「keniti3545」since72:7月6日(金)晴れ21 ℃「東日本大震災」484日今日の一題「天国と地獄」

*朝トレ:6時〜7時 朝〜! 良い気持ち×2で〜す!

 今日は余裕だ:マネージャ・コーチ・兼管理が帰ってきた。只、卵掛けご飯が毎日ではダメ出しがあるんだよな〜。でも後は不満無し。 今日は少しサボってしまった案件がテロップにいつになく鮮明に浮かぶな〜。

先ず一点目はブログ仲間のCaelさんイタリア旅行の「旅日記」昨日で一応の〆らしい。
 我れも是非にUPをと、お願いした一人にもかかわらず忙しさ(なにが?)にかこつけて感想も書いてない、お帰りなさいの挨拶文にぼけたつもりの「ドン・コルレオーネ」おじさんのスペル誤記そっと直してもらったきり後が続きませんでした。 今日はCaelさんガイドによる我れのアバウト早回りイタリア「良いとこつまみ食い」を呟いて、感謝の気持ちに替えさせてもらおうかな〜。大丈夫かな、途中息が上がりすぎたらご勘弁を乞いましょう。


*花の町フィレンツェを訪ねて
先ずは機内で結婚式に向かうカップルとの出会い、町の建造物と郊外の花と緑イタリヤなんだなと。我なんかはこんな風景から「外国」と受けとめるんだな〜。


*聖フランチェスコアッシジを訪ねて

大聖堂は生で見たいなーと思います。 建造物と石畳の広場だけでヨーロッパを感じます。

アッシジからナポリ

 王宮の探索は自分達だけで? 宮廷劇場・王座の間・ブレビシート広場。我れなんかの感覚では「石畳の広場」と言うのが「作られた空間・造形美」という感覚と同時に凄い「開放感をも感じとる」事が出来ます。人工的な嫌らしさがない。針の山がハトの糞よけだというのも面白いかった。


*ソレントからバスでアマルフィ

造形美の町から自然界の美・世界遺産アマルフィ 

 山岳地をバスでの道行き大分往生したようですね?! アマルフィそのものが「坂道の町」なんですね?そんな中でも広場が見える。広場があれば共有の空間も出来る。 国民性と言うか、民族性というかこせこせしてない!! チョット羨ましい性格見習いたい日本人ではあります。


アンドレア聖堂

 豪華絢爛・金色の輝き! 生で前に立ったら凄い威圧感を感じることでしょうね! 金閣寺金色堂東照宮朱塗りの陽明門、みな負けそうですね?!


アマルフィから海峡超えてタオルミーナ


いよいよシシリー島へ 

(出発前には治安その他で渡れないかもと・これダメだったら思いでも半減していたのでは?良かったですね!)

 長靴の先っぽから(念願の)石ころへ渡った!!  此処も大分苦労されたようですね! ホテルも愛想無し? 日程でも解っていれば「コルレオーネ」おじさんにお願いして於いたんですのに?(余りあてになりませんかね) 食事とかワインの飲みっぷりも凄いんでしょうね? え、「バンナ.コッタ」「なんのこった」? ほらまたすぐ乗ってしまいますからほっといて下さい!


タオルミーナ観光

・・・・・・・・・・
 突然ですが、マフィアの話題でましたよね、アランドロンの話も。一言口を挟ませてもらえれば、アランドロンの「青臭さ、甘すぎるマスク」は所詮マフィアもギャングにも無理でしたよ。「バートランカスター」や「ロバートデニーロ」には「あの世でも」足元にも寄れないでしょう、競演も無理ですね。(これはあくまでも「我の独断」差し障りあったらごめんなさいしま〜す)
・・・・・・・・・・・

 町中から離れて自然美へ、でも日本流の自然美とは「趣」が違う。もっともその違いを求めて我々は旅に出るのでしょうが、しかしその思いも「生で味わう」とレベルが違う?石(城壁・石畳等)の「造形美と調和する自然美がそこにある」距離を置いて眺めるとそんな思いが強くします。

 Caelさんの解説で頷ける事がたくさんあるなか、中性の面影を強く残していると言う風景が印象深いのは、やはり「石に起因」か?我れのいつもの思い込みでしょうが・・・。 1週間も過ぎる頃日本料理屋家庭料理を思い浮かべるのは日本人だけですかね? 豪快に「イタリア料理」を食べきりましたか?

