「71 才の365日」7月23日(土)曇り6時14℃ 「東日本大震災」135日

*朝トレ:6時〜7時10分

今日も「ウインドーブレーカー」離せない。14℃は手指が冷たい! 雲も厚いが気持ち良い!雑草の背丈が伸びて足に接触してくるが気にならない、ひんやり感だけは「ウインドーブレーカー」通して肌に伝わってくる。

in前に「ホットスポット」「ドングリ」の木に「カブト」か「鬼虫」(我れの子供の頃、この辺の子は「クワガタ」を総称してこう呼んでいた)居ることを願ってコースに入った。まだ二匹、いや二匹も捕まえたんだもの孫に遊んでもらえるかな、残念ながら収穫は無し!


コース脇の林、ウグイスの他に雀、ヒヨドリ、昨日調べたモズ等普段から出入りしているが今日は、コースから遠目林の一角から少しずつ聞こえては来る、総じてインターバルが長めの調整。

「ウグイスA君」も突っかかる様な鳴き方はしてこない、朝方まで降っていた雨に濡れたか、「カラスのつがい」も体が小さく見える。相変わらずの仲睦まじさ。走が目一杯になってきて、そろそろ「アバウトな」我が前頭葉に「テロップ」が回り出す。「女房殿には見せたくない光景でしょう?」 「どうしてさ?!」 

「我れだって優しいよ」、「いや少なくも我れは優しいよ」! 「何独り言ってんのよ」?! 我に返って帰路、大谷の川水は昨日の半分、カッコウの鳴き声最後まで聞こえず。行き会い人無し。




*「東日本大震災」135日

「今日の一題」
(特に、子を持つお母さん方へ 武田先生からのアドバイス ー1、& ー2、)

どう乗り切るか、毎日、迷っているお母さんにー1

食品の汚染が広がってきました。
といっても、いつも北海道や九州の食材を求めることも難しいし、子供は守らなければならないし、財布はそれほど余裕はないし・・・と毎日、迷っているお母さんに、思い切ってアドバイスをします。

・・・前提・・・

1) 普通のお母さんができる範囲にする。つまり、

2) 政府や農業団体、流通はごまかすことが前提とする(危険サイドで計算する)。

3) スーパーに行っても野菜は地元のものしかないので、汚染されているのを承知で買う(思い切った前提ですが、現実を考えて)、

4) 魚は注意して日本海、北海道、九州などのものを選ぶが時々、間違って汚染された魚を買ってしまう(失敗あり)、

5) 牛肉はオーストラリア、豚肉はアメリカなどに限る。鶏肉はできるだけ買わない(肉だけは気をつける)、

6) 牛乳は時々、間違って汚染されたものを買ってしまう(失敗あり)、

7) 卵は売っているものを、選ばずに買う、

8) 米は去年のものか、今年なら、北海道、青森、秋田、新潟、西日本、外国のものしか買わない(産地を選べるから選ぶ)、

9) お茶は汚れていると言われる静岡茶を飲む、

10) 水は水道水を飲み、気にしない。

これなら現実的ではないかと思います。

それで被曝量を計算してみました。そうすると次のようになりました。
(表割愛)
表にあるように、年間被曝量の予想値は2ミリシーベルト。1年1ミリの2倍ですが、来年からの2年間で取り戻すか、健康に留意して生活することを考えます。

私はこれでも今年を乗り切ることができると思います。

大丈夫!! 肉と米を気をつければ、政府にだまされても大丈夫。時々、失敗してもOK。

そのために、買うとき以外に必要なことが少しあります。

1) 野菜は地元産のものを買うけれど、よく洗い、5分の4は生で食べないで、ゆでたりして加工する。お湯は必ず捨てる。生で食べるときにはよく洗う。今年は生野菜は減らしてください。

2) 魚は煮魚を主とする。煮汁はすてる。計算では半分を煮魚としました。

3) 外部放射線は1時間に0.15マイクロのところに住み、家の中を除染する。ホットスポットにむやみに近寄らない。

4) 風の強い日はマスクをし、雨が降った日には家に帰ったら玄関先で靴と靴下を脱ぎ、ぬれティッシュで拭き取る。

5) (残念ですが)子供の運動を制限する。

をしてください。

これで、2ミリ。現実に子供たちを守ることができます。人間は5年間で調整できますし、子供も2年ぐらいの余裕がありますので、これで私は大丈夫と思います。

もちろん、魚を控え、牛乳の産地を選び、外部被爆を0.10のところに住めば、1年1ミリに入ります。

・・・・・・・・・

(感想)

今まで私は一貫して「1年1ミリ」という目標を言ってきました。

でも、現実に地元野菜しか買えない人もおられますし、どうせ政府や農業関係の団体、流通は今後もごまかします。

でも、ごまかされても大丈夫なようにこちらも作戦を考えたいと思いました。そして、日常生活では、なにからなにまで注意ができないので、肉とお米だけを注意することにしました。

