「keniti3545」since74 小さな窓:2014.6月10日晴れ17℃「東日本大震災」「311フクシマ」1268日 今日の一題「ポスターで社会が変わると思っているんですか?」

*「東日本大震災」「311フクシマ」1268日

*毎週火曜日は 放射線量測定日 「本日6月10日」


データ一「グループ1」

 先ず前週6月3日の測定値を示す:我が家屋敷内と周辺 5点 (此処には毎回高位値2つを提示している)   

東:0.21 0.21μSv/h 西:0.18 0.14μSv/h 南:0.54 0.43μsv/h 北:0.12 0.12μsv/h

M :0.66 0.59μsv/h


全体のMaxは0.66μsv/h

   5点の総平均値=0.26μSv/h


 06月10日 本日の測定値     

東:0.23 0.18μSv/h 西:0.19 0.18μSv/h 南:0.43 0.41μsv/h 北:0.19 0.18μsv/h

M :0.57 0.56μsv/h


全体のMaxは0.57μsv/h

   5点の総平均値=0.26μSv/h




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◎.3日間猛烈な降雨に見舞われたが(今日の午前中は晴天)、データグループ「2」児童公園のホットスポット南辺(楓根本)「Max0.95μsv/h 総平均0.38μsv/h」 データグループ「1」M(モデルセンター屋根からの雨だれ跡)の「Max 0.57μsv/h、 総平均値0.26μsv/h」は大幅な変化ありとは言えないだろう。 豪雨でも定点の線量測定値に変化見られず、は既に何回も経験済みではあるが、改めて「セシウム137の半減期30年」という言葉は重くのしかかる。 期を一にして今日の我が地方紙下野新聞には、下記のごとき記事ありーー


 住宅表土除去、補助対象に 那須塩原那須、秋にも交付金

6月10日 下野新聞 朝刊

 福島県内で国の財政負担となっている住宅除染の「高線量メニュー」が、本県(栃木県)では一部しか認められていない問題で、井上信治環境副大臣は9日、県庁で行った福田富一知事との会談で、那須塩原市那須町が独自に財政負担している庭の表土除去に対し、震災復興特別交付税で支援する方針を明らかにした。詳細な要件や交付額は政府内で引き続き調整し、秋ごろに提示する見通し。同省によると、本県の支援対象は2市町のみで、高圧洗浄には支援を行わない。

 東京電力福島第1原発事故の除染をめぐっては、同省が福島県以外を「比較的放射線量が低い地域」と区分し、国費負担の対象となる除染方法を限定。両市町や県、県市長会などは線量の低減に効果が高いとされる表土除去を国費負担の対象に含めるよう、再三要望していた

ーーーkniti3545ーー 赤字のごとき理由により除染施行の優先も決めているのにも拘わらず未だに、空間線量の測定値で物言ってるのは何故なのでしょうかね?! 地表の測定値使ったら良いでしょうにね?!ーーー keniti3545


 会談の中で井上副大臣は両市町からの財政支援の要望に触れ「隣接する福島県内の市町村との不公平感、不安感は理解できる」と指摘。政府内で検討した結果、東日本大震災の被災自治体を財政支援する震災復興特別交付税を活用すると説明した。

 会談後の記者会見では「(福島県と)県境を挟んでそれほど遠くなく、放射線量もそれほど違わないのにおかしい、というのはその通り。住民の方々の声を実現する方向で何かできないか探ってきた」とし、政府内の調整に時間を要したことを明かした。

 福田知事は「県政の一つの喉のとげみたいなものだった。やっと方向性が出て、とげが抜けるのは大いに歓迎したい」と評価した。

 那須塩原市は18才以下の子供が居る世帯を対象に、市の全額負担で表土除去を実施している。2012年度は9億円、13年度は見込額で7億円を負担した。

 那須町は表土除去や土壌の天地返しを住民が独自に行う場合、一軒あたり20万円を上限に町の財源で補助していて、12年度は1億7千万円を支出した。

那須塩原市の阿久津憲二市長は「市独自の住宅表土除去最大の課題は市単独負担だったこと。国の財政措置に感謝したい。引き続き福島県と同等の除染メニューが認められるよう重ねてお願いしたい」。那須町の高久勝町長も「今までの町の主張が認められ感謝したい。国の財政支援により除染が大きく進み、住民の不安解消や風評被害の払拭も進むと期待している」とのコメントを発表した。

