「71才の365日」12月26日(月)雪−3℃「東日本大震災」291日

*朝トレ:7時20分〜8時20分

 チラホラの雪です。ホワイトクリスマスに1日遅かったけど、良い感じだね! 倉井さん宅はリュウ・シン君、双子の孫が冬休みだから暖炉の煙が上がるの遅いんだ。

 ご主人もやっと庭に現れワンちゃんに朝飯の提供を始めた、どうやら日課が戻ったらしい。(もう足は痛くありませんか?)遠目で挨拶無し、走の途中でジャッキーと神山さん雪は余り沢山は欲しくありませんね、と勿論此方も「はい」です。前回の20cm 結構効いたものね。

 カラスも遊ぶ姿目で追いながらメニュー消化、カラスって冬場は鳴き声多めだね? トンビも電線を横切って向こうの川に向かって飛んでいた、水も無いんで此方へは渡り鳥のお客さんも立ち寄りません。 強歩10本・走13本は3.6km の「Bの下」メニューで終了。 帰路行き会い人無し。




*「東日本大震災」291日

今日の一題 福島原発廃炉30年」の大ウソ

まだ国民をだますのか 日刊ゲンダイ 2011年12月22日 掲載


「何を寝ボケたことを言っているのか」――。政府と東電の中長期対策会議が発表した福島原発廃炉」の工程表案に対し、早くも懐疑的な見方が広まっている。

 21日発表された工程表案によると、2年以内に1〜4号機の燃料貯蔵プールにある燃料の取り出し作業に着手。炉心溶融メルトダウン)した1〜3号機の燃料は10年以内に取り出し作業を始め、施設を解体撤去する「廃炉」を30〜40年後に完了するという。
しかし、86年に起きたチェルノブイリ事故の「廃炉」作業がいまだに続いている状況を見れば、コトはそう簡単じゃない。

「最大の問題は、メルトダウンした燃料の取り出し作業です。工程表案では、まず、水漏れしている格納容器を補修し、原子炉内を水で満たす『冠水』を実施。

その上で、圧力容器のふたを開け、圧力容器と格納容器に溶け落ちた燃料を回収する計画です。しかし、今も格納容器のどの部分が壊れているのか不明だし、何よりも溶融燃料が今どんな状態で、どこにあるのかさえ分かっていないのです。

現場の放射線量も場所によっては近寄れないほど高い。そんな状況で『廃炉』も何もあったものじゃありませんよ」(科学ジャーナリスト

 原子炉格納容器を設計していた元東芝技術者の後藤政志氏もこう言う。

「工程表案では、どこにあるか分からない溶融燃料を引っ張り上げる――との計画も示されたようですが、マンガみたいな話です。

そもそも『廃炉』作業は、事故が起きていない原発1基で30〜40年かかるのです。

福島原発は3基で爆発事故が起き、格納容器が壊れてメルトダウンした。30〜40年で作業が終わるとは思えません。政府は『努力している』というポーズだけで、“見込み”を語っているだけなのです」

 これが専門家の「常識的」な見解なのだが、細野豪志環境・原発事故担当相は「廃炉完了時期の前倒しの可能性もある」と言うから、どうかしている。

福島原発事故の影響で先送りされていたヨルダンやロシアなど4カ国との原子力協定の承認案が今国会で可決され、来年にも原発輸出が再開されます。政府としては、各国に対して『事故にも万全な対応が取れる』ということをアピールする必要があるのでしょう」(前出の科学ジャーナリスト

 当初から予想されていたが、福島原発チェルノブイリ化するのは間違いない。




「プラス1」  一昨日&昨日の拙ブログ内、地方自治体強化の必要性は、下記、記事の如くの裁量を持たぬリーダーがイニシアティブを取るなら繰り返しの結果を生む可能性が大であることは付記すべきまでもない要件です。「虚心坦懐」、ニューリーダーを目指すメンバーにも心得の一つとして欲しい。 (keniti3545)


週のはじめに考える 「遠くて近きものは」 【社説】 東京新聞 2011年12月26日

 過去は現在を照射して未来への展望を開いてくれます。閉塞(へいそく)感に覆われ、政治が非力な時代だからこそ熱狂を警戒し冷静であることが求められます。

 真珠湾攻撃から七十年、映画の完成もあって山本五十六が脚光を浴びています。対米戦争に誰よりも反対しながら、開戦の指揮を執ることになった提督です。

 経済停滞、政治の機能不全に不安、不満が募る状況に当時と似たところがあるからでしょう。

 陸軍若手将校がクーデター未遂の二・二六事件を起こした一九三六年から開戦の四一年までの五年間で、内閣総理大臣が六人誕生するほど政治は不安定でした。

◆民主的に握った独裁権 政治のブレーキが利かず、軍部は既成事実を積み重ねて暴走し、まるで軍部独裁でした。

 それから七十年余、「独裁も必要」と言う橋下徹氏の率いる「大阪維新の会」が大阪府議選、府知事選、市長選で圧勝しました。橋下氏は「民意を無視する職員は去ってもらう」と自分になびかない職員を威嚇し、「維新の会」は政治的に中立であるべき教育委員を政治に追従させる教育基本条例を制定しようとしています。

 枕草子には「遠くて近きものは極楽、舟の道、人の仲」とあります。「十万億土の彼方(かなた)にある極楽も、ひたすら仏を念ずればたちまち到達する」「遠いと思っても舟旅ならすぐ着く」「男女はいつの間にか結ばれる」と言うのです。

 清少納言が生きていたらこれに「民主主義と独裁」を加えるかもしれません。

 日本の同盟国だったドイツのナチスはクーデターで権力を奪ったのではありません。極めて民主的と評されていたワイマール憲法の下で選挙に勝ち、全権委任法を議会で制定して総統ヒトラーが独裁者になったのです。独裁を許したのは国民でした。

