「71才の365日」3月20日3月20日(火)晴れ−5℃「東日本大震災」376日

*朝トレ:8時30分〜9時30分

7時の気温−6℃、「おとうさん+温度になってからですね〜」独房に響く、第一声だ。は〜い、承知。かくして、我が一日のスタートだ。

 それにしても我れと同年代の「ご同輩」は普段何と呼称されておられるのだろうか。因みに我れの場合は、女房殿の「お父さん」、時々せがれの「親父」、東京の孫は彼方にもお爺ちゃんお婆ちゃんがいるのでどちらの「爺」にも名前を冠に付けて呼称している。彼方さんを「のぼる爺ちゃん」我れのことは「ケン・爺(ちゃん)」と呼び分けている(年上の昂佑はだ)。ひどかったのはチビ孫「友麻」だ、幼稚園までは兄昂佑の真似をするが上手く言葉を並べられずに、「ケンじーじ」が、更に上手く言えずに「ケンじじー」となる。

 上手く「ケン・ジー」と呼べるようになったのは幼稚園年長さんになってさらに、暫く経ってからだった。その友麻も4月からは1年生だ。テロップの中、昂佑友麻の顔が「ド・アップ」になっったところでドームリンクに着いていた。

 今日はもうチビッコ達の可愛い姿はなかったが、数台の車が駐車しておりドームの中からはパックの音が響いてくる。強歩から走に入る頃「行き会い人」、自治会の神山さんだ。暫くで〜す。自治会の世話役をやってくれてるので「パトロール車」の表示を付けた車で朝の巡回、子供達の「朝夕の送・迎」、頭の下がるお骨折りです。

 氏は放射線量のチェックにも造詣が深く足尾峠の山林に、「0.65μSv/h の値が出ましたよ」とかの情報を頂いています。今日は、今の雪では高線量値が消えていますね?と、問われましたので、我れ測定結果も同様である事。できれば、定点(数点)で、雪有りの現在と雪解け後の比較を出来るデータとして残して於ければ今後少なくても数年は役に立つかも知れませんよ。とアドバイスさせてもらいました。

 先日の品川区立日光林間学園「園庭の除染作業」等を見ても我が日光市の行政も気になります。そんな会話残して別れましたが、今日は火曜日「我れの予定計測日と合わせて」、市の環境課に問い合わせてみます。

 本日の「メニュー」は中級評価で朝トレも完了です。今日は、久し振りの小鳥の「群舞」も目にしました。「すずめ」です、今年はホントに小鳥の姿が少ないな〜、雪深いせい? だけなら良いんだけど、ブログ仲間のつっぴーさんも気にしているようでしたし・・・?

*「東日本大震災」376日



今日の一題『がれき焼却問題』手順も踏まず、科学者の知恵も借りずにまだうろうろですか!?


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(keniti3545)

先日Cangaelさんのブログでも取り上げておりましたが、各自治体の中枢でも徐々に正しい理解がなされ来ているようです。ここでも、小出さんが「装置を付けなさい、国主導でがれき処分は進めるべき」と仰っています。一般企業でも粉塵が飛散しないようにフイルター設置の集塵機等いくらでも存在しています。

 「放射性物質」でも「物質」である限りは「粒子にある大きさ」が存在する訳ですし、それであれば「バグフィルター」での補足は可能でしょう。この「設備投資」と、小出さんも(うるさく)何回も仰っていましたように、「管理」面をきちんと出来れば直ぐにでも出来る方法であると思います。 


 ただ、これまで受け入れ表明をした首長さんは誰もその「方策」を口にしていませんね。「このがれきは大丈夫」、「これだけの値だから大丈夫」とそっちの面だけを重要視していますが、状況はどんどん変わるでしょう。(少なくても良い方向には向かいません、全てのものが少しずつ汚れていく方向です)初めから汚染がれきは焼却しないからと言っていても、そのうち自家発生の燃えるゴミにも線量が増えてくる可能性だって小さくはありません。

 少々メッシュの細かいフィルターを使用する様に今から各自治体共に心がけるが肝要と思われます。そして、もう一点は今からでも「モデル焼却炉を一基作る」べきです。勿論常時稼働を東電さんにでもお願いして、修理、整備の出来る技術屋さんも確保させ受け入れ自治体の集塵機の管理を受け持ってもらったら少しは安心でしょう。

 地方自治体の長も、「俺の号令で受け入れるんだ等と無手勝流」は通りませんよ。少々知恵も出して下さいよ、「東電さんはその程度の費用は直ぐにも捻出してくれますよ」きっと。 「細野大臣の全国行脚も無手勝流」? いくら大臣の誠実さを持ってしても、そりゃ無理ですよ「科学者との意思疎通を計り、聞く耳も持たなければダメですよ」こうすれば安心という「方策ぐらい手持ちで」事を進めて下さいよ!