 県市長会長の佐藤栄一宇都宮市長は「国においては現場の実情に即した支援を引き続き進めてほしい」とコメントした


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 データ グループ「2」 児童公園の測定 「5点」:各定点の平均値


 各定点 6回測定の平均 単位はμsv/h (6月/10日)


東辺:公園内、外周東辺 楓根元 -.-- *東辺の立木枝落とし作業中に尽き今回の計測は中止  

南辺:公園内、外周西辺 楓根元 0.84 (今回のmaxは0.95μSv/h)

「西辺」:公園内、外周西辺 樹木根元 0.41

北辺:公園内、外周北辺 樹木根元 0.13

E :児童公園(グランド中央部) 0.13



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データ グループ「2」


6月3日 前週の測定値 (此処には、データグループ1と同様高位値2点を示している)  

東:0.27 0.27μSv/h 西:0.45 0.43μSv/h 南:0.97 0.90μsv/h 北:0.23 0.14μsv/h

中央:0.21 0.14μsv/h


全体のMaxは 0.97μSv/h

  5点の総平均値=0.32μSv/h



6月10日 今日の測定値   

東:-.-- -.--μSv/h 西:0.61 0.56μSv/h 南:0.95 0.92μsv/h 北:0.21 0.14μsv/h

中央:0.19 0.14μsv/h


全体のMaxは0.95μSv/h


  5点の総平均値=0.38μSv/h



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*今日の一題 「ポスターで社会が変わると思っているんですか?」


愕然とした一言「ドイツの若者が日本人に放った質問」 だそうだ!

恥ずかしいな〜!と思うのはわれだけではないだろう!

“ポスターで社会が変わると思っているんですか”?
ドイツ在住、8人の日本人魔女の通信今回は「みーこ」さんのレポートです

http://midori1kwh.de/2014/05/04/5394



http://www.jca.apc.org/femin/
ふぇみん新聞2014年4月15日号
2014041511_20140415084525992.jpg

今月3月4日、ドイツで「原発事故がもたらす自然界と人体への影響について」の国際会議が開催された
主催は核戦争防止国際医師会議(IPPNW)・ドイツ支部など
世界各国の医師や科学者たちが集い、放射能汚染の健康被害について議論する中、
東電記者会見の取材を続けるお笑い芸人、おしどりマコさんも招待を受け参加した

 この会議や現地の様子についておしどりマコさんの寄稿

今月2月24日から3月15日まで、ドイツとベラルーシに行ってきました
核戦争防止国際医師会議(IPPNW)に出席・発表するためと、ドイツとベラルーシの取材をするため
そして牧師の御好意でいろいろな脱原発のデモ・集会の取材と、各地の教会や学校で講演をしてきました


活動家だと思われる

IPPNWで一番印象に残ったこと。
何人もの科学者が同じような事を発言していました。

「自分は一科学者、一研究者だが、原子力に都合の悪い事実を出すと活動家のように思われてしまう」

これは私も本当に同感!

私はげhh発事故の取材を続けているだけですが、いつの間にか「脱原発芸人」のように思われてしまっています。
この事がなぜ問題か
原子力に都合の悪い事実を出す人間を「活動家」として捉えてしまっては、公平な議論が出来ないからです。
日本で取材していたとき逆の現象も感じました

原子力推進側にも、福島第一原発事故の対応はマズイ、という意見はあるんですね。
しかし、原子力に都合の悪い事実を出す人間を「活動家」ととらえる風潮で、そういう意見が出にくくなる。
これは良くない現象です

原子力は単なるエネルギーの選択肢の一つ。
エスかノーかではなく、もっと議論がなされるべきだと思います

政府の「安全」は無意味
IPPNWでは、様々な研究者の発表がありました。
原子力発電所の周囲5kmに小児白血病のリスクが増えたという研究で知られる
(Kikk Study)のアルフレード・ケルブライン

放射線生物学者のキース・ペーパーストックは世界保健機関(WHO)で働いていましたが、
突然何の理由もなく2001年にWHOの被ばく影響部門を閉鎖されたと言います

生物生態学者のティモシー・ムソーはツバメで被ばくの影響を調べています。
ツバメは飲酒も喫煙もせずストレスもないので、
被ばくによる健康影響が出てもその他の要因にされないからいいのだそう!

