「keniti3545」since72:10月29日(月)曇り後晴れ8℃「東日本大震災」「311フクシマ」599日 今日の一題「地層のダメだし・活断層は心配なし?」

*朝トレ:8時15分〜9時30分 雨上がりでもありスタートで足踏みしていた。コースに入って徐々に雲の切れ間も見えてきた。直に2割の青空が覗ける晴れで〜す! 気持ちいい朝〜、秋の空〜、我れの空〜! カラスが珍しく2羽揃って欲張るな〜と鳴いた。息子はどうしたの出勤? ご心配な〜くとあっち向かれた。

 それにしても贅沢な時間だな〜、この「毎朝の1時間」、どんなにパソコン漬けになっても小さな活字を追って本を読んでも、翌朝この時間帯に体を動かしながら遠く・近くに山波と色付いた樹木が目に入り特に今は、「三原色」も鮮やかに捉えられる「赤・青・緑」。信号の「赤・黄・青」も、勿論「青空には白い雲」! 

 先ず、目が悪くなることはありませんねこの1時間で充分視力は回復します。 「1時間の朝トレ」我にとっては至福の時間であると共に「百八っつ」の煩悩を払い、「百薬の効」を与え、「老い行く体に渇を注入」してくれる時間なのです。 今日も気持ちいい朝で〜す。


(追記:その後が大変でした、女房殿のお供歯医者さん・小泉クリニックで定期診断と投薬・さがみ屋さんで食料品の買い出し。実は、午前中コーヒーその他嗜好品の安売り日カワチへ一人使いッパもこなしました。奪われた生活道をぬうように?これはウソ(笑い)、地団駄踏みながらでした。11時から、pm5時帰宅。でした!) (でもコーチ・マネージャー・管理人からも「アリガト」って言われました)?



*「東日本大震災」「311フクシマ」599日



今日の一題 地震大国なればこそ」地層問題結論は慎重に! 



「Shuueiのメモ」より

見直し迫られる核のごみ 「地層処分」の危うさ 地底は未解明/「核燃サイクルが前提」にも批判


毎日新聞 2012年10月24日 東京夕刊




国が想定する最終処分場の適地




最終処分場の概念図


 原発の使用済み核燃料は、数万年後まで人体を脅威にさらす悪夢の放射性廃棄物と化している。政府は「原発ゼロ」を打ち出しながら核燃料サイクルを温存した理由の一つに、日本に相当の使用済み核燃料がたまっていることを挙げる国は地底深く埋める「地層処分」で廃棄する考えだが、地震や火山活動、地殻変動が活発な列島で安全に眠らせておくことなど可能なのか?【戸田栄】

 国が推進しようとしている「地層処分」に対して先月、日本学術会議が「待った」をかけた。科学者の代表機関が国に方針を一から見直すよう求めたのだ。同会議の「高レベル放射性廃棄物の処分に関する検討委員会」委員長を務める、今田高俊・東京工業大大学院社会理工学研究科教授が厳しく指摘する。「地震や火山活動で地下に異変が起き、埋めた核のゴミが地上に出てきたらどうなるのか。現状では、地層処分に適した安全な場所が日本にあるとは言い切れません」

 国は放射性廃棄物のうち、核燃料再処理工場から液状で出てくる高レベル放射性廃棄物をガラスと混ぜ合わせて固め、地下300メートルより深くに埋める考えだ。このガラス固化体(直径43センチ、高さ134センチ、重さ500キロ)は、作った直後には1時間あたり約1500シーベルト放射線を放ち、近づくと20秒弱で即死するという恐ろしい代物である。当初は高熱を発するため、30〜50年間、地上施設で冷ました後に地層処分をすることになっているが、50年後でも同160シーベルト放射線を放ち、数万年後にようやくウラン鉱石と同様のレベルに下がるという。一般公衆が浴びてよいとされる線量限度は「年間」1ミリシーベルト。まさに桁違いの量で、今田教授が想定外の事態を懸念するのはもっともなのである

 捨て場所は生活圏と隔絶していなければならない。宇宙は輸送中にロケットが爆発する可能性を伴い、深海や南極の氷山の底は人類共通の財産として保全する国際ルールに背く−−などの理由から、世界的に地層処分が研究されている。スウェーデンフィンランドでは最終処分場建設地を決め、本格的な事業化が進む。日本は2000年に事業化し、候補地を探している。

 国は地下施設は揺れに耐えられるように造るため、活断層さえ避ければ問題はないとするが、今田教授は、結論ありきだと批判する。「日本の地層は、未解明の点が多い。また活断層から離れた場所なら安全なのか。人材を総動員して調べ尽くさなくてはなりません。その上で地層処分が妥当かを議論するのが筋です。日本で候補地選びが進まないのは、政策の枠組みが間違っていて国民が不信感を抱かざるを得ないからです」

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 国が考えている埋設方法を少し詳しく見ていこう

 ガラス固化体は、炭素鋼を基本に作る厚さ19センチのオーバーパックと呼ぶ金属製容器に封入。さらに厚さ70センチの粘土(緩衝材)で覆い、地層中の岩盤に掘った穴に埋める。オーバーパックがどれだけの年月、腐食せずにガラス固化体を守れるかがポイントの一つだが、計画を立てる日本原子力研究開発機構によると、地下の深部には酸素がないので金属の酸化は生じず、主に問題は地下水の影響だという。このため水をはじく粘土で覆い、オーバーパックには表層部が腐食してもいいような厚みを持たせている。万一、ガラス固化体が地下水に触れた場合を考え、水に溶けない性質のガラスを使い、仮に放射性物質が溶け出しても粘土が吸着する構造にしている。

 同機構地層処分研究開発部門の清水和彦・副部門長は「地圧で地底の岩石の粒子の間隔は密になり、深い所で地下水は1年に1ミリも動かない計算になる。多少早くても、放射性物質に汚染された地下水が地上に出てくるには長い年月を要し、その間に放射線レベルは下がります」と話す。 ?