*3300メートルのエトナ山へ

ヨーロッパ一の活火山だそうですね。

シシリー島のシンボル「3本脚」の女神? 3本の脚は島にある3つの岬を表すという伝説もあると言うことですか。 

 ホテルの女性オーナーがガイドを引き受けてくれて、大きな感動と感謝の念を持ったそうな。こう言うところが自分達で企画する旅行の醍醐味なんでしょうね両ご主人が企画・立案計画まで受け持たれたのが「ミソ」お二人とも相当株をお上げになりましたな〜。ご同慶の至りですが、チョットだけ悔しい思いもあります。

前述、「キアーラ」さんのガイドの奮闘ぶりがよく伝わりました。Caelさんも嬉しくてつい突っ込みも入ってましたね。「今日の噴火は無いんですか」? 只、ジョークの合間にも「放射能」という言葉が頭を過ぎるなど日本の現状は外国人にも胸を張れる状態に無いことが寂しく感じられました。 原発の無い国への旅行Caelさんの一つの願いだったのでしょうか。原発のない国「良いですね」!

・・・・・・・・・・・・・・・

・崖に張り付いた家も良いです

・日本にだって、海辺に、山里に家はあります何年かに一度は自然災害に遭うこともあります承知で「住み」「壊されればまた立て直して」営みを続けます。

原発事故(しかも人災)なんかでなければ人は助け合いながらまた家を建て、生活を続け、子を育て続けられるのです。

原発はダメです。理由は外国人でも知っています。「原発はダメ」我々は一生声を上げ続けましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・


お別れのキアーラさんと孫娘さん可愛いですね。


タオルミーナからバレルモそして日本へ 

最後のタオルミーナ・バレルモ・ローマそれぞれのホテル・レストラン空港までもイタリア時間と大様さに手こずりながらの道行きも楽しさが勝りそれを持続したまま6月26日無事関空にご帰還!お疲れ様でした。

二組の仲良しご夫婦素敵なイタリア旅行をお見せいただきありがとう御座いました!

今回の素敵な旅行の成功裏にはお二方のご主人の企画立案・「ロードマップ」作成のご努力大であったこと敢えてお伝え致しまして見学会終了と致します。  


我れ今どこにいるの?未だイタリア? あ、カラスと一緒か・・・ 「格調高い旅日記」を傷つけなかったか心配ですがその節はお許し下さい。 再度感謝です! 


=====================




*「東日本大震災」484日


今日の一題 「国会事故調報告書」 国が無視!

何のための調査か!最終報告も聞かずに再稼働だ。


田中竜作ジャーナル

【国会事故調・報告書】 提言は踏みにじられたまま原発が再稼働した 

勝俣恒久・東電会長(当時)。事故発生時、記者クラブを引き連れて中国に接待旅行に出かけていた。指揮が遅れた原因に。=国会内、写真:田中撮影=
 
 「官邸は東電に」「東電は官邸に」「原子力安全委員会は電力会社に」…それはまるで責任のなすりあい大会だった。「国会事故調」の参考人聴取のことである。

 菅直人首相、勝俣恒久東電会長、班目春樹・原子力安全委員会委員長(肩書きいずれも当時)の自己保身しか頭にない答弁を聞くたびに、筆者は靴を投げたい衝動に駆られたものだった。「お前たちのせいでどれほど多くの人が絶望の淵に叩き落とされたと思ってるんだ」と怒鳴りながら。

    「事故が人災であることは明らか」 

 昨年12月から半年間にわたって福島原発事故の究明を続けていた「国会事故調」が、きょう報告書を提出した。現場関係者を中心に延べ1,167人から900時間を超えるヒアリング。福島第一、第二、女川など原子力発電所への9回に渡る現地視察。時の首相、東電会長を公開の場に参考人招致……こうした徹底検証の結果を640ページの報告書にまとめた。原子力村とは無縁の委員たちがまとめた報告書は、冒頭から「事故が人災であることは明らか」と断罪している。

 事故原因の分析は詳細かつ具体性に富む。事故の推移とその後の対応についても同様だ。「メルトダウン」「海水注入」「ベント」「官邸と発電所との電話内容」…福島第一発電所吉田昌郎所長、菅直人首相らの名前を実際にあげながら記述している。

 そのうえで「官邸による発電所への介入が、事故対応の重要な時間を無駄にするだけでなく指揮命令系統の混乱を拡大する結果となった」と指摘した。

 真骨頂は事故の再現を防ぐための 『7つの提言』 だ。「国会に原子力に関わる常設の委員会を設置し、規制当局を監視する」「国会は電事連が規制当局に不当な圧力をかけることがないように厳しく監視する必要がある」……だがこうした貴重な提言は何ひとつ実現しないまま、関電大飯原発は再稼働した。  