IPPNWは原発事故だけでなく、劣化ウラン弾原子力発電所や核実験など、
様々な核の影響に関して調査し、警告を出す医師たちの組織です

原子力・核の歴史は、権力、企業、国家にとって都合のいい事実を出し続けており、
その下で住民が虐げられてきている

国連科学委員会(UNSCEAR)やWHOも、原子力ロビーに屈している事は我々にとって周知である
日本で原発事故があったが、政府が発表する『安全』など何の意味もないことは、
チェルノブイリ事故を経験した我々ヨーロッパの研究者にとっては当たり前である」

10日間、生活を共にした研究者の方々からたびたびこういう事を言われました

政治に敏感な若者

そして、衝撃だったのが、学校や教会で講演をしてまわったときの事。
最後の質疑応答コーナーですさまじい量の質問がどこでもきて!

帰る支度をしていても囲まれて、
公共放送のNHKの会長についてどう思う?」まで聞かれるとは!
すごいね、ひょっとしてみんなもう支持している政党とかあるの?」と聞いてみると
僕は社民党に考えが近い」
緑の党がいい
政党『左』を今のところ支持している」などすぐに返ってきて。
わ、日本では学生の時にどの政党がいいか考えている人はほとんどいないよ」と私が言うと、子どもたちは
え?じゃ日本は選挙権を持つ年齢になってから、支持政党を考えだすの?それじゃ遅くない?
…おっしゃる通りでございます…。


どこの学校でも質問されたのが、

ドイツは日本の原発事故を受けて原発を手放すことに決めたけれど、
なぜ日本は再稼働させて海外に原発を売っているの?

職業訓練校は学生の年齢層が高いので、ハッキリとこう言う学生もいました。
日本は長崎と広島に原爆が落ちて、福島でレベル7の原発事故が3件あって、
それでもまだ原子力を使い続けようとするのはなぜ?僕は理解できない

この質問には毎回こう答えていました
「日本の国民すべてが原発再稼働に賛成のわけではない。
例えば原子力委員会が2011年に行った原子力政策について民意を調べるパブリックコメントでは、
即時に脱原発、段階的に脱原発の意見は合わせて98%だった」

するとあるギムナジウム中等教育機関)でこう返されました
なぜ暴力に訴えないの?ポスターで原発がなくなったり、世の中が変わると思っているの?
これには私は唸りました。

暴力に訴える、というのは良いことではないけれど思うところがあったのです

ドイツに行っている間、日本の方々から
日本の惨状をドイツで訴えてきて!外圧で日本を動かして!という声を沢山いただいて
気持ちはわかるんだけど、ちょっと納得がいっていなくて。

外圧に訴える、という前に私たちは、全力で、死にもの狂いで、何かした?
自分たちが全力を尽くす前に外圧に訴えて、というのは、少し安直でズルい気がしていたのです
「ポスターで世の中は変わると思っているの?」という学生の質問はそこを突かれた気がしたのです


知識と怒りを

ーーー
ドイツで、さまざまなデモの取材もしました。
遠足みたいな気軽で楽しいデモがたくさんあって。
でも「遠足みたいなデモは、何も社会を変えないデモだから」と言われてしまいました。
「本当に社会を変えるような大きい力のあるデモは武装警察が制圧に来るよ。
ケガをする人が沢山出るよ。でもメディアはほとんど報じない」
ーーー :← この部分は全肯定はできませんが知識を高め他人任せでなく個としての怒りを忘れないこと・意思表示をすることは「人間として大切な事」です。(keniti354



