「keniti3545」since75 小さな窓:2015年3月9日曇り後雨+4℃「東日本大震災」「311フクシマ」1460日 今日の一題「どうする・この無責任 二つ!」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1460日

<明後日:3月11日は 東日本大震災・「311」から1462日は「満4年」をむかえる> われは何年経っても、忘れずその日を数えるのみです。


NHKの特番を見た」


◎.NHKでも連日特集を組んで、忘れまい「東日本大震災」忘れまい「311」を訴えています


未だ被災避難者は23万人と言われています4年経つと心が折れそうになる、ある日突然体も心も現状に拒否反応を起こす昨日まで頑張れたのにどうして? 自分にも解らない! もう限界だよ!(死にたいと思う事もある)、いつまで待てば良いんだろう!、勧められたローンで家建ててみたが借金が雪だるまのように膨らんでいくだけだ!

 民宿やる夢が「311」で潰された夫婦がそれでも戻って準備を再会している観光ワラビ園の夢捨てきれないが除染済みの土地にも拘わらず全数検査の必要がある、やる気が萎えてしまいそうだ孫達に「おひな様飾ったから遊びに来いや」と電話したら「行く、行くと喜びの返事」の翌日、友達にも親からも線量の心配を告げられ断念「じいちゃんごめんね」「ばあちゃんごめんね」の詫びの電話が孫達から・・・・爺ちゃんも、ばあちゃんもカメラから顔そらして泣いてました。 
NHKが被災者1万人のアンケートを採ったそうです、こんなかなしい本音が聞けました!>


さらに「いつまで被災者ぶってるの」「いつまで甘えてる気」「ないのかも知れない声までが聞こえてくる」 子供の「学費と食費にも事欠く母娘もいる」この心の声をどうしますか! 一時しのぎのばらまき(お金)ではなく、予算の付いた「法制救済枠」を作って下さい


今、国会(予算委員会)の真っ最中でしょう? <誰か居ないんですか臨時(補正)予算委員会でも立ち上げようと声出す勇者は>!


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*本日は線量測定日


データ 「グループ1」

 先ず前回「3月2日」の測定値を示す   

東:0.16 0.13μSv/h 西:0.25 0.18μSv/h 南:0.61 0.61μSv/h 北:0.12 0.10μSv/h

M :0.34 0.32μSv/h


全体のMaxは0.61μSv/h


   5点の総平均値=0.21μSv/h

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 本日「3月9日」の測定値を示す

東:0.16 0.12μSv/h 西:0.19 0.14μSv/h 南:0.34 0.32μSv/h 北:0.19 0.16μSv/h

M :0.57 0.52μSv/h


全体のMaxは0.57μSv/h


   5点の総平均値=0.22μSv/h


◎.「福島お隣栃木県の山奥、日光市」の放射能汚染も視点を変えて広く見渡すとき、汚染された状況は「311」時点直後から大きく変わる事はありません通常の生活上で危険を感じる事はおおむねないでしょうが・・・これも、場所によっては除染の効果(正確には放射性物質を捕獲集積して生活圏の線量を移動させただけ)も有りでしょうしかし早急に、正規(?)の仮置き場を設けて全数管理をしなければ第一原発の汚染水流出が如き二次被害が出る恐れ大ですよ! あのバッグの寿命は3〜5年とか言われていませんか



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 データ 「グループ2-0」 <児童公園の測定 「5点」:各定点の平均値>    


 各定点 6回測定の平均 単位はμsv/h (3月9日 月曜日)  


東辺:公園内、外周東辺 楓根元 0.14  

南辺:公園内、外周西辺 楓根元 0.63(maxは0.81μSv/h)

西辺:公園内、外周西辺 樹木根元 0.23

北辺:公園内、外周北辺 樹木根元 0.10

E  :児童公園(グランド中央部) 0.10


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 データ 「グループ 2」

 先ず前回3月2日の測定値 を示す

東:0.14 0.14μSv/h 西:0.34 0.28μSv/h 南:0.76 0.66μsv/h 北:0.14 0.12μsv/h

中央:0.14 0.14μsv/h


全体のMaxは0.76μSv/h

  5点の総平均値=0.24μSv/h

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 本日 3月9日の測定値

東:0.14 0.14μSv/h 西:0.39 0.28μSv/h 南:0.81 0.70μsv/h 北:0.14 0.12μsv/h

中央:0.12 0.10μsv/h


全体のMaxは0.81μSv/h


  5点の総平均値=0.24μSv/h



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*今日の一題「どうする・この無責任 二つ」


◆.無責任 [1]


