「71才の365日」9月8日(木)曇り15℃「東日本大震災」182日

*朝トレ:6時00〜7時30分

薄曇りだが陽は射している。wブレーカーなし、ウエアー上衣は長袖になった。大谷の流れを見て轟音を聞いて、清新な空気を胸一杯吸う。「我れの朝一何とも言えないご馳走だ」上がりに冷た〜い、日光の冷水、時に大笹牧場の朝一牛乳。ホントにこれ以上の贅沢はない! 

これからの世の中、子供達には味わうことが出来ない幻の贅沢になってしまうんだろうか? この地で生まれ育った我れは、小学校3年生頃からガキ大将に連れられて川遊び堰堤下の溜まりで泳ぎも覚えた。大谷の水は真夏でも冷たい。「大谷のり」と呼ぶ食用に供せるのりが取れる程の清流だった。

中学生のガキ大将が泳ぐ「褌」に、岩魚が潜り込んで来る話も聞かされた。空が曇り陽が隠れてしまうと、唇紫色にしてチビッコ達は震え出す。ガキ大将がお側付きにそっと耳打ちすると、2人が姿を消し、1人が小学生のチビッコ達を引き連れて流木の小枝を集めてくる。最年少の我は見ているだけ。

先に、消えて間もなく戻った実行部隊はぼこぼこにへこんだ鍋を下げている。後で解るのだが中にはきれいに洗ったジャガイモが入っている。チビッコ達を引き連れた別働隊もチョット大きめの岩陰に竈らしき石囲いを作った。15分後には「大将」が小枝に火を付けていた。10人程の小隊が竈囲んで車座、火が入ってから食せるまでには小一時間かかる。

この時間も只待つだけではなく、大切な時間なのだ。チョットした作戦会議もあり、反省会でもある。大将は、チビッコの面倒見が悪いメンバーには注意もするし、泳ぎの上達したチビッコはそれとなく褒めもする。濡れた体に着たシャツは一度濡れるが直ぐ乾いてしまう。

火加減上手、水加減も手慣れたN02が出来たぞーと声を掛け、指名された子が先の尖った小枝でジャガイモを串刺しにし、全員に1個ずつ配る。

大将の合図で食べ始めまで1時間半、長かったけど「こんな旨い物食べたこと無い!」・・、が我れ三年生の覚えている感想だ。この後、陽が照って来なければこれで解散。晴れればもう一泳ぎ。 

今になって感心することは、ジャガイモの分配の平等さ、そして余分にジャガイモを掘ってきてないこと。塩、味噌、箸、ナイフ、等の用意は一切無い、そっと岩陰に仕舞うのは「ぼこぼこの鍋一つ」竈跡も片づける。勿論、よその畑から芋掘って食べる行為は褒められた行為ではあるまいが、怒られた記憶はない。

自然の中で遊び(育ち)、食べ物の味を覚え、大切さを覚える。極少の意味での自然児などもう存在しなくなってしまうのか? 大げさなことでなく、「これからの子供達は自然の空気と水の美味しさ、野菜、魚、牛乳、肉自然のままでは食べられなくなってしまうのか」?、60才を過ぎた人はお好きな物をお好きな様に食べて良いですと許可が出る。少々早くお亡くなりになること覚悟でしたら、と但し書き付きで!? 

久しぶりの走20本、ハードメニューに顎が上がりアバウトな我れの前頭葉にアバウトな記憶がテロップで流れたこれも久しぶりに・・・。想い出は懐かしいが、 先のことなど消してもらいたいテロップだった。カラス不在、帰路行き会い人なしでした。




*「東日本大震災」182日
今日の一題

枝野前長官「東電社長、全面撤退申し出た」 この記事はどんな判断を下したら良いのでしょうか?
枝野幸男官房長官は7日、読売新聞のインタビューで、東京電力福島第一原子力発電所事故後の3月15日未明、東電の清水正孝社長(当時)と電話で話した際、作業員を同原発から全面撤退させたい、との意向を伝えられたと語った。


 東電関係者は、これまで全面撤退の申し出を否定している。菅前首相や海江田万里経済産業相は「東電が作業員の撤退を申し出てきた」と説明してきたが、枝野氏は今回、撤退問題に関する具体的な経過を初めて公にした。

 枝野氏は、清水氏の発言について「全面撤退のことだと(政府側の)全員が共有している。そういう言い方だった」と指摘した。

 枝野氏によると、清水氏はまず、海江田氏に撤退を申し出たが拒否され、枝野氏に電話したという。枝野氏らが同原発吉田昌郎所長や経済産業省原子力安全・保安院など関係機関に見解を求めたところ、吉田氏は「まだ頑張れる」と述べるなど、いずれも撤退は不要との見方を示した。
(2011年9月8日08時36分 読売新聞)



 *社説読み比べ

朝日新聞
・高速道路政策―無料化の前に検証を
 東北地方の高速道路を走る車両の通行料を無料にするため、国交省補正予算で必要額を要求する考えだ。その前に、トラックの優遇策が悪用されるなど拙速ぶりが目立つ高速道路政策を検証するべきだ。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=1&pid=A0000&cid=20110908NEA08266&oid=TKY201109070682&url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Fpaper%2Feditorial20110908.html%3Fref%3Dany