そして衝撃の話を伺ったのです
「2010年のシュツットガルトでの大きいデモで、学生たちに放水車が向かっていたので、
老人が間に入ったら、放水車はその老人の顔をめがけて放水をして。
両目が飛びだして流れてしまい、彼は失明してしまった

その写真が1枚だけ新聞に載って、その後、老人のところに沢山のメディアが取材に来たけれど、
ほとんど掲載される事はなかったんだって

ドイツも日本と同じ、政治家も企業も警察も報道もひどいことが多いよ
でもドイツと日本の違うところは市民かな。
ひどい事に対して、講義したり、監視したりする市民は、日本よりは確実に多いと思う」


私たちに足りないのは知識と怒り、という事を改めて感じました

私は「遠くの誰かが虐げられている事に対して、自分が怒りを持って動く事ができるか」
というのはキーワードだと思います

この怒りは重要
知りたがりの怒りんぼうにならなくてはね!



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 今の日本は (keniti3545)


いくつもの「自国を危うくするごり押し」に、我々国民の反応が鈍くなって来てないのか? 心配だ?

 叩かれても、警告を受けても引っ込めた案件は一つもない軌道修正の効かない・「危険極まりないアベノミクス

 数の力を盾に強権行使:ナチス化の臭いがしてこないか??


世論からも、半ば子飼いの規制委からもだめだしが出ても諦めない ダメを出さない規制委にしてしまえ!

 もんじゅ全点検結果を再確認へ 所長が原子力規制庁に説明

福井新聞2014年6月6日(金)08:30

もんじゅ全点検結果を再確認へ 所長が原子力規制庁に説明
(福井新聞)



 高速増殖炉もんじゅ福井県敦賀市)の機器の点検漏れ問題に関し、日本原子力研究開発機構の斎藤伸三副理事長(もんじゅ所長)は5日、原子力規制庁を訪れ、保守管理の改善に向けた取り組みを報告した。3月の保安検査の指摘を踏まえ、保全計画の見直しの中で新たに、全機器約4万7500点の点検結果の書類を再確認する作業を始めたと説明した



 原子力規制委員会は5月14日、保安検査で見つかった一部機器の点検方法の不備など保守管理に関する不適切な処理について、保安規定違反と判断。保守管理体制の再構築は「まだ途上」とした



 全機器の再確認作業では、他の機器で点検方法の不備などがないか調べて、不備があれば再点検する。結果は保全計画に反映させる



 保守管理体制や品質保証体制の再構築に向け、これまで所内で統一されてなかった機器の「点検要領書」を標準化し、品質保証の担当者を各課に配置することも報告した



 一方、組織改編や対策を含めた保安規定の変更は、規制委から「根本原因分析の深掘りが足りない」と指摘され、見直している最中。4月に予定していた改革計画に基づく組織改編は遅れており、原子力機構は改編だけの保安規定の変更を早期に申請する方針を示した



 斎藤所長は、規制庁の大村哲臣審議官との面談で「原因の分析と対策が有効かどうか、現場でのフォローが足りなかった」と反省を口にした。大村審議官は「組織改編はメリットもデメリットもあり、どう扱うかは課題」と述べた



 規制委から受けた運転再開準備を禁止する命令の解除に向けては、保全計画の見直しや保安規定の変更認可などが必要。報告書ではこれらの“宿題”について、9月末と設定している集中改革期間内に提出する方針を示したが、斎藤所長は記者団の取材に対し「規制庁との話でまとまっていくものなので、いつになるかは申し上げられない」と明言を避けた



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此方は地方紙 民友ネット
「吉田調書」の公開請求 内閣官房原発被災者ら

 東京電力福島第1原発事故の被災者らは5日、政府の事故調査・検証委員会が吉田昌郎元所長(故人)から事故当時の状況を聞いた「聴取結果書」を開示するよう内閣官房に情報公開請求した。開示されない場合は提訴するという
 都内で記者会見した代理人海渡雄一弁護士は事故で何が起きたか正確に知るための重要な1次資料。市民の共有財産で、政府が独占すべきではない」と話した請求者の1人で福島原発事故告訴団の武藤類子団長(三春町)は「刑事責任を追及している立場として、真実を明らかにすることは重要。被害者を救済し、二度と悲劇が起きないためにも情報は開示されるべき」と強調した
(2014年6月6日 福島民友ニュース)


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閣議決定今国会に拘らず(これまでの官房長官談)等とはぐらかしていたがついに本音が出た!

