「keniti3545」since72:4月05日雨6℃「東日本大震災」「311フクシマ」757日 今日の一題「福島も・日本という国も 直視しなければならないことがある!」

*朝トレ:8時〜9時今日は花粉がきつい、屋根に上るともっときついだろうな〜と予想はしていたが凄い事になった。

 10時〜12時30分まで屋根の上にいたこの間の強風・豪雨で、2階の雨樋が配管ジョイント部で折れてしまっていたが雨が降っても不具合が起きる訳でもないし機を見て・・・と思っていたがいよいよだった花壇への散水用水道、冬季凍結防止のため止水するがその解除も未だしてなかった。屋内主要箇所は帯ヒータ−が巻いてあるのでめったなことでは凍結しない。それでもー10℃以下の時、1シーズンに1回ぐらいは「え」!となることもある。

「昨日お袋とデート」の後、雨樋修理用に「塩ビパイプ」「ジョイント用エルボー」等買い揃えたつもりが細部補強の鉄線とかあったはずという備品を切らしていたり・・・、かくして「ある物で工夫」の作業は長くなり「熱いトタン屋根の居候」はこの時期に「ウソのような強い陽射しと猛烈花粉の襲撃に遭い」(お隣お屋敷の防風林は杉と檜・どちらも強敵です)女房殿は「休日の倅を運転手に設えて」お買い物兼大谷川公園の少々早い「桜花を愛でながらのウオーキング」。

「我れだって陽を燦々と浴びながら花粉もついでに・・・」ですよ! 「鼻水に、かゆい涙目」! 「おーい冷たい飲み物〜、なんか要らないよ〜」! はい、朝トレは良い気持ちでしたよ。 そう、今日は早い時間だったのにワンちゃん散歩3組に行き会いました。 気持ちいい朝〜だけど、鼻水と涙の一日に成りそうです。  未だ収まりませ〜ん! 




*「東日本大震災」「311フクシマ」757日

2013年04月04日19:01
被曝関連日刊ゲンダイ 全国が汚染 「甲状腺異常」全国に広がっている  @日刊ゲンダイ(写真=放射線量が高く登校する子どもの姿が消えた福島・飯舘村の小学校)


「青森、山梨、長崎の子どもは福島と同じ」という環境省データの衝撃

ベラルーシがん発生率は5年後50倍>


 放射能汚染が全国に広がっている――。

 先月末、環境省福島県外3県(青森・弘前市、山梨・甲府市、長崎・長崎市)で行った甲状腺の超音波検査の結果を発表した

12年11月〜今年3月に実施されたもので、3〜18歳の計4365人を対象にしている。その結果、5ミリ以下の「しこり」や、20ミリ以下の「のう胞(液体がたまった袋)」が出た子どもの割合は、弘前市57.6%、甲府市69.4%、長崎市42.5%となった


 一方、福島県で同様のしこりやのう胞が見つかったのが、11年は35.3%、12年が43.6%。そのため環境省は、福島県と他県は「ほぼ同様か、大差なし」として「原発事故の影響によるものとは考えにくい」と結論付けた


 冗談ではない。福島県内では11年度に検査した約3万8000人の中で、すでに3人ががん、7人にがんの疑いが出ている。一般的に小児甲状腺がんは、100万人あたり1〜3人といわれているのだからとんでもない数値だその福島と他県の数値が変わらないということは、むしろ全国が汚染されているということになる

「隠された被曝」の著者で、内部被曝(ひばく)の危険性を研究する琉球大の矢ケ崎克馬名誉教授はこう言う


「人間ドック学会誌の成人データと、福島県の子どもの検診データを見てみると、『福島の子どもは成人に比べて何か他の要因がある』と判断せざるを得ません。福島の18歳くらいの子どもの直径3ミリ以上ののう胞保有率は、20歳の数値の3倍以上なのです

青森や長崎の子どもたちが福島と同程度ののう胞保有率を示したということは、青森や長崎も異常なのです

放射性ヨウ素が届いていて、子どもの甲状腺を刺激している可能性がありいきなり放射能との関係を否定することは非科学的と言わざるを得ません医学の見方では、のう胞は直接的にはがんには結びつかないようですが、今回の調査結果は、日本中に対する危険信号ではないでしょうか」

