「keniti3545」since73:11月3日晴れ7℃「東日本大震災」「311フクシマ」969日 今日の一題「秘密法案成立阻止」此処が憲法を守る砦だ!

*朝トレ:もうちょい寒くても良いんだよ!7℃ チョットぬるめの朝、でも朝は気持ちいい、朝〜! 健康の証し、今日も頑張れるぞ〜! なに、一人で張り切ってるんだよ〜と、「カラス」か? われの勝手でしょう!気持ちいい朝〜です
まだ、あの言葉はでないな、「お楽しみ」は後日へ取っておこう。 今日は、昨日の貯筋がチョットだけ効いてるみたいだった


*「東日本大震災」「311フクシマ」969日


*今日の一題 「秘密法案成立阻止」ここが憲法を守る砦だ!


   国民の危機感→「国民総出の舵取りが出来るのか!!




(東京新聞 2013年11月3日)


週のはじめに考える 「文一道」の精神に立つ

 きょう「文化の日」は、六十七年前に日本国憲法が公布された日です。憲法改正などが公然と論議される現代こそ、その原点をみつめたいと思います

 気に入らないから、内閣法制局長官の首をすげ替える−。安倍晋三政権のみならず、実は戦前にも、同じような荒っぽい出来事がありました

 有名な美濃部達吉博士の天皇機関説事件のときでした。一九三五年のことです天皇は法人たる国家の元首の地位にあるという憲法学説に対し議員らが猛然と攻撃を始めました。「天皇統治権の主体であり、国体に反する」などと非難を繰り返したのです

首になった法制局長官 

 法制局長官であった金森徳次郎は議会で「学問のことは政治の舞台で論じないのがよい」という趣旨の答弁をしました。自らの著書にも機関説的な記述がありましたそのため、つるし上げを受け、金森は三六年に退官に追い込まれてしまったのです

 名古屋市出身で、旧制愛知一中、一高、東京帝大卒というエリート官僚でしたが、それからは一切の公職に就けませんでした。“晴読雨読”の生活です。野草を育てたり、高浜虚子の会で俳句をつくったりもしました。それでも警察官や憲兵が視察に来ます。

 戦争では家を焼かれ、東京・世田谷の小屋で、大勢の家族が雑居しました。でも、終戦により、身辺はがらりと変わります。まず、金森は貴族院議員に勅任されます。退職した法制局長官の慣例に従ったようです。

 四六年には第一次吉田茂内閣で、国務大臣となりました。役目は新憲法制定です。「この憲法には一つも欠点がないというほど、ほれ込みました。議会での答弁も、ほぼ一人で行いました。その数や、百日あまりで、千数百回…。一回で一時間半も語り続けたことがあります

文化で戦争を滅ぼす

 憲法公布の朝です。破れガラスの表戸を開けると、見知らぬ老人が立っていました。ビール一本とスルメ一枚を差し出し、涙声で喜びを述べました。物資不足の時代のことです。そして、「引き揚げ者の一人」とだけ告げて、老人は立ち去りました。金森は「生まれてから初めての興奮」を覚えたそうです。

 その朝の中部日本新聞(中日新聞)で、金森は「国民全体が国の政治の舵(かじ)をとるという精神が一貫して流れている」憲法観を語っています。さらに平和主義について「戦争を放棄した世界最初の憲法、そのこと自体非常にレベルの高い文化性を物語るものだ」とも述べました

 四七年には「戦争は文化を滅ぼすものであって、(中略)文化をして戦争を滅ぼさしめるべきが至当である」という一文を発表しています。でも、日本一国が戦争放棄をしても、意味をなさないという反論が考えられます。金森は、次のように論じました

