、そうなのであろう。「とにかく拡大・突撃で、天祐を信じてお国のために突き進む」「自分のお国(自分の企業)を守るためには自分の死も辞さず、そしてお国は期待を裏切らず家族の面倒を見てくれる」そういった本質に基づいた行動をして日本のサラリーマンが「企業戦士」とか言われたのかもしれない最近は、明らかにそうでもなくなってきている。そういったことからも、社会の実質的変化が読みとれるのかもしれない

 ちなみに、野口氏は「軍隊的」とか言う言葉を用いていない。そういったことはやすやすと公言できないこともあろうが、敢えてそれを読者に読みとらせる「明かさないタネ」にしているかもしれない。それを読者に考えさせることで読みとらせて、直感的閃きを暗に促し、自分の1940年体制説を納得させようとしているのかもしれない「日本企業=軍隊=旧日本軍=戦時体制……アッ」と気付いた方とすると鮮烈で忘れられないし、戦時体制を納得せざるを得ない。それに、今読んでいても全体と後を見据えたうえでの示唆的話が多い(サブリミナル効果みたいなもの)。これは野口氏の狡猾とも言えるほどの文章構成力の高さを物語っている。ほんとに切れ者という感じだ。あの写真の顔からは正直想像できない。

第八章 金融危機

 山一証券長銀の破たんについて書かれているこの両金融機関に関する共通項は、どちらも「不良債権に対する隠ぺい」が為されていたことだ。その隠蔽工作の仕組みを経済学者らしく分析している。些煩な仕組みについては、はっきり言うと専門用語が多すぎて意味がわからない。私が読み取るべきことは、この「隠蔽の愚かしさ」に尽きるであろう。とにかく、隠蔽というのが一番ダメなんだな。と思った。これは、哲学的にも正しい。「失敗は成功の元」と言うけれど、現実の失敗を失敗として認めることによって初めて成功が導かれるのだ。だから、失敗を隠すという行為は、この世でもっとも愚かしい行為と言っても過言ではない。失敗を失敗と認めること、そして、それがどんな失敗だったか知ること、その失敗に対する手当をすること、そして最後に、同じ失敗をしないように普段の行動を改めること。これが失敗を成功に導く手法である。これは、私が経験を積み重ねて言う言葉ではない。空前絶後の知恵者、釈尊の教えである。失敗を「苦しみ」と置き換えてもらえれば、仏教の四聖諦であることが分かっていただけるであろう。当たり前のことが一番難しく、そして最も尊いのだ。その始まりは常に、自分の愚かしさや失敗、至らなさ、苦しみを知ることなのである。それを知り、それを認めることが重要なのである。と、途中から説教くさくなってしまった。だが、何事においても四聖諦ほど重要な考え方はないと思う

 あと、もうひとつ興味深いなと思ったのは、バブルの損失額を計算している部分だ結局バブルは、日本国内で「過剰担保融資」が行われたことにより、基本的にはあくまで日本国内で、誰かが儲かって、誰かが損をした現象だと言う。それは理解できる。では誰が?という計算で、なんとバブル収拾のための公的資金注入は実に40兆円、日本人一人当たり38万円と言う。そして、時間的には前後して、それが誰かの懐に入ったのだ。こうすることによって野口氏はバブルの愚かしさを強調している。また、そのバブルに伴った金融不正の当事者が、時効などで断罪されていないことを強調し、このままではいつまたバブルが起こってもおかしくないと言う。

第九章 未来に向けて
 

まさに、今まで書かれていた内容をまとめている未来に向けてと言っているが、こうするといいという提言が為されているわけではない。野口氏も、私と同じように、未来に対しての因縁による拘束を肯定しているのだ。つまり、歴史はそんな簡単に変わらない。ナポレオンはいなくても、ポレオレン(全く架空の名前)がナポレオンと同じことをしていただろうと

 野口氏のものの見方で特異的なのは、制度や体制、思想と言ったものを相性で見ているところだ学者の間では一般的なのかもしれないが、そういった別次元の仕組み同志の相性を、合致性からうまく捉えている例えば、共産社会主義は独裁体制や中央集権と資本主義は自由民主主義や分権とそれぞれ構造的に相性が良いというようなことだ。その相性を、その真眼をもて的確に見抜いている感じがする

 総評としては、わかりやすく、面白い、が、週刊誌連載の体面もあってスキャンダラスに過ぎる部分がある。字数の制限が感じれられる、と言ったところだろうか。読みやすいし、さほど難しくはないという感じだった。読んだ価値は十分にあった。

↓(keigossaさんのブログです)
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=3&cad=rja&uact=8&ved=0CCsQFjAC&url=http%3A%2F%2Fd.hatena.ne.jp%2Fkeigossa%2F20111027%2F1319728523&ei=GcLyVJKUO8bMmwW0v4DAAw&usg=AFQjCNEA35CBIhQ2yMe8AQfDsQv0nCF6lQ



============================

「keniti3545」since74 小さな窓:2015.2月25日曇り+1℃「東日本大震災」「311フクシマ」1448日 今日の一題「どうする・日本 ここもアメリカ頼みか?!」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1448日



*今日の一題「どうする・日本 ここもアメリカ頼みか?!」

  「号外です」

ここで声を上げなくてどうする 

北朝鮮非難の国際会議に日本の姿なし

外務省は日本人拉致問題の解決をどう考えているのか

JBprss 2015.02.25(水) 古森 義久


全てを改善せよ!北朝鮮が新たな政治スローガン310個を発表



日本人拉致事件の解決は日本国民の悲願と言ってよい。北朝鮮平壌でポスターの前で敬礼する警察官(2008年2月27日撮影、資料写真)〔AFPBB News




北朝鮮の人権弾圧を非難する大規模な国際会議がワシントンで開かれ、日本人拉致を含む北朝鮮金正恩政権の非人道的な行為が糾弾された。

 同会議には国連代表をはじめ米国、韓国の政府高官らがこぞって出席し、北朝鮮を厳しく非難したが、日本代表の姿はなかった。当然、日本の主張が発せられることもない。日本人拉致事件の解決を国際的に訴える絶好の機会だったのに、なぜ日本は不在だったのか

米国、韓国から政府関係者ら30人が登壇

 同会議は2月17日、米国大手の研究機関「戦略国際研究センター(CSIS)」で開かれた。「北朝鮮の人権 今後の進路」と題され、副題には「国連調査委員会報告書1周年記念」と記されていた。午前8時から午後4時まで3部に分かれたシンポジウムのなかで、日本人拉致を含む北朝鮮の人権弾圧について討議が行われた。

 この会議は日本にとっても大きな意義があった。安倍政権が公約として掲げた、日本国民の悲願とも言える「北朝鮮政府による日本人拉致事件の解決」が重要なテーマだったからだ

 しかも会議自体が国際性に富んだものだった。主催組織には前記のCSISに加えて、米国の「北朝鮮人権委員会」「ジョージ・W・ブッシュ研究所」、さらに韓国の「延世大学人道センター」などが加わっていた。


 会議にさらに重みを加えたのが国連の関与である。北朝鮮の日本人拉致を含む大規模な人権弾圧を調査し、「人道に対する罪」だと総括した「国連北朝鮮人権調査委員会」(COI)のマイケル・カービー委員長、同次席のマルズキ・ダルスマン氏、同委員のソンジャ・ビセルコ氏の3人が会議に参加して、それぞれ演説し、質疑応答にも加わったのである。この3人には米韓両国から感謝状が贈られた。

 COIは2014年3月に北朝鮮の人権弾圧に関する詳細かつ長大な報告書を発表した。日本人拉致についても、横田めぐみさんや田口八重子さんの具体例を挙げて、北朝鮮の犯行を非難したのだった報告書は、北朝鮮金正恩第一書記の責任までを問い、日本人被害者たちの早期の全員解放を求めていただからその報告書発表からほぼ1年経って、国連のカービー氏らが出てくる会議が開かれたことは、日本にとって重大な意味が存在するのである

 しかもこの会議に出席した米国と韓国側の出席者たちも特別な面々だった。登壇して発言した人たちはちょうど30人である

 米国側からは、オバマ政権代表としてロバート・キング米国務省北朝鮮人権特使、カート・キャンベル国務省東アジア太平洋担当次官補らが出てきて演説をした。また、ブッシュ前政権の国家安全保障会議でそれぞれ朝鮮半島と日本を担当したビクター・チャ氏、マイケル・グリーン氏もCSIS代表をも兼ねて参加し、活発に意見を述べたさらに、米国の民間の「北朝鮮人権委員会」や「ハドソン研究所」「ブルッキングス研究所」の代表も討論者として壇上に並び、発言した


 一方、韓国側からは、朴政権の代表の形で李政勲政府人権大使、金文洙セヌリ党保守革新委員長らが出席した。延世大学の学者や月刊朝鮮の編集長だった保守の論客の趙甲済氏もパネリストとして登壇した。さらに北朝鮮の内部を知る脱北者の代表たちも参加して、政治犯収容所での虐待や北朝鮮から中国に逃れた難民女性たちへの迫害の実態を生々しく証言した

影も形もなかった日本の主張

 前述したように会議の主要テーマは、金正恩政権による北朝鮮国民への非人道的な弾圧である。そのなかで日本人拉致の問題も再三提起された

 特に国連調査委員会のメンバーだったカービー、ダルスマン、ビセルコの3氏はそれぞれ「北朝鮮は拉致した日本人多数をいますぐ解放する責務がある」と強く主張した。米韓両国の参加者のなかからも、北朝鮮による外国人拉致、特に日本人の男女の拉致の残虐性を指摘する発言が出た

 実は北朝鮮当局がこの会議が開かれることを非常に懸念し、開催を妨害することを試みていた北朝鮮国連代表部で米朝関係を担当するチャン・イルフン大使が、同会議の前日の16日にニューヨークで、「わが国に対する米国の敵視政策の一環だ」として中止を求める声明を出していたのだそれだけ北朝鮮当局の痛いところを突く行事だったということだろう。北朝鮮当局に圧力をかけるという意味で、開催自体が有意義だったとも言えよう

 ただし、問題は日本の存在感がまったくなかったことであるこの会議において、わが日本は声も姿もまったく表わさなかった。日本人拉致という、日本の国家にとっても国民にとっても重大な意味を持つ課題が論じられる国際的な会議であるにもかかわらず、日本国代表が1人もいないのである

 この責任は、やはりワシントンの日本国大使館にある。日本国大使館は会議の場となったCSISから徒歩で10分ほどの至近距離にある。会議が開かれることはずっと以前から分かっていた。しかし、日本の声をそこに届ける措置はなにも取っていないのである

