「keniti3545」since72:7月30日(月)晴れ25℃「東日本大震災」508日 今日の一題「」

*朝トレ:寝不足の「イエローカード」マネージャ・コーチ・兼管理人から突きつけられて中止!我れもチョット待っていたみたいなイエローカードでした。

 オリンピック:柔道負の連鎖?実力? 北島選手も100メートルは敗退、体操の内村選手も不調、でも朗報もあり。アーチェリー女子団体の銅メダル・卓球女子シングルス福原・石川両選手3回戦突破。サッカー男子モロッコ撃破。良い方に予想を上回る競技も多い。今夜も寝れないか? 

 昨夜(今早朝)の一点はサッカー第一試合で、永井のスタミナ無尽蔵を褒めてシュートの精度低さを「くさしたら」モロッコ戦では素晴らしい「ループシュート」を「魅せて」くれたので、AM3時過ぎていたがぐっすり眠りに付けた。中村美里選手の涙は少し可哀想すぎたけど・・・。 今晩も頑張ります???



*「東日本大震災」508



今日の一題 脱原発達成が民主主義の立て直しそのものだ」!


国会を包囲する人々―民主主義を鍛え直そう

朝日新聞社2012.7.30

 夕暮れの国会議事堂を、無数の灯(ともしび)が取り囲んだ。

 きのう、市民グループの呼びかけであった「国会大包囲」。脱原発を求める人々が、キャンドルやペンライトを手に「再稼働反対」を連呼した。

 ここ数カ月、毎週金曜の夕方には、首相官邸と国会の前でも何万という人々が抗議の声をあげている。

 1960年の安保闘争から半世紀。これほどの大群衆が、政治に「ノー」を突きつけたことはなかった。

 「もの言わぬ国民」による異議申し立て。3・11と福島原発事故がもたらした驚くべき変化である。


原発再稼働で拡大


 官邸前の抗議行動は、3月末に300人ほどで始まった。それが、6月に政府が大飯原発の再稼働を決めた前後から、みるみる膨らんだ。

 「大包囲」に来た高知県四万十市の自営業の女性(60)は、再稼働を表明した野田首相の記者会見に憤る。「国民の安心のために決断したという言葉が許せない。正直に金もうけのためといえばいいのに」

 再稼働を急ぐ政府や電力会社は「本当のこと」を語っていない――。話を聞いた参加者にほぼ共通する思いだ。

 まず、「安全だ」という説明が信じられない。

 当然だろう。事故原因も判然とせず、大飯では活断層の存在も疑われている。首相が「事故を防止できる体制は整っている」と力んでも、真に受ける人がどれほどいるのか。

 「電気が足りなくなる」という説明にも疑問の目を向ける。

 足りない、足りないと言いながら、昨冬もこの夏も余裕があるではないか。再稼働の本当の理由は、電力会社の経営を守るためではないのか。

 参加者の中には、原発ゼロを実現するにはある程度時間がかかると考える人もいる。

 もし首相が「脱原発」の立場を明確にし、危険度の高い原発から順次廃炉にする行程を示していたら、ここまで怒りが燃え広がることはなかったのではないか。


■根強い体制不信

 ただ、問題は野田政権のふるまいだけにとどまらない。抗議の根っこにあるのは、間接民主主義のあり方に対する強い不信感である。

 兵庫県姫路市の女性(77)は「民主主義は民の声を聴く政治のはず。声が届かないのはファッショだ」と語った。

 こんな声は抗議の場のあちこちで聴かれる。

 有権者が、選挙で選んだ自分たちの代表(議員)を通じて政策を実現する。その間接民主主義の回路が機能せず、自分たちの声が政治に届かない。

 そんないらだちが、人々を直接民主主義的な行動に駆り立てているのではないか。

 そして、これを決定づけたのが原発事故だった。

 これは天災ではなく、電力会社や政府による人災だ。メルトダウンの事実も、放射性物質の飛散情報もすぐに公表しなかった。そんな政府の情報をもとに報道するメディアも信用できない――。

 政治不信にとどまらず、新聞やテレビまで「体制側」とみなして批判の目を向ける。それほど不信の根は深い。


■補完しあう関係築け

 直接民主主義の流れは、今後も強まるだろう。

 安保闘争のような大規模な政治行動は、高度経済成長とともに70年代以降、影を潜めた。

 いまは右肩下がりの時代。手にしていたはずの豊かさも、安全までも、ポロポロとこぼれ落ちる。さまざまなテーマで、政治の責任を追及する声がやむことはあるまい。

 そんなとき、官邸の壁を隔て、「体制」と「民衆」が相互不信に凝り固まって対峙(たいじ)していては何も生まれない。

 直接民主主義は、選挙と選挙の間の民意を映す方法としては有効だ。しかし、その声を政策に落とし込むのはあくまでも政党や政治家の役割である。

 国民との間の詰まったパイプを修繕し、新しい回路をつくることで相互補完の関係を築く。

 一連の抗議行動を呼びかけた市民グループのリーダーの一人は「大規模な抗議行動で、数を可視化することで議員が動き出した」と語る。

 抗議の人波が膨れあがるのにあわせて、与野党の議員が行動に加わるようになった。地方議員らが「原発の即時全廃」を掲げて「緑の党」を立ち上げた。

 中には選挙目当ての便乗組もいるだろうが、人々の声が政治を動かしつつあるのは確かだ。

 抗議行動の主催者らは、官邸側に面会を申し入れているという。この際、老壮青の参加者も招き入れて、首相みずから話し合ってはどうか。

 それを手始めに、不信に動かされる「負の民主主義」を、信頼と対話に基づく「正の民主主義」に鍛え直していくのだ。

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(keniti3545)