 <正しいことを行うのに、ひとより先に着手すれば損をするという考え方をもつならば永久にその正しいことは実現されない>

 <歴史の書物を読んでみれば、結局、武力で国を大成したものはない(中略)およそ武力の上にまた更(さら)に強い武力が現れないということを誰が保証しよう>

 文武両道といいますが、日本は「文一道」が好ましいと、金森は主張します戦争放棄を「じつに美しい企て」とも考えました


 今の政治状況を翻ってみます「知る権利」を脅かす特定秘密保護法案や国家安全保障会議設置法案が提出されていますその先には集団的自衛権の行使容認が見えます。安倍政権が憲法改正を公約していることは忘れてなりません


 戦前は「軍事」現在は「安全保障」の言葉が、かつかつと靴音を響かせ、威張っています


 金森の憲法論集を編んだ鈴木正名古屋経済大学名誉教授(85)は「今でいうリベラルで、自制心を持っていた人です」と評します。「明治時代には自由民権運動がありました。金森は大正デモクラシーの空気も吸っていましただから、新憲法は民主主義的傾向の復活でもあり、侵略を受けたアジア諸国をも寛容にさせたのです

 安倍政権は自制心というブレーキを持っているでしょうか隣国との融和に熱心でしょうか大事なのは政治の舵を握るのは、国民であることです



国民が愚かであれば

 憲法公布の日には、東京新聞(現・中日新聞東京本社)にも、金森は一文を寄せています

 <国民が愚かであれば愚かな政治ができわがままならば、わがままな政治ができる

 憲法大臣”の金言です「国民が愚かなら」の言葉に思わずわが身を振り返ります



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keniti3545

◎.「国民共有の危機感を持たなければならない時」と、われもこの日記に書きのこしました。しかし、これは、この記事の言っているように「国民が総出で舵を取る時」に繋がらなければなんの役にも立ちません。そして、これが出来て、はじめて主権在民・主権は国民にあり」と言えるのでしょう

 今、国民の多くは「自分がやれることを遣らなければ」と思っているはずですがこの「精神を、はき違えては意味のない自慰行為に過ぎません」。 悪い例は幾らでもありますが>、「東電と政府の除染事業はこの最たる事例」だと思います出来るところを出来るだけ遣るしかもこれは、ほぼ現場の自己判断に任せるしか手がないでしょう「各セクション」では、この「予算をどのように消化」しようか?>、「納期と仕事量のつじつま合わせのみに気を遣っている」のでしょう

 これは対価を得る(手段)仕事の中での「責任の所在が」問題です。しかし、同じ対価を得るための仕事の中にも「責任感を持たざるを得ない仕事」もあります人は「外部からの圧力から起こす行動」、「自身の発意から起こす行動力」も持ち合わせて居ますが。特に、「日本人の発意の表現は慎重で遠慮深くアピール力に欠けるるきらいがあります。また、「外圧には煽動されやすい」。と言う特長もありそうだ


 そこで、思い当たることが一つある。今「アベノザウルスがもの凄い勢い」で原発問題・秘密法案・TPP問題・増税問題(社会保障改革と一体化 なんて何処かへ忘れ去られた?)・そして安全保障条約から憲法改正まで「幅広く、逆提案的に問題解釈を繰り広げています

 しかし、これら問題点の「根っこは一つ」安倍政権にしてみれば、「秘密法案の成立」が全ての突破口と位置づけて居ることは明白です今後の各論では、「トカゲのしっぽ切りの如く」の項目毎には、妥協の姿勢まで見せてくる局面もあるのではないでしょうか?数で勝っているのだからその必要なしとも言い切れないところはあります国民をある面では騙し続けなくてはならない事も起こりうるのであればその手は充分考えられます例えば、脱原発への方向性示唆等も含めてですしかしそこは冷静に、「精々チャンスと捉えて」脱原発派(国民の総意)も確り対応して貰いたいと思います。 (keniti3545



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「プラス1」 福島民報 2013.11.2(シリーズ5日目)



 <汚染水との戦いは未だに現場だけが苦しんでいる>!
     現場の使命感だけに頼ってる現状!国は何処を見ているのか!




