「72才の日記ー15」5月2日雨12℃(水)「東日本大震災」418日

*朝トレ:雨! 中止


*雑用少々、やっぱり「我はアバウト」人間なり。我れには「ザ・ツ・ヨ・ウ」と言う「用事」はないと・・・!!




*「東日本大震災」418日

今日の一題 「311フクシマ」から世界は学ぶ


(2012年05月01日18:58 カテゴリ Nuclea F.C原発のウソ)


 世界から見た福島原発事故   NHK ETV特集  


福島第一原発事故は、原発を持つ世界の国々にも大きな衝撃を与えた各国では、事故からどんな教訓をくみ取るべきなのか、原発の安全性をどう確保するか、分析や議論が行われている。

アメリカ・NRC(原子力規制委員会)は、緊急チームが報告書を作成。今、安全対策を巡って議論を進めている。

EU各国も緊急の“シビアアクシデント対策”に乗り出した。

スイスは「フクシマの教訓」というリポートを公表し、いち早く数々の“安全対策”を実行している。


福島第一原発事故を世界はどう受け止めたのか」そこから日本の進むべき道を考える。

↓ 動画59分
http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/6170507.html


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*.「シビアアクシデント」対策の不備を承知で再稼働を口にする日本政府はは「世界に恥をさらす」だけでなく「国民に自殺行為を強いる」に等しい!

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「プラス1」 [連載4] &  [連載5] 再稼働による 「悪魔の連鎖」 の本当の怖さ
[Shuuei のメモ]


 ■破壊された「もんじゅ」の脅威

 2010年5月6日午前10時36分に、95年のナトリウム火災以来止まっていた「もんじゅ」が再起動する。日本中からの猛烈な反対の声を無視して、臨界に達した。思えばこの原子炉が最初に臨界になった94年4月5日は羽田孜政権、当時の科学技術庁長官は江田五月だった。つまり自民党政権では無かった。電話で祝辞を述べる江田五月の顔が今も忘れられない。
 

 そのわずか一年半後の95年12月8日にナトリウム火災が起きている。


 事件直後に事故現場を撮影したビデオテープの一部が隠されていわゆる「ビデオ隠蔽」事件が起き、その追及のさなかだった1月13日、ビデオ隠しの特命内部調査員に任命されマスコミによる報道の矢面に立たされていた西村成生・動燃総務部次長が「自殺」した。これがいわゆる「もんじゅ西村事件」である。


 遺体の状態はとてもホテルの8階から飛び降りたとは考えられないほど綺麗で、死亡推定時刻にも大きな疑惑があり、遺族は裁判により真相究明を求めたが、最終的には棄却されてしまう。

 この一連の事態、特に事故隠しが大きな問題となり動力炉・核燃料開発事業団は解体されたが、本来は国の原子力規正体制や原子力推進のあり方が問われるはずが、トカゲのしっぽ切りで済まされてしまう。

 今日のデタラメな保安院原子力安全委員会体制を作り上げた元凶として「もんじゅ」事件を指摘しなければならない。


 現在の「もんじゅ」そのものの危険性は、その後に原因がある。

 再起動して臨界に達した後の2010年5月8日に原子炉は再度止められ、2013年の電気出力100%を目指す本格的な運転開始を目指していたが、8月26日、燃料交換作業の最終段階で「炉内中継器」という3.3トンのステンレス製円筒形装置を落下させ、炉内構造物を傷つけると共に引き抜けなくなるという事故を起こした。

 翌2011年6月24日に原子炉圧力容器上部構造物に穴を開けて強引に引き抜いたが、炉内構造物に損傷が無いかなどは、炉内のナトリウムが不透明な金属なので容易に確認できない。そのため、長期間燃料を動かすことも出来ない状況になっている。

↑ 昨日のもんじゅ」はできない!? の理由がこれです。
だったら「もんじゅ」から燃料を抜いて安全な場所に退避すれば良いと誰でも思う。 普通の原発ならば数日で燃料貯蔵プールに炉心燃料を退避させることが出来るが、 「もんじゅ」は出来ない。?   
↓ 昨日のもんじゅ」はできない!? の理由がこれです。

 より安全な燃料プールへの移送も出来ず、「もんじゅ」は炉内に燃料を抱えたままなのだ。 (★下段へつづく★)



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再稼働による 「悪魔の連鎖」 の本当の怖さ [連載5] (最終回)

[2012年 4月 19日 Shuuei のメモ]

時代をみる原発再稼働山崎久隆悪魔の連鎖
<山崎久隆(やまさきひさたか):たんぽぽ舎、劣化ウラン研究会>
(たんぽぽ舎4/17地震原発事故情報【TMM:No1425】よりの転載です。―「ちきゅう座」編集部)
(アジア記者クラブ通信237号に掲載されたものに一部加筆)

再稼働による「悪魔の連鎖」の本当の怖さ

下北半島で起きる悪魔の連鎖  ■東海第二の恐怖の連鎖 他の原発では



下北半島で起きる悪魔の連鎖

 下北半島には重大な放射能災害を引き起こす施設が二つある。東北電力東通原発日本原燃六ヶ所再処理工場だ。

 このうち東通原発では、今回の東北地方太平洋沖地震により被災しており、非常用ディーゼル発電機が全部止まる事態になった。幸い外部電源が生きていたためメルトダウンを回避できたが、これもまた「幸運」と言うほかはない。


