「keniti3545」since73:9月25日雨15℃「東日本大震災」「311フクシマ」930日 今日の一題「汚染水これからどうするの?」

*朝トレ:7時玄関ポーチ15℃ 雨ダ〜彼女は雨女? 応援に駆けつける孫の運動会は何時も晴れだって言っているけどな〜? 相手によって晴れ女にも変身出来るのかもな〜!? ま、しゃーないな少し小さめな声で「朝はやっぱり気持ち良い〜!」チョットおかしいかな? 自分でも「ノー天気だな〜」とは思うけど・・・べつにおかしくはないですよね? 「何ぶつぶつ言ってるの」! ほら来たもう、だもんな〜。「雨だよ〜」>、「解ってるわよー」!

 今日も一日が始まったけど何処かで雨止まないかな〜。  


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   <明日はわれ一泊お出かけでこの日記お休みします>
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 *「東日本大震災」「311フクシマ」930日


*今日の一題 「汚染水これからどうする」? さっぱり先が見えないよ!

これは政府公報とも呼ぶべき記事ですね現状最新の汚染水問題記事とは成らないが日付に痙られて拾いました


朝日新聞デジタル2013年9月25日}

「どうする汚染水」茂木敏充経済産業相馬淵澄夫・元首相補佐官に聞く
 深刻化する東京電力福島第一原発放射能汚染水問題。対応はなぜ後手に回ったのか、これからどう対処すべきなのか。当事者や専門家に聞く。(第一回)


 ■技術的に困難な分野、国が関わる 茂木敏充経済産業相

 ――汚染水漏れをめぐる混乱が拡大しています
 「昨年末に政権交代するまで、細かな情報は持っていなかった。事故直後から対策が後手に回り、特に汚染水対策は東電任せで、モグラたたきのような状態が続いていた」

 ――9月に汚染水対策を発表しましたが、これで収束に向かうのですか? 
「専門家も交えて相当な議論を重ね、予防的、重層的な対策とした。不十分だとは思っていない」
 「さらに潜在的なリスクがないか、国内外から広く対応策を募り、2カ月でまとめる。足りないところがあれば、できるだけ早く対策を追加したい」

 ――東電任せにはしないということですね。
 「すべてを東電に任せるという体制からは転換する。国がやるべきことはちゅうちょせずにやる」

 ――ただ、その費用は税金です。どこまで国が面倒をみるのでしょうか。
 「廃炉そのものは設置者(=東電)が行うが、関連した技術開発は今後、世界的にも応用できる。こういうものは国が担当する。汚染水では、技術的に困難で解決が遅れかねない分野に国がかかわっていく」

 ――民主党政権の対応は不十分だったと?
 「今から振り返れば、そういうことになる。とはいえ、この時点で誰が悪かったということを批判するより、汚染水問題を解決するために与野党が協力して取り組むことが最優先だ」

 ――国と東電の役割を明確にする法整備を求める声が、国会内にあります。
 「様々な検討を行うことは必要だ。ただ、単に費用の問題ではなく、賠償や除染がどう進むかや、エネルギー政策の中で原子力をどう位置づけるかなど、全体の議論のなかで検討するべき課題ではないか」

 ――国費を使うなら、東電は法的に整理するべきだという意見もあります。
 「東電を法的に整理するとなれば、被災者の賠償を受ける権利や、事故の収束作業にあたっている企業の取引債権なども支払われない可能性が出て、マイナスの影響が大きい。需給の安定もあやうくなる」

 ――安倍晋三首相が「状況はコントロールされている」と発言したのに、東電幹部は認めませんでした。
 「東電側の発言は、貯水タンクからの汚染水漏れといった個々の事象を指したもので、全体の状況と混同してはいけない。汚染水の影響は首相が言った通り、港湾内の0・3平方キロメートル弱に限られており、全体として制御されている」(聞き手・藤崎麻里、福間大介)
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 もてぎ・としみつ 経済産業相。国の原子力災害対策本部のもとに今月置かれた「廃炉・汚染水対策チーム」のチーム長を務める。57歳。


 ■税金使うなら東電破綻も検討を 馬淵澄夫・元首相補佐官
 
 ――原発事故から約2週間後に事故担当の首相補佐官に就いて、すぐに汚染水問題を指摘しましたね

 「福島第一原発は断崖を削って地下水より低い位置に建屋を構築しており、地下水の汚染に着目するのは自然だった。だが、東電は『一切、影響はない』とにべもなかった」
 「そこで、原発が稼働した1971年以降の情報を洗い直し、1〜4号機の建屋に地下水が浸出し、止水工事を繰り返していた事実をつかんだ。原発は地下水の流れの中に立っているようなものだった。4種類の遮水壁の工法を検討し、建屋の四方を地下30メートルの粘土層まで掘り、粘土状の材料で四角いバスタブのような壁を造る工法を採ることになった」

 ――しかし、実現しませんでしたね
 「建設に約1千億円の費用がかかるため、(当時の)菅直人首相、海江田万里経産相は国のプロジェクトとすることで了解していた。なのに、11年6月14日の発表前日に東電が計画の公表をひっくり返した」