 本州の北端や九州でこれなのだ。東京の子どもたちも安心できない。

 事故後に都内の自宅周辺(豊島区駒込)を計測調査したという元立教大学理学部教授の佐々木研一氏(放射能に関わる無機・放射化学)が言う。


放射能は東京にも降り注いでいます。事故から数日後に計測すると、0.8マイクロシーベルトでした。その翌日から4日間は約0.1マイクロシーベルトずつ減った。半減期が8日の放射性ヨウ素がかなり含まれていたとみています

短期間とはいえ、首都圏でも高い値が出ていた。荒川区や足立区ではホットスポットが見つかっています。チェルノブイリでは、5年以上経ってから異常が出る人も多かった。全国的に検査していくべきです」

 前出の矢ケ崎氏によれば、チェルノブイリの北方に位置するベラルーシでは、事故の翌87年からがんの発生率が増加。5年後には50倍程度に増えたという

郡山より汚染が低いウクライナのルギヌイ地区では9年後には10人に1人の子どもが甲状腺の病気になり、100人に1人ががんになっている放射線量が低い地域でも健康被害が出ているのだ。対策は福島だけでは済まない。

日刊ゲンダイ 2013年4月4日 掲載

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*今日の一題 チェルノブイリの今」 


 「福島・日本国は、直視しなければならないことがある」! (keniti3545)



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 今日もエントリー記事紹介の前に「一言」昨日の「御紹介記事」への我れの思いも今日の記事に繋がっている。福島のご一家そしてNPO法人の活動は地道にコツコツと積み上げる活動だ。自分の目で放射線量の低減していく結果も目にしているとも仰って居ますその活動の輪も広がり、人数も広がっていくかも知れません

 しかし、ご本人のひとり「るり」さんも 「年間1ミリシーベルト以下を保証できれば、ここで生きていていいですよね……?」と、実際には不安が拭い去られて居る訳ではありません。 ご主人の道範さんは「僕らでやろうと思った。今僕らが始めれば、100年かかることが、99年になるかもしれない」と固い信念と決意を示すこのご夫婦の葛藤は今も福島に住み続ける190万人の方々の縮図だと思います。

 そしてこの若いご夫婦が中心の活動は「科学者から見ても容認出来るのかどうか?」 国民の安全という観点に立っても。 後年、「危険性は全くなかった」と言い切れるれるのか、単なる「事故からの通過点」「その時の出来事」なのか? そうではあるまい事故の収束を見ない時期に「行政の生活指導・指針が示されない」まま、「不安を抱えたまま起こした行動、 「意図的人為事象」とでも呼ぶべきものだ

 故に、この事象の将来的「結果責任については、決して政府の逃れられるところではない。 絶対起きては欲しくない事だが、単に「1ミリシーベルト/年」に満たない値に止まれたかどうかではなく、特に「子供さん」達が、「被爆による健康被害」が無くて済むかどうかが問われる問題だ

 遠く離れて「心配だけしかできない同胞の我々から見て」も、現地の人達の「これ以上の被爆を防ごう」と「真剣に考えてくれる行政の態度」が「一つも前面に出てこない」し、マスコミの反応も「肝心なところは言及を避けよう」とする姿勢さえ見える。 地方の行政も猛烈被爆への感心が薄い地区も存在する国全体が汚れている実態など知ろうともしない地方行政すら存在しているようだ。 (keniti3545)


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 「世界の果て」の27年

 チェルノブイリ原発を訪れた
日経ビジネス 鵜飼 秀徳 2013年4月5日)


今年4月26日で事故から27年となるチェルノブイリ原子力発電所人々の生活を脅かし続ける核汚染の現場にこのたび、記者が入った。崩壊寸前とも言われる4号炉を覆う「石棺」や新シェルター建設の現場を紹介。さらに周辺の汚染地帯を歩きながら、同様の原発事故が起きた福島の未来について考える。
       

チェルノブイリ原発警戒区域を示す看板 ウクライナにて
 宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』は、人類の最終戦争から1000年後の世界を描いた不朽の名作だ

 「風の谷」の周りには戦争で汚染された森 腐海(ふかい)」が広がり、巨大に進化した生物「王蟲(おうむ)」が蠢めいている。この腐海の謎に挑むのが、少女ナウシカである。

 腐海が出す毒素が土地や人々の体を蝕む。相も変わらず人々は、土地や権益を巡って争いを繰り返す――。

 1986年4月26日午前1時24分。人類史上、最悪の原発事故が起きた。チェルノブイリ原子力発電所4号炉の爆発事故である放射能は瞬く間に世界中に四散し、日本へも降り注いだ

