「keniti3545」since72:2月6日(699)晴れ−1℃「東日本大震災」「311フクシマ」697日 今日の一題「熊取衆が頑張ってる間にメタハイをものにしよう!」
*朝トレ:一日雪です。昨夜のニュース通り此方は朝から降る続いていますが今のところ余り積もっていません。でも夕方にはもう一度雪かきをしなくては成らないでしょう。
*東日本大震災「311フクシマ」699日
*今日の一題久し振りに「メタハイ」の記事 VS 「熊取6人組」の歴史と活動
最近この「燃える氷」の記事も紙面を賑わすことが少なくなりましたがこれは「開発速度をもっと上げても良い」んじゃないですかね? 「メタハイ」は時代の寵児・エネ貧困日本の「救世主」に! 期待大何ですけど!(keniti3545)
経産省、輸入頼み脱却狙う
経済産業省は国産ガスを確保するため日本近海で開発事業を加速する。次世代資源と期待されるメタンハイドレートの日本海側での埋蔵量調査を今夏に始める。メタンハイドレートの埋蔵を確認した太平洋側では3月から試験生産する。佐渡南西沖では4月から石油と天然ガスを試掘する。新たな埋蔵調査と、過去の調査を踏まえた試掘を同時に進め、エネルギーの輸入依存体質から将来、脱却することを目指す。
日本海側で調査するのは海底数メートルから数十メートルの浅いところに分布する表層型と呼ばれるメタンハイドレート。天然ガスの主成分であるメタンを大量に含む。2012年夏以降に明治大学などが網走沖や秋田・山形沖で試料の取得に成功した。広域に分布する可能性が高まったため、今夏から3年かけて北海道から島根の沿岸5〜6地域の広範囲で埋蔵量を調べる。
表層型のメタンハイドレートは日本海側では03年に上越沖で発見された。採算性が不明で政府の調査・研究は進んでいなかったが、11年の東京電力福島第1原子力発電所の事故後に火力発電に使う液化天然ガス(LNG)の輸入が急増し、状況が変わった。LNGの輸入額は2年連続で過去最大となり、12年は貿易収支全体が過去最大の赤字となった。貿易赤字を定着させないため埋蔵の可能性のある海域を幅広く調査する。
埋蔵を確認済みの太平洋側の渥美半島・志摩半島沖では、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と産業技術総合研究所が砂層型と呼ばれる海底深くのメタンハイドレートの産出試験にとりかかった。海底から産出できれば世界で初めてとなる。1月28日に調査船が到着し、3月中にもガスを試験生産できる見通し。周辺の東南海トラフ地域には日本のLNG輸入量の11年分に相当する資源量が確認されており、今後どれだけの量を利用できるかが焦点となる。
日本海の佐渡南西沖では石油・天然ガスの試掘も始まる。JOGMECの委託を受けてJX日鉱日石開発が4〜6月に試掘する。08年から始まった3次元物理探査船「資源」の調査で埋蔵の可能性が指摘されていた。埋蔵量や質は掘ってみないとわからない面があるが、商業化のメドをたてて、民間への橋渡しを狙う。
地元の期待も高い。日本海側の1府9県は12年9月に「海洋エネルギー資源開発促進日本海連合」を立ち上げた。将来的に日本海側でメタンハイドレートや石油を開発できれば沿岸府県に拠点施設ができ、産業や雇用の活性化につながる可能性がある。効率的な産出技術の開発やコストの低減が課題になる。
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▼メタンハイドレート 天然ガスの成分であるメタンの周りを水が囲んだ氷状の塊で、分解すると体積の160〜170倍のメタンガスが出る。 「燃える氷」と呼ばれ次世代エネルギーとしての期待が高い。低温高圧の条件で存在する。カナダの永久凍土層など陸上で見つかった例もあるが、日本には大規模な永久凍土層はなく、海底に存在する。 石油や石炭と比べて燃やしたときの二酸化炭素排出量が少ないため、環境対策としても注目されている。産業技術総合研究所によると、日本には国内の天然ガス消費量の約100年分のメタンハイドレートがあると推定される。
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6人衆の「歴史は古く」考え方は何時も「真っ向正論」現在では多くの科学者の後ろ盾もあります!