 提言は踏みにじられたのである。原発事故は繰り返される。


 菅直人前首相。事故の拡大をひたすら東電の責任になすりつける答弁が目立った。=国会内、写真:田中撮影=
      
《以下報告書の概要》 

 【巻頭言・はじめに】

 入社や入省年次で上り詰める「単線路線のエリート」たちにとって、前例を踏襲すること、組織の利益を守ることは、重要な使命となった。この使命は、国民の安全に関する動向を知りながらも、それらに目を向けず安全対策は先送りされた。そして、日本の原発は、いわば無防備のまま、3・11の日を迎えることとなった。
(中略)
この事故が「人災」であることは明らかで、歴代及び当時の政府、規制当局、そして事業者である東京電力による、人々の命と社会を守るという責任感の欠如があった。


 【提言】

提言1・規制当局に対する国会の監視国民の健康と安全を守るために、規制当局を監視する目的で、国会に原子力に係る問題に関する常設の委員会等を設置する。

提言2・政府の危機管理体制の見直し緊急時の政府、自治体、および事業者の役割と責任を明らかにすることを含め、政府の危機管理体制に関係する制度についての抜本的な見直しを行う。

提言3・被災住民に対する政府の対応被災地の環境を長期的・継続的にモニターしながら、住民の健康と安全を守り、生活基盤を回復するため、政府の責任において以下の対応を早急に取る必要がある。
(中略)住民が帰宅あるいは移転、補償を自分で判断し選択できるように、必要な政策を実施する。

提言4・電気事業者の監視東電は、電気事業者として経産省との密接な関係を基に、電事連を介して、保安院等の規制当局の意思決定過程に干渉してきた。国会は提言1に示した規制当局に不当な圧力をかけることにないように厳しく監視する必要がある。

提言5・新しい既成組織の要件
提言6・原子力法規制の見直し
提言7・独立調査委員会の活用
 
 <結論の要旨> 

 【事故の根源的原因】 

 当委員会の調査によれば、3・11時点において、福島第一原発は、地震にも津波にも耐えられる保証がない、脆弱な状態であったと推定される。

 規制当局が(中略)この全交流電源喪失の可能性は考えなくてもよいとの理由を事業者に作文させていたことが判明した。(中略)このように、今回の事故は、これまで何回も対策を打つ機会があったにもかかわらず、歴代の規制当局及び東電経営陣が、それぞれ意図的な先送り、不作為、あるいは自己の組織に都合の良い判断を行うことによって安全対策がとられないまま3.11を迎えたことで発生したものであった。(中略)


 本来原子力安全規制の対象となるべきであった東電は、市場原理が働かない中で、情報の優位性を武器に電事連等を通じて歴代の規制当局に規制の先送りまたは基準の軟化等に向け強く圧力をかけてきた。この圧力の源泉は、電力事業の監督官庁でもある原子力政策推進の経産省との密接な関係である、経産省の一部である保安院との関係はその大きな枠組みの中で位置づけられてきた。(中略)


 歴代の規制当局と東電との関係においては、規制する立場とされる立場の「逆転現象」が起き、規制当局は電力事業者の「虜(とりこ)」となっていた。その結果、原子力安全についての監視・監督機能が崩壊していたと見ることができる。(中略)


 何度も事前に対策を立てるチャンスがあったことに鑑みれば、今度の事故は「自然災害」でなく明らかに「人災」である。


 【事故の直接的原因】

 当委員会の調査では、地震のリスクと同様に津波のリスクも東電及び規制当局関係者によって事前に認識されていたことが検証されており、言い訳の余地はない。


 【緊急時対応の問題】

 保安院の機能不全、東電本店の情報不足は結果として官邸と東電の間の不信を募らせ、その後、総理が発電所の現場に直接乗り込み指示を行う事態になった。その後も続いた官邸による発電所の現場への直接的な介入は、現場対応の重要な時間を無駄にするというだけでなく、指揮命令系統の混乱を拡大する結果になった。