    歯止めは公明党頼みは脳がなさすぎる野党ではなかったか! (keniti3545)


首相、今国会の閣議決定指示 集団的自衛権、公明へ圧力強化

朝日新聞デジタル:2014年6月7日05時00分

安倍晋三首相が、憲法解釈を変更して集団的自衛権を使えるようにする閣議決定を今国会中に行うため、自民党幹部に公明党との協議をまとめるよう指示したこれを受け、高村正彦副総裁は6日、閣議決定の原案を作るよう政府側に要請。首相は自民党と一体で協議の促進に向けて公明への圧力を強めている


 ■自民、政府に原案要請

 首相は6日午後(日本時間同日夜)、訪問先のローマで「公明にも議論の加速化について、ご理解いただいていると思う。政権与党として決めるべき時は決めなければならない」と記者団に語った公明は集団的自衛権の行使容認に現時点で反対の姿勢を崩していないが、首相は「(閣議決定のための)会期延長は考えていない」と述べ、公明の理解を得て早期に閣議決定することに自信を示した

 集団的自衛権の行使容認など、自公両党が安全保障政策の見直しを話し合う6日の「安全保障法制整備に関する与党協議」では、高村氏は「閣議決定されるべきものを要求したら、いつでも出せるように準備しておいて欲しい」と同席した政府関係者に求めた。

 首相は5月15日の会見で「今後のスケジュールは、期限ありきではない」としていた。だが、政権幹部は6日、「安倍首相が高村副総裁、石破(茂)幹事長に今国会中の閣議決定を指示している」と語った。一方、公明の北側一雄副代表は協議後、「与党で合意しなければ閣議決定はできない」と記者団に述べ、原案作成が閣議決定を前提としたものではないことを強調した

 また、政府・自民側はこの日の協議で、自衛隊による米艦船の防護やペルシャ湾を想定した機雷除去など、集団的自衛権を使わなければ対応できないとする8事例を初めて議題に乗せ、集団的自衛権をめぐる本格的な議論に入った。過去の国会答弁を示しながら、従来の個別的自衛権や警察権では対応できないとして公明の理解を求めた。

 これに対し、公明は「これまでの憲法解釈で、どの法律を改正すればできるのか議論をする必要がある」(北側氏)と反論。北側氏はさらに、集団的自衛権の行使を必要最小限とする首相の「限定容認論」に対し、「『必要最小限』の基準を示して欲しい」と述べ、実際に行使する際の具体的な条件を提示することも求めた。10日に予定されている次回協議では、条件の是非をめぐる議論に入る可能性が高い

 公明内では、首相や自民が閣議決定へ強硬姿勢を貫いた場合をにらみ、連立政権からの離脱を示唆するような発言も出始めており、攻防は激しくなりそうだ。(蔵前勝久、ローマ=杉崎慎弥)


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集団的自衛権:与党協議 グレーゾーン2事例合意 来週に本格議論

毎日新聞 2014年06月07日 東京朝刊


 自民、公明両党は6日の「安全保障法制の整備に関する与党協議会」で、日本への武力攻撃に至らない「グレーゾーン事態」2事例に現行法の運用変更で対応することで合意した。政府は多国籍軍への後方支援を巡り、「他国の武力行使との一体化」の新基準を示した。一方、協議会座長の高村正彦自民党副総裁は、安倍晋三首相が今国会中を目指す閣議決定の原案を作成・提示するよう政府側に要請。政府・自民党は来週の与党協議で、行使容認の議論を本格化させる構えだ

