「keniti3545」since74 小さな窓:2015.01月26日曇り+4℃「東日本大震災」「311福島」1418日 今日の一題「どうする・日本再生 (民主党“再生”はあるの?)」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1418日


* 今日は線量測定日 2015.01.26


 データ 「グループ1」

先ず前回「01月19日」の測定値を示す

東:0.18 0.14μSv/h 西:0.18 0.14μSv/h 南:0.30 0.27μSv/h 北:0.27 0.14μSv/h

M :0.57 0.48μSv/h


全体のMaxは0.57μSv/h


   5点の総平均値=0.22μSv/h



本日「01月26日」の測定値

東:0.19 0.18μSv/h 西:0.27 0.21μSv/h 南:0.50 0.48μSv/h 北:0.12 0.11μSv/h

M :0.41 0.41μSv/h


全体のMaxは0.50μSv/h

   5点の総平均値=0.25μSv/h


・・・・・・・・・・・



 データ 「グループ2-0」 <児童公園の測定 「5点」:各定点の平均値>   


 各定点 6回測定の平均 単位はμsv/h (01月/26日 月曜日)  


東辺:公園内、外周東辺 楓根元 0.16  

南辺:公園内、外周西辺 楓根元 0.60(maxは0.85μSv/h)

西辺:公園内、外周西辺 樹木根元 0.23

北辺:公園内、外周北辺 樹木根元 0.13

E :児童公園(グランド中央部) 0.11


・・・・・・・・・・



 データ 「グループ 2」

先ず前週01月19日の測定値を示す

東:0.14 0.12μSv/h 西:0.39 0.28μSv/h 南:0.81 0.81μsv/h 北:0.14 0.14μsv/h

中央:0.16 0.14μsv/h


全体のMaxは0.81μSv/h


  5点の総平均値=0.26μSv/h




 本日01月26日の測定値


東:0.19 0.18μSv/h 西:0.34 0.27μSv/h 南:0.85 0.72μsv/h 北:0.18 0.13μsv/h

中央:0.16 0.10μsv/h


全体のMaxは0.85μSv/h


  5点の総平均値=0.25μSv/h



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*今日の一題どうする・日本再生 民主党“再生”はあるの?)

<年が改まったどさくさ紛れの野党第一党民主党の代表選挙> あまりにも関心の薄かったこの選挙 国民の我々は何を感じたのか? 4月の統一地方選参議院選も近く・斜陽色濃くなる安倍自民党解散総選挙も遠くないかも知れないし、我々は何を考えてみなければいけないのか? テロのターゲットにもなってしまった事実も含めて内政の対極を検証する手順を模索したいのですが・・・?。 (keniti3545)


「古賀茂明さんによる政局分析図  第4象限の党」
(古賀さんTV出演中の説明資料をお借りしました)



・・・・・・・・・・・・


『古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン
(2014年12月22日収録 26日配信)から抜粋させてもらいました。

—第1部— 日本再生のために

 1.民主党代表選挙で国民の期待に応える民主党が生まれるのか?

  ●統一地方選の顔選び

海江田万里前代表が、先の衆議院選挙で落選して退任した後を受けて行なわれ

民主党の代選挙が1月7日に公示された。18日の臨時党大会で新代表が決まる。

今回は、民主党所属の国会議員だけでなく、地方議員、党員・サポーターらの

投票もポイント制で各候補に割り振って、過半数を取った人が当選する仕組み

だ。全体のポイントの半分近くを占める党員・サポーター票が重要な意味を持

ってくるが、実際に投票する人の数はかなり少なく、その結果、労働組合の影

響が強くなってしまうかもしれない。

このため、各候補とも、組合が反対する政策を正面から掲げることがしにくく

なるという懸念がある。

代表選びのポイントは、もちろん、第一に候補者の政策だが、それとともに、

今回の選挙では、今年4月の統一地方選の顔になるので、民主党の選挙の顔と

して誰がふさわしいのかという要素もかなり大きくなる。特に、今年選挙を迎

える地方議員にとっては、人気のない代表になってしまったら、自分達の選挙

に不利、すなわち、選挙で落選するかもしれないという気持ちがあるので、こ

の傾向がより強く出る。

政策なんかどうでもいいから、人気取りに使える候補者を、と公言するような

地方議員までいるそうだ。ーー後略


  ●政策で違いがわかるか

   —経済政策・社会保障などの政策に大きな違いは見えない

民主党最大のアキレス腱である外交安保政策はどうか政見を読むと、細野氏
集団的自衛権について、こんなに重要な課題であるにもかかわらず、あえて
触れていない
しかし、記者会見で質問されると、集団的自衛権の行使を認め
閣議決定には反対、基本は個別的自衛権で対処するが、朝鮮半島有事の際は
それだけで行けるのかわからないというような回答をしている

