「keniti3545」since72:2月19日(火)晴れ−1℃曇り「東日本大震災」「311フクシマ」712日 今日の一題「使用済み核燃料の取り出し始まる!」

*朝トレ:まだ+温度には成らないが線量測定後の一時間をストレッチ主に”歩行訓練”?? に当てた風は冷たいがもう少しで春の匂いがしてきそうだった



*線量測定日(毎週火曜日)  




◎.全てのデータ (原則)地表2cmの測定とする1点6回の測定:高順位値2点の記録  
            今日は残雪上2:地面3の測定となった



東:自宅外(から)距離 30m 堤防上(雪上)



北:自宅外(裏)空き地、雑草有り、西北に防風林有り。(雪上)



南:自宅敷地内ベランダ(ブロック塀あり)(地面)



西:自宅敷地内雨樋下(通路雪無し)



M:細尾町モデルセンター庭(敷石・砕石)




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 (2月12日)前週の測定値  

東:0.30 0.18μSv/h 西:0.32 0.27μSv/h 南:0.37 0.32μSv/h 北:0.16 0.14μSv/h 

M:0.30 0.25μSv/h

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↓ (2013.02.19)

2月19日 本日の測定9時10分〜10時40分   

東:0.27 0.19μSv/h 西:0.18 0.14μSv/h 南:0.61 0.52μSv/h 北:0.18 0.14μSv/h 

M:0.30 0.28μSv/h

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今回の条件、天候晴れ(微風)気温1℃ 曇り 



◎.今回のホットスポット(5):max=0.61μSv/h 平均値=0.44     


◎.測定ポイント5点:各々平均値の、『平均値』= 0.23μSv/h   





◎.『測定開始日&測定値=2011.11.22 [0.19μSv/h]』


『前8週との平均値比較』 

単位:μSv/h

日付2013・2月・19日   

12/04   12/18   12/25   01/08    1/22   1/29    02/05   02/12  02/19     

8週前   7週前   6週前   5週前   4週前   3週前   2週前   1週前  本日

0.26   0.25   0.28     0.25     0.19    0.19   0.22   0.20   0.23  


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 「今回の 特記」 

◎. 「平均値」前々回の測定値は0.22μSv/h、前回0.20μSv、今回0.23μSv。低位への傾向はなし。

 
◎.ホットスポットが前回から、(4) に戻ったままだ。 全体の平均値は「不連続の低位横ばい」?


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↓ 先週のコメント 

 *次週以降、平均値が0.23μSv/h 以下程度であればセシウム134の半減期(2年)効果と見て良いと思います。(勿論素人の個人的観測と想定です)



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↓ 今回のコメント(覚え)雪解けの結果は未だ

◎.平均値は0.23μSV以下だが、ホットスポット的に0.61μSVと言う値も捕まえており、風雨その他の気象変化で今後もこの範囲の値で推移するのか セシウム134の半減期2年も、もう織り込み済みの値でしょうからこれからも急激な線量低下は望めないと思われます) この値をどう判断するのか、これからは測定箇所による差は大きくなると思われます。

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東日本大震災「311フクシマ」712日


*今日の一題 「事故後の各原子炉プールから無事取り出せるのか!使用済み核燃料!」


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 使用済み核燃料は、どんな思惑があろうと今のままで放置は出来ない。 「自然災害・人為的事故・テロ」全てあり得る(想定出来る条件)危険だ! どういう合意があるのか知らないが東電は廃炉作業の工程内作業として使用済み核燃料の取り出しを始めるという。 Cangaelさんが六ヶ所村の大容量使用済み核燃料の経緯と実態を「いっきつうかん」で説明してくれましたので此処では「福島第一発電所事故後の一番大きな問題である使用済み核燃料取りだし準備始まる」の記事をご紹介したいと思います。 (実際の取り出し作業は共用プールからは4月頃から、4号機建て屋プールからは11月頃からと言うことですが・・・?) (keniti3545)