 国民だってどうすれば二次的な被害など起こさずにどうすれば一日も早く現地の皆さんにも楽になってもらえるのかと思って居るんですよ。現場を見た人は、ホントにめまいがすると言います。そりゃあ、10年分ものがれきを毎日目にしていたら心も病んでしまいますよ。かといって、同情や、犠牲的精神で事を成すなどは無理な事もみんなが解っています。こんな簡単な方法を何故実行出来ないのでしょうか!?  (keniti3545)

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大臣も意見を求める相手を違えて居るばかりですね! 時間はどんどん過ぎて行きます!

「小出さんのような正論を唱える人を大切にしていただきたいものです」!!  (keniti3545) 


2012年3月15日(木)、小出裕章氏が、毎日放送たね蒔きジャーナル」に出演。がれき焼却問題について、フィルター技術や焼却灰の観点から言及。また、双葉郡に作られると報じられた中間貯蔵施設について言及しました。


小出裕章原発がれき焼却技術の問題と双葉郡の中間貯蔵施設 「中間貯蔵施設は、基本的には最終的な核のゴミ捨て場になると思っていただいたほうがいい」小出裕章3/15

 ↓ 小出裕章さんの肉声で質問に答えます。 約10分
http://www.youtube.com/watch?v=uHN13he1Xs0&feature=player_embedded



 ↓書き越し全文です 

千葉「京都大学原子炉実験所助教小出裕章さんにお話を伺います。小出さん今日もどうぞよろしくお願い申し上げます」

小出「こんばんはよろしくお願いします」

千葉「お願いします。今日は、毎日新聞論説委員の藤田悟さんと一緒にお話を伺います」

小出「はい」

藤田「藤田です。」

小出「はい」

藤田「よろしくお願いします」

小出「藤田さんこんばんは。よろしくお願いします」

千葉「え…小出さん今日は、まず最初にご報告なんですけども。」

小出「はい」

千葉「え…小出さんのこの番組でのお話が信頼できる情報を市民に伝えた点で、特筆されるということで、たね蒔きじゃーなるは坂田記念ジャーナリズム賞特別賞という賞を受賞することが、決まり…ました。え…ほんとうにどうもありがとうございます」

▼坂田記念ジャーナリズム賞 - Wikipedia

小出「とんでもない。みなさんの功績です。」

千葉「いえいえ。あのー、これからもどうぞよろしくお願いします」

小出「はい。よろしくお願いします」

千葉「えー、さてそれではですね。今日もスタジオにはリスナーの方からの質問が沢山届いていますので、えー、順番にうかがってまいります。」

小出「はい」

千葉「え…まずは、こちらの方ですね。岡山市にお住まいの、ラジオネームかわのそこさんというかたです。震災瓦礫についてですが。宮城岩手両県のがれきも福島分と同様に放射能の影響が甚大なのでしょうか、ということですが。あの、今福島のものは、がれきは県外に出さないということになっていまして。県外での処分が考えられているのは宮城と岩手のがれきについてなんですけれども。この2つの県のがれきは福島と同じく放射性物質の影響を受けているのか、という質問です。」

小出「はい。同じくといえば、同じくではありません」

千葉「はい」

小出「はい。あのー、濃密に汚染を受けているのは福島県内のものがほとんど…です」

千葉「ええ」

小出「ただし、では、宮城は…宮城や岩手が汚染を受けていないかといえば、そんなことはありません」

千葉「はい」

小出「やはり汚染を受けていますし。まあそういう意味で言えば…え…もう、関西だって、福島第一原子力発電所からの汚染を受けていますし」

千葉「はい」

小出「全地球が汚染を受けていますので。すべてがもう汚されてしまっているということ、なのです。で、ですから、ものすごい汚染のひどいところから、順番に汚染の弱いま…ものまでが広がってしまっているという、そういう状態です。」

千葉「うーん…。とするとまあ、あのー、多かれ少なかれ放射能の影響はどこにでも出ている」

小出「あります」

千葉「ということ、なんですねえ」

小出「そうです」

千葉「はい。そういう状況だということですね」

小出「はい」

千葉「え…それからがれきについてですね。もう1つ質問がございまして。こちらは高槻市にお住まいのラジオネームわだたかおそのまま、というかた なんですけども。おー、小出さんはがれき処理問題について、福島の子どもを守る立場から、条件付きで緊急避難的に全国の焼却施設を活用することもやむを得ないとおっしゃっておられますが。その条件ですが。現在の炉を改善し、特別なフィルターなどの設備を取り付けることが必要だとも行っておられます。この特別なシステム、例えばフィルターは日本の技術で作る能力があるのでしょうか。また汚染されたフィルターを管理する技術能力が日本にはあるのでしょうか。と いう質問なんですが」