 【問題解決に向けて】 

 本事故の根源的原因は「人災」であるが、この「人災」を特定個人の過ちとして処理してしまう限り、問題の本質の解決策とはならず、失った国民の信頼回復は実現できない。これらの背後にあるのは、自らの行動を正当化し、責任回避を最優先に記録を残さない不透明な組織、制度、さらにはそれらを許容する法的な枠組みであった。また関係者に共通していたのは、およそ原子力を扱う者に許されない無知と慢心であり、世界の潮流を無視し、国民の安全を最優先とせず、組織の利益を最優先とする組織依存のマインドセット(思い込み、常識)であった(中略)
「組織的、制度的問題」がこのような「人災」を引き起こしたと考える。この根本原因の解決なくして、単に人を入れ替え、あるいは組織の名称を変えるだけでは、再発防止は不可能である。


 【提言の実現に向けて】

 福島原発事故はまだ終わっていない。被災された方々の将来もまだまだ見えない。国民の目から見た新しい安全対策が今、強く求められている。


◎.この報告書の内容を察知した政府は敢えて避難は覚悟で見切り発車の再稼働に走ったのであろう。子供にも解る単純明快な行動に出たのだ。 黒川委員長はじめ委員会はあらためて政府の行動にお灸を据えてもらいたい。書面に残す答申書にすべきだ。一時しのぎの連続が、国民の怒りを増幅して行く「今日のデモ」にも聞く耳持ちませんか?結果注目しています (keniti3545)


===================


Shuueiのメモ

 「こんな訴えも忘れているのか」! (keniti3545)


福島の子 3割以上“良性”のう胞 甲状腺検査で不安は消えず
(2012年5月18日) 【中日新聞

「せめて半年ごとに調べて」

 福島第1原発事故を受け、福島県が18歳以下の子どもを対象に進めている甲状腺検査。放射線量が高い地域の先行結果では、3割以上にのう胞のほか、約180人に直径5ミリを超えるしこりが見られたが「おおむね良性」という。本年度検査が福島市などで始まる中、検査方法や説明に親たちは不安を募らせている。(出田阿生、秦淳哉)

「異常なのか」

 福島県飯舘村から福島市内に避難しているユキ子さん(47)=仮名、以下同じ=は、小学4年生の長女が受けた甲状腺検査の結果通知が全く理解できなかった。

 甲状腺は首の前にある内分泌器で、そのホルモンは成長に欠かせない。今年1月に届いたのは、A4の紙1枚。「(A2)小さな結節(しこり)や嚢胞(のうほう)(液体が入っている袋のようなもの)がありますが、2次検査の必要はありません」とだけ書かれていた。

 裏面を読むと、簡単な説明書きが。「A1」は異常なし、「A2」は5ミリ以下のしこりか20ミリ以下の嚢胞(以下のう胞)があった場合。2次検査が必要なのは、それを超える大きさがあった場合で「B」(念のため検査)と「C」(ただちに検査)となっていた。

 のう胞は甲状腺が閉ざされ、分泌液がたまった状態を指す。「しこりなのか、のう胞なのかも分からない。健康な子にも存在するのか、何らかの異常なのか。次の検査は2年後と言われても…?」



 県から委託されて検査する福島県医大の県民健康管理センターに問い合わせた。当初は「担当の先生は忙しくてすぐに返事できない」との返答。その後も「説明は裏面を読んで」と繰り返す。

 ユキ子さんは検査に付き添ったが、医師の説明はなかった。その理由を聞くと「隣の人に聞こえてしまうので」。納得がいかなかった。「原発事故当時、村では何も知らずに井戸水を飲み、屋外で炊き出しのおにぎりを食べていた。成長する娘はどうなるんだろうか」

 甲状腺の超音波(エコー)検査は、原発事故時に18歳以下だった約36万人を対象に行う。甲状腺は放射性ヨウ素をためこむ。チェルノブイリ事故では、約5年後に放射性ヨウ素の内部被ばくで子どもの甲状腺がんが急増した。

 放射線量が高い警戒区域浪江町計画的避難区域飯舘村などを皮切りに、13市町村が3月末に検査を終えた。3万8114人のうち、2次検査の対象となる5ミリ超のしこりや20ミリ超ののう胞のB判定は186人=表参照。本年度は今月14日から始まり、線量が比較的高い福島、郡山市など12市町村の15万4894人が対象だ。


 「子どもの健康を守るというなら、せめて半年ごとに検査を」と訴える親たち=福島市内で

 検査は20歳までは2年ごと、それ以降は5年ごとだ。「せめて半年ごとに調べて」と話すのは中学1年の息子を持つ福島市のカナさん(49)。検査通知に「同意書」が付いていたのにも驚いた。小中学校での検査は「保護者同席ではないため提出を」と要請。「なぜ保護者がその場で説明を受けられないのか。他の健康診断で同意書なんて聞いたことがない」