  第五部 汚染水の行方(5) タンクの不安 地盤いまだ不明瞭

地盤沈下したタンク基礎=平成23年7月(東京電力提供)



 「管理がずさん過ぎる。誠に遺憾だ」。10月3日午前9時半、県庁2階の応接室で緊急開催された県の原子力関係部長会議で、知事の佐藤雄平(65)は声を荒らげた。約13時間前の2日夜、東京電力福島第一原発で地上タンクから新たな汚染水漏れが発覚した。原因はタンクに水を入れ過ぎたためだった

 地上タンク群を囲む漏えい防止用の「せき」にたまった水を移送する際、作業員は直径9メートルのタンクの天板中央部の小窓をのぞき、水位を確認しながら作業していた。だが、「容量にまだ余裕がある」と思われたタンクは傾いていた。一番低い位置から水が漏れ出した。

 貯水量を確認する水位計はタンクの一番高い位置に備え付けられ、機能を果たしていなかった。「東電にはリスク管理を徹底するよう何度も伝えてきた。しっかり対応しているのか疑いたくなる」。8月には300トンの汚染水漏れが判明したばかり。繰り返される漏えいに、佐藤は怒りに声を震わせた。


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 タンクの傾きは9月17日に福島市で開かれた県廃炉安全監視協議会で問題視されていた


 東電はタンク運用前に、水を入れて構造などに問題がないかを調べる「水張り試験」をしている。試験前後に、タンクの傾き割合の変化が自社基準の1%未満であれば使用可能と判断する。この自社基準に対し、複数の委員が疑問を投げかけた。


 水文(すいもん)地質学が専門の柴崎直明(52)=福島大共生システム理工学類教授=もその1人だ。柴崎は、通常の建造物の場合、傾き割合の許容範囲は0.3%程度だが、高濃度の放射性物質を貯蔵するタンクは、より安全側に立った厳格な基準(0.1%以内)に設定する必要があると考えていた


 しかし、東電の回答は「水張り試験に加え、パトロールを実施しているので問題ない」だった
 東電は、「汚染水が漏出したタンクは自社基準に適合していた」と説明したが、漏出後の調査でタンクの傾きは最大2.4%に達することが判明した。平成23年4月の建設時から地盤に傾きがあったとみられる。タンクが傾いたまま水張り試験を行い、試験前後の傾きが自社基準内だったため、「問題なし」としていた。


 タンク内の水の高低差21.6センチは2年半にわたって改善されないままだった。東電は漏出後になってタンクから水を抜くことを検討し始めるなど、対応は後手に回っている。


 ■ ■

 柴崎はタンクを設置している地盤の軟弱性も指摘する。実際に福島第一原発で23年7月、タンクの水張り試験中に地盤沈下し、東電はタンク3基を解体・移設した


 東電によると、地盤沈下があった地層は段丘礫層(だんきゅうれきそう)と呼ばれる比較的新しい層で、その上には腐った草などが積み重なっている。腐植土は軟弱地盤の典型例で、ブヨブヨした状態だ。東電はタンクを設置する際、地下1メートルまで掘り下げ、地盤を改良しているが、その下の層が軟らかければ簡単に沈む


 柴崎はこれまで、東電にボーリング調査結果などを提供するよう繰り返し求めてきた。しかし、回答はほんの一部にとどまり、いまだに詳しいデータは示されていない。「タンク設置場所の地盤は不明な点が多過ぎる。基本的な情報を公表し、早めに手を打つべきだ」と警鐘を鳴らす


 どうすれば、タンクからの汚染水漏えいのリスクを低減できるのか―。大半の放射性物質を取り除くことができ、東電と国が「切り札」としている「多核種除去設備(ALPS)」の本格稼働が待ったなしの状況となっている。(文中敬称略)



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(2013/11/02 )




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◎.以前の東電は、外部の安全に関する警鐘など聞く耳持たず、大甘の自社基準を盾に取り「東電」という社名で押し通していたのだろう姿が伺える成り行きだ。 安全管理は、全てに於いて見直しが必要だろう。 (keniti3545


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