 ◇政府、後方支援に新基準

 政府は協議会で、グレーゾーン事態の「離島での不法行為への対処」「公海で襲撃された民間船の救援」の2事例で、新法や法改正も検討するとした前回の回答を修正。警察、海上保安庁海上自衛隊の連携強化や、自衛隊海上警備行動の発令手続き迅速化など、現行法の運用改善で当面対応する考えを示し、公明党も大筋で了承した

 グレーゾーン事例の「平時にミサイル発射を警戒する米艦の防護」では、政府は、自衛隊の武器等防護(自衛隊法95条)を参考に、米艦も防護できる条文追加を検討する方針を示した。

 国際協力の「多国籍軍への支援」の事例では、政府が前回示した「武力行使との一体化」4条件を撤回。(1)現に戦闘中の現場では支援しない(2)戦闘現場になったら支援を中止する(3)人道的な捜索・救助は例外とする−−との新基準を提案した。ただ「(自衛隊イラク派遣などで設けた)非戦闘地域の概念は取らない」とも説明。他国部隊が銃撃戦などの最中でなければ、戦場など危険地帯での後方支援が可能になる。自衛隊が事実上の戦闘行為に限りなく近づき、突然の戦闘に巻き込まれる懸念も高まる

 政府は現行憲法解釈で、自衛隊が海外で「国または国に準じる組織」に武力行使することを禁じている。この点について政府は与党協議で、自衛隊が派遣される国の同意のほか、国家安全保障会議(NSC)が、派遣先の政府が国内を実効支配しているか、「国に準じる」ほど大きな武装組織が他にいないか、を判断する仕組みを提案したNSCが基準を満たしたと判断すれば、自衛隊が武器を使用しても警察権の行使にとどまり、武力行使自体があり得ないとするものだ

 一方、政府は残る武力行使活動の8事例について「いずれも集団的自衛権に当たる」と説明。公明党北側一雄副代表らは「現行法や現行憲法解釈でどこまで可能か議論すべきだ」と述べ、次回以降、歯止めも含めた詳細な資料を示し、説明するよう求めた。

 これに対し高村氏は「政府が考える閣議決定、政府方針(の案)をいつでも出せるよう準備してほしい」と礒崎陽輔首相補佐官らに要請した。政府・自民党は、首相の強い意向を受けて集団的自衛権を明記した閣議決定原案を示し、22日の今国会会期末をにらみ、行使容認に慎重な公明党を押し切りたい考えだ。しかし北側氏は協議後、「与党協議が合意した所しか閣議決定はできない」と記者団に強調した。【宮島寛、佐藤慶


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suueiのメモさん が、朝日新聞1986年の記事をバックに身に染みる警鐘です!


 あなたはあのひどいナチス政治の下で、どうして平気で暮らしていられたのですか

小さな兆候こそ 木下順二(『朝日新聞』1986年元旦「論壇」より抜粋)


丸山真男君が『現代政治の思想と行動』の中に紹介しているあるエピソードである。私の勝手なことばでいいなおしてみると、

 あるアメリカ人が、第二次大戦後のドイツへ行って、いろんなドイツ人に、あなたはあのひどいナチス政治の下で、どうして平気で暮らしていられたのですかと聞いて歩いたのへ、例えば一人の言語学者(だからインテリだ)はおおよそこういったというのである

つまり、あの当時、「ナチ『革命』の全過程の意味を洞察」できるような「高度の政治的自覚」を持つことは、日常の生活に忙しく追われている一般市民には、とても望みがたいことであった

ナチスが政権を取った年のある日、ドイツ人の経営する商店の店先に「ドイツ人の商店」いう札がさりげなく張られたとき、一般人は何も感じなかった

またしばらくしたある日、ユダヤ人の店先に黄色い星のマーク(ユダヤ人であることを示す)がさりげなく張られた時も、それはそれだけのことで、それがまさか何年も先の、あのユダヤ人ガス虐殺につながるなどと考えた普通人は一人もいなかったろう