 いくら米韓両国が主導した催しであっても、国連が加わることで国際的なドアは広く開かれていたしかも日本は、北朝鮮から人権弾圧の被害を受ける当事国なのである。しかし、日本の在米大使館も外務省も、なんの措置も取らなかった。日本の考えや立場を世界に向けて積極的に発信することこそが、外務省のそもそもの存在理由だとさえ言えるのに、そうした対応はまったく見られなかったのである


 外務省は自国民の拉致事件の解決を一体どのように考えているのだろうか。今回の会議は、こんな疑問をいやでも提起させたのだった。


=========================


◆「IS」 の一件とは態度が違うね安倍さん(政権)?! 8,000kmも離れたところからしゃしゃり出て十字軍気取りでちょっかい出した。と揶揄されて国内でも立ち位置危うきを感じてか黙り決め込んだ? らち被害者とその家族達にはどんな顔見せるんでしょう? 老い先短い家族の皆さんは、今向こうは鋭意努力しているという返事ですと言う返事になんど泣かされた事か?! 100回、200回、いえ、10年、20年と悔し涙を流してるじゃないですか?今も、藁をも掴みたい心境に置かれてさらに、ここぞと思う世界に向けてその理不尽さを訴えられる好機にいわば最大級の被害を受けている当事国の代表が誰も出席してない!とは何という情けなさか!この記事も、問題提起も、今日の日付、またいつもの先送りだったのか・・・・?(keniti3545)


=========================

「keniti3545」since74 小さな窓:2015.02月23日曇り+4℃「東日本大震災」「311フクシマ」1446日 今日の一題「どうする:復興災害とは結局被災者に更なる重荷を課す事なのだ!」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1445日



*今日は線量測定日


データ 「グループ1」


先ず前回「02月16日」の測定値を示す

東:0.14 0.13μSv/h 西:0.25 0.16μSv/h 南:0.45 0.34μSv/h 北:0.14 0.12μSv/h

M :0.37 0.34μSv/h


全体のMaxは0.45μSv/h


   5点の総平均値=0.19μSv/h




・・・・・・・・・


本日「02月23日」の測定値を示す

東:0.18 0.18μSv/h 西:0.12 0.12μSv/h 南:0.32 0.28μSv/h 北:0.19 0.14μSv/h

M :0.56 0.47μSv/h


全体のMaxは0.56μSv/h


   5点の総平均値=0.20μSv/h


・・・・・・・・・・・



 データ 「グループ2-0」 <児童公園の測定 「5点」:各定点の平均値>   


 各定点 6回測定の平均 単位はμsv/h (02月/23日 月曜日)  


東辺:公園内、外周東辺 楓根元 0.17  

南辺:公園内、外周西辺 楓根元 0.71(maxは0.86μSv/h)

西辺:公園内、外周西辺 樹木根元 0.24

北辺:公園内、外周北辺 樹木根元 0.11

E :児童公園(グランド中央部) 0.12


・・・・・・・・・・



 データ 「グループ 2」


 先ず前回02月16日の測定値 を示す
東:0.25 0.13μSv/h 西:0.28 0.18μSv/h 南:0.83 0.63μsv/h 北:0.14 0.14μsv/h

中央:0.12 0.12μsv/h


全体のMaxは0.83μSv/h

  5点の総平均値=0.23μSv/h


・・・・・・・・・・


 本日02月23の測定値


東:0.23 0.19μSv/h 西:0.28 0.27μSv/h 南:0.86 0.85μsv/h 北:0.16 0.12μsv/h

中央:0.14 0.14μsv/h


全体のMaxは0.86μSv/h

  5点の総平均値=0.27μSv/h


◎.先週(16日)書きおいたように、雪解けの今日はデータ「G1」も「G2」も平均値・Max値も高くなっている。来月には <満4年経過: 5年目に入る「311」のとんでもない置きみやげは「原発最大被災地福島」ばかりでなく、8県101の市町村、いえ、日本国中を未だ汚したままです>。我々国民は、我が身に何か一つ課題をもって風化を防がなければなりませんね。 復興庁の役割監視・期限と金(予算と金の流れ被災地の思いとのギャップは誰が埋めるのか? keniti3545)




====================



*今日の一題「どうする・復興災害とは結局被災者に更なる重荷を課す事なのだ!」


世に復興災害なる言葉が流布している、弱者が吐き捨てる呪いの言葉にはしたくはない!> 政府には届かぬ声なのか?! 19日の国会中継でも「311」復興の進捗状態に関して、確認及び議論もあったが残念ながら(われから見れば)この質疑応答は、質問者も政府も悠長すぎないか?!という感が強かった、何故か野党(民主党)のスタンスも定かではない?! 翌日(20日)の大手新聞にも何も論評もない?! 下記、記事をご紹介した上で、19日黄川田徹氏と安倍総理・竹下復興大臣の遣り取り概要も日記末尾に覚えとしておきます。  
<甘くはないでしょうか 国会の質疑どうした民主党!関係大臣にエールを送ってる余裕があるならもっと被災地の胸の内を強く訴えて下さい>!?




東日本大震災からの復興は、明らかにうまくいっていない 】《前篇》

投稿日: 2015年2月20日 作成者: admin

3.11の巨大三重災害 – その後遺症は数年で消えるようなものではない
貧しい者、年老いた者の住宅より、オリンピックスタジアム建設が優先される理由は何なのか?

エコノミスト) 2015年2月7日

3.11仮設住宅
巨大地震と巨大津波が壊滅的被害を与え、加えて福島第一原子力発電所の3基の原子炉がメルトダウンを起こすという、史上誰も経験したことも無い、見たことも無い巨大三重災害が発生してもうすぐ4年になります。
しかし未だに170,000人もの人々が、災害によって無残なありさまとなった被災地に沿って建設された、仮設住宅の中に閉じ込められたままです。

そのうちのひとりが津波によって壊滅的被害を受けた岩手県の漁港、陸前高田の窮屈な、かびの生えた一角で夫とともに暮らす70代の女性、吉田澄子さんです。

陸前高田では1,750人以上が津波の犠牲になりましたが、市職員として当時市民を高台に避難させる作業を行っていた吉田さんの息子、功さんもその中に含まれています。

息子さんには正規に埋葬する墓地も無く、仏壇も無く、間に合わせの祭壇に写真を飾るしかなく、きちんと霊を祀ることが出来ない現実に吉田さんは心を傷めています。
吉田さんは長い間悲しみをこらえ続けてきたが、もう涙も枯れてしまったと語ります


12190

安倍首相は、壊滅した東北太平洋岸の市町村を復興させることは、彼が進めている日本経済復活の取り組みの試金石になると語っています。
事実昨年12月の総選挙で、安部首相は選挙期間の始めに陸前高田市の学校の校庭に所狭しと並ぶ仮設住宅を訪れました

しかし実際には他の問題が東北地方の復興に優先されています
安倍政権が打ち出した金融緩和策と景気刺激策は、より利益を生みやすい首都圏において建築ブームを呼び、建設用の資材も人員も東北の被災地には向かわず、首都圏に集中するようになりました。

地方で暮らす人々はこう問いかけています
津波で住む家を失ってしまった貧しい人々や高齢者が仮設住宅での不自由な暮らしを強いられているのに東京には2020年オリンピックのための見たことも無いような立派なスタジアムが建設される。
それはいったいなぜなのか、と…

東日本大震災における被害が最もひどかった県のひとつ、岩手県の達増知事は、被災地に対する日本政府の関心は日ごとに失われていっていると語りました。

復興がまず必要としたものは資金、エネルギー、そして明快なビジョンでした


宮城県仙台市、2011年3月12日


災害発生から数カ月間、地方の住民たちは再生に向け大きな反発力を示し、国中からボランティアの人々が群がるように集まりました。
200万トンに及んだ膨大な量のがれきは、見る間に取り片づけられました

意欲に燃えるプランナーたちは、高台に再生可能エネルギーを使った新しい街の設計図を書き上げました
しかしそれでも一部の人々は、東北の復興事業が日本全体の経済再生のけん引役を果たせるかどうかという点については懐疑的でした

不幸事業が始まった当初、人々の心の中には確かに希望がありました
しかしきわめてゆっくりとしか進まない復興の現実は、希望を失望へと変えていきました

海岸線の近くでも、そして高台でも、インフラの再整備は遅々として進みませんでした。
災害公営住宅の建設事業も、完成したのは当初の計画の6分の1に過ぎませんでした

三陸上空
ナビを見ながら廃墟と化した陸前高田市内を車で走ってみてください
ナビの画面には人々が暮らしていた街並み、ガソリンスタンド、地方の行政庁舎などが表示されますが、今やどの場所も空虚な空間でしかありません。
街が消えるという恐怖を実感することができます

現在陸前高田市東日本大震災地震によって1メートル前後沈み込んでしまった土地について、近隣の山地から土砂を運び込み、土地のかさ上げ工事を行っている段階にあります

津波で3,700人もの人々が命を落とした宮城県石巻市の場合、約150世帯だけが高台に建設された、永住が可能な新しく建設された住宅に入ることが出来ました。
しかし未だに12,700人が仮設住宅などに仮住まいを強いられています

地元の自治体職員は、復興事業の遅れの一因を作りだしている東京の官僚機構を呪わしく思っています。農地だった場所を新たな市街地の建設地として農林水産省に認めてもらうのに、6カ月を要したと石巻市長が語りました

〈 後篇に続く 〉

================


 復興庁 ホームページ
↓絵に描いた餅に見えない事もありませんが・・・・復興庁立派なモンですね〜誰が動かしてるんでしょうか?
http://www.reconstruction.go.jp/

復興庁
移動: 案内、 検索
日本の旗 日本の行政官庁

復興庁
役職

内閣総理大臣[1]
安倍晋三

興大
竹下亘

復興副大臣
長島忠美
浜田昌良
西村明宏内閣府副大臣兼国土交通副大臣

復興大臣政務官
小泉進次郎内閣府大臣政務官
山本朋広文部科学大臣政務官
岩井茂樹経済産業大臣政務官内閣府大臣政務官

復興庁事務次官
原田保夫

組織


上部組織
内閣

内部部局
統括官(3名)、審議官

審議会等
復興推進委員会

地方機関
復興局・復興庁事務所

 概要

所在地
東京都港区赤坂1-9-13三会堂ビル6階

定員
118人[2]
職員数: 250人(常駐)[3]

年間予算
2兆433億円
平成24年度概算要求)[2]

設置
2012年(平成24年)2月10日

前身
東日本大震災復興対策本部


1 概要 (以下は上記URLからホームページで確認して下さい→: 2 沿革 3 権限 4 組織 5 不祥事 6 脚注 7 関連項目 8 外部リンク)