小出「え…、まあ端的に言えば、あります。」

千葉「はい」

小出「はい。え…すでに、現在焼却施設にバグフィルターというフィルターが付いていますが、」

千葉「はい」

小出「え…そのバグフィルターもきちっと管理をされているのであれば、私は放射能も、補足できると思って、います。」

千葉「はい」

小出「で……何よりも大切なことは、きちっと管理されているかどうかということにあるわけですから」

千葉「ええ」

小出「放射能を補足できるかどうかを現場でテストしなければいけないこ…いけないのです」

千葉「はい」

小出「え…なにかそのフィルターをどっかその…試験所でテストをしたらどれだけの性能があったというようなことは意味のないことをいってるのであっ て。現場で本当に採れるかということを個別に測るということは必要です。で…測ることは簡単ですので、やってみればいい、のです。それでもし、バグフィル ターがダメだというのであれば、え…セラミックフィルターであるとか、高性能フィルターであるとか、え…少なくとも私がいる京都大学原子炉実験所で放射能 を扱っている、わけです。」

千葉「はい」

小出「そういうところから、放射性物質が外へ出ないようにフィルターを付けているわけで」

千葉「ええ」

小出「え…そういうものはもう日本全国あっちこっちにあるわけですし」

千葉「ええ」

小出「実際にその技術もあるのです。」

千葉「ええ」

小出「ですから、放射能を補足できるように、焼却施設を改造して、やれば、周辺の皆さんの不安を取り除くこ…の…取り除くことは私はできると思っています」

千葉「はい。あともう1つ小出さん、」

小出「はい」

千葉「この焼却した灰についてなんですけれども」

小出「はい」

千葉「これの、管理は、きちんとされなければいけないんですよねえ」

小出「そうです。え…焼却灰の中には、放射性物質が濃縮されてきますので、それを産業廃棄物と混ぜたり、あるいは一般廃棄物と混ぜるということは、基本的に私は間違えていると思います。」

千葉「はい」

小出「え…もともと、その、汚染といってる放射性物質は、東京電力の所有物なのですから。東京電力に返すのが一番の筋だと私は思いますし。」

千葉「はい」

小出「え…これまでも焼却施設の焼却灰はコンクリートの母材に使われていましたので。え…これから福島第一原子力発電所で膨大に必要に…となるコンクリート

千葉「はい」

小出「事故の収束のためにですね」

千葉「ええ」

小出「必要となるコンクリートに使えばいいという、そういうものだと私は思います」

千葉「はい。わかりました。それでは続いての質問にまいります」

小出「はい」

千葉「こちらはですね。東京都にお住まいのラジオネームアプリコットさんという方なんですが。わたくしの家は福島第二原子力発電所の目の前にあります。今はきっと東京に避難されているということなんだと思いますが。政府は、双葉郡を3つの区域にわけ、中間貯蔵施設を分散して作る計画で。福島第二原子力発電所の近くにつくる案があると報道されました。もし中間貯蔵施設がうちの目の前にできて、そこに帰れと言われれば、帰るしかないんでしょうか。貯蔵施設の隣での生活というのは、果たして、営めるんでしょうか。年老いた両親は帰るといいんですけども。どうなんでしょうか、という質問です」

小出「え……中間貯蔵施設を作られてしまえば、帰れないと思います」

千葉「はい」

小出「はい。要するに中間貯蔵施設というのは、ま、言葉がそんな言葉になっていますけれども。え…基本的には最終…的な核のゴミ捨て場になると思っ…ていただ…いたほうがいいと思い…ます。」

千葉「はい」

小出「んで…それをどこに作るかということが問題なのですが。私は、え…もともとその、放射能自身は、先程の焼却灰と同じように、東京電力の所有物なのですから、」

千葉「はい」

小出「東京電力に返すのがいいと、ずうっと発言してきましたし。え…もともとは福島第一原子力発電所に返すべきだと思います。え…ただし、福島第一原子力発電所は現在戦争状態になっていますので。」

千葉「はい」

小出「多分できないと、思います。次の候補は私は東京電力の本社ビルだと言っているのですが。」

千葉「はい」

小出「会長室を始めとして、社長室、重役室、次々と核のゴミで埋め尽くしていくと…したいというのが私の希望です。でもそれもなかなか、難しいかも しれませんが。そうであるなら、福島第二原子力発電所の敷地をそれに使うべきだと思って、います。え…双葉郡の住民…の土地に、核のゴミを捨てる、前に、 まずはそうしたことをすべてやって、なおかつダメであるというなら、双葉郡の皆さんの土地、を、ゴミ捨て場にさせて下さいとお願いする。そういう順番だろ うと思い…ます。そしてもし、ゴミ捨て場にされてしまうのであれば、その場所には到底人は住めません」

