「keniti3545」since72:3月24日晴れ5℃「東日本大震災」「311フクシマ」745日 今日の一題「新聞は要らない!?」

*朝トレ:7時30分堰堤コース貸し切り煙幕も無し気持ちいい春の朝満喫! これでブログ仲間の「女性軍お手入れの歌壇」など左右に見えたら文句なしなんだけど・・・・いえ、我が家にも狭いながらも花壇はありますが・・・。「デモ良いんです」、我れの目に入る草花は皆さん「愛でるだけなら誰にも文句言われません」! きれいですね〜と一言は忘れないようにはしています。今日もまた、メニューは、「可もなく不可もない」「B下」で「60分間の朝トレ完」。でした。


*「東日本大震災」「311フクシマ」745日


*今日の一題 「新聞の社説、二紙」日付違うが並べてみる。 科学者の先生もあきれる内容。我もさんざん憤懣ぶちまけた日記何回も書きました読売新聞さんには今日は理論武装している「武田先生」に変わってもらいましたが、終盤はあきれています

 これが発行部数世界一の天下の読売さんの記事です?。 もっとも、ブログ仲間から教えてもらいましたが読売さんは色んなところでせっせと無料紙を配っているそうです政府からは手厚い庇護の元なんぼでもただの新聞はこれからも配れそうですね?


=============


(我れの覚えに 武田邦彦ブログより)

 読売新聞・社説の評価

長く尊敬されていた新聞の社説のレベルが落ちたことはよく言われることだが、ここは新聞の論説委員などの奮闘に期待したい。

 ところで、2013年2月25日の読売新聞の社説は多くの人に強い疑問を抱かせた読売新聞が「被曝は大したことはない。原発は再開すべきだ」と考えて紙面を作っていることは良くわかっている

でも、情報に関する社会的公器であり、数々の優遇措置を得ている大新聞にはそれなりの社会的倫理が求められる。それは「意見は自由だが、事実には忠実」ということだ特に日本の新聞は「事実」を国民に知らせる役割が強く、それだけに、読売、朝日、毎日などの大新聞は事実を伝えるという点でプライドを持ってもらいたい

今回の社説での問題点は、 「被曝の限度を上げるべきだ」という「考え方」そのものではなく、 「その根拠とされている事実の整理と認識」にある。新聞は必ずしも中立でなくても良いので、読売新聞が「被曝はたいしたことはない。食品の安全は100分の1則でなくても良い。原発は再開すべきだ」という立場を取るのは問題がない。 (?keniti3545)

ただ、取材体制、記者クラブの特権、大規模印刷設備などを有する情報企業としての「最低の倫理」があり、それは「意見は自由だが、事実から離れない」ということだ。それが普通の国民や企業」とは違う「大新聞の倫理」である。

その見地から社説を見ると次の点が指定される。

まず第一に「食品基準が厳しすぎる」という記述だ。その理由として「ICRPの1年1ミリは「超えても直ちに危険としていない」ものである」という論述だこれには2つの間違いがある。

(1) 日本は法治国家であり、日本の法律で1年1ミリが定められているのであり、ICRPで決まっているものではない。読売新聞が「日本には国民を被曝から守る法律がない」という見解ならそれを述べもし「法律がある」ならなぜCRPを持ち出すのかについて見解が必要である。

(2) 日本の基準、1年1ミリは「直ちに危険がある」ことをもって基準値を決めているのでは無く、少なくとも5年程度の被曝で、長期間にわたり障害がでないことを基準としている。だから「1年1ミリが、直ちに危険ではない」というのは日本の法令には何も関係の無い論理であるこのような低レベルの論理を大新聞が使ってはいけない


(3) 日本の食品安全はかなり前から「100分の1則」(危険と思われる値の100分の1を基準とする)が適応されていて、私の記憶では読売新聞もこの基準を支持していた。従って、被曝だけにこの原則を適応しないなら、その事を明示しなければならない

(4) 日本の法令の基準は「外部内部合計して1年1ミリ」であり現在の食品の被曝の暫定基準値は内部だけで1年1ミリであり法令は守られていない。 「多くの食品が出荷できなかった」とか「国際的に厳しい基準」というのと「日本の法令を守れ」というのは違う

また第二の問題点は、自然放射線、医療放射線と比較していることだ。これにも数々の事実誤認と論理矛盾がある

まず世界で1年10ミリシーベルト以上の自然放射線の場所があるというのは事実だが、そこに住む人が「日本人並みの健康を保つことができるか?」が問題である

私の調査によれば、中国、インド、ブラジルのいずれもが平均寿命が低く、日本の昔のように「ガン」という病気すら知られていない場所であり、インドでは海上生活と陸上生活の区別がなく、ブラジルでは道路をコンクリートで覆って線量率が低くなっているが統計は混合しているなどの問題があり、 「世界の高線量地帯が日本の生活のクオリティーを持っているか」の評価はない

次に医療被曝は「足が腐ったから切断する」という場合も医師が傷害罪に問われないという理由と同じで、 「被曝しても良い」ということではなく「病気を防ぐことと比較して被害が少ない」という判断を医師がした場合に限定される

・・・・・・・・・

読売新聞が本当に被曝限度を上げても良いと考えているなら、まずは「なぜ、これまで1年1ミリだったのか?」、「世界は統一して1年1ミリだが、それを上げても貿易などに支障は無いか?」などより根本的なことを事実に基づいてしっかり議論しないと、反論する方もあまりに幼稚で反論が前進的結論にならない

「結論ありき」で事実を歪め、論理が破綻しているのはまずい読売新聞はその歴史と伝統を重んじ、日本をリードする新聞としてもう少しシッカリした論説をすることを期待するこれでは世間一般の議論以下であり、 「・・・すべきである」などと大新聞が言うには品位を欠く