 事故から間もなく27年を迎えるいまだに旧ソ連の国々には高い汚染レベルの場所が存在し、人が立ち入れない森が広がっている。確かな因果関係があるわけではないが、巨大化した植物や奇形動物も、出現している

 まるでナウシカの世界、そっくりだ

日本にも生まれてしまった「腐海
 2013年2月、筆者はウクライナチェルノブイリ原発周辺と、旧ソ連諸国の汚染地に入ることにした。チェルノブイリを訪れることで、「福島の未来」が模索できるかもしれないと考えたからだ不幸にも2年前、日本にも「腐海」が生まれている

 チェルノブイリには、核に立ち向かう人類の死闘があった
       

チェルノブイリ原発事故によって汚染された区域



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強制退去の村にカフェが登場

 2月11日。成田を発った筆者は、アエロフロート機でモスクワを経由し、ウクライナの首都キエフへ到着した。ここからさらに120km離れたチェルノブイリまで陸路で向かう

 きちんと除雪されていない悪路を4時間かけて移動。車窓から見える風景といえば広大な氷の大地か、針葉樹の林。少しくたびれかけた頃、厳重に警備されている検問ゲートが見えてきた

       

厳重な警備の検問ゲート


 原発から30kmのゲートです」。ウクライナ人の通訳が教えてくれる。ここからは、ウクライナ非常事態省の管理下に置かれ、原発の作業員か、許可を受けた者しか入れない

 事故後、この区域内の住民は強制退去を命じられ、現在も居住が認められていない。しかし、私達の車以外に、トラックやバスがどんどんゲートをくぐってゆく。

 聞けば、チェルノブイリ原発では1日あたり4000人もの労働者が事故処理のために働いているという福島第1原子力発電所に関わる作業員も5000人以上と言われる。この人数を聞くだけで事故の深刻さが伝わってくる

 原発の敷地内は放射線量が高いため、作業に様々な制限がある。例えば、月曜日から木曜日まで4日間作業すれば残りの3日間は汚染されていない場所で過ごさなければならない。
 作業員の多くは、30km圏内の村に滞在している原発から約20km離れたチェルノブイリ村は、一度は無人になった。

 しかし、除染が施されると、原発作業員に限っては滞在できるようになった。空き家を作業員のための寮に利用している。近年は郵便局や居酒屋、カフェまで現れた。電気や水道も通り、何人かの住民も戻ってきているという。

       

事故の作業に使われたロボット。いずれもチェルノブイリ村に展示
 午前10時、ついにチェルノブイリ原発の敷地に入った。現地を案内してくれる広報担当者が空間線量計を時々、見せてくれる。線量は0.1〜0.5マイクロシーベルト/時と思ったよりも高くない。現在の福島市郡山市の線量に近い

       

まだ線量は低いが…

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 「世界の果て」へ

 車窓からは高圧電線が集まる施設や、現在は稼働していない使用済み核燃料貯蔵施設などが見える

 右手に原子炉建屋らしき構造物が現れた。これは事故によって建設途中で放棄された5号炉だという。建設用の大きなクレーンが付いたままだが、再び動き出すことはもはや、ないだろう

 原子炉の近くには幅20mほどの川が流れている。チェルノブイリではこの川の水を冷却水として利用していた。事故が起きた深夜、この川で釣りをしていた地元住民が4号炉の爆発を目撃。炎が花火のように天高く上がり、爆発を繰り返した炎を見た釣り人は、急性放射線障害を起こして吐き気を訴え、その場に倒れたという。「爆心地」の4号炉からわずか1kmほど離れた地点だ。

 車が再び動き出す。高い塀で囲まれた施設が点在し、中を窺い知ることはできない。敷地の道路はしっかりと除雪されている。巨大な工場の中を走っているような雰囲気だ。作業員も防護服などを着ずに平然と歩いている

 福島第1原発敷地内のように汚染瓦礫があちこちに転がっているようなことはない凄惨な原発事故の現場とは思えないほど、整然としているのには拍子抜けした

 静かに車が停まった。気がつけば4号炉の「石棺」が目の前にそびえていた。300mほど手前の地点だ。想像以上の存在感と大きさである

 飛び散った核燃料や原子炉の破片、事故に巻き込まれて亡くなった人間まで、もろともコンクリートで固められていると聞く世界に「果て」があるとすれば、まさに、ここではないだろうか

       

ついに「石棺」に

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◎.この記事はシリーズになると言うことですので注目していきます。 (keniti3545)


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