「keniti3545」since72:6月20日(水)曇り20℃「東日本大震災」468日 今日の一題「人事懸念の規制委員会」

*朝トレ:6時30分〜7時 台風一過夏の朝〜。良い気持ちに疲れた〜。メニュー内容はいつもの「B下」なんだけど、降り込められてチョット気張ったのかな今日は・・・・。



*「東日本大震災」468日


今日の一題 「人事懸念の原子力規制委員会

脱原発が実現すれば尚更大事なセクションとなる、独立性が一番の条件だ! (keniti3545)


【社説検証】 M.S.N産経ニュース (2012.6.18)

「反原発」人事懸念の産・読/朝・毎・東「廃炉規定堅持を」 


 ■原子力規制委 

 原子力の安全規制を一元的に担う「原子力規制委員会」の設置法案が15日の衆院本会議で可決された。参院に送付されて今国会で成立し、9月までに規制委が発足する見通しだ。規制委は国家行政組織法第3条に基づく独立性の高い組織とし、原子力規制庁は規制委の事務局組織に位置づけられる。

 社説の論調は、国会同意人事となる規制委の委員5人の人選をめぐって大きく分かれた。人選が今後の原子力行政の行方を左右するからである

 産経は「(委員には)専門知識だけでなく規制と活用の両面から国益を冷静に見極める見識が求められる」としつつ、「人選が規制に偏ると、『原発潰し』が自己目的化した『脱(反)原発至上主義』の道具になる危険もはらむ」と強い懸念を示した。「『安全性の確保を大前提として原発の利活用を図る』という共通認識を、規制委の出発点として確認すべきだ」とも訴える。

 読売も「与野党内には『反原発派』の起用を求める声がある」現状に触れ、「人選を誤れば、規制行政が混乱し、その信頼性を損ないかねない」と、やはり警戒感をあらわにした。 ??  ( ??マークはkeniti35453545) 



 これに対し朝日、毎日、東京の3紙は、「国民を守る側から原子力を規制していく組織になるか。政治の意志が問われる」(朝日)▽「原発関連業界や学界、政治からの不当な圧力を許してはならない」(毎日)−などと“注文”するなかに、「廃炉」への期待を強くにじませていた。

 法案は、原発を原則40年で廃炉にする規定を明記したものの、規制委が発足後速やかに規定の妥当性について判断することも定めた。

 産経は「科学的根拠が示されないまま既成事実化した『40年ルール』の見直しは当然で、規制委は発足後、直ちに議論を始めてほしい」と規定の見直しを支持し、読売も「廃炉か否かは個別に判断するべきだ」として結論が規制委に委ねられたことを歓迎した。

 しかし、先の3紙はこの見直しにそろって反発する。「老朽化した原発の運転延長がなし崩しに進む余地をつくる与野党合意には、到底、納得できない」(朝日)▽「脱原発を求める国民の思いは反映されるだろうか」(東京)−などと、これまでの「脱原発」「原発再稼働反対」の論調と軌を一にする形で「『40年ルール』を骨抜きにするな」と訴えた。

 産経と読売は原発の再稼働問題にも言及し、「(大飯原発の)後続の再稼働は規制委がまとめる安全基準で判断される。規制委の発足と基準策定が遅れれば、再稼働はさらにずれ込んでしまう」(産経)▽「政府が『脱原発』と一線を画し、将来も原発を有力な電源として維持し続けることを明確にしなければなるまい」(読売)−とそれぞれ、迅速な対応や明確な方針を求めた。

 大きな焦点となってきた首相の指示権では、緊急時の原発対応は規制委が判断し、専門的事項への首相の指示権は認めないことになった。これは、民間や国会の事故調査委員会の調査でも明らかになったように、菅直人前首相の過剰介入が現場の混乱を拡大させたことへの反省に立ったものである。


 そうした「菅リスク」が目に余ったのは確かだが、産経は「過ちを繰り返さないという意味では、首相指示権の制限は理解できるが、危機管理の最高責任者の権限を制約し過ぎることは、本来、好ましくはない」との観点も示した。「専門的な判断は規制委に委ねるとしても、国民を守る責任は政治が負う。それが大原則である」からだ。