 だが、原子力の研究者でつくる「地層処分問題研究グループ」事務局長の志津里公子(しづりきみこ)さんは「地下水の流速は遅いと言われていますが、まだ不明な点は多い。実際、岐阜県瑞浪市の機構の地下研究施設では、立て坑の掘削で予想外の湧水(ゆうすい)がありました。現状で、地下水汚染は心配がないなどとはとても言えません」と反論する。

 志津里さんは最終処分場の操業の安全性にも懸念を抱く。日本は昨年末時点で国内外に約2650本のガラス固化体を保有し、各原発の核燃料プールなどに蓄積された使用済み核燃料からは、さらに約2万4700本分のガラス固化体が作られるという。これだけの量を収容するには、地下に数キロ四方の広さを持った巨大な施設が必要だ。「被ばくするので人はガラス固化体に近寄れませんから、ロボットを遠隔操作して輸送し、地下の広大な施設に埋めると言いますが、本当にそんなことができるのでしょうか」

 国は最終的には最終処分場を埋め戻し、永久に生活圏から隔離してしまう計画だ。清水副部門長は「次世代に、ゴミ処理の負担を負わせないという倫理的観点からも、地層処分が妥当」と語る。

 これに対し、「埋めた後で問題が生じれば、その方が現世代の責任を問われる」と今田教授は反論。 「現時点での地層処分は問題」とする日本学術会議は、数十〜数百年程度の「暫定保管」を提言した。地上か地下に施設を造ってゴミを回収可能な形で管理し、地層や処分方法、核の放射線を出す期間の短縮技術(核変換技術)の研究が十分に進展してから、最終処分方法を決定するという考え方だ

 時間をかけて対処方法を検討することには志津里さんも賛成だ。しかし、核変換技術については「今のところ、現実的に実現可能な技術ではありません」と批判する。甘い夢への安易な期待が、なし崩しの原発容認につながりかねないからだ。
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 今回、日本学術会議はゴミ量の上限などを決める「総量管理」も提言した。今田教授は「原発を動かすことだけを考え、その結果、またゴミが増えたでは、後出しじゃんけんのように身勝手な話となり、国民の信頼を失うばかりです」と語る。政府が掲げる「原発ゼロ」戦略には、この総量管理の考え方がなく、具体性を欠く一因となっている。

 さらに戦略は「原発ゼロ」と矛盾する核燃料サイクル政策維持の根拠に、このゴミ処理問題を挙げるが、必ずしも核燃料サイクルが処理に必要なわけではない。サイクルの一環の核燃料再処理工場でゴミをガラス固化体にすれば容量が減るなどの利点はあるものの、再処理せず金属製容器に封入して地中へ捨てる直接処分もあり、スウェーデンフィンランドはこの方法を選んだ。志津里さんは「そもそも再処理はプルトニウムなどを取り出すのが目的だし、再処理自体にもリスクがある。現時点では直接処分の方がまだいい」と言う。

 このように今なお、核のゴミの処分方法は抜本的見直しを迫られている。それなのに、なぜ国は半世紀も前から野放図に原発を動かし続けられたのか−−。


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地層最終処分変えず=放射性廃棄物「暫定保管」に否定的−経産省


 経済産業省は24日の原子力委員会で、使用済み核燃料の再処理で出る高レベル放射性廃棄物を、最終処分の方法を定めず数十〜数百年間「暫定保管」すべきだとした日本学術会議の提言に対し

「最終処分の形態を明確に定めるのが国際的な共通認識」と否定的な考えを表明した。経産省は、放射性廃棄物は地下深く数万年間埋設する地層処分で最終処分すべきだとしている。


 ・・・・・ 今後どちらかの意見を通すというのか?政府が答申を受けた意味は?? (keniti3545)

 学術会議は9月、高レベル放射性廃棄物や使用済み核燃料を暫定保管し、その間に放射能を弱める新技術などを開発すべきだとの提言を原子力委に出した。 (2012/10/24-19:46 時事通信


◎.確りと議論して国民にも納得のいく説明をして事を進めないと! 場所も決められるのですかね?


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「プラス」1

大飯原発活断層でない」 関電が中間報告へ

日経ウェッブ2012/10/29 11:35


 関西電力が、国内の原子力発電所で唯一運転している関西電力大飯原発福井県おおい町)の敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)に関する調査で、「活断層ではない」とする中間報告を31日にも国に提出することが29日、同社への取材で分かった。

 調査しているのは1、2号機と3、4号機の間をほぼ南北方向に走る「F―6断層(破砕帯)」。関電は国の指示を受け8月から、試掘溝を掘ったり、ボーリング調査をしたりして破砕帯の活動時期や全長を調べている。

 関電原子力事業本部によると、調査では破砕帯が活断層でないという従来の評価を覆すデータはなく、周辺の断層との連動性を示すデータもないという。最終報告は年内にまとめるとしている。〔共同〕


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◎.この調査には規制委は関わらないのですか? 、『「活断層ではない」』とする「中間報告」を31日にも国に提出する? 何か扱いが粗雑にすぎませんかね? 規制委がお墨付きを出すのか (keniti3545)

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