肉とお米なら産地を選んだりすることが現実に可能だからです。少し不便ですが、今年は我慢してください。

また静岡のお茶はまだ汚れていますが、計算してみると0.004ミリですから、お茶はあまり気にしないでも良いようです。

(学校関係者にお願い)

給食を実施している学校関係者は、この計算のような計算をして、ご自分の学校に通っている子供たちが、現実にどのぐらいの被爆をしているか、学校給食は今のままで良いのか、子供の側にたって計算をしてください。
運動部の先生方も同じです。

(政府、自治体、学者の皆さん)

私が、

1) 福島、関東の平均空間線量、

2) 政府が公表している食品の暫定基準値、

3) 政府が公表している食品の摂取量、

4) 空間の放射性物質の濃度に呼吸量をかけたもの

を計算しますと、おおよそ1年間50ミリシーベルトを超えます。

「健康に影響がない」と言っておられますが、それは50ミリシーベルトでも大丈夫といっているのか、それとも、50ミリシーベルトに行かないのか、具体的な根拠を示して、計算結果を出してください。

日本人は自分で判断できるのですから、「大丈夫です」と言う代わりに数字を示してください。

(静岡のお茶の方へ)

静岡茶が汚染で騒がれたのは、国の暫定基準値があまりに甘いことや、消費者の立場で発表がおこなわれないことです。お茶の汚染は早く解消することにして、現在のお茶も問題がないことを、消費者の立場になって示せば、誤解は解けると思います。

正々堂々、放射性物質の量を測定をし、生茶にはベクレル表示と年間被爆予想値(3%以下になるから)を出して販売してください。

平成23年7月17日 午後9時 執筆 武田邦彦



どう乗り切るか、毎日、迷っているお母さんに(2)

今週日曜日に、どう乗り切るかについて整理をしてみました。
本当は、原発事故の前のように「なにも気にしないで気楽な生活を送ることができる」というのが一番です。はやく国が除染を進めてもとの生活を取り戻して欲しいのですが、それまでは自分で注意して被爆を避けなければなりません。(先回の表をそのまま示します。クリックをすると大きくなります。)
         ↓


でも、少しずつ汚染が広がっていますし、スーパーに行っても地元の野菜しか売っていないということもあります。

そこで、

1) 本来は悠々、1年1ミリを守れるのが良いのですが、

2) 現実の生活でどこまで我慢ができるのか、

というのを計算してみたのが先回です。

そうすると、

1) 野菜や卵、お茶のようにあまり選べないものは、ある程度は注意しても、汚染されたものを買っても大丈夫、

2) 肉、お米など選べるものは徹底的に選ぶ、

3) 生活全般で少し注意をする、

4) 時々、へまをしてもよい、

ということがわかり、ほっと安心します。

・・・・・・・・・

そのときに調査が行き渡らなかったものは、

1) 豚肉、鶏肉

2) 牛乳

でした。その後、調査を続けていますが、やはり今の段階では、国内産は、

1) 産地がしっかりわかっている福島、関東、宮城以外の豚、

2) 同じく産地がわかっている鶏、

3) 産地偽装があるので、ルートがわかるもの、

に限定されるという悲しい状態です。

だから、じっくり選ぶ時間があれば、外国産(どこのものでも良い)を少し多めに買うようにしてください。

牛乳は相変わらず不明朗で、いくら調べても大手の販売会社はベクレルを言いません。だから、汚染されたもので計算をしています。

またしばらくたったら、状況が変わりますから、そのときはまた計算をします。

・・・・・・・・・

表では1年2ミリまでOKになっているので、それに疑問をもったお母さんもおられますが、これはあくまでも臨時措置で、5ミリに行かないようにこのぐらいの範囲に収めておけば、来年以後、なんとかなります。

3月に情報が行き渡らず、政府やテレビの言っていることを信じて雨に濡れてしまったり、子供を外で遊ばせてしまって、悔やんでいるお母さんもおられます。

それも考えて、ゼッタイに5ミリに行かないような数値で計算をしました。人間、少しのへまはあるものですから、それも考慮しました。

今後は、今回の牛肉のように、多くの人が汚染がどのように進むかを知るようになり、また今の暫定基準が高いことにも気がつきますので、今後は徐々に改善されると予想されます。

台風シーズンで風が吹くと、汚染地帯が広がりますが、同時に人のいない海や山にも拡散しますので、福島や関東の汚れは少しずつ減少していくと考えられます。

これは拡散の原理ですから、おそらくその通りに行くでしょう。それに福島の除染が進むことを期待しています。

平成23年7月22日 午前9時 執筆)武田邦彦


*ブロガー仲間も言ってます、我々市井人も勉強して、知識・情報を教えあって、共有し合って、特に「子供達はみんなの子供、『国の宝』として守りましょう」、と。

*武田先生のアドバイス、理解しやすく、実践しやすい教科書になります。アウトプットして娘に持たせました。