政見でわからず、会見でもわからない場合には、推薦人を見てみるとヒントが
得られる場合がある
。細野氏の推薦人には長島昭久氏のような超タカ派も入っ
ているので、基本はタカ派なのだが、それでは、安倍政権に対峙する勢力とい
うイメージに悪影響があるので、聞かれたときだけ答えて、何とかタカ派色を
見せないようにしようという作戦のように見える

岡田氏は、政見で集団的自衛権行使容認の閣議決定反対と書いて、やはり、リ
ベラル色を見せているが、集団的自衛権そのものに反対かどうかは何も書いて
いない
。記者会見では、政府の閣議決定について少し詳しい解釈論をしている
ものの集団的自衛権の是非については、今後の議論に委ねるという言い方で、
やはり、明言を避けている。

推薦人には、野田佳彦氏のようなタカ派もいる一方で阿部知子氏のようなハト
派もいるので、はっきり言って良くわからないが、細野氏と同程度のタカ派
見て良いのではないか

長妻氏は、政見の中で、あくまで個別的自衛権の範囲内での法整備を目指すと
述べている。細野・岡田両氏とは明らかに異なる。ハト派と言って良いだろう

面白かったのは、細野氏が、共同会見で三者の発言の後、三者とも考えが同じ
だとわかって安心したと発言したことだ
明らかに、自分がタカ派で、長妻氏
ハト派だと見られては困ると考えて、慌ててそれを消すための発言をしたと
いうことだろう

しかし、かえって、不自然さが出てしまい、墓穴を掘ってしまったように見え


  ●集団的自衛権については

 細野氏がタカ派?岡田氏は?長妻氏がハト派

民主党最大のアキレス腱である外交安保政策はどうか政見を読むと、細野氏集団的自衛権について、こんなに重要な課題であるにもかかわらず、あえて
触れていない。しかし、記者会見で質問されると、集団的自衛権の行使を認め
閣議決定には反対、基本は個別的自衛権で対処するが、朝鮮半島有事の際は
それだけで行けるのかわからないというような回答をしている

政見でわからず、会見でもわからない場合には、推薦人を見てみるとヒントが
得られる場合がある。細野氏の推薦人には長島昭久氏のような超タカ派も入っ
ているので、基本はタカ派なのだが、それでは、安倍政権に対峙する勢力とい
うイメージに悪影響があるので、聞かれたときだけ答えて、何とかタカ派色を
見せないようにしようという作戦のように見える
。ーー後略


  ●特定秘密保護法については踏み込まず

特定秘密保護法については、細野・岡田両候補は特に言及せず、長妻候補も第
三者機関の監視・関与の強化を謳っただけで、廃止や抜本見直しには触れてい
ない。今回は争点にはならないということだ

なお、細野氏は、この点には触れていないものの、情報公開法や公文書管理法
改正による国民の知る権利強化をあえて掲げていることは、従来の民主党の政
策ではあるが、評価できる


  ●改革にも新味はなし 公務員改革は切り込み不足

民主党お得意の「改革」についてはどうか細野氏が歳入庁と日本版GAO設置
を言っているのは本気だったらすごいこと
長妻氏の企業団体献金廃止も是非
やって欲しい政策だ

一方、何故か公務員改革については、各候補とも何もいっていない

長妻氏は、厚労相の時に、原口総務相が官僚の天下り拡大(「現役出向」とい
う形)をしようとしたのに対して、閣僚の中で唯一体を張って厚労省官僚につ
いてだけ止めてしまった実績がある。当時、官僚の間では「暴挙」とされ、最
後は、財務省と結託した仙谷由人官房長官と大喧嘩して更迭されてしまったく
らい公務員改革には熱心だった
。今回も期待したいのだが。


  ●脱原発長妻氏が具体的提案岡田氏・細野氏は事実上コミットせず
次に、原発エネルギー政策については、細野氏は、ただ「再生可能エネルギー
開発と電力の地産地消による脱原発とエコ社会の実現」というだけで、何もコ
ミットしていない
。 
岡田氏も「2030年代原発稼働ゼロに向け、あらゆる政策資源を投入する」とい
う評判の悪い従来の民主党の政策をコピーしただけになっている
。おさらいに
なるが、この公約では、約束しているのは、政策資源の投入だけで、原発ゼロ
ではない。ゼロに向けて頑張ってますと言い続ければ公約違反にはならない仕
組みだ