・朝ドラ50年―テレビの明日考えたい  
朝ドラとも呼ばれるテレビ小説は、放送中の「おひさま」で50周年。普通の生活者を描き、時代を映しながら、「おはなはん」のような国民的番組も生まれた。地デジに移行した今、ドラマはどうあるべきか。

  [全文紹介]
朝ドラ50年―テレビの明日考えたい 間もなく訪れる丸山陽子さんとの別れを思うと、寂しくなってしまう人も多いことだろう。

 陽子は、来月1日まで放送されるNHKの連続テレビ小説「おひさま」の主人公だ。朝ドラとも呼ばれるテレビ小説は、今年で50周年を迎えた。

 第1作の「娘と私」が放映されたのは、「もはや戦後ではない」とうたわれて5年後の1961年。テレビが街頭から家庭に入り、ほどなくだんらんの中心になっていった時代だ。

 朝ドラから、明治から昭和までを明るく生きた女性を描いた「おはなはん」のような国民的番組が生まれた。1980年代には、関東で平均視聴率が50%を超えたお化け番組「おしん」が登場。貧しさに耐えながら成功を収める女性の姿は、海外でも人気を博した。

 その後、生活の多様化やネットの影響で家庭におけるテレビの位置づけは変わり、朝ドラもお化け番組ではなくなった。民放ドラマも勢いを失い、もう一つの国民的ドラマ「水戸黄門」の打ち切りも発表された。

 「おひさま」放送中に地上デジタル放送への移行もあった。何かと節目の重なったこのドラマは戦前、戦中、戦後を仕事を持って生きた女性を描く朝ドラの王道を歩み、視聴率も近年の作品としては上々だ。

 半年間という長丁場に見合う丁寧な作りで、主人公はもちろん、女学校時代の友人たちや、幼なじみでいま一つさえない青年にも、ドラマ1本分ぐらいの物語がある。いろんな靴を通してそれを履く人物を描き出すような細かい演出もある。

 NHKには、被災地からこの番組を楽しんでいるという声が多く届くという。困難な時代を善良な人々が懸命に生きている姿があるからだろう。

 歴史上の人物を軸にした大河ドラマに対し、朝ドラは普通の生活者を女性中心に描き、共感を呼んできた。陽子も、ごく普通に喜び悩む女性だ。

 善人ばかりで退屈だという声も聞くが、朝も早くから男女の愛憎劇というわけにはいかないだろうし、他の時間帯や民放も含めれば、ドラマの多様性を示す一つといえる。

 韓国ドラマは、純愛ものでも歴史ものでも、物語や人物の輪郭をはっきりさせた作りで、日本での人気を根づかせた。

 画像が細やかな地デジ時代に日本のテレビは何をめざすか。

 タレントをただ並べ、話題の原作に飛びついたり、流行をちりばめたりする番組はもう、たくさんだ。茶の間をうならせる映像の力を見せてほしい。



日本経済新聞
G7は欧州発の危機回避に全力あげよ
欧州の信用不安が収まらない。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が再燃し、銀行の資金調達にも影響を与え始めた。主要7カ国(G7)は危機回避に協調すべきだ。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=1&pid=N0000&cid=20110908NEN08340&oid=DGXDZO3463342008092011PE8001&url=http%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Fnews%2Feditorial%2Farticle%2Fg%3D96958A96889DE1E6E4E1E1E6E0E2E2EAE2EBE0E2E3E38297EAE2E2E3%3Fn_cid%3DDSANY001

・「節電の夏」の検証が肝心だ政府は電力使用制限令を9日を最後にすべて解除するが、節電は今後も重要だ。政府は電力会社に業種別などの電力使用データを開示させ、エネルギー政策に生かす必要がある。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=2&pid=N0000&cid=20110908NEN08341&oid=DGXDZO3463348008092011PE8001&url=http%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Fnews%2Feditorial%2Farticle%2Fg%3D96958A96889DE1E6E4E1E1E6EAE2E2EAE2EBE0E2E3E38297EAE2E2E3%3Fn_cid%3DDSANY001



読売新聞
・復興工程表 政官一体で作業を加速せよ  

政府は復旧・復興の行程表をまとめたが、新たな町づくりなど復興の目標期限はない。菅政権が指導力を発揮できなかったためだ。野田政権は真の政治主導で遅れを挽回する必要がある。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=1&pid=Y0000&cid=20110908NEY08306&oid=20110908YMS-OYT1T97001&url=http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Feditorial%2Fnews%2F20110907-OYT1T01196.htm%3Ffrom%3Dany

・中国船領海侵犯 「未然防止」へ法改正が必要だ
 中国漁船衝突事件から1年。日本の領海を守るには、領海侵犯事件の未然防止につながるような法制度の見直しや監視体制拡充が必要だ。政府の外交努力に加え、日本の実効支配を強める努力も要る。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=2&pid=Y0000&cid=20110908NEY08307&oid=20110908YMS-OYT1T97002&url=http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Feditorial%2Fnews%2F20110907-OYT1T01160.htm%3Ffrom%3Dany