「71才の365日」3月30日(金)曇り4℃「東日本大震災」

*朝トレ:8時15分〜9時20分 家出るとき5℃曇り空だが気分は爽やか! 

 下手なウグイス今朝はまだ声が聞こえない。「堰堤階段上って深呼吸」!このフレーズ戻ったね! 雪の完全に消えたmyフィールド、枯れ草踏み締めてmyコースへ、二日ですっかりmyペースだ。小鳥たちは現れないが気にはならない、只コースin直前にからす餌の食べ残しが少々散らかっていた。

 ドームリンクのアスファルトコース(大駐車場)は、走るとちょっと足に効く。その後遺症か、右足首がちょい痛い、良いなー「グリーングラス」とは行かないが(何言ってるの、枯れ草でしょ)、それでも感触は抜群、準備運動そこそこの「走」入りは直ぐに息が上がる、上り勾配のコースエンド、その外れに落ちていたからすの食べ残しが目に入り、テロップが回り出した。 かにの甲羅とハサミ、卵の殻、あと一つ二つ何か。いや、悪いイメージではないんだ。倉井さん庭ではバイオ肥料も作っていて、食物の残りも庭の雑草、木の葉と共に「ねかせている」その寝床から毎朝なにがしかの食べ物を頂いてくるのが日課の始まりなのだカラス達。大量の食事にはありつけなくても、わきまえているのだろう、此処での残骸は誰の邪魔にも成らず、雨風に運ばれいずれは土に返るか養分として吸収されていくんだろう。

 大量に集めると自然に戻る時間と釣り合わない分だけは蓄積されてしまうゴミ。本来は各家庭でも、ゴミに出さない工夫をすれば良いんですよね。このゴミを少なくするだけでも色んな良い事があるのにね。 人間は怠惰な動物だから、この自分で処理出来るゴミですらも焼いて捨てる。でも、まだこれは可愛いよ。今の人間界はどうなっちゃってるの?

 我れのテロップは相当にアバウトだから場所と時間にお構いなく幅を広げて回り続ける。原発の再稼働を政府判断でと言う「現総理」、「前総理」は、「俺は原子力には詳しいんだ」と「言ったとか言わなかったとか・・・」 勇み足で「安全面の足をひっぱった」とか「引っ張らなかった」とか。 これは問題と言えば問題。しかし、今はどっちでもいいわ。何の話でしたっけ?。 

 そうでした、自分の食べ残しも処理出来ないくせに、「煮ても焼いても毒を消せないゴミ」を作ってしまった人間。 一部の毒を世界中にまき散らしてしまった「日本」が、今なお手元には処理出来ないゴミがいっぱいあるのにも拘わらず、このゴミが出る人間が作った薪を燃してもっと「発電」して電気を潤沢に使いたいと言っている。そんなに日本人は「おバカさん」何でしたっけ!? 

 一方、自然の治癒力と言うか、回復力は凄い力を持っていますよね。あの有名な「ガンジス川」食事から、洗濯、沐浴、排泄の処理まであの大河一本で賄った生活が歴史を支えてきましたが人口の増加と共に回復力が限界を超え色々な災害、疫病が人々を苦しめるようになったとき、人々は考えて行動を取りました。

 聖なる大河ガンジス川の再生は、「住民自身の生活様式改善」、「浚渫工事その他で水量の確保、UP」、自分達で損ねた自然界には人間も努力してその埋め合わせをし、自然の回復力を待つのです。本来はそれが出来る「自然と人間の関係」。ところが、原子力用の(薪)燃料は燃やした後に猛毒のゴミを排出。更に悪い事には、そのゴミの処理(毒性を取り除く事)が人間にはまだ出来ないんです。それを解っていながら事故を起こしてしまった「休止中」の同型「原発を再稼働」しようとしているのです政府は。これは、如何におとなしい日本国民でも「ダメ」と言えなければ世界中の笑い者でしょう。それより何より、もう一回原発事故が起きたら「日本」に人が住めなくなる恐れさえあるのです。 

 突然、今度四年生になる「孫の昂佑」の声が聞こえました、どうしてそんな危ない事「総理大臣が止めよう」って言わないの!? だろう、「爺ちゃんもそう思うんだよ」!? 昂佑が「誰が悪いの」、バカだねー。 だよな〜(今度の夏休みに友麻と日光へ来たら話そうと思っていたんだけど、お前にだって解るよな、こんな事)

 Bクラスメニュー消化、なんだか往きの爽やか気分はどこえやら、ちょっと頑張りすぎたのかな〜。今日もシャワー解禁ならずでしたが、朝トレ後の「卵掛けご飯」はやっぱり「最高」です!





*「東日本大震災」386日


今日の一題 原発(事故)と教科書:大人は事実を知らせる責任を果たそう」

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東京新聞さん、正論だ!! 