一方、長妻氏は、脱原発に向けて大きく踏み込んだ「原則、再稼動しない」
という標題は、「例外があるの?」と思わせるが、「実効性のある避難計画、
住民の同意、地震津波はもとよりテロを防ぐための確かな対策などがない限
り、再稼動はしない」と書き込んだことで、他の二人よりははるかに脱原発
向であることを明確化した

特に、実効性ある避難計画は、まともに義務付ければ全ての原発が動かなくな
る可能性があるし、テロ対策まで義務付ければ、当分日本の原発の再稼動は無
理ということになる可能性は高い
。ーー後略


  ●実績は?
岡田氏は、すでに民主党代表を務めた経験があるし民主党政権の時代には外
相も務めている。安定感のあるまじめな政策通という評価が定着しているが、
全体としては、自民党ハト派という感じだ自民党に対峙する野党を作ると
いう役割を果たせるのかやや疑問が残る

細野氏は、何よりも若さが売りだろう。はつらつとしたイメージもある。
改革派のイメージも強い。私が、自民党の麻生政権時代に内閣で公務員改革事
務局の審議官を務めていた時に経験した面白いエピソードがある。

私は、当時、民主党の改革派議員たちに、公務員改革の必要性を説明して、政
府に対して厳しい質問をしてもらっていた。あるとき、国会で、細野氏が質問
に立ち、当時の公務員改革担当相だった甘利明氏(現経済財政担当相)を滅茶
苦茶叩いた時のことである。
役所に戻って、甘利大臣と話していると、甘利氏がこう言うのである。

「いやあ、細野っていい男だね。弁舌さわやか、若くてイケメン。ああいうの
自民党にも欲しいんだよなあ。モナが惚れるのも良くわかるな。」

最後は、甘利氏お得意のジョークだが、細野氏が国会で散々叩かれた敵方の大
将をも惹きつけたのは事実だから、やはり大したものである

誰が見ても、民主党の若きエースである細野氏だが、民主党政権時代には環境
相を務め、大飯原発を「政治判断」で科学的根拠のないまま強引に再稼動させ
た4人衆の一人だという汚点もある
この人に「脱原発」と言われると「それ
はないでしょう」と思ってしまう人は多いだろう

また、甘利大臣がコメントしていた路チュー事件や、不倫旅行報道などで、特
女性有権者の反感を買ったこともあり、8年以上前のこととは言え、「細野
フィーバー」は期待できないという声も有力だ

一方、長妻氏は、「ミスター年金」で知られる、民主党政権樹立の最大の功労
者である。記者出身と言うこともあり、その綿密な調査力と問題抽出能力の高
さは民主党の中でも群を抜いている
官僚からは、「上から目線」とか「横暴
」など、とにかく厳しい批判がされるが、改革派の官僚からは、人情味あふれ
る政治家として慕われている
ということはあまり知られていない

既得権との闘いを任せるには、最も信頼できる政治家の一人と言えるだろうが、
問題は、仮に民主党代表になったとしても、推薦人に名を連ねる議員たちが、
そうした激しい改革案を本当にサポートするのかという点だ
もし、党内で支
持を得られなくなったら、政策で妥協して民主党をまとめるよりも、民主党
割って出て欲しいなと思う政治家である



 2.野党再編の予想

  ●細野氏と橋下氏をつないだ原発

三人の候補の中で野党再編を進める可能性が最も高いのが細野氏だ昨年の総
選挙までは、何が何でも維新との合流を目指すという感じを出していたが、今
回の代表選では、これを封印し、他の候補同様、まずは民主党の建て直しだと
いう立場を打ち出している

しかし、細野氏は、維新の会の橋下氏と極めて近い。それは、細野氏から近づ
いたというよりも橋下氏がうまく細野氏に取り入ろうとしたという側面が強い
のではないかと、私は見ている。2012年に大飯原発再稼動を決める直前、官邸
前のデモが燃え広がり、民主党は苦境に立たされていた。当時は飛ぶ鳥を落と
す勢いだった維新の橋下氏が、私が副会長を務めた大阪府市エネルギー戦略会
議の助言を基に、大飯再稼働反対を声高に唱えていたため、橋下氏が再稼動容
認と言わなければ、再稼動を進めることが非常に難しくなっていた