概要[編集] = wikiから引用

東日本大震災復興基本法平成23年6月24日法律第76号)第4章(24条)に復興庁設置の基本方針が規定された。2011年(平成23年)12月9日に成立した復興庁設置法平成23年12月16日法律第125号)によってその目的、所掌事務、組織が具体化された[4]。内閣の下に置かれ(設置法2条)、東日本大震災復興基本法第2条の基本理念にのっとり東日本大震災福島第一原子力発電所事故による災害も含む)からの復興に関する内閣の事務を内閣官房とともに助けること、主体的かつ一体的に行うべき東日本大震災からの復興に関する行政事務の円滑かつ迅速な遂行を図ることを目的とする(設置法3条)。

初代復興大臣には東日本大震災復興対策担当大臣を務めていた平野達男が就任した[5]。

建制順では、組織としての復興庁は府省と同列で、内閣府の次、総務省の前となるが、復興大臣は主任の大臣でないため、大臣の並びとしては内閣官房長官の次、国家公安委員会委員長の前となる。復興副大臣については、副大臣の筆頭(内閣府副大臣の前。内閣官房副長官副大臣相当と扱う場合はその次)となる。復興大臣政務官については、他府省の大臣政務官との兼任のため単独の官職として順序の問題は原則として生じない。

内閣総理大臣は、復興庁の命令(他府省の府令・省令に相当するもの)として「復興庁令」を発することができる。

復興庁の本庁は、被災地に置くことを求める声もあったが[6]、内閣官房や他省庁との調整機能を優先させ、東京に置かれることになった

「復興庁」の看板は、岩手県陸前高田市高田松原津波被害を受けたマツから作られている[7]。

震災発生から10年となる2021年3月31日までに廃止されることとされている(設置法21条)。


◎.権限は大きく復興大臣の位も高く設定され各省庁への勧告もできるとされる。実際に権限施行した事例とかも知らないが現大臣がイニシアブティア取る案件があるのかも疑問だが、小泉進次郎内閣府大臣政務官あたりが脱原発の必要性と共に何かを訴えるような立場になれれば・・・なんて思う人もいるのかな〜なんて。(keniti3545の独り言か?)


====================


19日の衆議院予算委員会に於ける質疑応答

民主・黄川田議員
311はこの3月11には丸4年が経過して5年目に入る。復興庁は1年遅れの立ち上げであったが住宅問題も高台移転関係は約9割、その他の住宅関係も約8割方出来てきたと言う事で計画の順調に進むところも目にするが被災者の心のケアも大切な事、総理・復興大臣はそれぞれどう思っているか。

安倍総理心のケアも含めて、予算面もしっかり充実させて総体的に対応していきたい。
興大臣も 同じ心構えだ。

*(これまでのご苦労にはエールを送るが今後の取り組みの更なるスピードアップと充実を期してもらいたいと一言入れてましたたが今それどころじゃないと思うんだよね、被災地の困り具合をもっと彼らの頭にたたき込んで欲しいんだよね、みんなが見てるTVで)←(勝手にkeniti3545)


黄川田
問題は多いが、一つには地震津波の復興経過と原発被災では多方面で大きな差が出てきていると思われる津波被害のがれき被害も未曾有のマンパワーを必要としたが原発災害の復興には放射能との戦いが入るのでアルプスの使用・トラブル、凍土癖の作戦失敗・汚染水漏れ等の問題が大きくのしかかってきている。除染終了地区の1000軒にも及ぶ家屋が人が住まない3年間で居住不可と判断され取り壊しの道を辿る事になるということだ

復興庁の存続期間は5年二期の10年間の継続という事だがその後はどうなるのか? 被災から1年遅れで立ち上がった復興庁3年経った今福島の復興無くして日本の復興はないと思っているが 福島の復興はとてもそんな期間で終える事は出来ないと思うが? これまでの施策と、今後5年経ったらどうするのか方針があるのか?

竹下復興大
被災地の要望に迅速な対応が出来るように行政窓口でのワンストップかを計ってきた。また、復興庁の経過が3年経ったとかには余り重きを置いてなく被災から4年経ちこれから5年目に入ると言う事で、次の五年後の事より一年一年そしてこれまでの何が出来て何が出来なかったのかを良く検討する時間が必要であり一度立ち止まって考える事が必要だ。との、

<「賜り言」でしたが、「これもいただけませんね!あまりにも悠長すぎませんか」!? どこへどのようにお仕事の分配をしましょうかなんて、要らないからね、そんな心配事はホント冗談じゃないんだよ。みんな明日をどうしようか今日をどうしようか一日ずつ「地に這い蹲り」ながら生きてるんですよ歩きながら、進みながら、考えて下さいよ仕事しながら考えましょうよ ←(勝手にkeniti3545)

竹下復興大
後五年と言う事では、地震津波からの復興は多少はこぼれは残るとしてもほぼ終わると思う。しかし、放射能除染・廃炉にしても40年は掛かるだろうと言われている。しかし、此方モンとか加速したいと考えている。頭の痛い問題なんですが黄川田さんのお考えなどもお聞きして積極的に取り組んで行きます。

興大臣の格付けは各省庁受け持ち大臣に比しても上位にあり勧告権も有する事ですし、しっかりイニシアティブを取ってもらいたい

この後も復興債問題期限来る、復興の記念日的な考え、国勢調査の出入り問題とうも纏まりない、質疑もありましたが省きます keniti3545)


=========

◇.生ぬるい質疑応答に聞こえました!被災者の声も国政の場には持ち込めてないし、要望の具現化を「ワンストップ化して実施のスピードアップ」どんな事例があったのか効果あるのならアピールして欲しいし、今後の具体策も何一つ議論がなかった! この姿勢が予算等「金銭面にもルーズさが連鎖反応」を起こすのだ。期限が来る、使えるだけ「消化」せよ、不足は赤字決済で補正予算を組ませろ! てなぐ合いでの税金の無駄遣いも“復興災害”として被災者に重くのしかかってくるのです必要欠くべからずの項目まで削られ、それでも尚且つ被災地には甘えがあると「大予算額」をまるで被災者に責任あるがごとくの論評をする輩まで現れるのだ

因みに、何回トラフ地震の被害総額予想が169兆5000億円という最新の試算に対し東日本大震災「311」復興予想額は169兆9000億円とも言われているこの未曾有な災害復興途上に於いて無駄遣いなどする奴は極悪人だ「被災者が受ける被害は予算カットなど起これば、これもまた“二重苦三重苦”の復興災害」と呼ばざるをえなくなるだろう>。(keniti3545)



=============================









 

「keniti3545」since74 小さな窓:2015.02月18日雪-4℃「東日本大震災」「311フクシマ」1441日 今日の一題「どうする・テロ対策の本質と言論の自由」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1441日


 「本日 号外です」

*今日の一題「どうする・テロ対策の本質と言論の自由


「テロ」は当然、許されざる行為である「テロの連鎖をを阻止する」ためには、『「正確広範な事実認識」と、「その土台に立脚した対策を考え実行しなければ成らない」と、市井人でも思う。』 不断の労を怠っては居ないか、国会(立法府)も、国民も。大きな犠牲を出してしまった後追いだが、考えるときが来た日本である偏狭な措置を執りそうな政府の言動をただすのは主権者たる国民以外にはない。 「どうする日本?!」 われの覚えとして二つの記事を考察の参考にさせていただきました。 (keniti3545)


[1] JBpress の記事

シリアとヨルダン
イスラム」フィルターを外すと見えてくるもの

人口と食料生産で読み解く国家の姿

2015.02.09(月) 川島 博之

日本人が人質になり身代金を要求された事件に伴い、これまで我々には関係がないと思っていた中東の国々に注目が集まっているテレビや新聞で各種の情報が伝えられているが、ここではもう少し根本から中東で起きていることを考えてみるために、シリアとヨルダンの人口の趨勢と食料について解説したい。ーー後略 下記 URL からお時間許す方は是非ご一読くださいーー 事件の背景に見えるものは・・・?
↓記事全文です
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42853 


=======================



既に多くの方が賛同の意と共にブログその他でご紹介して下さっています。今日はわれの覚えとして拙ブログにも残しておくことにします。いかなる悲惨な事件でもその経緯と結果を事実として国民は知る権利があり、報道はそれらの事実を誰の目からも隠さず、知らしめる義務があると我も思うから。(keniti3545)  ただ、言論の自由を保持するのは国民の願いなのだからこの枠組みからだけ賛同者募ってサインしてもらうだけじゃ物足りなくないか? (末尾に聞いて頂きたい事例を挙げます



 [2] 「翼賛体制の構築に抗する声」ホームページより

  翼賛体制の構築に抗する言論人、報道陣、表現者の声明文



翼賛体制の構築に抗する

       言論人、報道人、表現者の声明

(2015年2月9日)
 私たちは、[ISIL]と称する組織・集団による卑劣極まりない邦人人質惨殺事件を強く非難し、抗議するものである。また、この憎しみと暴力の連鎖の帰結として起きた事件が、さらなる憎しみや暴力の引き金となることを恐れている

 同時に、事件発生以来、現政権の施策・行動を批判することを自粛する空気が国会議員、マスメディアから日本社会までをも支配しつつあることに、重大な危惧を覚えざるを得ない

「人命尊重を第一に考えるなら、政権の足を引っ張るような行為はしてはならない」 「いま政権を批判すれば、テロリストを利するだけ」
「このような非常時には国民一丸となって政権を支えるべき」

 そのような理屈で、政権批判を非難する声も聞こえる

 だが、こうした理屈には重大な問題が潜んでいる

 まず、実際の日本政府の行動や施策が、必ずしも人質の解放に寄与するものとは限らず、人質の命を危うくすることすらあり得るということだ。であるならば、政府の行動や施策は、主権者や国会議員(立法府)やマスメディアによって常に監視・精査・検証され、批判されるべき事があれば批判されるのは当然の事であろう

 また、「非常時」であることを理由に政権批判を自粛すべきだという理屈を認めてしまうなら原発事故や大震災などを含めあらゆる「非常時」に政権批判をすることができなくなってしまう。たとえば、日本が他国と交戦状態に入ったときなどにも、「今、政権を批判すれば、敵を利するだけ」「非常時には国民一丸となって政権を支えるべき」という理屈を認めざるを得なくなり、結果的に「翼賛体制」の構築に寄与することになるだろう

 しかし、そうなってしまっては、他国を侵略し日本を焼け野原にした戦時体制とまったく同じではないか? 70数年前もこうして「物言えぬ空気」が作られ、私たちの国は破滅へ向かったのではなかったか? 

実際、テレビで政権批判をすると、発言者や局に対してネットなどを通じて「糾弾」の動きが起こり、現場の人々に圧力がかかっている

 問題なのは、政権批判を自粛ないし非難する人々に、自らがすでに「翼賛体制」の一部になりつつあるとの自覚が薄いようにみえることである彼らは自らの行動を「常識的」で「大人」の対応だと信じているようだが、本当にそうであろうか?私たちは、今こそ想像力を働かせ、歴史を振り返り、過去と未来に照らし合わせて自らの行動を検証し直す必要があるのではないだろうか?

