1:サムナー教授も金融政策を充分に行えば財政政策もアリ、というかも知れませんが、その辺は確言できません。

2013-01-11 格差是正もリフレを支持
スティグリッツ氏。

「経済の政治化」米の成長を阻害 ジョセフ・スティグリッツ氏に聞く

スティグリッツ 日本経済は明らかに困難に直面しています。ドル買い円売りの円安政策で、輸出競争力をつければいい。これまでのドル買い円売りの政策では、市場に出回った円を買い戻したり、短期証券を発行することで円資金を市場から吸い上げていますが、市場に出た円が再び吸収されない非不胎化政策をとればいい

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130104/mcb1301040501003-n1.htm

単なる介入でなく、金融緩和を伴う介入をすれば良いという提案です

スティグリッツ 日本はインフレを心配しすぎです。日本のように外貨準備高が積みあがった国は、それほど心配する必要はない。ドル以外にもユーロも買えばいい。ある程度の物価上昇が必要です。日本は技術力があるので、経済振興策につながるように、(代替エネルギー用の)発電所や施設に投資すればいいのでは。地球温暖化時代ですから、世界中から需要があるに違いありません

スティグリッツ氏はオキュパイ・ウォールストリートに賛同するなど、格差問題に関心の深い学者ですが、まっとうな学識を持つ方なので日本に金融緩和政策が必要であることを当然のように語っています

本当に貧しい人々のことを気にかけていれば当然の意見であります

日本の左翼がいかに良識を欠いているか、日本のマスコミがいかに自己中心的で欺瞞的であるか、ということが対比的によく理解できます


安倍首相は自ら情報発信すべき(ぶら下がりは要らない)

首相が対応しなければならない問題、アピールしなければならない問題は経済だけではないので大変ですが、現状ではそうしていただかないと経済再生の道が途絶えてしまいます。

現内閣の経済閣僚が揃いも揃って反リフレという状態では、党内力学でそうせざるを得なかったにせよ、反リフレ閣僚と官僚とマスコミが徒党を組んでウソで情報コントロールをしてしまいます。

自民党に投票した人の多くは、「顔」としての安倍首相の主張に賛同して投票したのですから、閣僚が首相の意向に反する発言をするのを、それが職務だとしても放置しておくことはありません

遠慮無く改めさせれば良いのですし、そうしても支持者の多くは揺るがないでしょう。

日銀とのアコード今出ているアコード案は、まことにもって日銀らしく、 「無期限の金融緩和」を「目標達成の期限が無い」と巧妙に言い換えているらしいですが、こんなものは防がなくてはなりません。

日銀が達成するべき目標達成には、最大2年といった期限をつけるべきです

それがダメな場合には公の場で説明させて失敗した責任を認めさせ、改善策を考えさせた後で金融政策を継続するべきです

つまり、「無期限」とは「目標を達成するまで有効な手立てを続けよ」ということであって、有効でない手段をダラダラ続けることを許すということではありません。ここはハッキリと、 「無制限の金融緩和で2年以内に目標を達成せよ」と法的強制力のある形で書かせるべきでしょう



2013-01-07 円ドル相場の適正値は103円
円はなお割高か

インターコンチネンタル取引所(ICE)の主要6通貨に対するドル指数 は、米量的緩和策の開始後の4年余りで約5%下落。しかし、FOMC議事録を受け、3日には前日比0.84%高と約半年ぶりの上昇率を記録した。経済協力開発機構OECD)の購買力平価に基づく推計によると、円・ドル相場の適正値は103円90銭。円安が進んだ足元でも、なお約15%も円が過大評価されている計算だ。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MG87866JIJV901.html




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「プラス1」

Cangaelさんに貴重な、嬉しい記事をご紹介頂いたのですが、また考えてしまいました!


今日はCangaelさんのブログ読後の感想文、此処へも載せて置きます。 チョット恐い内容になりましたが読んで頂ければ有り難いです。Cangaelさんのブログは此方です→http://d.hatena.ne.jp/cangael/


cangaelさんへ

class="deco" style="color:#0000FF;">貴重な記事のご紹介ありがとう御座います。やっぱりこうなんですね。我れも、小出さんを初め心ある科学者からの真実を訴える声から、政府が如何に騙しのテクを行使しようと原発の行く先は廃炉の道しかないと自身を勇気づけるためにもブログ仲間の皆さんとつぶやき続けてきましたが。「一つ」に、先ず使用済み核燃料がプール満杯となる物理利的条件(て此処には費用の面も含まれる) 「二つ」目に、直接の人的被害に居たらずとも繰り返しの事故による世論の更なる脱原発への高まり。 「三つ目」には、この姿を見て日本も「アメリカの右へ習い」をする

勿論どんな形でも脱原発の歩みを始めることにはホッとしますし、喜ばしいことだとは思います。しかし、今度はこの実行に対して「一つ」の、悔しさ情けなさを感じ 更には「二つ目」には、大きな心配が沸き上がります
先ず、悔しさは国民の70%以上のコンセンサスとしての脱原発の意思表示が政府に受けとめられず、アメリカが撤退と決めればすかさず追従の決断なのか

最後「二つ目」の心配事は途轍もない大きな事、これはブログ仲間の皆さんとも話題に上ったことですが。特にSPYBOYさんとはかなり以前からのやり取りで、我れが、日本の手持ち「プルトニューム(50トン)・使用済み燃料(2万トン)・その他にも膨大な高レベル汚染廃棄物(ドラム缶60万本) これらを総じてどう処分していくのでしょうね?という投げかけにSPYBOYさんは「即座に将来の日本の姿は核のゴミ屋さん」に成り下がる恐れ有りという返答をしてくれました。

我も即座に、溜め込んでしまったプルトニュームの管理も含めた核廃棄物「ごみ屋さん兼核の番人」ですね(アメリカの大事な核兵器プルトニュームも大量に入っている)と返しましたが、正にこんな「感じの役回りを背負わされる」のではないかという懸念です。既に先般、  「日本、外国からの使用済み核燃料受け容れか?」等というニュースも飛び交っていますよね。 原発問題は既に「廃炉の時代」に否応なしに向かうのでしょうかね? (keniti3545)


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