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ルポ、(日経2013/2/18)

動き出す使用済み燃料処分 原発事故から2年




 政府と東電は今後30〜40年後の廃炉完了に向け、最初のヤマ場となる使用済み核燃料の取り出し作業を本格的に始めた5日、福島県廃炉作業監視のために設立した福島県原子力発電所廃炉に関する安全監視協議会」が現場を視察したので、同行した。事故から間もなく2年を迎える福島第1原子力発電所の現状を報告する。
 使用済み核燃料は放置するわけにはいかない。万が一の事故で冷却ができなくなると、放射性物質が再び漏れる恐れがあるからだ。東日本大震災の余震が起きるたびに、福島県民からは「再び放射性物質が外部に出るのではないか」という不安の声が上がる。安全協議会は視察を通じて使用済み核燃料の取り出しを見届け、県民の不安解消を狙う


残る大量のがれき

福島第1原発の敷地内にはいまだにがれきなどが散乱する(代表撮影)
 筆者が福島第1原発の敷地内に入るのは10年ぶり。前回は、使用済み核燃料を再利用するプルサーマル計画の実施に向けた準備の様子を取材した

 今回、敷地内に入ってまず目を引いたのは、がれきの多さ。至る所に散乱し「0.01ミリシーベルト」と書かれた紙が張られたがれきもある。がれきの片付けは進んでいると聞いていたが廃炉作業に必要な場所だけのようだ。

 敷地の海側に移動すると、津波でさらわれ、ひっくり返ったトラックなどが無残な姿をさらしていた防護服に身を包んだ多くの作業員が敷地内の様々な場所で働き、がれきの除去や道路の修復を進めていた。前回訪れたときには敷地内は閑散としていた原発事故で風景は一変していた




 原子炉建屋も見た。今回、協議会の一行が特に念入りに視察したのは4号機だ4号機の上部にあるプール内部には使用済みの核燃料が1533体保管されており、その数は1〜3号機よりも多い。県民がとりわけ4号機の状況を心配するのはこのためだ

 4号機の前に止まったバスから降りると、巨大なクレーンが視界に入った。これが使用済み核燃料を取り出す際に使う巨大カバーの建設現場だカバーは4号機の南側から、原子炉建屋全体を覆うように造られる。高さは51メートルで重さは約4000トン。重量だけなら東京タワーと同じ福島第1原発の敷地内では最も高い建屋になる。上部にクレーンを取り付け、使用済み核燃料をプールから抜き出す

■11月にも取り出し開始

 4号機周辺は水素爆発で飛んだがれきが散乱し、よけないとうまく歩けないほど放射線量も毎時80〜100マイクロ(マイクロは100万分の1)シーベルトと、自然放射線量の年間許容値の300倍以上で、工事を担う人々は被曝(ひばく)を抑えるため作業時間を制限しながらカバーの建設を進めていた今年1月から組み立てが始まり、カバーの土台が完成。順調にいけば11月から使用済み核燃料の取り出しを始める。取り出した後の行き先が、4号機の隣に立つ共用プールだ


事故後、報道陣に初めて公開された共用プール(代表撮影)
 共用プールはいわゆる使用済み核燃料の保管庫で、プールの水で大量に冷却されている。今回の視察では、事故後としては初めて報道陣に内部が公開された


 共用プールの周囲にも、がれきが散らばる。がれきを覆うように置かれた現場作業用の足場を歩き、ようやくプールの入り口に着いた。内部は照明がなく、真っ暗の状態。東電は「津波が1階部分に浸水したが、冷却水を動かす電源設備は守られた」と説明する。確かに建物の内部に入ると、1階は器具などが散らばっていたが、2階より上に行くと装置が整然と並んでいた。3階から深さ11メートルのプールをのぞくと、青く光っている。水の中には、高さ約4メートルの使用済み核燃料が6377体静かに並んでいた。プールの保管能力は6840体で新たに入れられるのはわずか463体。4号機から持ち込んでも、入れる場所があまり残されていない