 日本国憲法第21条には、次のように記されている

 「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する

 日本国憲法第12条には、次のようにも記されている

 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない

 私たちは、この日本国憲法の精神を支持し尊重する。そしてこの精神は、「非常時」であるときにこそ、手厚く守られ尊重されなければならないと考えている

 なぜなら「非常時」にこそ問題の解決のためには、様々な発想や見方、考え方が必要とされるからである

 私たち言論・表現活動に携わる者は、政権批判の「自粛」という悪しき流れに身をゆだねずこの流れを堰き止めようと考える誰が、どの党が政権を担おうと、自身の良心にのみ従い、批判すべきだと感じ、考えることがあれば今後も、臆さずに書き、話し、描くことを宣言する


・・・・・・・・・・・・


【以下、賛同人リスト(2月1日〜4日の正午まで)】← この後どれだけ増えたのかは調べませんでしたが・・・・

想田和弘宮台真司小林節/古賀茂明/岩上安身/マッド・アマノ/田中龍作/鈴木耕/飯田哲也/関口祐加/是枝裕和島薗進/石井彰/内田樹/北丸雄二/中野晃一/谷口真由美/小原美由紀/香山リカ浮田哲/原一男古舘寛治森達也/ヤンヨンヒ/北井大輔/永岡浩一/鎌仲ひとみ/松井寛子/多田淳之介/筑紫ゆうな/松林要樹/笠井一暁/おしどりマコ・ケン/青井未帆/五野井郁夫山口二郎/津富宏/山崎雅弘/鴇田昭裕/金原徹雄/尾本善冶/山岸美香/趙博/朝岡勝/丹下紘希/まつかわゆま/柏尾安希子/阿部玲/伊地智恭子/李高明/岩永光一/安斎昌之/杢野章夫/畑谷千穂/本田由紀/岩井志津/宮本知之/日下範子/井上大助/若林暁子/貞末麻哉子/あごうさとし/桜井圭介/中川敬/黒川誠/鈴木正師/浦崎勇一/青木陽子/齋藤ゆかり/佐藤朗子/岩渕一之/寺内亜矢子/赤井デニス尚子/淺井治/内藤昌幸/根岸真理/渡辺優子/大貫憲介/大西恒樹/松田かおり/釈徹宗/山下恭子/はっと/松田ヒロ子/岡本千津/清水義巳/池田香代子/式田ティエン/本山央子/小牧夏絵/本田京子/青山ゆみこ/宇田川規夫/林立彦/金子あい/田中文夫/西村明/熊谷祐子/山本千帆/島浩二/太田啓子/森山木の実/平井紀子/白石草/塩見博貞/中村美和/鼠入隆志/山谷賢量/長野協一/角本敦/朝比奈賢/太田武志/北原栄治/早瀬眞知子/林秀樹/中埜浩之/福島恵子/高崎繭子/くまがいマキ/豊田さをり/打越さく良/陣内雄次/神谷扶左子/木村知/星野ゆか/東北マリリン/奥川櫻豊彦/中島京子/梅沢千津子/郄間賢治/赤瀬智彦/加藤美代子/花田真司/足立智充/児玉知仁/流水りんこ/赤松立太/甘糟智子/塩川繁子/石崎チャベ太郎/二木泉/冨田きよむ/斉藤円華/横山司/青木正美/森茂樹/長富麻美/中村佑子/武井由起子/中村英雄/黒澤多佳子/渡辺照子/池田和希/山木昭佳/山口貴志/仲藤里美/土肥悦子/越智正朗/山本宗補/武田一郎/竹内かおり/大澤五住/松丸亜希子/長崎由美子/片岡志帆/福多唯/勺禰子/柿沼竹生/石田彰一/細川多紀子/近藤ゆり子/坂本保子/佐藤将人/中山治美/増田智香/石原燃/村井直美/木下竜 /平田なぎさ/日下まり子/木下直路/増子真理/島岡まな/佐藤哲朗/牧野雅子/中島万紀子/川口恭/浜本暢子/近藤弘幸/上野恵子/金浦蜜鷹/有島明朗/藤田健二/竹内睦子/木下繁貴/田中健太/矢野靖人/菊地暁/秋山桃花/大森八重子/飯野のり子/盛田隆二/濱田強/片岡理恵/飯田陽子/常住蕗/

吉田照美平田オリザ小林聖太郎平川克美松本侑子井上淳一雨宮処凛土屋豊永田浩三木内みどり/北村肇/平井康嗣/宇都宮健児/西山正啓/杉田くるみ/西山智彦/麻田弘潤/磯崎千代/関根信一/中尾千恵子/崎山比早子/塚野真理/松浦まみ/岡田孝一/福留敬/安渓遊地/斉藤昭子/中沢あき/村木一郎/國本悦郎/松谷信司/国分拓/小石勝朗/平野裕二/大芝健太郎/木下信行/満田康弘/原田浩/高木博史/青山勝/小金菜穗子/羽野ゆつ子/水野尚志/池上夏生/申惠丰/内海早苗/近藤史朗/坪田眞理/飛幡祐規/中島剛/大島資生/山本佳世子/渡邉穣/中尾貢三子/竹山知男/星野文則/篠原文浩/井上陽/松村英子/ 遠藤妙子/鈴木博喜/岩瀬紘子/野本浩幸/松下由美/紺恒平/大崎美穂/仁科典子/桃田のり子/末續万里枝/小野悦子/吉田直美/小西裕康/荒川じんぺい/高橋裕行/安元邦昭/久保太郎/木村紅美/野呂康/和田由里子/森村たまき西村大樹/俵山モラハン美絵/川喜田研/笹井明子/中路正恒/森久智江/丁泰丹/景平洋子/藤岡朝子/井口真/廣木照美/山谷典子/鶴田京子/永井良武/三須田善暢/佐脇三河守/渡部忠雄/東陽子/畑JAN/村松美里/朝倉優子/キム・クンミ/野村昌毅/高間響/辻陽介/福住廉/村上格/近藤美奈子/杉山大起/堀江宗正/鈴木奈緒美/中藪規正/八木橋努/岩城利守/長野克哉/中園順子/岡田孝一/コリン・コバヤシ/鈴木美和/羽生のり子/降矢なな/安海和宣/岡本棟守/岩崎大/大谷晃弘/石丸雄嗣/松本智量/須藤岳史/海老原由佳/松井幸子/渡辺雅之/笠井清貴/須藤倫子/矢吹ゆき子/江原久美子/安田登/橋本潮/河内寛/池上大祐/永吉守/榊原毅/みなとかおる/丹羽牧人/永吉守/橋本佳子/五十嵐紀子/澤田裕/山口祐二郎/佐藤昌紀/葛西映子/中村秀夫/宮原契子/吉岡ひさゑ/小森真樹/佐藤利明/高野優/藤原千尋/丸山奈津子/東陰地正喜/岩淵進/丸野由希子/大粼雄二/柴田慶子/石川康宏/水口秋子/柳井完司/米光祥子/高橋佳三/西嶋能成/長友くに/小倉博行/井手洋子/桜井淳子/斉藤貞二/石井浩/吉崎宏人/石川真生/平野和弘/黒田ゆみ/坂巻英幸/下妻みどり/有田武生/寺尾公一朗/松田恵/三原容子/旦雄二/コイズミアヤ/澤昌樹/林克明/陣内智子/古井龍介/池辺幸惠/杉山ひとし/戸田清/小泉慶典/伊地知紀子/廣瀬俊介/安濃一樹/すずきかおり/廣田鉄斎/吉村栄一/竹岡健治/石井玲子/前田惠子/佐々木正明/森隆史/片野淳彦/柏木美奈/亀田典子/和田憲明/堺谷みゆき/岸健太/浜田光/小倉摯門/山下スキル/茨木由紀子/仙城真/松下曜子/金滿里/松尾眞/安藤泰至/笑福亭仁勇

深田晃司/溝口敦/木野龍逸/綿井健陽中島岳志/津山恵子/岡田利規/江守純史/根岸基子/斉藤玲子/石田寛/稲葉剛/中田文/中里英明/石島裕之/服部エレン/榊原千鶴/大久保徳枝/梅澤広昭/篠原乃り子/小林正幸/戸田ひかる/伊藤夢紬/木村優子/海老沼ちひろ/本田宏一/城久道/石田ゆうすけ/鹿子島寛/さがらよしあき/三井ヤスシ/中野葉子/新谷尚之/竹林隆/君波和雄/相生雨水/秦岳志/市川智/羽月雅人/笹粼まどか/美谷克己/生方卓/徳野雅仁/花木彰太/永谷良夫/玉置美智子/清水瑞穂/細野辰興/木暮一啓/橋本猛/魁生由美子/ 宇井孝司/水野スウ/三上映子/大川智恵子/丹野みどり/竹林隆/松本寛之/三橋啓太/星野英一/北村健太郎/林田武郎/加藤利江/長崎清一/榎本統太/木村建哉/徳田満/初沢克利/鈴木圭/寺島佐知子/渥美ひろ子/山中環/野口明/野口優子/佐藤記一/成瀬雅俊/三谷裕之/中村淳子/佐藤真和/石田健一/山田泰史/橋本至/桐山ゆみ/中根信雄/山下光章/石川誠二/近美千代/西口芳美/ミカミカンタ/松崎吾朗/東志保/畑本憲志/溝口悠平/岡本玲/橘高栄治/五島智子/樋口典子/ユミコ・ゴラー/櫻井千里/藤原かすみ/桜井昌枝/岩田弘志/横井敏秀/坂上彩香/福永伸/加藤素子/時安邦治/古川美穂/石毛栄典/河内秀子/よだとおる/もろ悦子/堀川涼子/栗村洋一/鬼頭秀一/玉田寛伸/藤田直哉宮地昌幸/白石大輔/矢永由里子/坂本あゆみ/橘かがり/コージー・のむら/マスノマサヒロ/水野眞喜子/木村竜太/木村正人/長尾高弘/こぐれみわぞう/中山岳彦/八木文明/小杉環/敦賀昭夫/館野公一/村上勝三/本間正博/渡邊基/藤原節男/増田佳夫/福島章浩/光武蔵人/市川勇/後藤英樹/シミズリエ/川村肇/アジサカコウジ/菊池香織/野口聡一/臼田玲子/中谷裕也/柴田悠紀/安井絵理佳/森川雅美/牛川紀政/結城正志/相原智記/井上淳一/木村まり/沢田康彦山田幸子/武川珠/むとうちづる/栗山万葉/遠藤直子/大音智史/原田つよし/伊三野友章/高橋敏男/樋口敦子/今井一

