「keniti3545」since72:7月4日(水)晴れ20℃「東日本大震災」482日 今日の一題「大きい音ですね?、冗談じゃないよ言葉を聞いてくれ!!」

*朝トレ:6時30分〜7時30分

 久し振りの晴れ〜!の気持ちいい朝「気持ち良い朝トレ」だった。 走12本チョット気張ったがやっぱり「B下」メニューの評価、だってカラスがず〜っと見ていたんだもの自己採点でも甘い点数は付けられません!

 主夫業も順調(?)で〜す! 




*「東日本大震災」482日


今日の一題 「反原発デモ―音ではなく、声をきけ」


朝日新聞社 (2012.7.4)

原発デモ―音ではなく、声をきけ

 関西電力大飯原発の再稼働に、多くの人々が首相官邸前や原発周辺などに集まって反対の声を上げた。

 官邸前のデモについて野田首相は、「大きな音がしますね」と漏らしたという。

 賛否が分かれる問題では、どちらを選んでも反対の声は上がる。いちいち耳を傾けていたら物事を決めたり、進めたりできない。人々の声を音と表現する背景に、そうした意識があるなら、思い直してもらいたい。

 党派に属さず、これまでデモや集会に参加したこともない。参加者にはそんな普通の生活者が多い。幅広い層が瞬時に呼応して集まり、ゆるやかにつながる。米国や中東でも見られたネット時代ならではの現象だ。

 思いは真剣だ。2歳の子を抱いて福井県おおい町の反対行動に加わった滋賀県の女性(43)は「いてもたってもいられずに来ました」と話した。

 日本ではなりを潜めていた大規模デモや集会が、福島第一原発の事故後に相次いでいる。それは、選挙を通じた間接民主主義が民意をきちんとくみとれない現実を映し出してもいる。

 「誰だって機動隊と向き合いたくなんかありません」と、官邸とおおい両方に行った大学生の女性(19)。「関西電力や首相と直接話す機会があれば、みんなそちらを選びます」

 大阪市と東京都の議会は、原発の是非を問う住民投票条例案をあっさり否決した。永田町では2大政党がともに再稼働を支える側にいる。そんななか、多くの人々が自分たちの意見が行き場を失わないよう、街頭に集まり、声をあげている。ルールを守れば、デモも集会も民主主義への大事な参加方式だ。

 それを、政治家や省庁が相変わらず「反対のための反対」としか見ないなら、政治や行政への不信は増幅されるだろう。

 原子力政策で国民的論議をめざす野田政権にとって、「音」ではすまない動きが今、目の前で起きている。むしろこの動きを、既存の政治回路ではとらえ切れない声を直接聴く仕組みづくりにつなげるべきである。

 反原発の側も、その動きを実際の政策の変化につなげる試みを強めてはどうだろう。  「朝日さんあんたもですよ!keniti3545」


 原発停止で電気料金があがっても、これくらいなら受け入れる」「節電をもっと進めるから、リスクの高い原発から廃炉に」といった話を、地域や集会などでもっと積み重ねる。その成果を束ねて、政府や電力会社に異論の声を届ける。

 そうしてこそ、声は、政策への影響力を高められる。


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こんな記事も

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河北報社社説 2012年07月04日水曜日


大飯原発再稼働/決して既成事実化するな

 関西電力大飯原発3号機(福井県おおい町)が再び臨界に達し、近く送電を始める。
 機動隊員が抗議の市民を排除する中で1日、制御棒を引き抜いて原子炉を起動させていた。東京電力福島第1原発事故後初めて、いったん停止した原発が再稼働することになる。

 再稼働までの経過をたどると、なし崩し的に進められてきた印象しか残らない。原発事故の原因究明はこれからのことだし、新たに原発の安全規制を担当する原子力規制委員会の発足もまだだ。
 野田佳彦首相は中身のない「安全宣言」によって再稼働のレールを敷いたが、安全性の追究を置き去りにしたまま既成事実化することは許されない。

 原発事故の検証を徹底的に行うとともに、その教訓をくみ取って、できるだけ早い時期に「脱原発依存」に向けた設計図を描く必要がある。
 具体的にはまず、全国の原発核燃料サイクル施設について、老朽化の状況や地質の安全性、地震津波の危険性などを科学的に評価し、今後の運転計画を示すべきだ。その際には、原発は運転開始から原則40年で廃止することが前提になる。

 昨年からの原子力政策では、民主党政権の無策と一貫性のなさが目立つ。原発事故の後、原子力依存からの脱却を進める方針を示したものの、実現させるための肝心の対策が抜け落ちていた。
 100万キロワット級の原発を稼働させるかどうかは当然、夏と冬の電力消費ピーク時に影響を与える。供給力不足の解消には、原子力以外の電源で手当てするか、電力消費の抑制を図るしか方法はない。