(平成25年3月1日)



=====================


東京新聞社2013年3月24日)



週のはじめに考える 「清潔大国」のモデルに

 二年前の原発事故を防げていたら」。そう思う人が多いはずです。帰るに帰れない故郷。クリーンな国づくりと成長戦略を結びつけてはどうでしょう

 新指導体制が発足した中国は国内総生産では日本を抜いて世界第二位ですが、 「貧富の格差拡大」「幹部の腐敗急増」「大気など環境汚染」に悩んでいます。微小粒子状物質PM2・5で「気管支炎(中国語では気管炎)」になる人は「恐妻家(妻管厳)」といわれるとか。チー・グアン・イエンとの発音が同じだからですが、笑い話ではかたづけられません

政治汚職は減ったが こうした隣国を見ていると、汚職や公害が多発した高度成長期の日本を思い起こしますロッキード事件(一九七六年)リクルート事件(八八年)東京佐川急便事件(九二年)など自民一党支配時代に多発した大きな政治腐敗事件がここ二十年ぐらい影をひそめました政治の中身が良くなったかは別問題として、「クリーン」をうたった首相が再登場しないでも済む状況は歓迎すべきでしょう

 一方、環境問題への認識は日本全体で進み、東日本大震災までは「きれいな国」へと観光客も増加傾向にありましたそれだけに東京電力福島第一原発事故「清潔な国」イメージが大きく崩れたことは遺憾の極みです

 元来、日本人は潔癖で、きれい好きと見られてきました。トロイの遺跡を発掘したことで知られるドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンは一八六四年から世界漫遊をしましたが、江戸時代の日本に約一月滞在して、次のような印象を書き残しています

 「彼ら(役人)に対する最大の侮辱は、たとえ感謝の気持ちからでも現金を贈ることであり、彼らも現金を受け取るくらいなら『切腹』を選ぶのである」

清潔と関連する長寿化 「日本人が世界でいちばん清潔な国民であることは異論の余地がない。どんな貧しい人でも、日に一度は公衆浴場に通っている」(「シュリーマン旅行記 清国・日本」講談社学術文庫

 「清潔」「きれい好き」という性向は、健康・長寿や経済成長とも関連性があります経済史が専門のロバート・アレン氏(オックスフォード大教授)は「なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか」(NTT出版)の中で、産業革命が起こる前の十六世紀には世界中で暮らし向きに大差がなかったといいます産業革命による技術革新で英米が豊かになり、明治維新後の日本などが懸命にキャッチアップを図りました。アレン教授は、食生活の向上で日本人男性の平均身長が一九七六年時点で明治期に比べ十センチ以上伸びたと例示しています。そういえば中国でも七〇年代は「一メートル以下は無料」だった子ども料金(中国ではバス、映画館などの子ども料金は身長で決めるのが習わし)近年、「一・二メートル以下」(都市によっては一・三メートル以下)に改定されました。経済発展に伴う体力向上に合わせた措置でしょう

 また欧米以上に早い速度で進んだ日本人の長寿化には食生活と並行して医療の進歩、感染症の予防などが大きく作用しているとみられています

 だが同教授日本ではキャッチアップの時代は既に終わり、他の先進国と同様に「年1、2%しか成長できない」と指摘します

 安倍晋三内閣は2%の物価安定目標を軸に「三本の矢」を掲げていますが、問題は成長戦略の方向です。市場第一主義ではなく、グローバル経済の中での「日本の売り(強み)」は何かを具体的に見せることが必要です

 一例を挙げますきれい好きの民族を象徴するように日本では温水洗浄便座の普及率が一般家庭で七割を超えていますもともとは米国で医療用に開発されたものを輸入販売したのですが欧米も含めて世界的普及はまだまだです。TOTO、INAXなど日本製の輸出が拡大しています国内でも和歌山県が二年計画で県内の公衆トイレ全部に導入すると発表しましたし、東海道新幹線でも来春以降、新型車両につけられます

 携帯電話の分野では日本のガラパゴス化(日本独自の仕様)が批判の対象になりましたがトイレ技術では日本製品を世界仕様に広めるときです。ほかにも空気清浄機、汚染水のろ過装置、井戸掘り機械、廃棄物削減や循環型社会へのノウハウなど衛生関連での「売り」はまだまだあります

クリーンジャパン推進 発想を拡大し、エネルギー政策の見直しをはじめ日本が「清潔大国」の手本になる目標を掲げ国づくりを進めてはどうでしょうか。 「クールジャパン」 (アニメなど文化の輸出策)とともに「クリーンジャパン」の推進です



===============


「プラス1」

 「新聞・TV」でどんなに「嘘付かれ、騙されて」もどんなに「やる気を起こさせるような記事を目にして」もこんなに反応の鈍い人種に成ってしまったのか私たちは。 (kenit3545)



原発.放射能環境ブログム」の中の 「つぶやき」です!

 【無関心】 非常事態を日常に見せかけられている無防備な人々

 「泣いて生まれてきたけれど」

3/12の後、 ”爆発シーンを見せれば”、

 ”食品の基準が低レベル放射性廃棄物以上だとわかれば”、

チェルノブイリの医師や学者達の言葉を伝えれば"、

 ”地表のベクレル数が防護服が必要なレベルだとわかれば”、

”数値や比較をすれば”、、、 わかってもらえると思っていた

でも違った



・・・・・・・・・・・・・・・


◎.悟りきった「若人」 と 白けきった大人(皆老人)では何も始まりませんよ〜!? (keniti3545)


・・・・・・・・・・・・・・・