 言っているように「事実を確り記述して」生徒と先生が議論することも本当に必要な事。自分達が近い将来イニシアティブを取ってこの「地球」を、「宇宙」を、更に次世代へ引き継ぐ責任を担う彼らにも考えを聞く必要がある。 彼らは「確りものを考え、意見の言える年齢」だ、特に高校生なら「中学生にだって」意見を述べたい生徒は沢山いると思う。

 真の民主主義を作り出そうとするなら大人は考えなくては、政治家に任せておけません。(特に選挙が近くなると、いや、一年中のお方も多いですが”政治屋”さんに成り下がる人達には)。
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東京新聞社説 2012年3月30日」

原発と教科書 考える材料を十分に

 人の生き方やものの見方を変えるような前代未聞の原発事故をどう学ぶのか。先生も生徒も共に悩み、教え合うしかあるまい。そのための材料を教科書にはたっぷりと盛り込んでおかなくては。


 来春から高校で使われる教科書には原発事故を取り上げたものも目立った。社会や理科、家庭、美術など教科を超えて十六冊が書き込み、検定に合格した。


 現代社会の教科書の一つは、日本での大震災と原発事故が世界の原子力政策の見直しを迫っていると踏み込んだ。併せて「私たちの生活のあり方をも問うものとなっている」と記した。


 原発の仕組みの図解を載せ、事故について「複数の炉心冷却機能がすべて失われて炉心溶融が起き、原子炉内の放射性物質が外部に放出された」と詳しく説明した物理の教科書も登場した。


 原発安全神話は崩れた。誰しも史上最悪の深刻さを肌身で感じ取り、脱原発依存の意識も急速に高まった。その変化に反応し、原発の利点のみならずリスクに言及した教科書を評価したい。


 検定の申請は事故発生からほどない昨年五〜六月に締め切られた。原因や影響の全体像が判然とせず、記述を見送った教科書会社も多い。検定意見を恐れ、二の足を踏んだと見る向きもある。


 とはいえ、これからも原発をめぐる大きな動きが相次ぐ。政府や国会による事故調査の結果が出る。エネルギー政策が軌道修正される。福島県の除染が進み、復興が本格化する。


 今秋まで中身は訂正できる。原子力が抱える問題は多岐にわたる。なるべく多くの教科書にさまざまな視点から考えさせる材料をふんだんに盛り込んでほしい。


 先生にとっても手探りの授業になる。一方的に知識や理論を伝えるのではなく、生徒と共に議論を重ね、互いに教訓を学び合う。いわば師弟の立場にとらわれないような教育が試されるだろう。


 一九五〇年代に原子の火がともって以来、原発は国策として進められた。米国スリーマイル島原発旧ソ連チェルノブイリ原発の重大事故があっても、原発の安全性を疑問視するような記述は検定のやり玉に挙げられた。


 領土や歴史、自衛隊と同じように政治的思惑で検定が左右される事態は許してはなるまい。広範囲に及ぶ放射能汚染、故郷を追われた大勢の住民、電気を大量に消費する社会…。厳然たる事実に基づく教科書づくりが大切だ。

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◎隠してはダメですね、先ず全員が事実の認識を(共有)する事から始まる事が大切な事ですね。原子村神話の崩壊が新しいエネルギー政策にも反映されていく事でしょう。 (keniti3545)

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 朝日新聞天声人語2012年3月28日(水)付

◎.「海へ小便したって海の水は小便にはなるまい」と勝海舟が談話集「氷川清話」で述べている。公害の原点とされる足尾銅山鉱毒事件について、人間の素朴な営みなら天地(あめつち)を損なうことはないのだが、との意味で例えたものだ

▼しかし文明が発達すれば話は違う。勝は鉱毒事件を「文明の大仕掛けで山を掘りながら、その他の仕掛けはこれに伴わぬ……元が間違ってる」と喝破した。あらゆる文明災害を射抜く洞察だろう。人間は海を汚し、空を汚し、そして放射能をまき散らしている

▼きのうに続いて原発の話になるが、福井県大飯原発の再稼働をめぐり、隣り合う滋賀県の嘉田(かだ)由紀子知事に共感する人は多いのではないか。地元同意の「地元」に滋賀を入れたくない政府や関電に、「行政上の境はあっても大気はつながっている」と猛反論している

▼「水源を預かる責任」も強調する。琵琶湖は関西の1400万人の水をまかなう。最も近い原発から県境まで13キロしかない。ひとたび事故が起きれば京阪神は干上がってしまう

原発という文明の大仕掛けを中心に、目に見えない同心円が存在している。地図上でコンパスを回せば、遠くに思えても直線距離は意外に近い。狭い国土は津々浦々が「地元」と言って過言ではない

▼〈真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし〉。これは鉱毒事件を告発し、民衆の先頭で闘った田中正造が言った。勝海舟の卓見と見事に響き合う。教えられることが多い。


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◎自分達が出すゴミ、煮ても焼いても洗っても毒性の消えない、猛毒のゴミ、30年も、物によっては1万年も毒性が消えないゴミ、何が欲しくても今『再稼働』という「名の元」このゴミを増やす事は人間として許されざる重罪です。  (keniti3545)