 供給面ではもっと早い時期から、国のリーダーシップによって新エネルギーの推進や既存電力設備の増強、電力各社間の融通推進などに取り組む必要があった。ところが再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まったのは、大飯の原子炉起動と同じ1日のことだ。
 また、野田首相は国民に直接、節電を呼び掛けてしかるべきだった。福島第1原発事故によってしばらくは電力需給が厳しい状況にあることを説明し、誠実に節電を求めれば、個人レベルでも協力しようと考える人は決して少なくないはずだ。

 多くの人にできるだけ電気に頼らない生活を訴える絶好の機会だったのに、みすみす逃してしまったことになる。その意味でも無策だった。国民の方ではなく、電力業界や経済界を向いていたとしか思えない。
 何十年も変わらない原子力推進と惰性の論理が大飯原発再稼働の伏線になったが、もちろんほかの原発に当てはめることはできない。炉心溶融メルトダウン)と放射性物質の拡散をもたらした原子力災害の原因を突き詰め、その反省に立って判断することが不可欠だ。

 原子力という技術をこれからどう扱うのか。それを考えるための出発点は、福島第1原発事故以外にあり得ない。


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政府は「脱原発依存」はすでに公言している。エネルギー委員会からも叩き台の答申は出てきてるはず。ロードマップとか方法論も国民にも示して下さいよ。 

 政局の混乱は自ら招いた不始末、消費税一本なんてオーム返しは聞き飽きた国民です。国の一大事迄棚上げ先送りは許されないと心得るべし! (keniti3545)

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「プラス1」

(Shuueiのメモ) 

個人参加の時代   鎌田 慧(さとし)

 (7月3日 東京新聞「本音のコラム」より)

 首相官邸前に、夕方になると、数万の人が電車に乗って集まってくる。なぜか。みな、なにかひとこと首相にいいたいからだ。それもどんどんふえている。

 それでも首相には、「大きい音」としか聞こえない。主権者の声を聞きとれない。聴こうとしない。主権者が直接、首相官邸前に足をはこび、危険な原発の再稼働はやめろ、といっても、彼は騒音という。謙虚ではない、傲慢だ。

 主権は国民にある。民の声を理解できない政治家は愚かである。首相官邸にやってくるひとたちの顔は明るい。解放された笑顔である。見知らぬひとたち同士の信頼の出会いである。

 福井の大飯原発で、抗議する人たちを警官隊に排除させ、再稼働に向けてスイッチをいれた。それでも、だれもがっかりしない。技術的にも倫理的にも安全上でも、なんの説得性もない。多くの人たちに支持されない原発など、長続きできるわけがない。

 関西電力圏の夏場の電力不足をカバーするためだ、というのが再稼働の理屈なら、ほかの原発の再稼働の理屈はつけようがない。


 新宿のデモも復活した。さまざまな地域で、反原発の集会がつづいている。原発利権にしがみつく政権への批判はますます強くなる。さまざまなひとたちが参加し身体で表現する運動がはじまった。


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◎.16 日代々木公園のデモ、その前に6日・13日と金曜日が2日ある金曜日の官邸前デモの規模も回を重ねる毎に規模が大きくなっている様子がよく解る。16日にはどれだけの規模になるのか想像も付かないが此処で十分な意思表示の行動は大切なことだ。

更に、「原子炉に火が入ってしまった」後ではあっても「脱原発」我々の意志を伝え続ける声はそれぞれの立ち位置から、それぞれの「個」としての国民が声を上げ続けなければ成らないことも必定ではある。しかし、主権者である「国民の多くの声が」意志決定の力を持てない仕組みは見直さなければ成らない時期に来ているのではないのか? 


「代議員制+α」:重要案件で「国民投票の結果に議論参加の権限」を持たせる等、「(政治・行政)と(国民の資質向上)」を結びつけ出来る「マスコミ自体の資質向上と使命感の発露」も期待したい。 「夢」か「幻」なのか! 歴史は繰りかすと言うが今の政界の様に一人の壊し屋さんに3回も4回も振り回されてどんな結果を期待するのですかね?

 また、前時代的な「機動隊との流血騒ぎなど」に発展などは無想だにも出来ません! 官邸前のデモが「個」の発意から自然発生的なものなら、必要な仕組みも「個」の発意から、一人一人の国民の「意識の覚醒」を望むところです、勿論我れ自身の自戒も込めて! (keniti3545)


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