「71才の365日」12月1日(木)雨4.5℃「東日本大震災」266日

*朝トレ:雨で中止。傘を持って出ようかとも考えたが、女房殿に睨まれて自重しました。

野田総理初めての党首討論 VS 谷垣自民党総裁 国民が見ても得るところ無し! 昨夜のBSフジのプライムニュースの解説が当を得ていて、面白かった。 「お互い届かぬパンチを振り回しているだけ」 正にその通り。    


 お互い、次期選挙に向け大幅なイメージダウンを避けるべく届かぬジャブの撃ち合い、大きなパンチを振り回しても相手が矛先をかわせば追い込みもしない。谷垣さんの影は益々薄くなり、野田総理もTPP、消費税問題に関して逆質問を返して見せたりするものの、深くは切り込まない(これもまた、来るべき選挙に自身もかすり傷も負いたくない)、こんな姿勢で議論がかみ合うはずもない!  たいした茶番です!(keniti3545)



*「東日本大震災」266日

今日の一題 あらためて:「ドイツ脱原発の決断と実行に」学ぼう!

何回でも反芻して、脱原発の必要性を認識しましょう! ブログ仲間の日常に根付く脱原発意識に臨場感を持って望むべく取り上げさせてもらいました。 ブログは此方です http://d.hatena.ne.jp/cangael/20111130/1322608777

Cangael さん30日のブログから、あらためて「ドイツの脱原発への決断と実行」に日本は学ぶべきと思います。ドイツには此処までの軌跡がありますが、日本にも「脱(反)原発」に対する葛藤の歴史はは有りながらも常に反対派:推進派と言う対局同士のせめぎ合いの歴史としてしか残っていない。

 それは、取りも直さず国側が表立って推進の立場にしか立たないので「正常な議論」の場が持たれず、常に「反対←阻止」の運動・エネルギーしか起こらず、立ち上がっては消され、消されては立ち上がる、この繰り返しの歴史では大きな波とは成り得なかった。

 一方のドイツはその都度政府も加わって原発の根本的問題を議論して、世界に広がる原発の問題にも大きく見開いた目で真実を確認、共通認識を積み重ねていた。 国としては、ある程度のコンセンサスが得られれば後は、リーダの決断。そこには国民が選んだリーダーが居るのですから。 更に言えば、日本の立ち遅れ原因の一つは、「個」の意志を明確に表現する方法を知らない国民性が成せる業であると思われます。 

日本は、先ず「もんじゅの廃止」を「総理が宣言」すべきです。出来ない技術を、素直に認め、プラトニュームの製造など諦めて「原爆なんか作れますという見栄」も要らないのではありませんか!?

 暫定稼働炉も、激減する訳ですから各炉から出る「核のうんこ(廃棄物)処理」もまとめてする必要が無くなる。もんじゅ廃止の費用は維持費の何年分に当たるのか、一過性の出費は嵩んでも、これからどれだけ無駄食いされるか解らない維持費は、その比ではなく、今後の国家予算をもあやうくしかねない状況も予想されたはずです。国民の意思で、決断を導き出すからには、国民の覚悟もひつようです。

何よりも「311フクシマを繰り返さない約束」を世界に向けて発信するための一歩を踏み出す事が国民の願いです。(keniti3545)




東京電力は30日、青森県東通村で1月に着工した東通原子力発電所1号機の建設を断念する方針を固めた。
 福島第一原発事故の賠償を進めるため、十分な建設資金が確保できないためだ。政府が原発の新増設に厳しい姿勢を見せる中、具体的に中止の計画が浮上したのは初めてだ。

 1号機は改良タイプの沸騰水型軽水炉(ABWR)で、出力は国内最大級の138万5000キロ・ワット。東電は2017年3月の運転開始を目指して工事を始めたが、福島第一原発の事故を受けて中断し、再開や中止についての判断を明らかにしていなかった。20年以降の運転開始を予定していた東通原発2号機の建設も取りやめる見通しだ。

 原発の新増設について政府は原則認めない方針だが、野田首相は10月、「建設が相当進んでいるものもある。個々の案件ごとに地元の意向も踏まえながら判断していく」との考えも明らかにしていた。

(2011年12月1日03時03分 読売新聞)



NHK NEWS WEB (Nnclear FC:原発のウソより)

「燃料溶融 廃炉には厳しい課題」12月1日 5時19分

東京電力は、福島第一原子力発電所の事故でメルトダウンが起きた1号機から3号機について、溶け落ちた燃料が原子炉の底を突き破り、格納容器の底を浸食するまで広がったという解析結果を示しました。今後の廃炉に向けて、格納容器の底にまで広がった燃料を取り出さなければならないという世界でも例がない厳しい課題を突きつけられたことになります。

東京電力は、福島第一原発の1号機から3号機で、メルトダウンで溶け落ちた燃料の状態を調べるため、原子炉への注水や温度の変化から解析しました。このうち1号機では、最悪の場合、溶け落ちた燃料のすべてが原子炉の底を突き破り、格納容器に落下して、格納容器の底にあるコンクリートを溶かし、65センチの深さまで浸食したと推定しています。コンクリートは最も薄いところでは、格納容器の鋼板まで37センチしかないということで、事故の深刻さが改めて浮き彫りになりました。また2号機と3号機でも、最悪の場合、それぞれ57%と63%の燃料が格納容器に落下し、2号機で12センチ、3号機で20センチの深さまで格納容器の底のコンクリートを浸食したとしています。1979年に起きたアメリカのスリーマイル島の事故では、溶けた燃料が原子炉にとどまっていて、今回の解析結果は、福島第一原発の今後の廃炉に向けて、格納容器の底にまで広がった燃料を取り出さなければならないという世界でも例がない厳しい課題を突きつけたことになります。東京電力は、格納容器の底には水がたまり、燃料は冷やされているので、コンクリートの浸食は止まっていて、年内を目標にしている原子炉周辺の温度が100度を安定して下回る「冷温停止状態」の達成に影響はないと説明しています。しかし、1号機の格納容器の底には水が40センチほどしかたまっておらず、燃料を安定して冷やせるかどうか不透明で、「冷温停止」の判断ができるか疑問を残す形になっています。