「keniti3545」since72:6月7日(木)「東日本大震災」455日

*朝トレ:6時30分〜7時30分

朝〜、気持ち良い〜の気分に戻った! 予報は良くないんだけど、この天気。 きれいな水と、きれいな空気、きれいな野山と生き生きとした動物と小鳥! この自然を汚しちゃダメですよね〜。 我はもう一つ欲張って美味しい卵掛けご飯! で〜す。





*「東日本大震災」455日


今日の一題 

原発はやばいと説明出来る優秀な学者も数が揃ってきた」!!  「確りだめ出しをしてもらいましょうか」!!  「エネルギー対策」もいけてると思います!!   後は、原子力ムラの「只々利権を失う恐さ」と「保身の心配」のみ。 「ムラの解体」は難しいんですね〜!!。



朝日新聞

〈プロメテウスの罠〉ムラの体質に違和感

(Nuclear F.C:原発のウソで防護服の男が行くその他の記事を取り上げていました)

全国を駆け回る飯田哲也さん

脱原発の攻防:13

 基本問題委員会委員の飯田哲也(いいだ・てつなり、53)はかつて「原子力ムラ」のど真ん中にいた。そして今、伴英幸とともに脱原発派の論客だ。

 京都大学の大学院で原子力工学を学ぶ。1983年、神戸製鋼に入社した。

 出向した電力中央研究所で、原子力安全委員会の事務局をつとめた。さらに、電気事業連合会原子力事業支援研究にも加わる。

 神戸製鋼に戻ってからは、福島第一原発の核燃料貯蔵施設の設計にたずさわった。

 その中で「ムラ」の体質に違和感を覚え始める。

 「異論をまったく許さない。重苦しい空気でした」

 使用済み核燃料がどんどんたまっていく。それにも危機感があった。

 放射能が完全になくなるまで何万年もかかる難物だ。国や電力会社は再処理するというが、それが難しいことは専門だから分かる。ムラは無理をごまかしている――。

 「このままでは、精神が死んだままの人生になる」

 92年、会社に辞表を出した。33歳、子どもが1人いた。

 「自分が小さいころは赤貧の生活でした。あれを考えたら、何をしてでも生きてゆけると思いました」

 妻は「あなたの好きなように」といってくれた。

 貯金をはたいてスウェーデンに留学する。電力自由化環境税、風力・太陽光など、再生可能エネルギー社会へのうねりを実感した。

 「目からウロコが、何十枚もはげ落ちた気持ちでした。政策で社会が変わっていく」

 日本と北欧を往復した。2000年、「環境エネルギー政策研究所」を設立し、所長に。ソフトバンク社長・孫正義の「自然エネルギー財団」設立に協力した。

 政治にも関わる。超党派の議員らと「国会エネルギー調査会」の準備会を立ち上げた。 特別顧問として大阪市長橋下徹原発・エネルギー政策を助言する。



 「市場と民主主義の力で段階的に原発依存度を減らしていくべきだと考えます。10年、20年かかるかもしれないけれど」


 さらに大きな問題は使用済み核燃料だ。

「すでに2万トン近いうえに、今後もさらに生み出されていく。その総量抑制が一番重要なことです。国と電力会社、地域が真剣に協議し合意しなくては」 (小此木潔

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◎.原発は、「再稼働」などの前に、あらゆる観点からの「リスクの全容」と少なくても核の廃棄物特に使用済み燃料等の処分方法を(確立は無理でも)決めて計画を即実施しなければ成らない状況ではないのですかね? (keniti3545)

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「プラス1」


生き生き箕面通信(2012.06.07)


サンデル教授が説く「道徳は市場に勝てるか」


 「『市場経済』はいいですが、『市場社会』となると話は別です」と、米ハーバート大のマイケル・サンデル教授。本日6月7日の朝日新聞がインタビュー記事を掲載(13面)していました。


 「市場経済」を肯定するサンデルさんですが、「(現在は)お金の議論に偏っているのではないでしょうか。将来にわたって、社会のどういう価値を大事にしたいのか、目指すべき社会とは何か、そうした議論を離れて、政策の結論は出せません」と強調しています。


 「目指すべき社会とは何か」が根本だ、という指摘には、まったく異論はありません。そうであるべきだと思います。とくに現在の日本を語る時、「日本のあるべき将来像」が抜け落ちていることにいらだちを覚えます。とくに、野田政権が、政治の最も根本となる「税」について、ただ「増税」することだけが目標のように見えるのは残念なことです。野田首相が私たちに説明しているのは、「ギリシャのようになったら大変だ」だけです。財務省が目指してきた「財政再建」だけが狙いです。


 ところが、消費税増税で、本当に財政が立ち直るかは疑問符がついています。このデフレ期に増税しても税収が増えるとは限らない。むしろ減収になる懸念も強い。しかも、仮に10%増税したところで、財政の足しにはならないことが明確です。


 つまり、経済そのものを筋肉質にする以外に道はないことがはっきりしています。国民から召し上げるだけでは、民がやせ細るだけで、長期低落が続きます。


 サンデルさんが主張するように、遠回りでも「日本の将来像」を真剣に議論すべきだと感じます。その将来像を目指すには、社会保障はどうあるべきか、など議論を発展させるべきではないでしょうか。議論を発展させるには、マスメディアの役割が大切ですが、日本の大手メディアには、そうした問題意識が欠落しています。


 野田政権は、みずから好んでヨタヨタと迷走する道を進んでいます。歯がゆい限りです。増税問題しかり、原発再稼働しかり、TPPしかり、普天間しかり、です。こうした問題について、王道を歩んでこそ、「市場」に勝つことができると信じます。

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◎.以前、Cangael さんのブログで、特別授業の内容をダイジェストしていただいて、「今日の本題」で飯田さんがスエーデンに於ける「再生可能エネルギー社会へのうねり」を肌で感じた時の表現に奇しくも「目から鱗の」・・・・・と表現していますが、今思うに我れもその時に同じ様な感動を受けていましたね。感謝でした! (keniti3545)

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