「71才の365日」8月30日(火)晴れ17℃「東日本大震災」173日

*朝トレ:6時30分〜730分時
今日のメニューも少々軽目、走は10本に止め、トータル1時間。昨日、女房殿の胃の検査に続いて、本日は我の大腸検査結果は、異常なし(2ヶ所小さなポリープ、小さいから今取ることは無い、来年大きくなる様なら取りましょう)これで異常なし? ま、医者任せでは仕方ないか? でもこれで良いのかな?

昨日お休みのカラスつがい今日はお出迎えしてくれた。「お早う!」

帰路にも行き会い人! 「キジの親子五人」最近顔なじみになって、遠目では逃げたりしないのだが我の帰り道に出会うと追いかける形になる。 3:2 に別れた親子を川原へ飛び降り組と、草むら逃げ込み組に追い込むことになってしまった。「すいません!」 この陽光今日だけだって? 





*「東日本大震災」173日
今日の一題 (我れ論旨に同意を感ず) (keniti3545)


朝日新聞社説 2011年8月30日(火)

「野田新代表―先送りの政治から決別を」 

民主党は新代表に野田佳彦財務相を選んだ。政治の流れを逆戻りさせず、前へ進める――。そんな現実的な判断といえる。

 短期決戦のなかで、私たちは海江田万里経産相が勝てば、国会運営が行き詰まるのではないかという懸念を示してきた。

 党員資格停止中の小沢一郎元代表や議員引退を撤回した鳩山由紀夫元首相らに推されているので、「小沢傀儡(かいらい)政権」という世論の批判を浴びる。さらに、マニフェストの見直しを約束した自民、公明両党との3党合意の白紙化に言及したため、野党の協力も得られない。

 そして、何も決められない政治を繰り返す。そういう見立てをしたからだ。

 国民の政治不信が頂点に達しているいま、それは避けたい。多くの民主党議員が、そう考えて投票した結果が、野田新代表につながった。

 知名度の低い野田氏が勝った理由には、世論調査で人気の高かった前原誠司前外相が外国人献金問題を抱えて伸び悩んだこともあったのは確かだ。


■一体改革やり遂げよ

 だが、最大の勝因は「野田氏らしさ」ではないか。それは候補者の中でただひとり、復興増税に賛成し、税と社会保障の一体改革でも、政府の消費増税の方針の堅持を明確に唱えたことだ。ぶれずに増税の必要性を訴えた姿勢に、一定の共感が広がったのは間違いない。

 国債が格下げされるなど、日本財政は危機的な状況にある。にもかかわらず、政治家は国民に厳しい現実を説いて負担を求めることを厭(いと)い、必要な決定を先送りしてきた。

 野田氏の当選を、こんな「先送りの政治」から脱却する機会にしなければならない。

 そして、一体改革をやり遂げる重責を、野田氏にはぜひ果たしてほしい。

 そのためには、増税慎重派の多い小沢氏のグループの協力が欠かせない。

 野田氏は就任あいさつで、「怨念を超えた政治」を掲げ、ノーサイドも宣言した。

 それでも「脱小沢」か「親小沢」かの内輪もめを続けるようなら、もはや政権政党としての資格はない。

 ただ、「挙党態勢」を重視するあまり、政策の軸がぶれてしまっては、元も子もない。野田氏には、果断な政策実行と丁寧な党運営の両立を求める。

 その第1歩として、党役員人事に注目する。

 震災復興、原発事故対応、円高・デフレ対策、外交の立て直し……。野田氏は山積する難題に、ねじれ国会の下で対応していかなければならない。


■ねじれ克服話し合え

 歴代政権を短命に終わらせた国会で、政策を実現していくには、野党の協力が要る。「論破ではなく説得」で臨むと述べた野田氏には、誠実な折衝を期待する。まずは自民党を中心とした野党の党首と、今後の運営方法を話し合ってほしい。

 野田氏は当面、政策ごとの与野党協議を優先する方針だ。それが現実的だろう。すべての小選挙区に候補者を立て合う2大政党の大連立には無理があるし、現状では自民党が受け入れる見込みがないのだから。

 私たちは、この機会に政策と同様に、ねじれ国会を運営する新しいルールづくりを徹底的に話し合うべきだと考える。

 予算案の衆院優越を踏まえ、赤字国債の発行を認める法案を含めて予算関連法案は衆院の議決を尊重する。

 国会同意人事についても衆院の議決を重んじる。

 「60日ルール」を使わなければいけないような参院での審議引き延ばしはしない。

 こうした紳士協定を、早急に結べないものか。

 仮に、自民党が次の総選挙で政権に復帰しても、参院のねじれは変わらない。その時にルールづくりを求めるくらいなら、いま協議すればいい。

 厳しい政治不信は、民主党だけに原因があるわけではない。政治の信頼回復に、自民党も大人の対応をして、共同責任を果たす時だ。

 

政権交代政治の岐路

 民主党は野党時代、総選挙を経ずに首相をたらい回しにした自公政権を厳しく批判した。同じ愚を、こんどは民主党が無様に繰り返している。

 当面は復興のための第3次補正予算の成立が最優先であり、来年度予算編成や一体改革の成就が先決だろう。

 しかし、野田氏は国民の信任を直接は得ていない。その正統性の弱さを忘れてもらっては困る。民意を問うために、政策実現の実績を積むとともに、新しいマニフェストづくりを急がねばならない。

 ちょうど2年前のきょう、歴史的な政権交代を決めた総選挙があった。その日に生まれる民主党3人目の首相は、日本に「政権交代のある政治」を定着させられるかどうかの岐路に立っている。




*「もうノーサイドに」野田新代表、挙党態勢訴え

・野田新代表「もうノーサイドに」 民主党新代表に選出された野田佳彦財務相(54)は29日、両院議員総会で就任のあいさつを行い、「ここに集っている皆さんとしっかりと手を携えて、心を引き締めて重責を背負っていく決意だ。もうノーサイドにしましょう」と挙党態勢を呼びかけた。

 また、政権運営を雪だるまに例え、「あの人が嫌いとかこの人が嫌いとか内輪もめをしていたら、雪だるまは転がり落ちてしまう」と強調した。

 その上で、野田氏は「原発事故の収束、東日本大震災の復旧・復興、デフレ対策、円高対策などやらなければいけないことを、皆さんと一緒に、国民の皆さんが安心して良かったと思える仕事をさせていただきたい」と訴えた。

(2011年8月29日14時56分 読売新聞)



*小沢氏復権にノー、野田氏に流れた「浮動票」
. 野田財務相が決選投票の末、民主党新代表に選ばれたのは、党内の多数が小沢一郎元代表の「復権」にノーを突きつけたことを意味する。

 決選投票では、同じ主流派の前原誠司前外相の陣営だけでなく、鹿野農相の陣営、特定のグループに属さない党内の「浮動票」の大半が野田氏支持に回った。

 敗れた海江田経済産業相が、小沢元代表グループや鳩山前首相グループから全面支援を受けていたため、「小沢元代表らが、人事や政策転換を思いのままに操りかねない」との懸念が党内に強まったことが影響したとみられる。

 また、海江田氏が2009年衆院選政権公約マニフェスト)の見直しなどを巡る自民、公明両党との「3党合意」の白紙化に言及したことから、民主党内では、海江田氏が新代表になった場合、「国会で野党の反発を受け、すぐに政権が行き詰まりかねない」との危機感も高まり、その反動で野田氏への支持が拡大したとの見方も出ている。

(2011年8月29日16時46分 読売新聞)