「71才の365日」10月21日(金)曇り9℃「東日本大震災」225日

*朝トレ:6時30分〜7時30分

 我れ、独房での身繕いに寒さ感じず。ダウンジャケット無しで玄関出る9℃、一桁ではあるが、背中にも鼻頭にも冷やっこさなし。倉井さん家の暖炉煙突から薄い煙は上がっている。

 今日は予定通り、走・歩行のタイムの確認をした。

1、歩行 上り80メートル:65秒 (インターバル)→ 下り65秒=To 130秒 従前120秒 差=歩行1本10秒増

2、走  上り80メートル:35秒 (インターバル)→ 下り95秒=To 130秒 従前120秒 差=歩行1本10秒増
(・因みに走の下りに時間かけているのはもも上げのストレッチが入った動きになっている)

◎-1 現状把握 130秒×25本=3250秒(54分) 25本×(2)×80m =4,000メートル(4km) 
◎-2 従前のベストメニューは、120秒×30本=60分  30本×(2)×80m =4,800メートル(4.8km)
◎-3 アバウトに 結論:本日から来年3月末までの「目標は歩行・走合わせて5キロメートル」の走行とする。
(・15本の走入りメニューを上級とする)。 (日記中の「1本は上下往復」を呼称している)

最近自分から課題を与えてしまうからか、我がアバウトな前頭葉にテロップが回らない、良きか悪しきか?帰路に行き会い人無し、走行中遠目に神山さんとジャッキーの散歩姿目に映る。走15本入り、以後の上級メニューにて朝トレ完。





*「東日本大震災」225日


 昨日はTPP 問題に首を突っ込みましたので、今日は、「東日本大震災」225日 に戻って原発問題 「除染」我れの思いに相通ずる二題を選ばせてもらいました。


今日の一題 「除染」はどうなる 
 国が安請負してどうする! 東電にケツまくられて原発推進が遣りづらくならぬ様気配りか? そんな問題じゃない、原発事故が「事故」と言う共通認識に立つなら、産業界では責任を追及されて当然。しかも重大なミスから起きた事故であれば犯罪として裁かれるも必定。賠償責任も(言うまでもないが除染などは当然きれいにして返す賠償の一環でしょう)、先ずは東電が全財産を投げ打っても手がけなければならぬはず。何で最初から大臣が国が責任を持って何ですか? 国が責任を持って東電に賠償させます。でしょう、先ずは。 勿論バックアップは必要でしょうが、東電が一言もなく「国が」はどう見ても安請け合い過ぎますよ。

(keniti3545),
前置き長くなりましたが、御両者の力説を、下記にて「全文転記」させて頂きました。

1、「箕面新聞さん」:「東電の傲慢さを集団訴訟で裁く時」と広瀬隆さん

2、武田邦彦先生(中部大学):これでは「除洗」と呼ぶべきではない・・・東電の犯罪

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1、生き生き箕面通信1047(111020)をお届けします。

・「東電の傲慢さを集団訴訟で裁く時」と広瀬隆さん

 「東京電力は、福島第一原発の賠償金支払いのため最大1兆円規模の財政支援を国に申請する方針を固めた」と、読売新聞が18日朝刊の一面トップで伝えました。「財政支援」とは、何のことはない、皆様の税金のことです。つまり、この支援申請が意味するところは、「東電としましては、事故の賠償金はみなさんの税金でまかなわしていただきたい」というものです。事故を起こした責任はほとんど取らずに、面倒なことはみんな国にやっていただく、という姿勢なのです。読売新聞は、これを批判せずに、スクープ仕立てで記事にしました。読売は、東電の広報機関の役割を担っています。

 東電は、放射能汚染に対する「除染」の責任も国に押し付けてしまいました。細野剛志・担当大臣も「国が責任を持って除染します」と、大見えを切りました。しかし、本来、事故を起こしたら、起こした者が責任を取るべきものです。放射能をまき散らしたのだから、まき散らした者が責任をもって「除染」をしなければならない。それが「汚染発生者責任の原則」です。東電は、放射能汚染された土壌処理にまったく責任を持とうとしません。多くの自治体が、汚染土壌の処理に頭を抱えていますが、東電はどこ吹く風、「わしゃ知らん」です