2015年2月9日


=========================



2014年12月28日日曜日

民主主義はどこへ?――強制解除される南相馬市・特定避難勧奨地点


今日、2014年12月28日に、南相馬市の特定避難勧奨地点が強制解除されますいまだに10マイクロシーベルト毎時を超えるホットスポットが点在する南相馬市は、帰還困難・居住制限・避難指示解除準備区域・特定避難勧奨地点が混在する地域です。自主的な避難も含め、今なお2万人以上が避難しています

2014年10月に指定解除の方針を発表した政府に対し、説明会で発言した住民のすべてが反対意見だったため、10月内の解除はいったん延期されていました。
その2か月後の12月21日、南相馬市で行われた住民説明会で、一方的に解除することが告げられました



撤回要請集会「補償の問題ではない。行政区長には、住民を守る責任がある」


住民説明会から5日後の2014年12月26日、参議院会館にて、南相馬市特定避難勧奨地点、指定解除の撤回要請集会が緊急に開かれました民主的ではないやり方での指定解除に反対し、避難勧奨の継続と新たな地域指定を求める集会です署名も2094筆分が提出されました。それまでにも、1210筆の地域住民の署名、1595筆のネット署名を提出しています

この日、南相馬市を朝6時に出発し、駆けつけたのは、行政区長、民生委員、避難中のお母さんなど、8名の住民の方々でした



12月26日の院内集会。メディアも多くかけつけた


南相馬市原町区の元行政区長でもある、遠藤八郎さんは


「われわれは、孫に『古き良き日本』を教えたかったのに、いまは『原発は恐ろしい、放射能は危険だ』ということを教えなくてはならなくなった」

と話しました。

同じく元行政区長の佐藤光孝さんは


「『安心だから避難指示を解除する』という一方で、放射能『が危険だから)枯草は燃やしてはならない』という。そこも矛盾しているのではないか山の仕事も、孫のために残そうとも思わなくなった。30年後を夢見ているが、なんだかはかない」

と胸の内を吐露


また、大谷地区の行政区長の藤原保正さんは

「応急仮設住宅の供与の延長をまだまだしてくれなければ、帰還せざるを得なくなる。
補償だけの問題じゃないんですよ。補償がほしくて言っているんじゃないんです。住民の命を守る行政区長に、我々に責任があるんです」

と訴えました。


新潟の避難先から会場に駆けつけた杉由美子さんは、以前は、南相馬市原町区で酪農を営んでいました


「農業を勉強している長男が、いつかどこかで私たち親を呼んで一緒に酪農できたらいいね、と話してくれている解除と言われると、どう生活していっていいのか不安でいっぱい。まだ教育にお金がかかる子どももいるので、どうしていいのかわからない」


と涙ながらに訴えました


10月の指定解除通告から、2か月で何が変わったのか


14時からは、内閣府から原子力災害対策本部被災者支援チーム参事官補佐の清水英路氏と課長補佐の阪本裕子氏が参加し、署名を受け取りました。受け取ったあと、あらためて12月28日に解除する方針であることを説明

ICRP(国際放射線防護委員会)も住民の意見を聞くように、と言っているのではないか」という住民の指摘に対し、「説明させていただいております」と返答。最初の解除の発表があった10月からの2か月間に、ボランティアによる「清掃活動」を行い、指定世帯80戸に「個別訪問」をして、説明してきたのだと、釈明しました。


要請文と署名が手渡された


それに対し、南相馬市原町区の林マキコさんは


「清掃なんかで線量は下がらない。掃除だったら私のほうが上手ですよ」

と指摘。

また、80世帯への個別訪問に対しても、藤原保正さんは

「指定世帯が152戸あるうちの80戸だけまわって賛同を得たという判断はおかしい。賛同が何世帯何人いたのか、はっきり答えてほしい」


と詰め寄りました。

それに対し、阪本裕子氏は

全世帯の個別訪問に同行したわけではないからわからないが、全員が反対であったわけではない。住民説明会では10世帯くらいは賛成していた

息子がお金をもらうことに慣れてしまってダメになるという話も聞いたことがある

と答えました

会場からは怒りの声、あきれたような溜息がもれました


「反対されている方も多くいると思っています」


「今の時点で、住民の理解を得られていると思いますか?」という再三の質問に対し、の清水英路氏が

「反対されている方も多くいると思っている」

と答えた場面がありました。


「それならば、民主主義ではない」


南相馬・避難勧奨地域の会の世話人、小澤洋一さんが強く詰め寄りました

「ここはガス抜きの場ではない。撤回してほしいんです」という声もあがりましたが、清水氏からは、「不安を解消します」「ご理解いただきたい」という言葉が繰り返されるばかりでした

前出の行政区長の藤原さんも

「何のフォローもなくこのまま推し進めるのであれば、法的に訴えざるをえない」


とも話します。


ほんとうに被ばくの健康影響がないなら、念書にサインしてほしい


集会の終盤、たまりかねたように小澤洋一さんは


南相馬市における指定解除の責任について、念書にサインしてほしい


と訴えました
念書とは、住民に健康被害があった場合に責任をとる、というものたしかに、年間20ミリシーベルト以下の被ばくでは、健康被害は考えにくい、だから解除する、という政府見解を、清水英路氏は何度も口にしていました


きょうは責任者として来ているのだから、南相馬市の住民に対して特定の官僚が責任をとることを、ここに署名してください

もし、それができないのであれば、ここで待っているからサインできる人を呼んできてください

と切実に訴えます


小澤さんが用意した念書が手渡された


それに対し、清水氏は

署名はできない

内閣府という組織として来ている

責任者のアポはとっていないから今すぐに対応することはむずかしい

などと回答

国際環境NGOFoE Japanの満田夏花氏も

おふたりは政府を背負ってきていて、年間被ばく量20ミリシーベルト以下はだいじょうぶだと。その責任をとれないということであれば、解除の撤回をしてください

と訴えましたが、聞き入れられませんでした



◆「あなたは、誰のために仕事してるんですか


南相馬・避難勧奨地域の会では、10月10日から再三にわたって公開質問状を提出しています。それに対して、たった一枚の文書も届いていないそうです。そのことに対し、小澤さんは


せめて、質問に対して、文書での回答があってから、解除の話があると思っていた。いちばん汚いやり方だと思う。」

と述べました


「せめていつ回答をもらえるのか、もう、(きょう、答えてもらうのは)それだけでいいです」

と、小澤さん。それについても

文書の回答と念書についてはお約束はできません。ただ、ご説明はしていきたいと思います

と、最後まで、その一点張りでした

たまりかねて、要請に立ち会っていた桑原豊さん(元放射線管理者・浪江町)が

あなたは、誰のために仕事しているんですか

と、静かに問いかけました



年の瀬にも関わらず、たくさんの方が詰めかけた


満田氏も


住民の理解を得るといって、政策を押し切っているんです。受け止めて、あなた方の上の方を説得して、何とかしてください


と、訴えました


われわれ南相馬市の8行政区のためだけにやっているわけではない。国は、これから3.8マイクロシーベルト毎時を下回ったら切る、ということをやってくるだろう。だから、福島県民のこれからのためにも、なんとかしたいという思いがある

と、藤原保正さんは話してくれました


=======

↑  
こんな事ってありなんですか? 言論(意見は自由に言えたけど)は自由だったけど、大切な事はお上がさっさと独り決め ←→ <翼賛体制の構築に抗する言論人、報道陣、表現者の皆さん唐突な絡み方をしますが >、「(マスコミ)言論人、報道人、表現者のみで」肩いからせて(表現が稚拙ですいません)も“主権者置いてけぼり”では、盛り上がりに欠けますよ!どんなに有名人を揃えても

 こんな仕打ちを受けている主権者達を巻き込んでこその「生きた活動」ではないんでしょうかね!? 勿論同じ主権者でありながら側に立つわれなんかは岡目八目的事の読みが生じているかも知れませんが、この意見を言う事も尚民主主義の一端ですよね? せめて「議会制民主主義のひずみの中に消えていく我々主権者たる国民の多くの言い分」であっても「そこを取り上げてくれるのが報道陣の使命、その力量」ではないのでしょうか?

 この署名活動は大切な行動ですしかし本質的な運動に盛り上げていくためには、未だ緒に就いたばかりと覚悟して、この「そうそうたるメンバー」が「壮大なキャンペーン」を張ってはいただけないものでしょうか!? 機は熟したなどとは不謹慎な言葉ではあるかも知れませんが、「とてつもない大きな犠牲も払われて」います未だ「311の“人災”に苦しむ被災者の皆さんも理不尽な扱い」を受けています。今こそ、「翼賛体制の構築に抗する言論人、報道陣、表現者」の結集した力を持って主権者たる国民の先頭に立って頂きたいときであると思います! (keniti3545)



======================


人気のブログ「あいば達也の世相を斬る」さんがこんな落ちを付けてくれました。 <国民の倍返し 安倍のホップ・ステップ・ジャンプは最後にドボン!> (keniti3545のこじつけですがまた、そろそろ皆さんのお膳立ても揃って来ましたことですし(今度の参院選投票権が18才からに決まる?此処も是非味方に付けたいですね)前出“翼賛体制の構築に抗する声”は是非大きなうねりを作って頂きたいです署名の枠を言論人から国民総動員の署名運動にまで広げていただけることを期待致します


=========


あいば達也の世相を斬る2015年02月18日 | 日記


国民の倍返し 安倍のホップ・ステップ・ジャンプは最後にドボン! 