つまり「ナチ『革命』の全過程の意味を洞察」できる普通人はいなかったのだ

きのうに変わらぬきょうがあり、きょうに変わらぬあしたがあり家々があり、店があり、仕事があり、食事の時間も、訪問客も、音楽会も、映画も、休日も・・・別にドイツ一般民衆の思想や性格がナチスになったワケでは全くないのだが、気のつかない世界(ドイツ社会)の変化に彼らは「いわば止めどなく順応したのである」そしてナチスが政権を獲得した1933年から7年がたって、あのアウシュビッツが始まったというわけだ。≫


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日本のナチス 既に小さな兆候どころではあるまい! 阿部政権のナチス化へ向かうなりふり構わぬ姿勢 強引 強権(狂権)覚悟のごり押し 数え上げるにいとま無し・なのに強力な反論も無し! 日本はどこへ向かう? 等と呑気なこと言ってる場合ではない!

(1)TPP論争で口火を切って(2)秘密保護法(案)(3)原発の再稼働問題(4)憲法九条改定、の 狙いかなわぬと見れば<個別的自衛権との兼ね合いを比較に持ち出し集団的自衛権の行使可能な拡大解釈に論点をすり替え(移し)> 全て閣議決定という名のごり押しの連続


朝日新聞の記事を引用するまでもないのか? 


ナチスが政権を取った年のある日、ドイツ人の経営する商店の店先に「ドイツ人の商店」いう札がさりげなく張られたとき

(イ)「自民党は民主主義を守り、長期的には脱原発に進みます」という国会答弁をさりげなくしていました

またしばらくしたある日、ユダヤ人の店先に店先に黄色い星のマーク(ユダヤ人であることを示す)がさりげなく張られた時も、それはそれだけのことで、それがまさか何年も先の、あのユダヤ人ガス虐殺につながるなどと考えた普通人は一人もいなかったろう 

(ロ)しかし、舌の根も乾かぬ内に「自民党は、TPPは当然参加農業を始め重要5項目といえどもある程度の妥協はやむなし早期に決着を胸とすべし」「秘密保護法強行採決による可決」原発再稼働に向けたごり押しは規制委の入れ替え人事に、国民も有識者からも危ぶむ声大の欠格事項を有するメンバーの登用」 「阿部総理:集団的自衛権の容認今国会で閣議決定」を示唆


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「keniti3545の独り言」

ナチスが政権を奪取してから7年目にアウシュビッツが始まったと言ってます。 アベノミクスはこの勢いでは、「次の選挙前」にも目的を果たしてしまう勢いではないのか!?

ドイツ国民は店先に、玄関先に張られた表札が「魔符」に変えられたのを気づかなかったとたとえられたが、<今の日本は=大っぴらに張り巡らされる呪縛の絵札も、言葉も行動も、「公の場で上は国会から・メディアのプロパガンダ・町中でのオルグにも・堂々と宣せられても反論が上がらない> 「世論を形成するパワーを持たないお任せ主義の国民」に成り下がってしまったのか?!

「選挙にも行かない若者」、「デモにも加わらない会社員」、「ワーキングプアの予備軍になっても捨てられない中流意識」、「何もせずに、いつか中流家庭を持てると思っている労働者」、「怒らない中年」。


アベノミクスは何でも出来る「武器も売ろう」、「原発はもちろん再稼働、途上国にもにも勧めよう」、「集団的自衛権行使の容認など今国会中に閣議決定してしまえ」と下知をとばす! もう、既に半分ヒトラー気分じゃないのか?!


昨日(9日)の国会中継を見ていても、もう「お億面」も良いところ! 「民主党新緑風会江崎孝氏の弁によく捉えられていた」「元総理河野洋平氏のある雑誌への寄稿論文中から阿部総理への苦言」だ。 「最近の阿部総理は、国会答弁の受け答えを始め国民に対する姿勢が全て上から目線であることを感じる」! 「これは主権者である国民を愚弄していることになる」(keniti3545の聞き取りと書き起こし)。と言う内容であった。自信たっぷりを通り越してまさに上から目線は衆目の認めるところであろう。 我々日本人は、本当に「アベノミクス」をナチス化して東洋の”アウシュビッツ”が築かれることを黙って見届けなければならないのか?? (keniti3544)


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