千葉「うーん…。藤田さんいかがですか」

藤田「え…、あの…私も、焼却の問題でですね」

小出「はい」

藤田「ちょっと、1つお伺いしたいのですが。」

小出「はい」

藤田「あの、さきほどその、特殊なフィルターでですね」

小出「はい」

藤田「その処理が出来る技術があるとおっしゃりましたが。その焼却、モノを焼却しますとですね。こう、大量の煙が出ますでしょ」

小出「はい」

藤田「で、その煙の中に、その放射性物質が含まれているものもですね、

小出「はい」

藤田「全て安全に外に漏れないようなですね」

小出「はい」

藤田「そういう技術がもうある、ということ、なんでしょうか」

小出「そうです」

藤田「ああ…」

小出「ただし、え…全てといま藤田さんおっしゃりましけれども」

藤田「はい」

小出「100のものを100と言われれば、私はできない、という、お答えするしか有りません」

藤田「はあはあ」

小出「100のうち99を捕まえる、99.9を捕まえる、あるいは99.99を捕まえるということは、できます。はい。ですから、どこまでが……容 認できるかということで、皆さんが判断をしていただかなければいけないわけですし。私自身は、とにかく子供を、の、全体の被曝をどうやればすくなく出来る かということだけが、私の関心事項ですので。」

藤田「ええ、ええ」

小出「え……各地にばらまいたとしても99%、あるいは99.9%を補足できるようにする…出来るのであれば、」

藤田「はい」

小出「やるべきだと思っています」

藤田「はい」

千葉「はい。小出さんどうもありがというございました」

小出「はい。ありがとうございました」

=====(文字おこし、ここまで)

(サイト管理人)
つくづく、がれき焼却問題について思うのですが、小出裕章氏の説明する条件を守れる自治体がどれだけあるのか、ということについて、もう少しパーソナリティーに突っ込んで聞いて頂きたいなあと思います。

例えば、京都大学原子炉実験所ではどのような管理の仕方をしているかなどは、参考になるのではないか。

また、焼却灰の廃棄の仕方についても、クリアランスの観点からどのような問題があるのかなども、小出裕章氏の視点を知りたいですね。目の前に何でも説明しようとする真摯な人物がいるのにもったいない。

ちなみに、小出裕章氏の今回の発言で、子供たちの全体の被爆量を下げるという視点がはっきりと分かりました。僕の言葉でこの言葉の裏の意味を解釈すれば、ひろーくうすーく被曝させる、という意味でもあります。それは、福島の子供たちにドーンと被爆させることを避けるという意味を持ちます。

(福島のがれきが県内処理ということは、小出裕章氏は、これに反発しているのですね。)

小出氏の考え方には、一人ひとりの娘を持つ親は、反発も感じることでしょう。ただ、小出氏らしい考え方でもあります。私は彼の考え方は好きですが、正しいかどうかはまた別次元の問題です。正しさは個人個人の胸のうちにあるものだと思います。

ただ、がれきの分散問題を、彼のようにあっぴろげに論じる人は殆どいないことも事実です。絆という言葉に罪はありませんが、絆だけを強調してがれきを拡散しようとすることは、盲目的でしょう。

氏を評するならば、氏の発言は、結果的に、マスメディアの欺瞞をハッキリと批判して、がれきの拡散の現実を説明しているということになります。この場合、矢面に立つのは小出裕章氏です。

そういう点で、小出氏の考え方は、論点をハッキリ打ち出しているという点において、そしてそれが、論議を呼ぶという点において、私は重要な指摘をふくんでいるのだと思います。(パーソナリティーがそこに臆しているのは全然ダメだけど)

つまり、反対する人にとっても明確な根拠にできるものでもあるわけです。これは議論をするうえで重要な点です。

がれきの拡散は「絆」という言葉で説明できるものではないし、納得させられるものでもないのです。その点は貴重な共通の考え方です。

ただ、最後に、もう少し、深い議論をするためにパーソナリティーは突っ込んで聞くべきです。小出氏は低線量被曝についても否定しない立場です。その低線量被曝とがれきの拡散は、意見がぶつかりあう論点でもあるのです。

また、同時に、避難主義者ともぶつかり合う論点です。避難した人にとって、避難先にがれきが拡散されることは受け入れ難いでしょう。

私たちは、どんどん、こういう受け入れがたいことについて、議論する必要があります。異なる立場だということを明確にしながら、お互いを尊重し、そして、成熟する必要がある。その成熟こそが、結果として国家権力と対峙する力を培うことでしょう。