71才の365日2月12日(金)曇り5℃(雪がちら、ちら)「東日本大震災」339日

*朝トレ:今日も休止

「おさんどん」?(レンジでチンとか、葱を刻んだりとかぐらいで「おさんどん」とは呼ばないでしょうね)と、朝食の時間で手一杯、冬季の一人所作スケジュールでは「朝トレ不可」と言う結論。時間をずらし「昼時散歩」にて、女房殿のお帰りを待ちましょう。(言い訳は、夏場なら5時、6時という時間帯が使えるので大丈夫なんですけどね〜)地回り散歩30分でお茶を濁しました。朝は風花が舞い、日中も風の強い日です。



*「東日本大震災」339日


今日の一題 原発の再稼働許すまじ」!

生き生き箕面通信1161 2012-02-12 07:28:09

世界からの評価に耐える「検証」は進んでいるのでしょうか

 福島第一原発事故からまもなく1年。最近目立つのは、原発
「再稼働」させようとする”原発マフィア”の動きです。
あの事故は
何だったのでしょうか。世界からの評価に耐える「検証」は進んで
いるのでしょうか。

 本日2月12日の朝日新聞朝刊に「『見えざる手』をも検証せよ」
というコラム(8面)が掲載されました。吉田文彦編集委員の署名
入り。この中で、 「フクシマの原発事故が最悪の事態におちいった
場合、首都圏3千万人避難の可能性を示す政府内資料が、昨年
の3月25日付けで作成された」
 事実が記されています。

また、事故当時は菅首相に特別に頼まれて内閣官房参与についた原子
力工学の専門家、田坂広志氏が最悪に至らなかったのは
、 「幸運
に恵まれたというのが、危機に対処した人間の実感だ」
 という言葉
も書いています。つまり、 「見えざる神の手」という幸運に恵まれた
だけというのが実態だったのです。

 場合によっては、水素爆発が起こり、原子炉から大量の放射性
物質が放出され、原発敷地内での冷却作業が不能となる。その
結果、炉内の核燃料と使用済み核燃料が溶融を始め、さらに大量
放射性物質が飛散する。いわゆる「負の連鎖」です。事故直後
は、多くの専門家が直感的にこの最悪のシナリオを思い描き、立ち
つくしたほど現実味ある事態だったのでした。


 田坂さんは「官邸から見た原発事故の真実」(光文社)の著者で、
この中では、第2章に 「政府が答えるべき『国民の七つの疑問』」
いう章を設けています。その七つの疑問は、すべて「検証されるべ
き項目」です。ところが1年近く経ちますが、どこでそんな「検証作業」
が行われているのか、私たちの目からほとんど見えなくなりました。
かわって前面に立ち現われてきたのが、原発マフィアの「原発
稼働」です。世界は、日本がどんな「検証」を行いそこから何を学ぶ
べきか、検証結果に注目しています。


 昨日、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏らが呼びかけて、
「さようなら原発1000万人アクション」が東京・代々木公園で開
かれ、主催者発表で1万2千人が集まり、公園周辺をデモ行進
しました。 「1000万人署名」活動も続けています。

 他方、アメリカでは34年ぶりに原発新設が認可されましたが、
厳しいコスト競争にさらされ、実際に建設できるのは限定的とい
う見方も伝えられています。


 「見えざる神の手」によって、かろうじて救われた日本。しかし、
その恩寵を真摯に受け止められず、原発マフィアをまかり通らせ
かねない流れが見えます。 この次は、「見えざる手」は働いてくれ
ないのではないでしょうか。





「プラス1」 『「社会保障制度・税の改革」の一体化』  どうなっちゃってるの!??

*昨日の国会生で視聴しても(但しボーっと見ていただけですが)、今日の新聞読み比べてもどうしても意見は二分されそうです。見識深いブログの皆さん方も考えてみて下さい。