 リテラで佐々木望氏が書いているが、ISにまつわる安倍官邸の疑惑の数々は明々白々なくらい確信的ものだろう。積極的平和外交が、イスラム過激派のテロ組織を対岸から囃し立てたわけだから、「お前の母ちゃんデベソ」と云う、可愛い子供の挑発的口喧嘩では終わる筈はない。安倍がどれ程阿呆であっても、周辺の人間は、そのリスクを百も承知で、安倍をカイロ演説に臨ませたのだろう。首相が手を入れたというより、百田とか花田とか、その類の連中に手を入れさせたのは間違いないのだ

 とどのつまりは、2020年開催予定の東京オリンピックも“パー”となり、海外に出向いた、日本人の幾人かがテロの犠牲と云う最悪な事態も想定できるのであるしかし、「ヤバい」ことを「ヤバい」と言えない空気が、マスメディアによって醸成され、政府を批判することは、自分たちのオマンマの食い上げだと云う社内ロジックが、強く働いているそうだ運よく、偽善のメディアや政権に与しない僅かな人々だけが、安倍政権に抗う人々になっている

 産経新聞の態度を今さら批判するのも馬鹿げているが、放置すると、どこまでつけ上がるか判らないので、今夜は批判しておこう(笑)。論理の飛躍とか、そういうレベルではないナチズムも吃驚な理屈をこね回し、安倍官邸を批判することは「イスラム国寄り」な人物だと言い出すのだから、イスラム国以上に危険な言説を振り撒く民主主義最悪の凶器の濫用だこんな新聞社を記者クラブ仲間として、スクラムを組んでいられると云う事は、同程度に誰も彼もが腐っている証拠なのだろう

 産経が、官邸批判姿勢の論者や政治家を「イスラム国寄り」と報じたわけだが名前が挙げられた8人の方たちも、この際だから、人権擁護委員会に訴えるとか、名誉棄損・侮辱罪で検察に告訴するとか、粛々と防衛闘争をするべきである民主党枝野幸男幹事長、民主党徳永エリ参院議員、共産党・池内さおり衆院議員、社民党吉田忠智党首、生活の党と山本太郎となかまたち小沢一郎代表、柳澤協二・元官房副長官補、孫崎享・元駐イラン大使、古賀茂明・元経済産業省課長だが、筆者の知る限り、反安倍はたしかだがIS寄りの発言など、金輪際していない。充分告訴に値する

 小沢一郎が、無罪を勝ち得た時点で、勝利に酔わず、マスメディアと徹底抗戦する根性があったなら、小沢一郎の現在の状況は、かなり違ったものになっている感じがする。どうも、自分の無罪の時点で満足したことが、何処か一般大衆全体に訴求できない
つまり、「空気」を作り切れなかったと云う禍根があるのだ。このように考えると、産経新聞などは、告訴に充分値する存在なのだと思う

 デモクラシーNOWによると米上院情報特別委員会において、CIAがブッシュ政権下で行っていた「拘禁尋問プログラム」に関する報告書を公表した。この報告書によると、 CIAによって秘密収容所に拘禁された119名のうち39名が、水責め、睡眠剥奪、心理的高圧状況に追い込む、拷問を政府容認で行っていたとする事実を開示したこの件に関して、現大統領オバマは、「昔のことを蒸し返すな」と、次は俺の番になることを自覚した態度に終始している

 そこで、この程度に国(アメリカ)の人権擁護では、ラムズフェルド元国防長官、ジョージ・テネット元 CIA長官やその上に位置した、チェイニーやブッシュを人権侵害で裁くには、欧州の人権問題として取り上げる方向に決定した。つまり、ブッシュ政権の政府高官をドイツで刑事告発したと云う話だが、結構、インパクトがある。なぜなら、誤認逮捕で、CIAは一般市民であるドイツ人を拘束、拷問を行った事実が明らかになったためである。NSAの盗聴事件が、この問題とリンクして、ドイツでは有罪になる可能性がかなりあると云う事実であるこの告訴が起きて以降、この問題に関連したCIAエージェントの国外旅行が禁止されていると云うのだから、チェイニーが国際犯罪者としてドイツ官憲から指名手配されることもありそうだ(笑)

 将来、現在の西側勢力にパラダイムシフトが起きた時は、必ず安倍政権に連なる人々は裁かれるだろう。否、ドイツの一般市民が、ドイツ首相の不用意過ぎるアジ演説で殺された、言い換えれば殺したとなれば、現時点でも、告訴対象になり得るのだろう。つまり、古賀茂明氏が言葉にした“I am not Abe”と日本人の良心で言わなければならない安倍の悪事の“ホップ・ステップ・ジャンプ”には、愉快な“倍返し”のオチがあるそれが今夜のコラムの見出しホップ・ステップ・ジャンプ&ドボン!なのである

 “ドボン”と云うのは麻雀におけるルールで“箱点”つまり、借金生活に入ることを指すのだが、ルールによっては、一人がハコテンになった瞬間に、ゲームオーバーとなり、ハコテンになったものは、持ち点の倍を支払うと云うルールがあるいつの日か、正義の司法が成り立った時、このような政権に連なった者達、及び、それに付和雷同したメディアや言論人が、投獄され処罰される時代が来るのを夢に描くことにしようそうでもしないと、発狂せずに、安倍政権の行いなど見ることは出来ない。それ程に酷いと云う事だ


=======================

「keniti3545」since74 小さな窓:2015.2月16日晴れ-7℃日本大震災」「311福島」1432今日の一題「被災地の復興と国の安全を真摯に考え行動を起こす人と国民を騙し続ける政府」

*「東日本大震災」「311福島」1432日


*今日は線量測定日
火曜日から何時の間にか月曜日になってます、しかも行ったり来たり・・・お許し下さい


 データ 「グループ1」


先ず前回「02月09日」の測定値を示す

東:0.12 0.12μSv/h 西:0.25 0.19μSv/h 南:0.37 0.29μSv/h 北:0.12 0.11μSv/h

M :0.56 0.54μSv/h


全体のMaxは0.56μSv/h


   5点の総平均値=0.19μSv/h




・・・・・・・・・


本日「02月16日」の測定値を示す

東:0.14 0.13μSv/h 西:0.25 0.16μSv/h 南:0.45 0.34μSv/h 北:0.14 0.12μSv/h

M :0.37 0.34μSv/h


全体のMaxは0.45μSv/h


   5点の総平均値=0.19μSv/h

・・・・・・・・・・・



 データ 「グループ2-0」 <児童公園の測定 「5点」:各定点の平均値>   


 各定点 6回測定の平均 単位はμsv/h (02月/16日 月曜日)  


東辺:公園内、外周東辺 楓根元 0.13  

南辺:公園内、外周西辺 楓根元 0.62(maxは0.83μSv/h)

西辺:公園内、外周西辺 樹木根元 0.15

北辺:公園内、外周北辺 樹木根元 0.13

E :児童公園(グランド中央部) 0.11


・・・・・・・・・・



 データ 「グループ 2」


 先ず前回02月09日の測定値 を示す

東:0.25 0.18μSv/h 西:0.34 0.32μSv/h 南:0.76 0.68μsv/h 北:0.18 0.14μsv/h

中央:0.14 0.11μsv/h


全体のMaxは0.76μSv/h


  5点の総平均値=0.24μSv/h



・・・・・・・・・・


 本日02月16日の測定値


東:0.25 0.13μSv/h 西:0.28 0.18μSv/h 南:0.83 0.63μsv/h 北:0.14 0.14μsv/h

中央:0.12 0.12μsv/h


全体のMaxは0.83μSv/h


  5点の総平均値=0.23μSv/h



===========================

◇ 小さな箱庭から「現象を見る」:
(1)雪の日、(残雪)線量(計測値)が低い(2)雨だれ位置そのときに線量値は高くならない(後日決まって高めになる)

雪の日も雨の日も、空間に漂う放射性物質の量は変わらずなのだから、地表に落とし込む量は多いはず(?)雨・雪日、地表に着接した物質の蓄積量は場所によって異なるだろうが線量高になる要因とは成り得る> そこで、311後に政府発表の東北関東地方の除染必要箇所と認められた地域「8県101市町村」等では、未だ空間にプルームなる線量高の空気塊(?)が存在するだろうから時には場所を選ばず各地に突然のいらぬ置きみやげをされることはあり得るだろう。 一方では、グラフ上にも2、3週平均値に下降の連が見えそうな気配もあるのだが・・・・?。

(keniti3545)


注:●放射性プルーム(放射性雲) (原子力防災基礎用語集から)

<気体状(ガス状あるいは粒子状)の放射性物質が大気とともに煙突からの煙のように流れる状態を放射性プルームという>。

放射性プルームには放射性希ガス、放射性ヨウ素、ウラン、プルトニウムなどが含まれ、外部被ばくや内部被ばくの原因となる。放射性希ガスは、地面に沈着せず、呼吸により体内に取込まれても体内に留まることはないが、放射性プルームが上空を通過中に、この中の放射性物質から出される放射線を受ける(外部被ばく)。放射性ヨウ素などは、放射性プルームが通過する間に地表面などに沈着するため、通過後も沈着した放射性ヨウ素などからの外部被ばくがある。また、放射性プルームの通過中の放射性ヨウ素などを直接吸入すること及び放射性ヨウ素などの沈着により汚染した飲料水や食物を摂取することによっても放射性ヨウ素などを体内に取込むことになり、体内に取込んだ放射性物質から放射線を受ける(内部被ばく)。




======================================




*今日の一題「どうする被災地の復興と国の安全を真摯に考え行動を起こす人国民を騙し続ける政府


坂本龍一さんは 有名税が高すぎた?! でも、これからも、大いに力を発揮し続けてもらいたい人だと思います!

一般的には、作曲家 音楽家として成功を収めた有名人 と言うより既に「文化人」という感じが強い。(個人的な見解ですが・・・)しかし、2月11日のhatehei666さんブログから、やはり「ホントはこうだったんだ」と“合点がいった”! われと同じような食わず嫌いが居たら(坂本さんには失礼かも知れないが)日本の損失だ! 国民の(偏見)が(業)が自分達の大きな味方を失う事になる! のです気が付くのは遅いかも知れませんが未だ間に合います! 

「hatehei666さんのご紹介をここに掲げます」!

 <坂本氏は都立新宿高校時代から学園闘争に関わった反骨の人です。3・11より10年ほど前から環境保全運動に関わり、2006年には早くも「STOP・ROKKASHO」イベントを行い、青森県六ケ所村再処理工場の危険性を訴えていました原発事故後の2012年には「NO NUKES 2012」という脱原発のイベントも行っています。デモにも積極的に参加していますhatehei666さんブログ全文です http://d.hatena.ne.jp/hatehei666/20150211/1423664788

・・・・・・・・・・・・・・・・・


◇ hatehei666さんの記事から じっくり検証させていただきました東京新聞遣ってくれますね!(keniti3545)



坂本龍一×東京新聞


第2弾 復興/エネルギー/日本 坂本さんと語り合いました<上>
(2014.01.16)

 東京新聞中日新聞東京本社)は音楽家坂本龍一さんを招いて「特別座談会」を7日、東京都千代田区の本社で開きました。昨年12月に行われた「坂本龍一プロジェクト」の第2弾。今年の3月で3年が経過する東日本大震災をもう一度振り返り、これからの復興をどうするか、これからのエネルギーをどうするか、これからの日本をどうするかをテーマに、福島大学准教授の丹波史紀(たんばふみのり)さん、学生時代に脱原発の本を出した島田涼花(すずか)さん、本紙の飯尾歩(あゆみ)論説委員で話し合ってもらいました。司会は瀬口晴義・社会部長が務めました。


◆「忘れない」 まずできること

 


在学中に「脱原発本」出版 島田涼花さん

 しまだ・すずか 1990年生まれの23歳。石川県出身。高校時代に語学研修で訪れたオーストラリアで干ばつによる渇水を体験。3分間しかシャワーを浴びることができず環境問題に目覚める。フェリス女学院大在学中の2012年2月、本紙出版部より共同で「大学生がえがく脱原発の未来マニュアル」を出版。現在、会社員として一般企業に勤務