◎.直接民主主義への機運は益々高まるだろうが、心緩める時ではない、最たる現象は山口県の知事選だ。体張った「飯田哲也」氏がこの状況下(追い風)でも「1万票の差」で敗れた。原発推進派の旗は降ろした形を取ったとは言え、「当選者山本繁太郎」氏は、保守官僚色は色濃く打ち出しており更にその背中を民主党議員も後押しする「図式は堂々」と、そこを打ち破るには、「脱原発派未だ力不足」なのか? 


 選挙で選ぶは、国民の(民意の)「最終手段」、しかしこの結果は「局所的には未だ浸透出来てない地域的な事も有ることを改めて認識して事を運ぶ覚悟が必要だと言うところだろう。只、今「自身」のやれることをやらずに、思い及ばずの時に「どうせこうなるんだから」ではいつまで経っても状況は変わらない。

 一方では、各「個」の足元を見つめれば「ゆるキャラ脱原発デモ」も「継続的」に「参加者の数も多く」「層幅も広く」維持出来る活動として認知されて来ている。 マスコミの「態度・表現にも変化が見える」、は、甘すぎる見方なのか。 我れは、以前 こんなつぶやきも覚え書きとしている。 「1」7月7日下書き:「脱原発デモで三大紙そろい踏み」 「2」7月18日マスコミが頼もしく見えた:「大飯4号機の再稼働本当に必要」か? 「国民聴取会見せかけ」だ・・・。 今日の「朝日新聞社説」もそう書き残したいと思うがやっぱり甘ちゃんか?

 我れとて、「甘ちゃん・新聞に騙されるな!」は耳に痛い忠告として未だ胸に刻んではいる。が、「これ等は自身への反面教師」とも解する。良くあることだが、卑近な例では進行中の「国民的討論による世論調査」(パブコメ含)の、「落としどころ提示の三択」・「それを持った座談会」(討論会のレベルに無い?)、正に遣らせ・騙し・見せかけ以外の何物でもないとは思う。 しかし、投げ込まれた提案ならそっぽを向くばかりではなく、こちらの方向性を確り盛り込んだ制度に便乗加工するぐらいの気概を(具体的な方法論も)持てぬものかとも思うが如何なものでしょうか?。  (keniti3545)

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「プラス1」

東京新聞さんが我れの拙見を後押ししてくれた!!

山口県知事選 地域の選択 曲解するな 2012年7月30日


 山口県知事選で原発再稼働、オスプレイ搬入への反対を訴えた候補が敗れた。しかし、勝った新知事も賛成とは言えない状況にこそ注目すべきだ。地域の選択を政府の都合で曲解してはならない。

 ここしばらく無風が続いた「自民党王国山口県の知事選。今回も二井関成知事が後継指名し、自民、公明両党が推薦する元官僚、山本繁太郎氏が盤石とみられていたが、NPO法人所長、飯田哲也氏の立候補で一転して激しい選挙戦となった。

 事実上の一騎打ちに敗れたとはいえ、飯田氏が選挙戦に一石を投じることになったのは、飯田氏が最近まで橋下徹大阪市長のブレーンを務めていたことに加え、脱原発の立場で「エネルギー維新」を訴えたからにほかならない。

 山口県では中国電力上関原子力発電所(上関町)が建設途上にあり、東京電力福島第一原発事故の影響で工事が中断された。公有水面埋め立て免許は今年十月に失効するため、工事継続の可否は新知事の判断に委ねられている。

 飯田氏が勝利すれば原発建設計画は白紙撤回されていたに違いない。とはいえ、県民が山本氏に原発推進を委ねたわけではない。

 飯田氏を警戒する山本氏は「3・11以降、脱原発依存は当たり前、上関原発建設計画は凍結」と工事再開に含みを持たせながらも、計画推進を打ち出すことはなかった。加速する脱原発の流れには抗(あらが)えないということだろう。

 選挙戦期間中に米海兵隊岩国基地(岩国市)に搬入され、十月に沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に配備される垂直離着陸輸送機MV22オスプレイも同様だ。

 開発中から事故が相次ぎ、飯田氏は「安全性が確認されない限り岩国に置いておくべきではない。撤去を政府に求める」、山本氏も「搬入は誠に遺憾。安全が確認されない限り飛行しないよう要請すべきだ」とそれぞれ訴えた。

 原発オスプレイをめぐる本格的な論戦を避けたのは、山本陣営による「争点隠し」の選挙戦術と言えなくもないが、原発推進オスプレイ配備容認はそもそも選択肢になり得なかったということではないか。野田佳彦首相は原発再稼働やオスプレイ搬入に対する国民の厳しい世論を素直に受け止めるべきだ。

 消費税増税で手を握った自公両党推薦の山本氏が勝利し、次期衆院選での躍進を警戒する「大阪維新の会」につながる飯田氏敗北に安堵(あんど)している場合ではない。


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