「keniti3545」since73:5月9日晴れ7℃「東日本大震災」「311フクシマ」791日 今日の一題「安倍総理の狙いは当を得ているのか」?

*朝トレ:良い朝だ、気持ちいい朝〜、でも玄関先だ今日は、倅の音頭で「霧降高原キスゲ平園地(キスゲダイラエンチ)」(4月1日オープン)下見、「遠征の朝トレ」です全長1600メートルの木道(階段1445段)に挑戦! 九時出発〜pm三時帰宅予定:途中パロットで「ハンバーグ」の昼食入りです

 昨日の「総理8000円のステーキランチ」を見たので今日はわれ達も奮発して「織り込み広告にあった600円のハンバーグステーキ」だった。 しかし木道階段今日は700段で折り返し、(大谷川公園で女房殿の野菜の買い出し時間も計算してあるらしい良かったねこの判断は「平地に下りてから3人とも両の足が震えて」いた


*「東日本大震災」「311フクシマ」791日


*今日の一題 「安倍総理の狙い(外交)は当を得ているのだろうか」?

(keniti3545)


 周辺国による対中国包囲網も考え方としてはあるだろう。が、東アジアの歴訪は自国のご都合主義が見え見えの外交施策、 「全て上から目線」更に原発輸出を取り付ける」などは世界中から非難を浴びてもおかしくない愚行ではないのか? 一方で、日米韓、「安全保障がらみの難題」では尻に今にも火が付きそうと言うのが現状ではないんですか?!

 阿倍さんが、 「必要なこと」・「有益なこと」を遣っているのか? の内容は知っておかなければならない!後付は何時でも出来る「今を知る事も大切」な事だ!


 「次の二つの記事から読み解いて下さい」 (keniti3545)



 参考記事 [1]

日本が軸となる「対中国経済包囲網」は可能か

編集委員 村山宏 日経新聞2013/5/7 11:00



 安倍晋三首相がロシア、モンゴルを訪問した。台湾とは漁業権を巡る協定を結び、ミャンマーから野党指導者のアウン・サン・スー・チー氏を呼び寄せた。中国から見れば日本が周辺国・地域との関係強化を急ぎ、対中国包囲網を築いているように映る。だが、経済の世界では日本、韓国、台湾、中国が一体となった緩やかな経済圏を構成している。グローバル経済の時代に、政治と経済を重ね合わせて考える地政学的な発想はどこまで有効なのだろうか



日本のロシアとの関係改善は中ロにくさびを打ち込むためと国際社会は受け止める(4月29日の首脳会談後、署名式に臨むロシアのプーチン大統領と安倍首相、モスクワ)=共同

■「中国をけん制」と受け止め
 4月末の訪ロで安倍首相はプーチン大統領北方領土の交渉再開で一致した日本がロシアと関係改善に動いたのは、海洋進出に熱心な中国へのけん制を狙ったと国際的には受け止められている4月の台湾との漁業協定締結は、尖閣諸島を巡り中台が連携する事態を防いだとされる。さらにミャンマーからスー・チー氏を呼ぶことで同国の民主化を印象づけ、中国に代わる新たな投資先として日本企業の進出を促した形だ

 領土を巡り、中国はベトナム、フィリピン、インドとも対立する。すでに安倍首相は1月にベトナムをはじめ、タイ、インドネシアの東南アジア3カ国を訪問。韓国の中央日報は安倍首相の外交を評して「中国を取り囲む」ものだと指摘した中国も、人民日報系のネットメディアの人民網がモンゴル訪問に際して「中国とモンゴルの間に戦略のくさびを打ち込んで、この地域におけるロシアと中国の安全保障協力・メカニズムをけん制することを企てている」と分析した。

 安倍首相がどこまで対中包囲網を意識しているのかわからないが安倍外交に呼応するように経済でも過度の中国依存を脱却すべきだという声が日本国内で高まり出した。だが、地政学的な発想について「現実に合わない」という批判も経済界から時折、聞こえてくる。企業は市場を媒介に自社の事業に最適なアジア進出を試みており、政治の思惑に従って海外進出をするという発想は希薄だからだ。政治の地図と経済の地図は異なっている



 日本の二大産業の自動車と家電・電機についてアジアとの関係を見てみる自動車はタイにトヨタ自動車日産自動車、ホンダなどが工場を構えており、日系の部品メーカーも近くに連なる。タイからインドネシアなど周辺の東南アジア諸国への自動車関連製品の輸出は盛んだ。タイを起点に最近はラオスカンボジアにも日系自動車部品メーカーが進出し、東南アジアに広範な日系自動車経済圏を形成する中国との経済関係が弱まっても、自動車産業は東南アジアに活路を見いだせる

家電は南へのシフト難しく
 家電はそうはいかない。基幹となる半導体生産を韓国のサムスン電子、台湾のTSMC(台湾積体電路製造)に握られてしまったからだ。韓国と台湾の半導体やパネルなどの基幹部品を使い、台湾の鴻海精密工業サムスンが中国で電子製品を組み立てている。日本企業は韓国、台湾、中国に素材や部品、製造装置を輸出し、それをビジネスにしている。今すぐ東南アジアやインドに拠点をシフトしようとしても、韓国、台湾の企業も動かなければ経済圏は南下できない。

 電子産業が根を張る北東アジアで日中がぶつかれば自動車産業以上に電子産業が傷つくおそれが強い。電子産業の経済相互依存を考えれば、地政学的な封じ込めには日中双方とも動けないのが現実だ。では、地政学を前世紀の遺物と見過ごして良いものだろうか