 国のリーダーはぜひ、このことを肝に銘じてもらいたい。(清湖口敏)



 ■原子力規制委に関する主な社説
 産経

 ・(原子力規制委)

  国益守り抜く人選めざせ   (15日付)

 朝日

 ・(原発40年廃炉

  最低限の基準を守れ     (15日付)

 毎日

 ・(原子力新規制案)

  40年で廃炉が基本だ    (15日付)

 読売

 ・(原子力規制法案)

  緊急時の首相指示権は妥当だ (16日付)

 東京

 ・(原子力規制委)

  廃炉規定はどうなる     (15日付)


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*日経は遅れて20日の社説で、下記の如く。全文は日経紙面の社説欄でお読み下さい。

日経社説2012.6.20

原子力規制委に危機対応が出来る人材を

原子力の安全行政を担う「原子力規制委員会」が9月までに発足する運びとなった。省庁の様な行政組織にするとした政府案と、独立性の高い委員会型とする自民、公民両党案が対立していたが、両案の習性で歩み寄った。 (全文は日経紙面の社説欄でお読み下さい)


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「プラス1」 


国民は既に、「節電」は覚悟が出来ている:大飯原発再稼働が決定されてしまったが、この条件下にあっても、更に我々願うは、「節電効果+α」原発供給の電力量が「左式」中αであるとすればその量は「原発以外の手持ち設備でまかなえるものか」を検証する必要がある。勿論当局発表の数値もあるだろうが立場を替えた者が試算すればその値は大きく異なる事も国民は承知だ。

「節電効果も」どのぐらい頑張ったかも期待する、その上で未だ不足なら更なる工夫をしよう。 「楽しんで節電」朝日さんの提案も良いが、我々国民はそれだけで済ませては成らないのです。本当に必要あるのか原発による電力供給。例え再稼働されてしまっても使えるデータを我々も持たなければならないのです。その覚悟を持って節電には望む必要がある。 (keniti3545)

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朝日新聞社2012.6.20

家庭での節電―夏と親しむ工夫しよう

 節電の夏が近づいてきた。



 関西電力大飯原発3、4号機の再稼働が決まったが、フル稼働は順調にいっても7月末になる。途中で不具合が生じないとも限らない。枝野経産相が、当面、節電目標を変えない方針を示したのは、そのためだ。

 昨夏の電力消費は10年夏のピーク時に比べ、東京電力管内で18%、関電管内で10%減った。

 企業努力によるところが大きく、家庭ではそれぞれ6%減にとどまった。家庭での節電の余地はまだあるということだ。

 今夏の節電目標は最大の関電では10年比で15%、その他の6電力で5〜10%。政府は大飯が動けば目標を下げる方針だが、余裕があるわけではない。

 原発いらずの日本に変えていく。その一歩を踏み出すためにも、家庭では手を緩めずに工夫してみたい。

 「家の作りようは夏をむねとすべし」。兼好法師が「徒然草」でそう書いた。家は風通しよくつくるのが、高温多湿の風土で暮らす知恵だった。

 だが戦後の経済成長でエアコンが普及し、住まいの密閉性も高まった。それが夏の電力消費を増やすことにもなった。

■町家の暮らしに学ぶ

 ところが、よく見ると、引き継がれた夏の知恵がいくつも息づいている。

 京都の町家に住む山中恵美子さんは夏至のころ、「衣替え」をする。畳にはひんやりした籐(とう)の網代あじろ)を敷く。窓にはすだれを下げ、ふすまを風通しのよい葭(よし)障子にかえる。

 築90年、伝統木造構法の家にエアコンはない。窓際に風鈴をつるし、部屋の照明は落とす。身につけるのは涼しげな絽(ろ)の着物だ。「五感を働かせて、涼を感じ取ろうとしたのも先人の知恵」と山中さんは話す。