◆福島が世を照らす光に


原発避難住民調査 丹波史紀・福島大准教授


 たんば・ふみのり 1973年生まれの40歳。愛知県出身。福島大学准教授(社会福祉理論)。原発事故の半年後、福島県双葉地方から各地へ避難した住民に大規模実態調査を実施。困難を抱える生活ぶりを浮かび上がらせた。趣味は出張の際のご当地ラーメンの食べ歩き。おすすめは山形の赤みそラーメン。地元福島では大学近くの店「うから家(や)から」がお気に入り。中1、小1の2男児の父




◆「電力選択」が社会変える


環境問題担当 飯尾歩・本紙論説委員


 いいお・あゆみ 1960年生まれの53歳。2002年3月から名古屋本社論説委員。「社説」を担当する記者です。原子力や環境問題を担当しています。筋トレと水泳にはまっています。1年間で、10キロ以上の減量に成功しました。不可能といわれた省エネ、省資源の壁でした。そうです。やれば、できちゃいます。それも、無理なく、楽しみながら


写真


 さかもと・りゅういち 音楽家。1952年生まれの61歳。東京都出身。東京芸術大学大学院修士課程修了後、テクノバンド「YMO」を結成。国内外でブームを巻き起こす。「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」などの映画音楽も手掛け、米アカデミー賞などを受賞。環境問題についても造詣が深く、脱原発活動も積極的に行っている



◆被災者って誰

 −昨年十二月に上空から福島第一原発を見て、除染土の黒い袋の山とたくさんの汚染水タンクに事故は全く収束していないと感じました。地図に落とせば点のような場所で起きた事故で、多くの人が避難している。恐ろしいことだとあらためて思いました


 丹波 福島県では原発事故の影響を受けて、ピーク時には十六万人余が避難した。調査をして驚いたのは、震災から半年しかたっていないのに、十回以上避難した人がかなりいたこと。その過程で家族が離散していく。原発事故は人々の命や住居を奪うだけでなく、生活の基盤、コミュニティーそのものを奪ってしまう


 そうした中で、被災者って誰なんだろうか、と思う。福島市郡山市いわき市など、政府が避難指示区域に設定していない地域からも、たくさんの人が自主避難をしている。風評被害福島県以外にもあり、当事者はかなり多い。そもそも、福島の原発は首都圏のエネルギーを供給していた。原発事故を自分のこととして捉えられるかどうか、当事者性が問われていると思う


 坂本 残念なことに、福島はアルファベットで「FUKUSHIMA」と書かれて、広島、長崎、チェルノブイリと並ぶ一つのシンボリック(象徴的)な名詞になってしまった。だけど、逆に福島と連呼されることで、福島だけの問題だという刷り込みが自然にされていくわけですよね。首都圏にも放射線量が高いところはあるのに、東京や福島県以外の人は危険がないかのように、忘れているかのように暮らしている


 丹波 福島という枠に閉じこめているような感じです


 坂本 それが風化ということなんでしょうかね。やはりメディアでそういうことをきちっと繰り返し書いていただくしかない


 飯尾 ドイツでは僕らよりも当事者意識が強いように感じる。彼らにとってはチェルノブイリもスリーマイルも人ごとではないんです


 坂本 ドイツだけではなく、ヨーロッパの国はみんな持っている。チェルノブイリで実際に被害を受けたという当事者意識が続いていて、福島への関心も持続している


 飯尾 ドイツの学生に話を聞いたら、一年間牛乳が飲めなかったとか、青い葉っぱが食べられなかったとか、そういうことがきちんと語り継がれている。なぜそれが日本にないのか、不思議


 −島田さんは去年まで大学生でした。若い世代の福島に対する意識は


 島田 率直に言うと、二極化しているのかな、と感じています。ずっと関心を持ち続け、自分にできることはないかと活動している若い世代がいる一方、時間が経過するにつれて、だんだん自分のことが忙しくなり、活動できなくなっている人たちもいる


 丹波 若い世代といえば、家族の中であつれきを生じながら、避難を余儀なくされている状況がある。お父さんは残って、お母さんと子どもだけが避難すると、自分だけが逃げたんじゃないか、というような後ろめたさを感じてしまう


 坂本 一番大きいのは経済的な理由。避難先にお父さんの就職先がないんです。将来の人生設計が立たないので避難できないという人は多い。本来だったら行政が援助して国主導で就職先も何とかするべきだ。やろうと思えばできるはずなんだけど、国も福島県も(避難者を)引き戻そうとしているように見える


 丹波 浪江町の復興ビジョンをつくるときに議論があった。町は住民を早く戻したいけど、若い人は子どものことを考えると戻りたくない。帰れないと思っている人は復興に携われないのか、と。結局、住民の暮らしを再建することが第一となった。政府は地域を主体に、と言うのだけれど、除染に莫大(ばくだい)な費用をつぎ込む割には、生活再建のめどは立っていない地域が多い。この間、ご当地グルメの祭典「B−1グランプリ」で「なみえ焼そば」が一位になったけど、それに参加した浪江町の人たちが「町おこしではなくて、町のこしの活動をしている」と言った。ふるさとを失わされたのが今回の原発事故。それだけ被害は大きい

◆電話機と同じ


 −次にエネルギーの問題に移りますが、島田さんは本を作るときに、どんなことを考えていたんですか


 島田 やはりどう考えても、今の日本でこれからも原発に頼っていくというのは、国民の主な意見としてあり得ないと思うんです。なので、原発に頼らない社会をどうつくれば良いかという視点で作りました。結論としては「やろうと思えば、できなくはない」。ただ、私のような一市民が国を動かすために何ができるのかを、今考えているところです


 坂本 普通の人が思っていることによって国や行政の方針が決まるというのが、本来の民主主義です。それが試されていますよね。震災後は今までデモに行ったこともない普通の人たちが随分集まって意見を表明した。僕も社会がこれで少し変わるのかな、本物の民主主義に変わるのかなという期待も少しあったのですが、今はそれがちょっと残念な状況になっているなと思いますね


 飯尾 モノを買うという選択はものすごく大きな力になる。選んで買う。例えば、欧州と日本でエネルギー問題で一番の違いは(一般家庭では)電力を選べないということ


 電話機だって少し前まで選ぶことができなかった。電電公社から借りるしかなかった。それが、分社化があって、機能は良くなるわ、カラフルになるわ。消費者が選べることで、ものすごい多様化が起きる。そこに消費者の意思が反映させられる。電力でもすぐにできることだと思う。あとは政治の問題。選びたいという声をもっと出してほしい


 坂本 エネルギーに関しては民主主義になっていない。電力にも、ごく普通の資本主義的な競争原理を持ち込もうという声をごく当たり前の声として上げる。ほかの商品を選ぶように、安くて良質なものを、というふうになっていくわけですね


 丹波 原発を再稼働したい人たちの一つの根拠として、「停電になったら困るじゃないか」というものがある。停電に対しての恐怖感がある。電力があって当たり前という生活スタイルそのものを、見つめ直さないといけないんじゃないか


 坂本 見つめ直しても僕は良いと思いますよ。こう言うと「おまえはテクノミュージックで電気を使ってやってきたくせに、電気がなくて良いのか」なんてやゆされるわけですけど、僕はある程度少なくてもいいと思いますよ


 −島田さんが一番魅力的、可能性があると思ったのはどんなエネルギーですか


 島田 日本で可能性があると思ったのは風力です。地形的に山が多く、海に囲まれているので海上での風力というのも、かなり可能性があるのかなと


 ただ、これからの日本のエネルギーを考える上で、今あるものの中でやっていくという価値観をつくることが大事と思う。原発がダメなんだったら、ほかの今あるものでできるようにしていく。ないから増やそうというんじゃなくて、新しい価値観をつくっていけたら良いのかなと思います



坂本龍一その一 ↓元記事全文です

http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2014/sakamoto/list/140116_1.html



・・・・・・・・・・・・・



坂本龍一×東京新聞


第2弾 復興/エネルギー/日本 坂本さんと語り合いました<下>
(204.01.16)

◆3・11後



 −最後のテーマは「日本をどうする」ですが、使用済み核燃料も大きな問題です


 飯尾 最終処分は絶対にどこの国でもできない。完全無害化なんてできない。まず最終処分という言葉を使うのをやめるべきだ。地中深くに埋めて見えなくしてしまうのではなくて、見えるところで管理する。人類の愚行の象徴として見せる。忘れちゃダメなんです


 坂本 (最終処分は)僕も無理だと思う。忘れるのもいけないと思う。国連なんかを通して、世界のトップレベルで話し合ってくれないと。個々の国じゃどうにもならないんじゃないかと思う


 −政府は福島の事故を忘れてほしくて仕方がないのでは


 島田 忘れようとするのは、福島の人たちの気持ちを考えると、本当にあってはならないことだと思う


 坂本 3・11の後に僕はよく言っていたんですが、これが山火事だったら、何を置いても逃げるでしょ。でも、放射能は見えない、におわない。知覚できない。「向こう側」というと、敵・味方みたいで変ですが、向こう側の人たちは、うまいものを手に入れて、それで利益を上げているな、と。つまり見えないから大丈夫だよとか、ないよとか、そんなうそがまかり通る


 −最後に一言ずつ総括的な話を


 島田 福島の復興が全然進んでいないという現状があって、自分ができることは何なのかとずっと考えていたのですが、まずは福島のことを忘れないことができることかな、と思いました


 飯尾 今、この日本から原発をなくしてほしい、と心の底から絞り出すように言っている人がいるわけですよね。とりあえず、そこを一生懸命受け止めようと思う


 丹波 僕は障害児施設で勤めたことがあるのですが、糸賀一雄(いとがかずお)という人が言った福祉の思想で有名な言葉があって、この子らに世の光をではなく、「この子らを世の光に」というのがあるんです。それで最近よく言うのですが、「福島に世の光を当てようではなくて、福島を世の中の光にしていく」ことがすごく大事なんじゃないかなって。同情とか哀れみではなく、福島が本当に新しい社会の価値の発信の場になっていけるようになりたいな、と


 坂本 僕も同じような思いで、二〇一一年から友人の(音楽家の)大友良英君たちの「プロジェクト FUKUSHIMA!」という活動に参加しています。福島をマイナスのシンボルとして世界に広がらせるのではなく、福島にも文化や歴史があるんだ、人々も生きているんだというのを伝えるための(音楽)活動です


 原発に関しては日本中にあるわけですから、立地している地域の人たちと一緒に行動し、政策も出していくような、地に足のついたやり方でないとダメだと思います


 もう一つ、基地を抱える沖縄の問題もある。沖縄と福島というのは両輪で、日本に真のデモクラシー(民主主義)を築くためにこれはチャンスと捉えて一緒に進めていくべきだと強く思う