当時環境相として、再稼動を推進していた細野氏は何回も橋下氏に再稼動容認
を働きかけていた
その裏には前原誠司民主党代表がいた。橋下氏と前原氏
はそれ以前から定期的に勉強会を開催していて、非常に近い関係にあった
。そ
前原氏が、バリバリの原発推進派で、経産省の今井資源エネルギー庁次長(
当時。現安倍総理政務秘書官)と一緒に何回も橋下氏の折伏を試みていたのを
私は知っている
橋下氏としては、前原氏を丁重に扱うことで、将来の野党再
編のときに共同戦線を張るための関係を築いておきたいという思惑があるのだ
ろうなと、私は見ていた
そこに環境相として大飯原発再稼動のために細野氏
が登場。橋下氏から見れば、将来、細野氏と組めば、人気取りの面では最高の
コンビになると考えた可能性が高いと考えたのだろう。その辺の読みは橋下氏
ならではのものだ

橋下氏が大飯再稼働容認に転じたことで、民主党は安心して再稼動に踏み切る
ことになるのだが、このときは、完全に橋下氏が細野氏に恩を売った形になっ
ている
橋下氏の再稼動容認の判断は、様々な要素を勘案して総合的に行なわ
れたものだろうが、細野氏に恩を売っておくことで将来の細野氏との連合の作
戦を選択肢に加えようという意図が影響を与えたことは確実だと思う

こうした経緯から見ると、民主党代表に細野氏が選ばれれば、維新橋下氏の側
から、民主党にラブコールを送ることになると思われる。ただし、組合嫌いの
橋下氏が、民主党と丸ごと合流するのは難しいので、細野氏が、当選後、どう
やって組合の影響力を弱めることができるか、あるいは、できない場合に、党
を割る覚悟があるのかが問われるのではないか

一方、岡田氏は、維新との合流には慎重だただし、昨年の衆議院選挙では、
維新の江田憲司代表との間で選挙区調整で汗をかいたことにより、両者の間に
は強い信頼感が醸成されたという解説もなされている
。元々、両者は経産省
身で、江田氏が政界に出た後も当然交流があったと見るほうが自然だ。ただし、
岡田氏の性格から見て、まずは、国会での共闘、あるいは、選挙協力というレ
ベルから始まると見たほうが良い。それを超えた党の合流のような話になる可
能性は低いのではないかと思われる

長妻氏はどうかと言うと、維新との距離は一番遠いのではないかと見られる。
維新のタカ派的な色彩が、長妻氏の政策とはかなりぶつかる可能性が高い

だし、長妻氏の改革の姿勢は、一部の分野では維新と極めて近いものもあるの
で、分野ごとの協力関係ができる可能性は高い


 3.今回の代表選は野党再編に直結しない

  ●もう一回、政策によるリシャッフルが必要

以上述べたとおり、今回の代表選で誰が当選しても、すぐに野党再編の流れが
強まると見るのは無理がある

仮に、細野氏が代表になって、維新との連係路線をとろうとしても、組合系の
議員の反対が強く、無理に推し進めれば、党分裂ということになりかねない。
統一地方選の前にそんなことはできないし、それが終われば、来年の参議院選
挙までは大きな選挙がないので、様子見をする議員も増えるだろう

ただし、4月下旬以降は、安倍政権が集団的自衛権を含む安全保障関連の法律
案を出してくる。その是非をめぐって、とりあえず反対ということでまとまっ
て行ければ、維新との合流話は先送りになるだろうが
、法案の内容や維新の出
方などによっては、党内のタカ派が単に反対では終われないという自体が出て
くる可能性がある。維新と共同での修正案提出などという話が出てくれば、大
モメという事態もあるだろう

いずれにしても、いつも繰り返し述べているとおり、安倍政権がタカ派政策を
どんどん繰り出してくるのは必至なので、外交安全保障について、右から左ま
で全く考えの違う議員を抱える民主党は常に揺さぶられ続けることになる

それを有権者の立場で見れば、結局民主党はいつまでたっても、どこに向かっ
ているのかわからない政党のままだということになる

改革派と守旧派タカ派ハト派という二つの対立軸で、どの立ち位置を取る
のか、はっきりさせることなしには、民主党が今回の選挙以上に票を大きく伸
ばすことは難しいだろう
そして、その立ち位置を明確化する過程では、党が
割れるというプロセスを経る必要がある。道は、まだまだ遠いということのよ
うだ


