「71才の365日」7月9日(土)晴れ22℃ 「東日本大震災」121日

*朝トレ:5時50分〜7時10分
青空20%の「やっと晴れ」、それでも空高く陽光眩はしい! 昨日はいつもの時間過ぎてもこのフィールドに来られる条件は整わなかった。今日は少し前まで雨もぱらついたが、今は上々の天候両足が勝手に歩を進めてコースに向かう。


倉井さん家に焚き火無し、カラスは・・居た、電線につがいで。でも3メートルも離れて止まってる。遠慮するなよ、「お早う」と声掛けて準備体操兼ねた歩行1本目に入ったが、背中に「カア、カア」鳴き声聞いた。下り勾配エンドでUターンするとカラスが1羽になっている。又鳴き声だ、もう1羽も倉井さん家の庭に飛んだ。低い方の柵へ。


歩行2本目、下り勾配をスタートした時、川原からすーっと舞い上がってくる1羽、一目見て大きさ感じる。トンビだ!電線より遙か高位で悠然と輪を描いて東(コース下り)方向に飛び去った。久しぶりにトンビ、飛ぶ姿はやはりカラスより一枚上の「格好よさ」だ。

我れコースエンドでUターン、木陰が消えるところで見上げると電線にカラスが1羽戻る所を目撃。一応姿隠したけど、恐い訳じゃないよと言っている? この後も2度程カラスは庭と電線を行き来したが「ツーショット」には治まらず留まる時間も短めだった。

走に入ってから、トンビが東から現れ、東に戻る姿あり1羽での行動。今日はハナからトンビの行動ばかり気にしている我れだ。脇の林も静でウグイスB君の振れ鳴きも聞こえないし、川原も静。川の流れも無い。雨期なのに川の流れが止まるのも、昔のままの自然じゃない。所詮この大谷川も中禅寺湖の貯め水によってさじ加減されているのだ。

今は途中の発電所に取水されて、此処まで流れ着かないのだろう。勿論発電に利用された水はルートを換えて用水路から堰堤挟んだ1本向こうの左沢川に合流する。→神橋下を流れる大谷川は自然の姿に戻され観光客の皆さんはきれいな流れを目にすることになる。というからくりもありの現在です。


今日は、1日休みの次の日ですが体調は頗る付きの「良」20本の走も完了、未だ余裕あるが昨夜大阪の友人「心配性の敏正殿」から、この年で「朝の筋トレはほどほどに」と心配メールが入った後だからか我れのアバウトな前頭葉から「終了」の判断が下された。下り勾配エンドでクールダウンの「整理体操」中、東空仰ぐとトンビが山岸の松の木に消えた。遠目だがしっかり見えた。「梅にウグイス」は解るが、 「松にトンビ」??聞いたこと無いけど・・・? 


とにかく今日は「トンビデー」か? 未だ続きがあった、帰路コース外れてフィールドに歩を進めていると川原から1羽ファーッと舞い上がる、続いて1羽、その先からもう1羽、「勇壮」だトンビ3羽の群れ飛び(編隊飛行と迄は行かないが)松の木へ飛び込んだ個体と合わせ数えれば「1つのワイド画面に4羽のトンビ」カラスつがいの2羽では隠れても当たり前か?! 足を止めて暫くトンビの行方を目で追ったが、悠然と東へ飛び去るのみ。 以前の出会いでは、「カラス」つがい2羽vs「トンビ」も2羽、トンビがカラスの頭上で輪を描き、それを追払いに掛かったのは「カラス」の方だった。今日は接触はなかったがトンビの数多く今後が少々心配だ。 



*「東日本大震災」121日

知っておきたい 「今日の二題」


1、超簡単な「ベクレル」の見方  安心できるベクレル (武田先生 解説)


東電がミスしなければ、今頃「シーベルト」などという名前を知らなくても、楽しい毎日が送れたのに、本当に面倒になった。

それに加えて、ベクレルというのも出て来て、やっかいだ。

そこで、「超簡単なベクレルの見方」を書いてみたい。

・・・・・・

「ベクレル」というのが放射線を出すもの(粒)が、現実にどのぐらいの放射線を出しているのかということで、たとえば「このほうれん草には100ベクレルの放射線セシウムが入っている」というと、それでおおよその計算ができる。

でも、そんなことが分かっても、私たちには「どのぐらい危険なの」というのが分かった方が良い。

・・・・・・

基準は1年1ミリシーベルトだ。その中に入れば、当面、それほど心配することはない。

水やほうれん草を口にして、内部で被曝するとき、計算式を思い切って簡単にすると、

被曝する1年のミリシーベルト=ベクレル×体内に入る量×0.0073

となるが、これをさらに便利にしたい。

1年1ミリシーベルトだから、日本の水道局のように、

「日本人は水だけを飲んで生きているのではないので、生活で接する水のようなものを10ヶ取るとして0.1ミリシーベルトとする」という考えで行く.