 さらに東電は、「もろもろの物いりだから、電気料金は上げさせていただきたい」と、料金アップのタイミングをみはらかっています。読売の記事ではご丁寧に、表を作り、

 これが、日本の代表的な優良大企業の所業です。

 放射能をまき散らし、多くの人が被曝しました。とくに子どもたちは近い将来、甲状腺がんなどの異常に悩まされることがほぼ確実と見られています。いずれ死者が出るかもしれません。そのときの東電の言い分は、「因果関係は明らかではない。当方に責任はない」となることが想定されます。

 東電の責任は、あまりにも大きい。しかし、東電は「国策として原発を進めたのであって、それがこうなったのは仕方がない」と、ほとんど責任を感じていません。

 やはり、けじめをつける必要があります。東電は裁かれてしかるべきではないでしょうか。「東電の傲慢さを集団訴訟で裁く時」と、広瀬隆さんが今週の「週刊朝日」(10月28日号)で主張しています。そうでもして一応のけじめをつけなければ、東電はもちろん政府もうやむやのうちにやり過ごし、結局は原発を維持・推進することになりかねません。

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2、武田邦彦先生(中部大学):これでは「除洗」と呼ぶべきではない・・・東電の犯罪

・「東電の犯罪だ」 

 2011年10月18日、テレビや新聞は国が事故から7ヶ月たってやっと「除染」というのを進めることになったことを報じていた。テレビでは5,6名の作業員が民家らしきところ屋根を高圧水洗浄していた。

マスコミの一部はこれを「大規模除染、始まる」と報道していたが、まったく事実に反する。計画では5年間で11万戸だから、1日わずか60軒、それも全国から土建屋さんなどの応援を得てやるのではなく、市などが業者に委託したり、ボランティアを募ったりする。

本来、除染は雨の降る梅雨までに1万人規模で機械を使って除染し、その後、細かく市街地や森林をするのが当然で、汚染されてから7ヶ月後から5年にわたって除染するなど、すでに初期被曝を過ぎていて被曝を大幅に低減するという意味での「除染」には入らない。

原発事故が起こってから日本の政府、自治体、大学教授などの「順法精神喪失」が目立ち、それを国民も支持しているように見える。もともと放射性物質をこぼしたら法律(規則などを含む)に書いてあるように「こぼした会社が直ちに片付ける」ということであり、あまりにも当たり前だ。

人の苦しみを見て平気なのは東電ばかりではない。爆発した原子炉を作った東芝から大学に移った教授が「放射線を心配するから家庭不和になる」と言っていた。自分が作った原発が爆発したのに、なんということか! 東芝は責任をとって重役退陣、従業員は総出で除染を行い、給料の半分を福島の復興に投じるべきだ。自分が関与した原発が爆発して多くの人が苦しみを味わっているのに、まさか東芝の人は給料を貰っているのかと不思議に思う。

福島の子供たちが可哀想だ。今からでも遅くないから、除染の規模を大きくし、舗装道路2ミリ、土5ミリを基準としてしみこんだ放射性物質を取り除き、福島の地を安心して住めるようにするのは原発を推進した政府と国民の責任である。

東芝は会社を挙げて機械を調達し、人間を派遣して福島の除染に協力すべきである。自分たちの装置で多くの人を苦しめておきながら、「心配するから不幸になる」とは、何という原子力関係者なのだろうか。

世田谷、足立区など数マイクロシーベルト放射線量が発見されると「東京だから」ということで翌日には片付け、福島は1年近く掘っておくことになる計画では、この際、政府を福島原発の傍の避難地域に移すしかない。またこの際、新しい原発を動かす場合には「消費地の近く」を原則にし、徐々に柏崎原発を東京へ移動することが必要である。

平成23年10月20日武田邦彦