 やはりというか、経済と政治は絡み合いながら進む。中国は人件費が高騰し、サムスンスマートフォンの生産拠点をベトナムに築いた。台湾の鴻海もベトナムに拠点を設けている対中経済依存度が日本よりも高い韓国と台湾が中国依存の修正に動き出した台湾の昨年の対中直接投資額は前年比2割減となったが対東南アジアは8割も増えた

 中国の経済成長は2ケタ台の高速成長から7%台に鈍化している。成長市場の魅力だけで周辺国・地域をつなぎ留めるのは難しくなるもし、韓台の電子産業の投資先が中国から東南アジアに移ることになれば、中国抜きの電子経済圏も可能となる中国が能力を隠して外国と争わない「韜光養晦(とうこうようかい)」と呼ぶ外交政策を修正すれば、その膨張志向が日本だけでなく、韓国や台湾、それこそインドまで敵に追いやってしまうそうなれば地政学的な発想による経済の地図の組み替えが起こり得る

 企業が自発的に結びついてできた経済圏の地図政治がトップダウンで形づくる地政学の地図2つの地図は相互に作用しながらそれぞれ変容していくビジネスマンや投資家も忘れてはならない視点だろう



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 参考記事 [2]

 日米韓関係 連携の足元を確かに
毎日新聞社 2013年05月09日 02時32分

 訪米中の朴槿恵(パク・クネ)・韓国大統領が、オバマ大統領とホワイトハウスで会談した。最大の焦点はもちろん、このところ過激な言動が目立った北朝鮮への対処である

 北朝鮮は2月の核実験強行に続いて、米国や韓国の首都を「火の海にする」と脅した。日本に対しても、太平洋戦争での被爆以上の「途方もない災難」を避けられない、と断言した。これほど悪意に満ちた脅迫はめったにあるものではない

 こんな威嚇には動じない姿勢を両大統領が示したのは当然だ。会談後の記者会見でオバマ氏は脅しが通じないことを強調しつつ、北朝鮮と対話する用意もあると呼びかけた。

 もっとも、オバマ政権の「挑発への見返りを与えない」という「戦略的忍耐」路線は、過激さを増した北朝鮮指導部に対して、どこまで有効か疑問が残る

 一方、相手の変化を待つより「北朝鮮が変化せざるを得ないようにする」という朴氏の発言が、日米韓3国で共同検討する案なら受け入れやすいだろう、とも思える

 しかし実際には、韓国には独自の構想があるようだ場合によっては日米韓の結束に摩擦が生じるとの観測も流れている意思疎通を十分にしなければなるまい

 両大統領の会談と併せて、米韓同盟60年記念の共同宣言も発表された米韓同盟は北朝鮮軍が韓国に侵攻して始まった朝鮮戦争を背景に成立したものだ

 実質的に米中の激突となったこの戦争は、 「中朝」「米韓」が張り合う構図を現在に残している

 それだけに、中国が北朝鮮の銀行の口座を閉鎖したと報じられても、それが制裁なのか判断しにくい

 一方、韓国が対中貿易を重視し、米国との軍事協力をためらうケースもあるのは、大きな時代の変化だ日本の竹島歴史認識の問題で日韓摩擦が容易に激化するのも、そんな変化の一端だろう

 今回の米韓会談で、一つ残念だったのはオバマ氏が「日米韓の協力が重要だ」と話したところ朴氏が「北東アジアの平和のためには日本が正しい歴史認識を持たねばならない」と反論したとされる場面だ

 私たちは日韓摩擦に関し日本の政治家が明らかに不適切な発言をすれば批判をためらわない

 だが多くの場合、双方にそれなりの言い分があり、一方的な主張で問題が解決することはない。両国の国民がむやみに対立するような、不毛な相互非難は避けるべきである

 特に歴史問題は北朝鮮の脅威への対処などとは切り離しじっくり、冷静に話し合う場を設けるべきではあるまいか


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◎. 日米韓の関係で韓国の立ち位置は米との関係強化を図りたい姿勢を取りながら日本とは「歴史認識を日本が改めない限り」はと一線を画する姿勢も見せるこの件では中国に近づく大きな共通点にもなりやすい北をけん制する立場からすれば「日本には米中韓に勝る力関係は発揮出来ない」と見なされている結局米にまだまだ安全保障条約の庇護を受けなければならない立場だ

 韓国が今後、密な関係を持ちたいのは、「60年を迎えた米韓同盟歴行の米国」と「GDP世界第二位に躍り出ている中国と言うことになろう。 言いたいのは、(毎日新聞の論説に近くなるが) 閉塞感に陥るのも勿論良しとはしないがロシア、モンゴル、台湾、ミャンマー、タイ、インドネシアラオスカンボジア・・・等との「上から目線、自国のご都合第一主義」で扉を開こうとする外交がそんなにスムーズに進捗するとも思われない

 今まで何かと日本を目標としてきた韓国も自国の有利な立ち位置を模索し、「ごり押し気味のカード」すら携えて対峙する覚悟だ。引く道も持っている、 「中国にも歩み寄る余地」がある米国の庇護の元に進めるざるを得ない外交は結局アメリカ様の受益を増す」ための下働きになりかねない。韓国との関係修復は、先人達の知恵を借りてでも修復しようとする姿勢をとり続けることが大切なのだろう。相手の鼻先で目線を逸らす態度は一番頂けない。(keniti3545)



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