 このため東電は共用プールにある使用済み核燃料を、水を使わず空気で冷やして保管する乾式の冷却装置に移す方針。巨大な筒状の容器にそのまま入れる「乾式キャスク」と呼ばれる装置で、国内では一部の原発で実用化している

発電を終えてから13年以上たち、表面の温度がセ氏200度近くまで冷えた使用済み核燃料を入れる容器は耐熱性があり、冷えた核燃料なら、水を使わず長期間にわたり保管できる万が一、電源が失われても使用済み核燃料が溶ける心配はない。東電は福島第1原発の敷地内に乾式キャスクを並べる場所を設ける最大65基のキャスクを置き、早ければ4月にも共用プールから移す作業を始める。


 東電は「原子炉建屋プール→共用プール乾式キャスク」というバケツリレーのような手順を進め今後10年以内に、1〜4号機のプールにある核燃料をすべて取り出す計画だ。これが完了すれば、事故を起こした1〜3号機のメルトダウン炉心溶融)で溶け落ちた核燃料を除き、原子炉建屋からは核燃料がすべて無くなり、廃炉に向けた作業の安全性が飛躍的に高まる


福島第1原発免震重要棟の緊急時対策室で説明を聞く福島県協議会のメンバー(代表撮影)


 視察終了後に記者会見した福島県長谷川哲也生活環境部長は「4号機のカバー設置と共用プールの補修は計画通りに進んでいる」と評価。 「今後も原発の安全性が高まっていることが確かめられるよう、積極的な情報公開を東電に求めていきたい」と話した。

 1〜4号機にある使用済み核燃料の危険性が指摘されたのは、震災からわずか2週間後の2011年3月25日。原子力委員会近藤駿介委員長が試算したシナリオを政府に提出したときだ仮に冷却機能が失われて、すべての使用済み核燃料がメルトダウンを起こし、放射性物質が漏れ出した場合、福島第1原発から約250キロ離れた首都圏の大半でも住民の避難を認めるべき放射線量に達すると予測した

 バケツリレーが成功すれば、この最悪のシナリオが起こる心配は小さくなる

急務の使用済み核燃料対策

 このようなバケツリレーの状態は、原子力施設を全国規模で眺めた場合にも当てはまる


 政府は使用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出して原発で再利用する核燃サイクルを推進する。全国の原発で保管する使用済み核燃料を青森県六ケ所村にある日本原燃の再処理工場へ輸送。プルトニウムなどを取り出して高速増殖炉原発で再び燃やす計画

 ところが再処理工場がトラブル続きで、全国の原発から搬出できず滞留したまま。さらに再処理後に発生する高レベルの放射性廃棄物は最終処分する必要があるが、どこを処分場とするかいまだに決まっていない

 全国17カ所の原発で保管する使用済み核燃料は2012年2月時点で、ウランに換算して1万4200トン。東電柏崎刈羽原発が2300トンと最も多く、事故を起こした福島第1原発が1960トンと続く特に福島第1原発は貯蔵できる容量に占める割合が93%と全国一で、震災前から一刻も早い核燃料の搬出が求められていた。万が一、全国の原発で福島第1原発と同じような事故があれば、深刻な事態を招きかねない

 政府は原子力規制委員会が安全と判断した原発については、再稼働する方針を示している。再稼働すれば行き場のない使用済み核燃料はさらに増えることになる事故から2年を迎える福島第1原発の現場は、使用済み核燃料の対策が急務であることを改めて警告している。(竹下敦宣)


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◎.10年掛かりで、使用済み燃料取り出して、廃炉作業が30年その間新たなる高濃度被爆者を何人作りだしてしまうのかこの指揮取った人も「刑事罰相当」です。(keniti3545)

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