 結果通知には、エコー写真も添付されない。これでは別の医師にセカンドオピニオンを求めることもできない。

甲状腺検査の結果が書かれた用紙。詳しい説明はなく、次回の検査は2年後だ

 県立医大の山下俊一副学長らの文書も親の不信感を募らせた。1月16日付で日本甲状腺学会の会員にこう要請した。2次検査の対象にならない子どもの保護者からの問い合わせや相談には「次回の検査を受けるまでの間に自覚症状が出現しない限り、追加検査は必要がないことをご理解いただき、十分にご説明いただきたく存じます」。  何じゃやこれは???(keniti3545)

 他県の医師がネットに掲載したこの文書を見たサナエさん(48)は「これじゃ余計な検査をするなという脅し。子どもの健康のためではなく、安全性を強調するだけの形式的な検査にしかみえない」と思った。高校生の長男には民間病院で甲状腺検査を受けさせた。

隠れて予防策

 7歳の長男と4歳の長女がいる福島市のマリさん(42)は「原発事故の影響を判別するため、他の地域の子の甲状腺検査と比較をする必要がある」と話す。自宅周辺は少し前まで空間線量が毎時1マイクロシーベルトを超えていた。尿検査や血液検査、心電図検査の必要性も感じる。

 放射能への不安を口にしづらい雰囲気も強い。「県外避難できない親は文句が言えず、あきらめている」。自らも病気の父親を抱えているため避難は断念した。

 「福島にとどまらざるを得ない子どもに健康対策は最低限の条件。なのに、人口流出を恐れる行政に危機意識が低いために、個人が隠れて予防策をする羽目になる」

 全県民約200万人の健康を一手に担う県民健康管理センターは、県立医大の一室に設置されており、スタッフはわずか94人。

 親たちは口を揃(そろ)える。「健康調査についての有識者の検討委員会に、住民代表を入れてほしい。そもそも住民の健康管理を、県立医大だけにやらせるのは無理がある。これは国を挙げて取り組むことじゃないのか」

チェルノブイリも他地域も比較なく

 北海道深川市立病院の松崎道幸医師は「チェルノブイリ事故後に18歳未満の子を対象とした検査結果で、直径5ミリ超のしこりとのう胞がそれぞれ約0・5%現れたとの文献がある」とした上で、チェルノブイリ事故被害との直接比較ができない点を問題視する。

 「診断基準が違うから断定できないが、しこりについてはチェルノブイリと同程度と言える。しかし、のう胞をより大きな20ミリ以下と20ミリ超で分けており、直接の比較ができない。ただ、今後影響が出る可能性もあり得る。直径の大きさを示した詳しい分布も併せて公表すべきだ」。さらに次回の検査について「少なくとも半年に1回は経過を検査する必要がある」と言う。

 北海道がんセンターの西尾正道院長は「甲状腺は成人してから異常が出る例が多い。これまで子どもの調査データは少ないが、のう胞ができたとしてもすぐに異常とは限らない」と話す。

 同時に「福島の子どもが異常かどうかは、原発事故の影響がない地域の子どもを調査し、比較すればはっきりする。やる気があればできるはずだ」。

 西尾氏も継続的な検査を求める。「チェルノブイリでは5年以上の潜伏期間を経てがん発症が増えだした。他の病院の検査を望む人も多いはず。県立医大が、問い合わせがあっても2年後まで検査は必要ないと説明するよう求めた文書を出したのは本末転倒だ」

===================

◎.5年後10年後、みんなが守ってくれたので健康な体が維持出来ました!と成長した子供を見守れる親でありたいのが世の親の当たり前の姿。国、行政が今逃げてどうするのか、貴方たちも良かったなーと言う思いを共有出来るのですよ後年! 今、手を抜いて地獄を見たい人は居ないはず、 「今取ってもらう責任を明確にすることも我々親の責任」しかし、今目に見えないところの心配は「大きく、しかも多い」、それは「個」「個」の責任として背負わされることになります。
 だから親たちは必死なんですよ。そしてその究極の姿というのは「国」も「行政」も常に口にする「子は国の宝」その宝を守ろうとしているのではありませんか! 各セクションの行政が軽々の判断を下すのは国策が軟弱だからです。

 国民の「怒り心頭」、今日7月6日の「官邸デモ」も総理に覚悟があるなら大きな音ではない「悲痛な国民の叫び」を是非聞き届けて下さい。 「覚悟お持ちでしょうか野田総理大臣殿」! (keniti3545)


==================