71才の365日12月28日(水)晴れ-7℃「東日本大震災」293日

*朝トレ:7時30分〜8時30分
−7℃は今期初だ、6時起床で新聞読んでいたら女房殿に頼まれ事一件、朝トレ後では面倒なので「さっさと・・・」これが大間違い、最近の動作鈍いのは寒さだけじゃないのだから慌てちゃ行けないよ! ま、何とか片付けて30分遅れのスタート。以前にも書いたけど6時30分も7時30分も温度は変わらず、その日の最低温度の記録される時間帯ですから。はい解ってます。最近、朝ドラカーネーションは間に合いません。

7時30分過ぎの朝日(まだ前山の向こう側ですが光は届いてます)は、山々の白銀を照らして眩しいばかりです。
いつも言ってますがこの位置からの男体山はロケーションよろしくなく「どでーっと」構えていますが、それでも雪をかぶると貫禄ある「男山」に見えます。 一方少々遠目にはなりますが北東に見える那須連山は「鋭角な、幾筋もの薙ぎ、その連なり」が、鍛え上げた「胸の筋肉・腹筋が割れた、フライ級ボクサーのボディー」を連想させます。その見方をすれば、男体山もミドル級 K1 の戦士と言うところか? 「我れのヨチヨチトレーニングも刺激を受けて強歩10本走15本4km はまずまずのB級メニューで完。帰路行き会い人無し」。



*「さよなら原発1000万人署名の礼状が届いた」ので、「見龍堂クリニックかわせみ」にお礼状を持っていこう。
先日のブログで、先輩ブロガー「Cangael」 さん、第二次締め切り12月20日前に100件を超えたと仰っていましたがさすがです! 実はこの先輩Cangael さんの一念発起の弁に触発されて少しでも「我れも」と思い立ったのですが、12月に入ってそうそう64名の皆さんに頂いた署名を持って締め切っていました。それでも声を上げると同時に少しでも行動を起こそうと言う第一歩にはなったと思いますし、「Cangaelさん、ブログでの御発声」と「署名して下さった皆様」に感謝!です!
いつもお邪魔しているCangael さんのブログは此方です。→http://d.hatena.ne.jp/cangael/



*「東日本大震災

今日の一題 「昨日社説読み比べのフォローと覚え」

NHKスペシャル 福島第一原発事故 「事故調査・検証委員会」 中間発表(委員長:畑村洋太郎氏&柳田邦男委員) 12月27日

「絶対安全」をうたいながら、世界最悪レベルの放射能汚染を引き起こし、今なお多くの人々に避難生活を強いている福島第一原発事故。その原因と背景を半年以上にわたって探ってきた政府の事故調査・検証委員会が、12月26日中間報告を発表した。現地調査や数百人へのヒヤリングなどをもとにした全700ページ以上にわたる報告では、様々な問題点や疑問点の多くに関して、政府事故調としての調査結果と見解を示しているが、特に東京電力や政府機関の事後の対応について多くの問題点を指摘するなど、踏み込んだ内容になっている。NHKスペシャルでは、事故調委員長の畑村洋太郎氏と、委員の柳田邦男氏を急遽スタジオに迎え、事故調中間報告は一体何を明らかにし、国民の疑問にどこまで答えるものになっているのかを検証していた。


*昨日、我の日記でも朝日・日経・読売 三社の記事(社説)を読み比べてたが、昨夜のNHK スペシャルには新聞から読み取れない事実や解釈が幾つかあったので以下に覚え書きとしておく。

・今回の事故に関して、「想定外」という言葉が頻繁に出てくるが大事故の場合は事故対応者が特に想定外に付きどうしようもなかった、と言っている。 しかし、

◎先ずは想定内である事案についても関係者が全員未経験の事柄が多かった。緊急用の冷却ポンプの仕組みさえ、理解して居らず、アドバイスする立場の者にもその知識が欠如していた。

◎「オフサイト」の機能が麻痺した後の備えが何も考えられていなかった。この類は枚挙に暇無しの状態であった。 当然ながら、政府の危機管理態勢の甘さの具体的指摘にもつながる。 これ等は、この調査期間の後半に、政府高官にも此処まで遣ってきた関係者数百人の聞き取り調査に加えて順次行っていくと言っている。

◎以後は、調査の続きを注視するしかないが、この後半の調査・検証の結果には当然責任の所在と追求・それなりの罪状と処罰まで言及されるのが法治国家の姿であると思う。

◎もう一つ、生産現場出身の我れが身に詰まされる想いで聞き取った件がある。我々の生産現場では常に「安全第一」を胆に命じルールに則って生産活動に携わっていた。願いは「0災害」だった。

しかし「事故0」はあり得ず、従って「0災害」もあり得なかった。そこで心ある管理監督者は常に「安全第一」と「0災」を唱えながらもその根底では、大事故が起きた場合の「減災」をシミュレートしていた。 何が一番恐いのかと話し合いをさせても、その対処方を「ルール化」・「設備改善」等の形にできない件も多いが、それを現場とリーダーが共有することは可能だった。

今回、奇しくも畑村洋太郎氏の話の中に「想定内」の訓練・シミュレーションは良く行われ、考えられもするが、「想定外」と線を引かれた外側については誰も余り考えたくないのが常である。しかし、「考えようともしなかった範囲に災害が及んだときに今回のような状態に陥るのだ」。 「想定外と線を引く事の問題」と、「線引きの枠外に起きるかも知れない災害」に対するには防災が叶わぬなら「減災」と言うことも考えに入れて於かなければならない。 と言う主旨の論説であった。 正に、安全神話に惑わされて、 〜な、はずがない。その枠外は考える必要がない、いや、考えるなとまで言われてきた関係者に何も出来るはずもないということだろう。 (keniti3545)