 みんなが町家の暮らしをそっくりまねできない。でも、風鈴やすだれなどで夏と親しみ、季節にあった衣服で過ごす原風景がそこにある。コンビニやスーパーには、ござや扇子など昔ながらの品が並ぶ。涼む知恵をできるだけ生かす夏にしたい。

 もちろん、先端技術を生かすのもおすすめだ。財布に余裕があれば、日差しの熱をさえぎるフィルムを窓に張ってみる。省エネ型の家電に買い替える手もある。

 無理な節電をして、熱中症になっては元も子もない。先人の知恵と先端技術を選びあわせて夏を過ごすのも、一興だろう。

 マンションで節電がどれだけ進むのか。密閉性が高いだけに容易ではない。東京で暮らす作家の森まゆみさんは「昨夏の体験を伝えたい」と言う。

 朝顔やゴーヤを育て、緑のカーテンで日差しをさえぎる。ベランダに打ち水をすれば吹き抜ける風が涼しい。水風呂にでも入れば、なおさらだ。 

■「見える化」で節約

 東電は一度に流せる電気の量(アンペア数)に応じて基本料金を設定している。

 森さんは昨夏、契約アンペア数を60から40に下げた。使える上限を超えるとブレーカーが落ちる。エアコンをほとんど使わず、家電のスイッチもこまめに切った。すると、電気料金は10年夏の3分の1になった。

 ただ、そうしたアンペアダウンができる料金体系を、関電など4電力はとっていない。そこに住む人たちには、家電ごとの消費電力がチェックできる簡易測定器が役にたつ。

 家電のプラグとコンセントの間につなぐと、1時間当たりの消費電力量や電気料金が表示される仕組みだ。

 すでに札幌市で効果をあげている。昨夏、市が500世帯に測定器を貸し出したところ、消費電力量は平均13.1%減になった。厳冬期では平均11.6%減だった。電気料金の「見える化」で、節電が家計の節約にもなるとの意識が広まり、削減率の向上につながった。

■夜の節電で揚水発電

 昼間のピーク時の対策だけでなく、家庭での節電にはもうひとつの意味がある。

 家庭の消費電力を時刻ごとにみると、夕刻から夜中にかけて大きな山ができる。この間に、家庭で節電すればその分を揚水発電にまわすことができる。

 兵庫県姫路市の中原ゆきさんは、学校から戻った子どもたちと節電に取り組んでいる。

 部屋を点検し、無駄遣いのないように消灯したりするのが子どもたちの役目だ。テレビは画面の明るさを落とし、みていない時は主電源まで切る。昨夏は「東北に電気を送るんだ」と、力を合わせた。

 中原さんが節電をはじめたのは、阪神大震災がきっかけだ。

 原発も火力発電も外国に資源を頼っていて、外交がうまくいかないと立ちゆかなくなってしまう」。震災で大規模な停電を経験し、電気とのつき合い方を変えた。

 節電に切り札があるわけではない。強いられてする感覚でなく、夏に親しみ、楽しみながら身の回りの無駄を省きたい。


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◎.「節電」・「節約」・「自身を律する」 中々同義語として聞き取れない日本人に成ってしまった我々国民。南方の原始林を一山ごと根こそぎ伐採して割り箸の原料、国を選ばず外国から材木を買いあさって国中至る所にログハウスを立てる、アルプスの水しか飲まない輩の出現、ハワイのホテルを買いあさってホテル王の名前を頂いて得意顔する芸能人、必要以上の贅沢は人の心を蝕みます。今は、逆の現象が見られます、水資源の乗っ取りを企むか二束三文の原野まで買い込む古民家を安く買いたたく外国資本が入ってくる、中小企業を「人」ごと買っていく。

ま、経済の浮き沈み、国策としてまかり通る案件もある。だけど、日本は既に経験済みのこと、全てに通じますね「忘れることが過ちを繰り返す」と。この教訓を忘れずに、既に背負わせてしまった「負の遺産」孫や、「ひ孫を見る」人も少なくない「今」に生きる我々日本人はこの現実を少しでも「矯正」することに尽くさなければならないのでしょう。 (keniti3545)

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