 −本日はありがとうございました


福島県楢葉町の沖合約20キロに設置された浮体式洋上風力発電所の風車


写真

◆再生エネルギー ポイント解説 買い取り制度で発電量が急増



 太陽光発電風力発電など、日本の再生可能エネルギーは、東日本大震災後、めざましい伸びを示している。その原動力は、電力会社が決まった価格で長期間、再生エネルギーで発電した電気を買い取る「固定価格買い取り制度」だ。


 買い取り価格が高い太陽光発電は、2012年に制度が始まってから、1年で340万キロワットが導入された。さらにまだ動きだしていない設備2000万キロワットも認定ずみだ。それまで20年間かかって560万キロワットの設備しかなかったのが、一気に増えた。


 政府は20年に1400万キロワットという目標を掲げていた。これを前倒しで実現しそうな勢いだ。


 産業としての広がりも出てきた。再生可能エネルギーの展示会には、太陽電池だけでなく、設置工事業者や、直流を交流に変換する機器のメーカーが軒を連ねる。用地の除草剤を扱う業者まで出展している。


 太陽光を電気に変える効率の向上は少しずつ進んでいる。一般の太陽電池では、15%程度しか電気にならず、残りは熱などになってしまう。だが、実験室レベルでは、光のエネルギーの50%近くを電気に変えられるようになった。黒色でない赤や黄色などの太陽電池も開発されており、将来は大きな太陽光発電所で広告ができるようになるかもしれない。また太陽電池の価格は、メーカーの倒産が続出するほど下がっている。


 風力発電では昨年、世界初の浮体式洋上風力発電の試験が福島県沖で始まった。固定した土台を造らず、風車を海に浮かべて発電できる。大きい風車を設置する適地が少ない日本独特の発電法として、注目を集めている。


 電力供給全体に占める再生エネルギーの割合は、まだ2%弱にすぎない


 問題点は、国の政策にぶれが大きく、足並みが乱れがちなことだ。かつては太陽光発電を奨励したと思えば、補助を打ち切る繰り返しが行われていた。今回も買い取り価格引き下げの動きがある農林水産省は農地を発電に利用することについて、前向きではなかった。国税庁は税優遇措置の適用を、今もできるだけ絞り込もうとしている。地熱発電規制緩和はなかなか進まない


 新エネルギー・産業技術総合開発機構の橋本道雄・新エネルギー部長は「高コスト、安全性など技術的な課題を解決しなくては。規制を見直し、新技術を社会に定着させるような制度をつくっていかなくてはならない」と話している。 (科学部長・吉田薫)




◆司会を終えて 社会部長・瀬口晴義 ふたつの風−風化と風評

 坂本さんが原発問題に取り組むきっかけとなった青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場計画に座談会当日、動きがあった。新規制基準を満たしているかを確認する審査が申請されたのだ。約十五万人が避難生活を強いられる中、何も起きなかったかのように既成事実が積み上げられようとしている


 <マスメディア 原発後押し 一休み>震災の直後、一面コラム「筆洗」で取り上げた時事川柳を座談会で紹介した。原発ルネサンス」などという浮ついた言葉を使い、政府の原子力政策に無批判だった新聞やテレビへの痛烈な皮肉だと思ったからだ


 「一休み」は終わったとばかりに、十分な反省も検証もなく、原発再稼働を進めようとする政府を後押しするメディアもある。本紙は粘り強く脱原発を求める人たちの声にどこまでも応えてゆく。坂本さん、丹波さん、島田さんから受け取った熱い思いを紙面づくりに生かしたいと思う


 二月九日投開票の東京都知事選は、細川護熙元首相が小泉純一郎元首相の全面支援を受け、「原発ゼロ」を掲げて出馬する。前日弁連会長の宇都宮健児氏も脱原発を訴える。都民の関心も高まっている。候補者の主張を丁寧に伝えたい


 被災地には、風化と風評という「二つの風」が吹いているという。吹き荒れる風に抗(あらが)う人たちとともに私たちは歩いていきたい




坂本龍一 その二 元記事全文です
http://www.tokyo-np.co.jp/hold/2014/sakamoto/list/140116_2.html



================

東京新聞今日までのぶれない姿が際だつばかり坂本龍一さん、反骨精神」の一端を垣間見る事も出来てわれの「食わず嫌い癖」も和らいだようです。ご紹介頂いたhatehei666さんに感謝! 被災地に於いては一年前から風評と風化の波が・嵐が吹き荒れていた事も改めて思い出されますここから先の「311潜在被害の防止・高まる風化・対極の風評被害・との戦いを続ける難しさばかりがクローズアップされそうですなんと言っても「国民の我々一人一人が忘れない事」が肝心ですね。自分の出来る事。どんな小さな事でも、“一つ以上の実践”を心がけて行きたいと思います。(keniti3545)



================


(2月12日東京新聞社説)

原発比率 温暖化を口実にするな


 原発は可能な限り減らして、再生エネルギーの導入は最大限−。これが原則だったはず。原発がなければ、温室効果ガスは減らせないのか。地球温暖化対策を原発依存の口実にしてはならない。


 ベストミックスとは、その時代の要請に適切に対応できる電源の組み合わせのことを言う


 二〇三〇年のベストミックスを話し合う経済産業省の小委員会は、焦点の原発比率について、15〜20%を軸に検討を進めている。この数字には問題がある


 政府は昨年四月に閣議決定したエネルギー基本計画で、石炭や地熱などとともに「重要なベースロード電源」と位置付けた


 運転コストが「低廉」で変動も少なく、運転時には二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出もない−というのが、その理由である


 ただしそれには、福島の教訓を踏まえた条件があるはずだ


 エネルギー基本計画に原発依存は「省エネルギー再生可能エネルギーの導入や火力発電所の効率化などにより、可能な限り低減させる」と明記されている


 また、原発の運転期間は法律で、原則四十年に制限されている。脱原発依存、再エネ推進、そして四十年廃炉の原則が、大前提なのである


 経産省の試算によると、四十年廃炉の原則を貫く限り、原発が総発電量に占める割合は二八年に約15%になるという新増設なしに20%はあり得ない。20%を掲げるということは、脱原発依存の旗を降ろすことにならないか


 電力会社は、再生可能エネルギーの高コスト、不安定さばかりを強調する。ところが多くの電力消費者は、安全や廃棄物対策を考慮に入れれば、原子力が決して安価でも、安定的でもないことを、福島の事故を見て知ったそこで温暖化対策が、原発推進の切り札にされつつある


 温暖化対策の国際会議をリードするのは、三〇年までに一九九〇年比40%削減という高い目標を掲げた欧州連合(EU)だ


 そのEUをリードするドイツでは福島の事故後、原発から再生エネへの大転換を進めることで新産業を育成しつつ、温暖化対策にも弾みをつけている。再生エネを増やせばCO2は減る


 脱原発依存と再エネ導入による温暖化対策の推進こそ、福島の事故を経験した国民の声や時代の要請に対応する、日本のベストミックスなのではないか



================



こんな立派な(?)学会がある 活きているのか? 検証の要有り?! (あまり知られていないようですが・・・?)

「日本災害復興学会」 とは?

学会誌(「復興」、論文集)

日本災害復興学会学会誌「復興」

学会誌「復興」の投稿原稿募集(締切日:2015年4月30日 掲載予定:2015年7月)
◾日本災害復興学会誌 「復興」 投稿規程
◾既刊一覧(特集)
◾第12号 阪神・淡路大震災の復興20年
    〜被災地の復興と残された課題〜 ――――――――(2014年12月発行)
http://f-gakkai.net/uploads/gakkaishi/12-1-5_Honzyo.pdf

◾第11号 特集1 「災害情報」の展開
    特集2 中越地震からの復興10 年(準備中) ――(2014年10月発行)
◾第10号 災害復興における医療・福祉の展開 ――――――(2014年6月発行)
◾第9号 東日本大震災・復興まちづくりの課題――――――(2014年3月発行)
◾第8号 復興の国際的潮流―――――――――――――――(2013年12月発行)
◾第7号 水害からの復興――――――――――――――――(2013年9月発行)
◾第6号 特集1 復興予算を考える
    特集2 原子力災害からの再生―――――――――(2013年3月発行)
http://f-gakkai.net/uploads/gakkaishi/06-2-1.pdf


◾第5号 東日本大震災をめぐる諸問題の中での復興――――(2012年9月発行)
◾第4号 東日本大震災の復興を考える――――――――――(2012年3月発行)
◾第3号 東日本大震災への提言・現地報告――――――――(2011年11月発行)
◾第2号 特集1 震災15年─残された課題 震災障がい者
    特集2 噴火災害からの復興――――――――――(2011年3月発行)
◾第1号 創設から2年─災害復興学会は何を目指すか―――(2010年3月発行)

日本災害復興学会論文集
査読論文の募集について(締切日:2015年6月15日)
◾日本災害復興学会論文集投稿規程
◾既刊一覧
◾第6号 2014年10月発行
◾第5号 2013年10月発行
◾第4号 2013年4月発行
◾第3号 2013年1月発行
◾第2号 2012年3月発行
◾第1号 2010年3月発行


↓ 此処を開いて、内容の検証ができます (各項目 各号を選んで下さいーPDF様式になってます)
http://f-gakkai.net/

PDFから変換の方法が解らないので、サマリー紹介なども出来なくて申し訳ありませんが内容は濃いもの(考えなくてはならない問題)も多く、20年前の阪神淡路大震災からの教訓実践者からのアドバイスという形はないものか等「宝の持ち腐れ」化させぬ心遣いもいるのではないか気に掛かります。 心のケア、建築 造形コミュニティ作り今も四苦八苦する311後の情景が頭を過ぎります兎に角お時間出来る方には、乞う!ご一読です。 (keniti3545)

どんなお役立ちなのか、誰がどんな利用をするのか遣らせました出来ました・まさか作りっぱなしではありますまい“復興災害”という言葉があちこちで聞こえますが許されざる言葉とわれは受け止めます。

 間違った方向性をもたらしたのなら速軌道修正すべし・既にその資金と労力を使ってしまったのなら大いに反省すべし、決して無駄遣いだったなどと軽々しい断罪なども許されるべきではありませんその弁財、消えた労力は、関係者が「身銭を切って」、「身体張って」、でも取り戻さなければならないものだと思います

担当は「厚労省」? 地元の責任(丸投げなんてとんでもな言い訳だろうが!そんな事で許される事ではないだろう?) こういう事のけじめが付かないから<復興災害>などという言葉が存在するようになるんですよ! 神戸復興のリーダーシップを取った自治体の長は未だに町の理想そして住民の総意を取り付けて作り上げた町並みのはずだったのに、「活きている商店街の姿も見る事が出来なかった」と今も「慚愧の念に苛まれてれている」と吐露しているそして今からでも自分に何かできないかと考えているそうです。(keniti3545)


「復興災害」! hatehei666さんも怒っていました! 我も怒ってます! (keniti3545)



=====================================