「71才の365日」8月3日(水) 「東日本大震災」146日

*朝トレ:残念ながら霧雨で「チビッコギャングとのコラボ2」は又も中止
・旧態然とした一人旅の朝トレは6時30分〜7時20分、走15本中心にしっかり汗をかいた。カラスのつがいと挨拶できるのは楽しい。特記一点、先日来遭遇している「キジ」、お供の4羽は「子鳥」でした、(至近距離で目撃は明らかに子供だ)ハーレムの色男と思いこんだ「頭真っ赤な雄鳥りは」さしずめこの子達の父親と言うことだったか? 




*「東日本大震災」146日

 今日の一題 


「国民総意の脱原発を成就させるためには?」 ブロガー仲間のささやかな討論

脱原発の世論、我々が見聞きする流れは日々強固なものに成りつつありと実感していますがこの思い、国民の総意として成就(勿論今は第一歩として方向性の決定と工程表の作成)出来るかと問われれば選挙の結果次第と答えざるを得ない。 要因が二つ、

・一つには「政治の仕組み」、が、民意が通りにくい仕組み(選挙の仕組み)になっていること。 

・もう一点は日本人の国民性(国民の側での問題:参画意識の低さ、組織に依存等)も因を成している。 

◎「そして鍵を握る選挙と、政界再編成の必要性」に言及すれば→政局を動かすには「金」、その為、選挙の勝者はどうしても既存の利権を手にしようとする。←→この魔力に屈しない政治集団が誕生するのは何時の日か?! と、待っているだけではこれまた、元の木阿弥「堂々巡り」ですね。 

今回の原発事故を、国民一人一人がどれだけの思いで受け止めたか!そして、自身の家族を思い、子を思い、国の未来を思う気持ちがどれだけ強いか。世界中に注目されて居る訳ですが、一人一人が自分の意思表示が本当に出来るのかにかかっていると言うことでしょう。
◎cangaelさんにもらったコメント返しに、我れの考えを更に増幅させて見ても引き出せる答えは、ささやかな一点。「先ずは自身の意志表示を少しでも強く、そして一人でも多くの人と脱原発の思いを共有すること」のみ、でした。


・keniti3545の個人的思いとしては(個人の意見を述べ合うのにこの断りは要りませんね)、下記引用植草一秀さんの『知られざる真実』の内容にも少々違和感を持っています。 「我れの総理大臣像」はありますが、実在の人物から選ぶことが非常に難しいことです。壊れた菅さん、体調不良の壊し屋小沢さん、前原さん、岡田さん、色の付いた人(しがらみ多き人)には期待できません。 「潔さを持ち、頑固な人」こんな「総理」は直ぐ壊されてしまいますか? (keniti3545)



植草一秀の『知られざる真実』
2011年7月25日 (月)

主権者国民の声は脱原発に賛成だが菅直人に反対
政治的な背景で情報が歪められることが多い「マスゴミ」の世論調査だが、情報が操作されない場合には、ひとつの参考値を提供することもあるだろう。
 
 共同通信が直近で実施した世論調査では次の結果が示された。共同通信配信ニュースを転載する。
 
共同通信が23、24両日に実施した全国電世論調査によると、菅直人首相が表明した「脱原発」方針に対し、「賛成」は31・6%、「どちらかといえば賛成」が38・7%で計70・3%を占めた。
 
 内閣支持率は17・1%と6月末の前回調査23・2%より下落し、発足以来最低となった。社会保障と税の一体改革で2010年代半ばまでに消費税率を10%に上げると決めたことに関しては、反対派が52・2%、賛成派は45・0%だった。
 
 所得制限を導入する子ども手当見直し案については「賛成」が61・0%、「どちらかといえば賛成」は15・9%で、計76・9%を占めた。」
 
 子ども手当について、高額所得者に対する支給を制限することは、国家による所得再分配政策の一環として、主権者国民に理解されることである。
 
 しかし、政府支出の無駄は現時点でほとんど排除されていない。民主党は官僚天下りを根絶するなど、政府支出の無駄を根絶して、そこから得られる財源を子ども手当などに充てることを政権公約に盛り込んだ。
 