 4.今年度補正予算もバラマキ、税制改正は改革不発、目玉は法人税減税

  ●格差拡大の税制と庶民に住宅を買わせて業界を助け続ける税制

昨年末に決定された政府の経済対策では、今年度の補正予算の規模は3.1兆円
となった。規模はあまり大きくはないが、目玉が、プレミアム商品券(例えば、
一万円の商品券を8千円で買える。消費者は2000円得するが、その分を自治
補助金で補填するというような仕組みの商品券)を発行するための予算など
だが、はっきり言って、そんなことが緊急性の高い事業なのか。単に統一地方

選挙の票目当てのバラマキであることは明らかだ。消費税増税を延期したから
社会保障の給付の拡大を先送りしますなどと言っておいて、こんなバラマキに
予算を使うことの理不尽さにあきれるが、マスコミは全く批判しない。財政は
苦しいのだから、バラマキはやめて、もっと、本当に苦しんでいる人々への給
付を優先するべきではないのか
(注:執筆時はまだ補正予算案は決定されて
いないため、詳しいことはわかっていません)

一方、自民公明両党が決めた与党税制改正大綱では、法人税減税が目玉だ34.
62%の実効税率(課税所得に対して支払うべき法人税と事業税と住民税の税額
の割合。ただし、実際に支払う税率は、様々な細かい制度によりこれとは異な
ることが多い)を27年度は32.11%に、28年度は31.33%に引き下げる。さらに、
29年度以降も引き下げを行い、20%台まで下げることを目指すということにな
った。これは概ね想定どおりだ

私が注目していたのは、減税とともに、一部の業界だけが既得権を貪っている
数々の租税特別措置を廃止できるかどうかだったが
、ほとんど見るべき成果は
なかった。やはり、安倍政権は、過去の自民党政権と全く同じ、利権の党、バ
ラマキの党から脱していないのだ

この他、気になるのは、子や孫への資産の贈与の免税措置が拡大されることで
ある。格差の連鎖を拡大するものであり、ここまで格差が拡大した中で行なう
ものなのか多いに疑問がある

また、住宅の販売が不調になっていることもあり、住宅の販売促進のために、
いろいろな措置がとられる。しかし、過去に住宅を買って大損をした人たちは
非常に多い。巨額の借金をして買ったのに、毎年地価は下がり続けるという事
態が続いていた

資材・人手不足で物件価格が非常に上がっている中で、来年度も庶民に家を買
えと進める感覚が全くわからない
2019年以降は、国内の世帯数が減少に転じ
るという予測がされていて(人口はすでに減少に転じているが、単身者世帯が
増えていることなどから、世帯数はまだ増えている)、そうなれば不動産価格
はまた下がる可能性が高い

都心の高級マンションなどへの投資ならわかるが、庶民が買う物件のうちどれ
だけのモノが、今後値上がりすると考えているのだろう。慌てて買うのは控え
ましょう、もうすぐ下がりますよと言ってあげるのが優しい政策だと思うのだ


  ●来年度予算はまた最高を更新

一方、来年度予算は、96兆円から97兆円の間で最終調整が進んでいると報じら
れている
。そのとおりになれば、昨年度当初予算が95.8兆円だから、これを超
えて、当初予算としては史上最高ということになる。(ただし、補正予算を合
算した金額を決算ベースで見た場合は、過去に100兆円を超えたことが二回あ
る)

税収が好調なため、国債発行額は減少させることができそうだが、バラマキで
膨らみすぎて資材や人手の不足を招き、民間の投資や個人の住宅購入を妨げて
いる大きな要因となっている公共事業も、まだ増やそうとしているようだ

財政再建には三つの手法がある増税歳出削減、そして経済成長による税収
である。日本のように巨大な累積赤字のある国では、どれか一つで財政再建
を実現することは不可能で、三つ全てを組み合わせて実施する必要がある。

その場合、世界の常識(学説だが)として、増税から入った場合は失敗する例
が多いとされている。増税で歳入が増えるとどうしても歳出を増やそうという
圧力が高まったり、成長のための改革が先送りされたりということが起きやす
いからである

安倍政権の場合は、典型的な増税先行の失敗パターンだったということがわか
る。このまま行けば、以前から指摘しているとおり、増税とバラマキのスパイ
ラルから抜けられなくなる可能性が極めて高いと言って良いだろう


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◎.代表選の結果も、読み込み済み 100兆円の予算も想定内。 だけど、 テロ対策に絡めた集団的自衛権の行使・秘密保護法の拡大・憲法改正まで・そして置き去りの核廃棄物(廃炉・使用済み核燃料処分)全て先送りのまま原発の再稼働・・・・・この国一体どうなっちゃうの???(keniti3545)


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