【社説】東京新聞 2015年3月8日


 週のはじめに考える 原因不明で動かせるか

 福島の原発事故から四年がたとうとしているが、事故原因は不明のままです。それで再稼働を急ごうとするところにそもそも無理があるのではないか。

 たとえば自動車が設計などの問題で事故を起こしたら、原因を突き止め、同種の車も直したうえで走らせるではありませんか。子どもでも分かることです


 原因究明が不十分なままでは再稼働にかかわる議論に入れない、と言い続けているのは、新潟県泉田裕彦知事です


 県には東電・柏崎刈羽原発があります七基が集中立地し、地盤がよくないため、四十メートルも掘り下げて建設されている

原発取り巻く無責任

 知事の不安は、少なからぬ国民の不安でもあるでしょう。不安は二つに分けられそうです


 第一は、原因不明とそれを許している無責任体制です


 東電はもちろん、政治家も役人も、学者も、です


 東電は政治家と役人のかげに隠れ、政治家は東電と役人のせいにし、役人は審議会などの学者たちのせいにして、結局だれも自分が悪かったとは言わない


 学者たちはさすがにばつが悪いのか、原子力学会や地震学会は反省を述べましたが、だれが悪いのかはよく分からない。


 要するにみんな大津波のせいにして「想定外」という言葉の中へ逃げ込んだのです。いやみを言えば、私はがんばったという人しか見当たらない


 福島の被災者から見れば、これほど人をばかにした話はありません。古里は奪われたが、奪った者がだれか分からない。きちんと謝罪する者なく、怒りを向ける先もはっきりせず、土地を守ってきた祖先に申し訳のしようもない

◆段差生じた柏崎刈羽


 津波の想定を議論にのせながら無視した者たち原子炉の設計上の危うさは米国からの内部告発で知りながら放置した者たち事故後情報を持ちながら伝えなかった者たち


 それとも原発という巨大すぎる科学は、飛行機や鉄道などと違って、人が過ちを犯しても破滅的結果には至らないフェイルセーフという手法が使えないのか


 これらの疑問が解けないのに、場所や機種が違うとはいえ、原発を再稼働してもいいのだろうか


 百パーセントの安全は、事故後だれも言わなくなりましただから避難計画づくりやヨウ素剤の配布も行われます


 しかし事故原因が不明のままでは本当はどれほど危険なのか、実際にどれほど防止可能なのか、見当のつくはずもありません


 第二の不安は地震です。日本はあいにく地震国です


 柏崎刈羽の地盤の悪さは先に書きました。辺りは古くからの油田地帯で液状化がおきやすい


 二〇〇七年七月十六日、新潟県中越沖地震震度6強)で、1号機の近くでは一メートルを超す段差ができ、3号機は地盤沈下のため変圧器が出火した。核燃料プールの水は全基であふれ出した


 もしも、地震がさらに大きければ福島のようになっていたかもしれない。もちろん仮定の話ですが想像するだけで恐ろしくなる


 福島の事故について国会事故調の報告書は、津波より前、地震直後の配管の亀裂破断を「断定はできないが…」という断り書き付きで大いに疑っています。動き始めたイソコン(非常用復水器)を止めたことで「炉圧の下がりが速いので、漏洩(ろうえい)を確かめたかった」という運転員の証言を得ています


 ただ放射線量が高くて内部を調べられないので、確かめられないのです


 しかし、そうならば事故原因としてあらゆる可能性、また最悪を想定するのが科学的態度というものです新潟県知事の心配は、地震国日本ならどこでももちうる心配なのです


 科学的に未知があるというのなら、しかし危険だけれど経済活動に不可欠だというのなら、科学的合理性の代わりに少なくとも社会的合意は必要なはずです政治家でも役人でも電力会社でも学者でもなく、国民が主体的に決めることなのです

◆国民に是非も聞かず


 一九七八年、米スリーマイル島原発事故の前年オーストリアでは国民投票過半数が反対しスウェーデン、イタリアが続きドイツはメルケル政権より前の二〇〇〇年に政府と電力業界の合意で最初の脱原発方針を決めている


 原因不明のまま、国民に是非も聞かないというところに、この国の政治家、役人たちの根源的な隠蔽(いんぺい)体質があると言っても過言ではないでしょう国民に聞けないのは、世論調査結果がすでに非を述べているからでしょうかもしそうならば、これほど国民をばかにした話はありません



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(keniti3545)
◎.<フェイルセーフという手法が使えないのか> 泉田裕彦知事のこの疑問(問題提起)が多くの問題(闇)の核心をついていると思います

 民間企業の安全担当者でもこの言葉を知らない者は居ないでしょう各種民間事業の生産現場では全ての事故は先ず「人災として検証されます」「そして想定外などと言う言葉は決して許される者ではありません」どんな小さな不備・疑問でも日夜作業者とスタッフの目に白日の元さらされて「隠すという姿は今の生産現場にはあり得ない事でしょう」半世紀前にそのハードルは越えているはずです


 今、(事故は起きない等という)安全神話なる者の罪深さをもう一度大きな反省と共に白日にさらすべきでしょう。 <「311」人災事故が「安全神話」の為に防げなかった現実と共に更には大きな事故へとつながった要因の一つにも数えられるべきなのだ> この事実をもみ消そうとする段階で既に安全神話の影も消されていたのだ。その圧力はもの凄い力であったのだろうそこからは“フェイルセーフ”と言う言葉さえも聞けず泉田知事の指摘のごとく「何故その考えがなかったのか」か?も、問いただされもしなかったのでしょう