2011年10月23日(日)深夜25:00-26:00 大阪MBS関西ローカル
技術先進国の日本では、決して起こることはないとされてきた原子力発電所の重大事故。3月11日の東京電力福島第一原発の事故で、それが現実のものとなった。京都大学原子炉実験所の助教、小出裕章さんと今中哲二さんは、原子力の専門家の立場で、重大事故の危険に警告を発してきた。原子力の世界で"異端"視されてきた彼らはいま、何を思い「フクシマ」後の世界をどのように生きようとしているのかを追う。
放射能汚染の時代を生きる〜京大原子炉実験所・"異端"の研究者たち〜
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「熊取6人衆」:3本の動画が入っています。1本約50分:内容はダブル箇所あり、時間の余裕がある時に見て下さい。
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熊取6人衆について(ウィキペディアより)
熊取六人衆(くまとりろくにんしゅう)は、原子力利用の危険性について研究し、追究し続けてきた京都大学原子炉実験所原子力安全研究グループの6人の科学者の総称、通称。
グループの目的を、 「原子力災害、放射能汚染など、原子力利用にともなうリスクを明らかにする研究を行い、その成果を広く公表することによって、原子力利用の是非を考えるための材料を社会に提供する」こととしている。
メンバー
海老沢徹(1939年 - )京都大学原子炉実験所元助教授
小林圭二(1939年 - )京都大学原子炉実験所元助手、元講師
瀬尾健(1940年 - 1994年)京都大学原子炉実験所元助手
川野真治(1942年 - )京都大学原子炉実験所元助教授
小出裕章(1949年 - )京都大学原子炉実験所助教(現職)
今中哲二(1950年 - )京都大学原子炉実験所助教(現職)
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東日本大震災にともなう福島第一原発の事故が起きて、7か月以上になります。 (2011年の番組です)
取材を始めたきかっけは、2008年3月の洞爺湖サミットで「原子力はCO2を出さない、未来のエネルギー」と宣言に盛り込まれたことに私自身が、違和感を持ったからです。そんな折、京大原子炉実験所の研究者たちと会い、アカデミズムという組織の中で生きながらも、信念を貫き通す姿に共感を覚えました。
そして2008年10月に「なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・"異端"の研究者たち」と題して、研究者たちを追った番組を制作しました。
日本のエネルギー政策の中でも、とりわけ原子力発電のありかたについて問題を提起したことで、番組の役目は一応終わったはずでしたが、そうはなりませんでした。言うまでもなく3.11で、世界が一変したからです。
2008年の番組では、放送が原発問題についての議論のきっかけになればとの思いで制作しましたが、3.11後のいま、今後の日本のエルギー政策をどう展望していくかについては議論百出で、隔世の感があります。しかし、それは福島県をはじめとする地域の甚大な被害とひきかえであることを思うと、辛くやりきれません。
番組の主人公の一人、京大原子炉実験所の今中哲二さんは言います。
「サイエンスの土俵で出来ることは限られている。故郷を追われ、別の場所に移り住まなければならなくなった人々の怒りや悲しみは、サイエンスですくい上げることはできない」。まさに真理でしょうが、逆説的に言うと「自分はサイエンスの土俵で出来る限りのことをやる」というマニフェストとも解釈できるでしょう。
事態は現在進行形で、まだまだ予断を許しません。セシウム137の半減期は30年、闘いはこれからも長期にわたります。
いまの思いを今中さん風に言えば「自分はドキュメンタリーの土俵で出来る限りのことをやる」。状況が終わらない限り、取材も終わってはいけないと考えています。
大手マスメディアで唯一ジャーナリズムの精神を通したMBSは評価に値する。
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