 さて、この原発メルトダウンを起こしても、同一敷地内には原発はまだ建っていない。実は2号機が計画中で、東電の東通原発が2基建設予定だったが、今のところはこの一基だけ。


 だが、この一基でも十分な原子力災害の「悪魔の連鎖」が起きる。

 六ヶ所再処理工場東通原発の南約25キロにあるからだ。

 この再処理工場自体も津波地震で大きな損傷を受ける可能性はあるが、それを回避できたとしても、北に位置する原発メルトダウンが起きれば、大量の放射能の直撃を受ける。従業員は避難するか止まって死を覚悟の回復作業を行うか迫られるのは同じだ。


 そして、撤退すればもはや冷却システムの維持が出来なくなり、電源が生きていても施設の安全確保が出来なくなるだろう。使用済燃料プール中には日本中の原発から集めた燃料が3000トンも貯蔵されている。4号機の使用済燃料プールの燃料体の約10倍、または100万キロワット級原発の30炉心分だ。 その他にも今まで再処理して発生した高レベル放射性廃棄物がタンクに240トン溜まっている。 これも冷却システムが停止すれば沸騰を始め、爆発する。その結果、やはり北半球が壊滅的打撃を受ける。そのことは既にドイツが計画していたカルカー再処理工場の破局事故解析で明らかになっている。


ドイツはこの対策を確実に行える見通しが立たなかったため、カルカー再処理工場の建設を中止した。 日本は愚かにも強行したわけだ。

 ドイツでは大きな地震は無い。カルカーは内陸なので津波の影響も無い。それにもかかわらずドイツは中止した日本は海に面して、しかも日本海溝という大規模海溝型地震の発生が確実視されている下北半島で、世界最大級の再処理工場を建ててしまった今は止まっているが、高レベル廃液が貯蔵され、燃料プールには燃料が入ったままだから、危険性は大して変わらないのだ。


東海第二の恐怖の連鎖


 茨城県東海村にある東海第二原発も、今では一基のみ建っている。しかし周辺を見渡すと、この区域はまさしく「原子力基地」と言うべき場所である。

 南には東海再処理工場町の中には三菱原子燃料などの加工工場がたくさんある。東海第二からわずか数キロ圏内には厳重に管理する必要のある核燃料施設が密集している。これらを放置して撤退するなどということになれば、大規模災害を防ぐことは難しいだろう。特に東海再処理工場にある高レベル放射性廃棄物の冷却に失敗すればたちまち六カ所再処理工場と同様の災害を引き起こす施設だ。 それは東京まで100キロのところにある。 


他の原発では


 原発で原子炉が一基だけなのは東通と東海第二だけだ。 他は全て二基以上あるため、過酷事故発生時には「悪魔の連鎖」の恐怖は避けられない。 この対策ができない限り、どの原発であっても運転再開など出来るはずが無いことは明らかだ。 強行するというのならば、常に発電所内の全原子炉がメルトダウンすることを前提とした過酷事故対策は必須だ。 それがあって、ようやく議論の俎上に乗せられるということだ。今の段階ではそもそも「お話にならない」。


 ストレステスト二次評価では、まずこの点を解明しなければならない。高線量環境の下で従業員が撤退を余儀なくされ、制御不能となって放棄された原発が、どこまで人がコントロールしなくても過酷事故に至らずとどまれるのか。プールにあるだけの水が使用済燃料を冷却し続けられるのは何日間か。再処理工場のプールの水はどの程度持つのか。 高レベル廃液が停電状態で何日冷却可能か。そして何時爆発するのか。 


 もちろん既に「計算」されているが、これは通常の状態に冷却水があることを前提としている。問題は、4号機の例のように通常の倍の燃料が入った状態で、冷却水の補給が止まるようなケース、つまり「ワーストケース」をどれだけ見るかだ。

 例えば亀裂が入って水漏れを起こすこともあり得るし、水を循環させる配管が破断するケースもある。これらは今までの 「過酷事故」シナリオには存在していない。

 ストレステストの二次評価とは、こういうことを見るためにあったはずだ。


 念のために言えば、ストレステストとは「運転再開の是非」を認めるかどうかと言った「試験」ではない。どこまで事態が進行するかを冷静に見極めるためのものだ。一次評価で「想定される地震の1.8倍までは耐えられる」などという「評価」は、本来のストレステストとは無関係だし、それに何の意味も無い。 二次評価で行われるはずの「次々に起きる悪魔の連鎖に対して、どこまで対処することが可能か」を見るのが本来の目的だった。 運転して良いかどうかは、悪魔の連鎖により重大な影響を受ける範囲の人々が判断する事項である。間違っても首相以下何人かで「政治判断」して良いことなどではない。 「日本全国が地元」とした枝野経産大臣の発言は正しい。 ところがその舌の根も乾かぬうちに枝野経産大臣を含めて4閣僚で勝手に決めようとしているのだから、言っていることとやっていることが全く逆では無いか。

 ここまで来てもまだ、 原発 を、 「再処理工場」 を、動かしても良いとするならば、それは一体どんな理屈があってのことなのか。私には全く理解が出来ない。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/



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◎. 「使用済み核燃料の処置、核廃棄物の処理」日本が出来ない事、あなた方の国にも出来ませんよ。とは言えないんですか? 言えませんよね、「二つ目の核戦争にも負けた」日本なのですから、ならばせめて「少なくても原発とはすっぱり縁を切って」方向転換を宣言して下さい。小沢さんの最後のご奉公の前に貴方が出来る事は、この「重要課題」がありますよ。 (keniti3545)


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