 ――なぜですか
 「東電は6月28日に株主総会を控え、有価証券報告書の監査期間に当たっていた。東電が新たに費用の1千億円を債務に抱え、債務超過になるのではないかとみられれば、市場の混乱を招くというのが理由だった。当時の武藤栄副社長は遮水壁の『調査を行う、と発表させてほしい』と海江田氏に伝えてきた。私は武藤氏が『(遮水壁の建設自体は)遅滞なく進める』と約束したので了解した」

 ――民主党政権が判断を誤ったのではないですか
 「違う。東電の債務超過が市場の混乱を招く、というのも一つの見識だ。問題は『進める』ことになっていたのに、その後、ひっくり返されたことだ。私は6月27日に補佐官を解任されたので理由はわからないが、とても悔しい」

 ――汚染水問題をどうするべきだと思いますか
 「安倍晋三首相は『国の責任で対応する』と言うが、税金を使うなら東電の破綻(はたん)処理や国有化も検討するべきだ。政権が検討する凍土壁も、何も見えない地中で均一に凍土を作り、遮水できるのか疑問だ。当初の粘土状の材料による遮水壁がベストと考えている」

 ――首相は汚染水について「状況はコントロールされている」と言いました
 「五輪誘致のためとはいえ事実誤認で、国際社会からも『本当か』と言われる。周辺に吹き込まれたのだろうが、政治家がこうした大きな問題を、どう責任をもって判断するかは永遠の課題だ」(聞き手・大野亨恭)
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 まぶち・すみお 民主党選挙対策委員長菅内閣国土交通相東日本大震災直後には原発事故担当の首相補佐官を務めた。53歳。


 ◆キーワード

 <汚染水漏れ> 東京電力福島第一原発1〜4号機の一帯で放射性物質に汚染された水が地面や海に漏れている問題。4月に汚染水をためていた地下貯水槽からの漏れが発覚、7月には汚染された地下水が海に流出していることも判明。経済産業省はその量を1日300トンと見込む。8月には、汚染水をためていたタンクから約300トンが漏れていた事故も明らかになり、原子力規制委員会から「レベル3」(重大な異常事象)と認定された。

 <国の汚染水対策> 汚染された原子炉建屋の周囲に氷の壁(凍土壁)をつくって地下水の流入を防ぐほか、汚染水に含まれる放射性物質を処理する装置も増強する。これらに国は計約470億円を使う見込み。このほか、東電に指示している対策としては、建屋周辺から地下水をくみ上げる井戸(サブドレン)の稼働や、港湾から外に放射性物質が流れ出ないようにする遮水壁の建設などがある。

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◆ 知っておかなければ成らない内容はこっちですね!
9月18日 同じく朝日新聞の記事です

TOPICS/遮水壁、2年前見送り 東電、破綻を懸念 福島第一

 東京電力福島第一原発事故後の2011年6月、東電が汚染水の流出を防ぐ遮水壁の設置を検討しながら、経営破綻(はたん)のおそれがあるとして着工を先送りしていたことが、当時の民主党政権幹部の話でわかった

東電側が当時試算した約1千億円の設置費用の負担に難色を示したためで、その後の汚染水対策の遅れにつながった可能性もある

 事故当時、経済産業相だった海江田万里民主党代表と菅内閣原発事故担当の首相補佐官を務めた馬淵澄夫民主党衆院議員が朝日新聞の取材に証言した。

 馬淵氏は早くから汚染水対策の必要性に着目。事故から約2カ月後の11年5月、地下水が原子炉建屋に入って汚染され、外部に漏れることを防ぐため、建屋の地下を囲う鋼鉄製の遮水壁の設置を盛り込んだ報告書をまとめた。

 しかし、東電は6月、遮水壁建設に約1千億円の費用がかかると試算。その前後に東電首脳が「設置費用の1千億円を債務に計上すれば、市場から破綻の心配がある会社だとみられる。6月末には株主総会もある」などとして、海江田氏に記者発表で「着工時期や費用は不明」と説明するよう求めたという

 菅政権は当時、事故の全責任は東電にあるとの考え方に立っており、国費投入の決断には至らず、最終的に海江田氏が「東電が破綻すると、避難者の損害賠償や現場作業員の給料が滞る」と判断。遮水壁設置は「年明け以降の中長期的課題」と記者発表することを東電側に伝えた。馬淵氏も東電の武藤栄副社長(当時)が「遮水壁は遅滞なく進める」と口頭で約束したため、ひとまず海江田氏の判断を受け入れたという

 こうした経緯について、東電の元幹部らの刑事責任を追及している福島原発告訴団は「市場から債務超過の方向に進んでいるとの評価を受ける可能性が大きい。これはぜひ回避したい」などと記した東電の内部文書を公表。東電も文書作成を認めている

 東電は17日、朝日新聞の取材に「着工しなかったのは費用面ではなく、検討された遮水壁に技術的な課題が多く、実現が不透明だったからだ。それを債務として計上することに懸念があった」としている。


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◎.政府が如何に東電に舐められていたか裏を返せば如何に東電の金(権)の威力が絶大であったかと言うことに尽きるのだろう。 (keniti3545)


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