朝日新聞

民主党と年金―頭冷やして出直しては 

民主党が09年総選挙のマニフェストに掲げた新年金制度案について、財政試算を公表した。

 はっきりしたのは、消費税でどの人の年金も月額7万円以上にする「最低保障年金」を導入した場合、社会の多数を占める中間層の年金が減ることだ。

 支払う保険料はさほど下がらない。にもかかわらず、消費税分の払いが増え、しかも肝心の年金が減る。

 現役時代の収入が低かった人に最低保障年金を上乗せし、現行制度より受け取りを増やす設計になっているためだ。

 貧困救済は大切だ。ただ、年金で行おうとすると、弊害も大きい。民主党議員は、有権者に胸を張って説明できるのか。

 三つの視点で考えてみたい。

 一つは、この制度を現実に運用する難しさである。

 この案では自営業者もサラリーマンと同様、所得に応じた保険料を払う。サラリーマンなら会社が半分もつが、自営業者は全額を自分で払う。きちんと払ってくれるだろうか。

 一方、自営業なら経費を水増しして所得を低く申告すれば、より多くの最低保障年金を受け取れる。よほど所得把握を厳正にしないと、不公平感が強まるだろう。


 二つめは、新制度が理想的に運営できても、すっきり解決する問題は何もないことだ。

 新制度への移行は40年以上かかるので、現時点で低年金・無年金の貧しい高齢者に恩恵はなく、消費税は余計に払う。将来的にも、保険料が未納の人には年金は払われない。

 民主党は、新制度の方が現役や将来世代の信頼感は高まる、と主張する。

 本当だろうか。新制度も現役世代の負担で高齢者を支える「仕送り方式」だ。そこは現行制度と同じで、少子高齢化の影響を免れることはできない。


 三つめは、社会保障と税の一体改革に関する与野党協議への影響である。

 野田政権は1月に決めた一体改革の「素案」で、新制度を実現する法案を来年提出すると明記した。

 しかし、野田政権が優先すべきは、一体改革を進める法案の成立である。消費増税を実現して財政を少しでも安定させ、少子化対策などの財源を確保しなければならない。

 新制度案はその妨げとなる。あまりに問題が多く実現性も乏しいのに、いま、与野党で議論するのが得策とは思えない。

 新制度の法案提出はあきらめ、民主党内で頭を冷やして検討し直すべきだ。

↑ 朝日新聞

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日本経済新聞

年金の再生は民自公の共同責任だ

 民主党が新年金案を示した。社会保障・税一体改革と合わせ国会は超党派の年金協議を始めるべきだ。世代間格差を緩和し、年金の持続性を高める責任は与野党がともに負っている。

↓ 全文
http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=1&pid=N0000&cid=20120212NEN71078&oid=DGXDZO3874905012022012PE8001&url=http%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Fnews%2Feditorial%2Farticle%2Fg%3D96958A96889DE1EAE5E6EBE2E7E2E3E0E2E0E0E2E3E08297EAE2E2E3%3Fn_cid%3DDSANY001

書き越し(概要keniti3545)


私たち(日経)は一貫して、政府民主党に早く具体案を示すよう求めてきた。自、公両野党も同じ立場だ。

「一体改革の延長線上で」

・不完全ながらも民主党が、新年金案の輪郭を明らかにした。この機を捉え、国会は党派を超えた政策協議を始めるべきだ。

・特に、民・自・公 3党はこの先半世紀程度を睨み、年金の持続性を確かなものにする制度改革に共同責任を負っている事を自覚して欲しい。

・新年金を創設する場合、消費税だけでなくほけんりょうを含めた納税者と企業の負担が将来どの程度増えるのか、概算値を明らかにすることが欠かせない。その観点からは、一体改革の延長線上で改革案を詰めるのが望ましいだろう。

・若い世代の年金離れは度を超えている、保険料未納は2010年度で40%を超えた。特に、20代後半では53%に達している。世界に誇った国民皆年金体制は瓦解したと言っても過言ではない。

・だからこそ改革は、将来の確実性を高めて、年金離れに歯止めをかける観点を重視すべきだ。

民主党への注文は二点

(1)最低保障年金は支給範囲をどの層まで広げるのか、節度ある「最低保障の考え方」スエーデンを見本にせよ。スエーデンは、保障年金の支給範囲を年金受給者の4割に抑えている。(全員に7万円なんて無理でしょう?keniti3545)

(2)新年金もう一つの柱、「所得比例年金」は、本当に実現出来るのか。全ての国内居住者が入り、現役時の所得が同じ人は同額の定率保険料を払い、給付額はそれに応じて決めるという。実現性はあるのか?現状をどう把握するのか?自営業者は、会社側としての負担金を含め、厚生年金加入者分と2倍の保険料を支払うのか?等の問題が幾つもある。


「持続性向上への相互譲歩」が必要だ

・一方野党は、04年の年金改革で「百年安心」の幻想を振りまいた失政を反省しなければならない。物価上昇時に年金の支給額据え置きも自公政権だった。

・今、野党も新年金案の欠点を上げつらうのではなく、どう設計し直せば妥協出来るのか、前向きな姿勢で政策協議に臨むべきだ。


 (*日本経済新聞社は、08年に基礎年金の財源を消費税に置き換える提案をした。国民番号制で、一定以上収入のある高齢者には基礎年金の支給を削減・停止して最低保障の役割を強める応用形も考えられる。)


・このところ国会の審議が、新年金に関する数字を出す出さないで時間を費やしたのは不手際だった。年金制度の持続性を高めて国民、企業の安心を取り戻すために、与野党は年金を政争の具にするのは止め、互いに譲るべきを譲り、改革に真剣に向き合う責めを負う。
↑ 日経(概要書き越し)
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◎朝日も日経も「どういう内容であるべきか」はほぼ同様、与野党間のやり取りでも中身(どう改善するか)は「大・変」ない。 しかし、進める手順では「民主党の素案を使う」「使わない」どちらも二つに分かれる。

(1)朝日は、一度素案を引っ込めて数値その他を検討(議論)出来る形に作り替えろという。(自民がこれに近く、内容は更に現行の制度の手直しが一番良いという)


(2)日本経済新聞は、不備ながらも大筋は示せたのだから此処からは政策協議に入るべきだ。但し民主党も「自党内」でも認める不備には真摯に対応して、テーブルに着くべきだと。


◎今国会で「復興」と並ぶ「大事な議事」各論にも入れない状態? 週明け、各論に入ってからの議論が相変わらず「政争の具」に使われるなら国民からはそっぽを向かれ、「な・ん・と・か・党」の旗揚げ準備は益々足早に、進むことでしょう!? (keniti3545)