◆言葉が躍るだけの政治 野田佳彦首相は、小泉純一郎氏が退陣した後の五年間でやはり六人目の総理大臣です。政権が変わっても民主党マニフェストは多くが空手形です。政治家の言葉が躍るばかりで成果はいっこうに見えてきません。

 破産に近い国家財政、破綻寸前の社会福祉制度、難航する地震津波被害からの復興、終息の見えない原発事故…重なる危機を前に責任者が適切なリーダーシップを発揮できず混乱しています。

 その一方で「風評被害」だとか「絆」などといった責任を曖昧にする言葉が飛び交い、異論を唱えにくい空気もあります。

 政治不信が高じると強力な指導者待望論に結びつき、独裁を歓迎する雰囲気が生まれかねません。

 閉塞感に覆われた時代に民衆の不満を束ねるには、敵をつくって目をそちらに向けさせ、二者択一の決定を迫るのが手っ取り早い手法です。分かりやすく激しい言葉で熱狂させ、「人気」を「支持」に変質させます。

 橋下流はその典型といえます。その人気に押され、異なる考えの主は萎縮し沈黙します。地方自治にしろ国政にしろ、そうなると真の民主主義は機能しません。

 かつての日本軍部の暴走もナチスの暴虐も民衆の熱狂が後押ししました。「改革派か守旧派か」と問題を単純化して異論を蹴散らした小泉元首相も、有権者は圧倒的に支持しました。

 小泉改革の熱が冷めた後に見えてきたのは荒涼たる社会です。社会福祉は揺らぎ、貧富の格差が広がり、貧困層が増大し、若者が夢を抱けなくなっています。

 清少納言は「近うて遠きもの」に「宮のべの祭り、思わぬ同胞、親族の仲」をあげました。後の世に「民主主義と国民の幸せ」と加えられないよう、歴史の教訓を生かさねばなりません。

 多様性、少数意見の尊重は民主主義の大原則であり、責任ある立場の人の適切な指導力発揮と、時間をかけた丁寧な議論により相対的に適正な結論が生まれます。自らと正反対の意見でも真摯(しんし)に聞いて、自分の主張を疑ってみる寛容が社会を成熟させます。

 国民一人一人が、冷静な目で全体を客観的に見渡し、人気を能力や識見と見誤らずに熱狂から距離を置くことが大事です。

 それは報道に求められる姿勢でもあると自戒しています。近現代史はメディアが国民を熱狂に追い込んだ歴史でもあります。

◆自分たちで決める気概 混沌(こんとん)たる不安、不満から建設的な力は生まれません。情緒や感覚に頼らない冷徹な現実認識と主体的思考が、不満や政治不信を前向きエネルギーに変えます。

 増税論議の本格化など一段と厳しくなる新しい年を前に、誰かに任せるのではなく「国の未来は自分たちで決める」という気概に富む主権者でありたいものです。





プラス1(+1)
筆洗 東京新聞 2011年12月26日

 クリスマスが終わると、子どもたちの楽しみはお正月。あの親戚はいくら、こっちのおばさんはこれぐらいかな…。お年玉の皮算用もひそかな楽しみだ▼ところが、懐具合の厳しいおじさんは突然、急用ができて顔を見せなかったり予想より少なかったりすることもある。期待した額に届かずにがっかり。かつて、そんな経験をした人も少なくないだろう▼おととい公表された二〇一二年度の予算案は、苦しい国の財政事情を鮮明にしたが、野田佳彦首相や財務官僚が、もらえるかどうか分からないお年玉を当てにする子どもに重なってしまった▼基礎年金の国庫負担率を50%に維持するための財源二兆六千億円を、消費増税が実現した時に償還する「年金交付国債」で賄うという。現金化するまで一般会計に計上する必要はないというのだから、借金の「飛ばし」と同じだ▼首相が政治生命を懸ける消費増税は与党でさえ反対が多い。いつ実現するか不透明なのに、増税を前提にして組み入れる。こんな粉飾まがいの予算が許されるのか▼財政危機は国民の共通認識になっている。将来の負担増も頭から反対という人ばかりではないと思う。政府や国会議員に、身を切る覚悟をまるで感じられないから賛成する気にならないのだ。お年玉をもらう子どもたちが未来を支える世代だ。隠れ借金まで膨らましては顔向けできない。


*子供の本音「お年玉の目減りよりもっと不満なことがある」!
小学三年生の「孫との会話でびっくり・ドッキリ」だ!

我が家の例:一男・一女、娘結婚して二人男の子を産んだ。結婚相手の家族構成も子は二人この長男と我が娘の結婚の結果だ。ところが、我れの長男も相手方の次男も未婚(何れも40代)。
 じいちゃん、「クリスマスプレゼントアリガトね」! じいちゃんね、「ホントは僕、もっとほしいものがあったんだよ」・・・僕ん家さ、「クリスマスもお正月も、従兄弟が居なくて一緒に遊ぶ親戚の子がいないんだものつまんないんだよ」! 豪お兄ちゃんにさ、早く結婚して、「僕らの従兄弟造って」くれるように頼んでよ!・・・!?  
 電話口で言葉に詰まってしまいました(TV電話にしなくて良かった、困り顔見られてしまいますよ)。 多分、相手方のご両親も同じ思いで「ドキッ」とさせられたんでしょうね? 財政危機の国が隠れ借金を増して次世代(子供達)に顔向け出来なくなるのも忍びないが、それ以上に少子化の問題は深刻だ。近所にも、我れの親戚にも、卑近例は枚挙に暇がない状態だろう。 (keniti3545)