 民主党内の利権複合体勢力一員である岡田克也氏などは、民主党の本来の主張を示さずに、自公両党の側に立って正統の民主党政策を否定するが、これは幹事長としてあるまじき行為である。
 
 これまでの民主党の行動に不足していたのは、官僚天下り根絶など、無駄な政府支出を排除することに向けての実行力だったのであり、政府支出の無駄を排除して国民生活を支援する政策方針が間違っていたのではない。
 
 岡田克也氏は民主党内の正統派の主張をつぶし、民主党を自公両党と同じ利権複合体政党に変質させてしまうための工作を、幹事長の立場を利用して実行しているだけだ。
 
 民主党は国政選挙、地方選挙で連戦連敗を繰り返してきているのだから、まずは、幹事長更迭人事を決めるべきだ。このままでは、菅直人氏と岡田克也氏に民主党を破壊されてしまう。


世論調査で特筆されるべきことは、「脱原発」には賛成だが、「菅直人」には反対との主権者国民の声が鮮明に示されたことだ。
 
 民主党川内博史衆議院議員は、7月11日に開催された民主党の森ゆう子議員を支援する会で西郷南洲翁遺訓の次の言葉を用いた。
 
「何程制度方法を論ずる共、其人に非ざれば行はれ難し。人有て後方法の行はるゝものなれば、人は第一の寶にして、己れ其人に成るの心懸け肝要なり。」
 
現代語に訳すと次のようになる。
 
「どんなに制度や方法を論議しても、それを行なう人が立派な人でなければ、うまく行われないだろう。立派な人あって始めて色々な方法は行われるものだから、人こそ第一の宝であって、自分がそういう立派な人物になるよう心掛けるのが何より大事な事である。」
 
 まさに、この言葉が菅直人氏と脱原発の関係を的確に示している。
 
 米官業政電+学の利権複合体は、原子力ビジネスの巨大利権を死守するために、脱原発論議を排除しようと懸命だが、福島の実情を見るならば、原発ビジネスが生命体としての地球の根本原理に反していることは明白である。


脱原発は正しい方向であり、明確に時間目標を定めて実現するべきものである。
 
 しかし、これを菅直人氏に委ねることを主権者国民は望んでいない。主権者国民が不信任を表明している菅直人氏は、すでに内閣総理大臣の地位に居座る正統性を欠いている。
 
 菅直人氏は憲法で保障された内閣総理大臣の権限を有すると強弁するが、菅直人氏の2010年7月参院選に際しての発言は、菅直人氏の内閣総理大臣としての地位が不正なものであることを明白に物語るものである。
 
 憲法上の規定ではなくとも、内閣総理大臣たる者、自分自身の言葉に責任を持つことは当然のことである。
 
 菅直人氏は2010年7月参院選を、菅内閣に対する信任投票であると位置付けたのである。この参院選で惨敗した以上、この時点で、菅直人氏は内閣総理大臣の資格を失っているのである。
 
「信なくば立たず」である。正統性のない内閣総理大臣を排除することが日本政治正常化への第一歩だ。
 
 赤字国債発行を可能にする財確法成立は、菅直人氏の辞任との引き換えにすることに、民主党執行部は全力をあげるべきだ。
 
 財確法成立と民主党マニフェスト放棄との交換は、明白な反党行為であり、この方向に岡田克也氏が動くのなら、民主党岡田克也氏を除名処分すべきである。民主党正統の毅然とした行動が強く求められる。


*ネット上の世論調査では、次期首相候補ナンバーワンは小沢一郎氏である。主権者国民は小沢一郎政権の実現を待望している。だが、直ちに小沢一郎氏が前面に登場するのかどうかは、小沢元代表の戦術、戦力に依るものであるから、慎重に状況を見守る必要がある。
 
 何よりも重要なことは、民主党の実権を「正統民主党」が「悪徳民主党」から奪還することである。そのためには、民主党内の小沢一郎氏グループと鳩山由紀夫氏グループが結束し、「正統民主党」が民主党過半数を掌握することである。
 
 不正な代表選が行われないように、代表選前に民主党執行部を交代することが強く求められる。両院議員総会を開催して、代表選の前に党執行部を交代させ、公正な代表選を行うことが求められている。