 それを語るにはどうしても安全神話を白日の下にさらさなければならなかったという事実隠蔽のモーメントが働いていたのだとは容易に推測が付きます。『<原因不明のまま運転には入れない> 東電の事故現場で必死に廃炉作業に当たる現場マンに聞いて見れば解りますよ、きっと99% 「はい」と言う返事があるでしょう ”安全神話とフェイルセーフ”という言葉は当時禁句であった事が・・・現場の人達ほど、どこの現場に於いても二度とこの過ちは起こしてはならないと強く願っていると思います


 原因究明と責任の追及をしなければ事故は繰り返されます!! 立地地域の長は泉田知事の言葉を噛みしめて頂きたいと思いますね。東電・政府の猛省もお願いしたいと思います。 (keniti3545)


◎.「事故は起こらないの安全神話」が 「フェイルセーフの精神を奪い去った」! これは大きな犯罪だ! そして日本「産業界」の「安全活動」史に残した大きな汚点だ! 日本の産業・生産現場はもっと大きな声を上げて東電と国に猛省を促すべきではないのか?! (keniti3545)



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◆.無責任 [その2]


下野新聞 雷鳴抄

 「知らなかった」3月7日 05:00

 政治資金規正法にはどうも納得できない。企業や団体は国からの補助金交付決定後、1年間は国会議員の政党支部への献金を禁じ、違反したら3年以下の禁錮または50万円以下の罰金だ。政治家も違反を知りながら献金を受けたら違法となる

▼問題を指摘された閣僚らは「補助金の交付決定を知らなかった」と説明する。「それは本当か」と追及したところで、「知らないものは知らない」と返されれば打つ手がない。殺意がなくても相手が死亡したら過失致死罪、けがをさせる意図はなくてもけがを負わせれば過失傷害罪がある刑法とは随分違う

不思議なのは違法献金した企業・団体へ捜査が行われている様子がないことだ。京都弁護士会の渡辺輝人弁護士は「贈賄側、収賄側双方が罪になる贈収賄事件との見合いで、片方だけ捜査するのに躊躇があるのか、あるいは違法献金がどこで行われたかで警察の管轄が異なるので取り組みにくいのか」と推測する

甘い法運営のもとで国民の税金が献金に化けて政治家の懐に入る「知らなければ違法ではない」という法律は、国会議員を守るザル法に見える

「政治倫理」とは法に抵触しないという意味ではあるまい政治家諸氏こそ「道徳教育」が必要だ


◎.「知らなかった」= 政治の世界では都合の良い言葉 いっぱいありますね!?
農水相から始まって 首相まで知らなかった 知ったから返した。 酷い話だね!ざる法自分たちで作った法律でしょう!道徳教育が「子供達に先立って必要」なのは、下野新聞さんの言う通り、先ずは「国会議員さん達」らしいですね! 教えても、ルール決めて守らなければ今度は犯罪だからね!


 われは先日農水相追求の国会(衆院予算委員会)を見ていて「民主党後藤議員に何時までもダミーのポケット掃除してないで」遣るなら「安倍さんの首取れや!」と思わずぼやいていましたが事実は相当酷いものなんですね!ホントに「法規制の約束取るまで大ナタ振るうべき」なのかも知れませんね


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◎. 「知らなかった」= 政治の堕落、お役人も・企業も巻き込む 「知らなかった」は、いっぱいありそうです! その先にはこんな酷い事になる事例もいっぱい。「知っていたけど言わなっかった」!


◆.汚染水漏れ1年以上前報告 規制委、対策指示せず
(2015年2月26日 東京新聞)

 東京電力福島第一原発の排水溝から、高濃度の汚染水が外洋に漏出している問題で原子力規制委員会は遅くとも二〇一三年十一月、東電から漏出の報告を受けていたのに、排水溝の付け替えなど有効な対策を明確に指示していなかったことが二十五日、規制委や東電への取材で分かった現在も、外洋への汚染は続いている。 


 東電は漏出の兆候として一三年十一月ごろ、1〜4号機の山側を通るK排水溝を流れる水に含まれる放射性セシウムなどの濃度が高いことを規制委に報告昨年四月以降の測定で、法令で放出が認められている濃度基準を上回る数値であることを確認した。ーーー後略


↓引用もと記事全文
http://d.hatena.ne.jp/shuuei/20150305/1425497908


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(keniti3545)

◆.此方も「知っていたけど言わなかった」?!
 国会でも、前記項目以外の側溝から排出していた雨水にもセシウム134その他の放射線量が確認されていた件については、雨水は他の汚染水とは別扱いでで管理報告の義務づけはない。と、3月3日衆院予算委員会で維新の党松野氏からの追求に、田中規制委員長が答弁

 雨水と言えど事故後の建物屋上からの雨水も流れ込んでいるのに汚染水との認識がないのか? の追求に規制委員長からは釈然とした答弁が聞けなかった結局後日、今後、海に流れ込む水のデータ一切を公開すると発表されたこれも、え、えですよね、だってこれじゃ、これまでは都合の悪いデータは表に出さなかったんだ〜!? と言う事になりますよね! 規制委員長は、東電のモッコ持ちですか!?? (keniti3545)

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