つまり、

1年1ミリシーベルトとはいうものの、

外部被曝    0.5ミリシーベルト

水       0.1ミリシーベルト

食事・お菓子  0.1ミリシーベルト

土ホコリ    0.1ミリシーベルト

衣服から    0.1ミリシーベルト

その他     0.1ミリシーベルト

と考える。

水は飲む水だけなら0.6リットルだけれど、食事、歯磨きなどを加えると1リットル程度だ。3度の食事とお菓子なども合計1キロとする。

あまり厳密にすると、分からなくなるから、このぐらいにする。

つまり、水や食事などはおおよそ1日に1キロぐらい取るとして考える。そうすると、

(ベクレル)×1×0.0073=0.1

が目安になるので、これからベクレルを計算すると、

14ベクレル

になる。つまり、

「1キロとか1リットルあたり14ベクレル程度のものなら安心」

ということだ。

・・・・・・

私が10から20ベクレルなら安心と書いてきたのはこのような根拠によるものだ。そうすると、全体としてはこの10倍の被曝を受けるので、

1日140ベクレル

ということになる。

人間はおそらく1日1000ベクレル位を処理できると考えられているが、この140ベクレルに、自然放射線200ベクレル換算、それに医療用放射線200ベクレル位を浴びて、おおよそ500から600ベクレルに相当する生活をしていたのだろう.

全体としてはつじつまがあう。

・・・・・・・・・

【結論】

水や食材などは、1キロ、または1リットル当たり10から20ベクレルぐらいなら安心。

ということになる。

平成23年7月7日 午後4時 執筆:武田邦彦




2、核のゴミ抱える村 青森・六ヶ所村の現実  

青森県には使用済み核燃料の再処理施設など建設中のものも含め原子力施設が4つもあります。
日本の原子力発電を支える青森の人々が福島の原発事故をどう見ているのか取材しました。

 動画12分You Tube

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=JWmONP30oLU


「書き起こし」

青森県六ケ所村。
日本でただひとつの使用済み核燃料の再処理工場があります。

全国の原発で出た使用済み核燃料はそれぞれ敷地内のプールで冷やされた後、六ケ所村のプールに移されます。
核燃料は使った後、水で冷やし続けなければなりません。
福島第一原発では電源喪失でプールを冷やせなくなり、決死の給水活動を余儀なくされました。


【記者リポート】
「日本中の原子力発電所で出てくる使用済み核燃料はすべてこの港に運ばれてきます。関西の電力供給に使われたものも年に6回運ばれます。そして隣接する再処理工場に持ち込まれるのです。」


使用済み核燃料は、「死の灰」と呼ばれる核分裂生成物を含んでいます。
1トン分の使用済み核燃料に近づくと20秒で即死します。
このため鉛で遮蔽した容器に入れられ厳重に扱われます。
六ケ所村の使用済み核燃料プールはすでに94%まで埋まっています。
国の描く核燃料サイクルは行き詰まっているのです。

ウランを燃やすとプルトニウムが生まれます。
再処理工場は生まれたプルトニウムを取り出すところです。
そのプルトニウムを燃料にして、さらに新たなプルトニウムを生み出すという高速増殖炉が実現すれば、今後資源の心配がいらなくなる、というのが国と電力会社の描いた核燃料サイクルです。
しかし高速増殖炉は事故やトラブル続きで開発のめどはまったく立っていません。
高速増殖炉が実現できない限り、核燃料サイクルは成り立たないと専門家は指摘します。


【京大原子炉実験所 助教小出裕章さん】
「ウランという資源は石油に比べても数分の1、石炭に比べたら数十分の1しかないという誠に貧弱な資源で、未来のエネルギー源にならなかった。私は足を踏み込んでから知ったわけですけど、原子力を進めてきた人たちは初めから知っていた。サイクルの中の一部が高速増殖炉ですから、高速増殖炉がなければ核燃料サイクルという概念自体が意味がなくなる。」

高速増殖炉のめども立たないのに、取り出したプルトニウムは長崎型の原爆4000発分に相当します。 
プルトニウムの毒性はウランの20万倍、核兵器の材料にもなるため、再処理工場はIAEA国際原子力機関が24時間監視する厳重な警備体制が敷かれています。

自民党河野太郎衆院議員】
プルトニウムがこんなにたまっているのに、再処理工場を稼働して新しいプルトニウムを取り出してどうするんだという議論があったんですが、自民党の中も有無を言わさず押し切った。あたかも建て前が通るようなことを核燃料サイクルでやってきて、だんだん化けの皮が剥がれてきている。そろそろ『王様は裸だ』っていうのを言わないといけない。『王様は裸だ』と言っても『いやいやそんなことはない、立派な服を着てます』と言う」

さらに深刻なのが核のゴミの最終処分地が決まらないことです。
再処理工場ではプルトニウムを取り出した後の廃液をガラスで固めて高レベル廃棄物として保管しています。
高レベル廃棄物は手で触れるようになるのに10万年あるいは100万年かかると言われています。
国はどこかに最終処分地を決めて地下300メートルに埋めて捨てる計画です。
深い地中は地震でも揺れが少ないうえ、物質を閉じ込める性質があり、10万年以上、安全に管理できるというのです。


【京大原子炉実験所 助教小出裕章さん】
「六甲山は931メートルの高さがある。でも100万年前はあの場所は海だった。100万年の間にあんなに高い山が出来てしまう。何百メートルという地の底に埋めたつもりであっても、100万年後には山になってしまう。10万年100万年先まで保証できる科学は残念ながら人間は持ってない。」


六ケ所村で核廃棄物を預かるのは50年以内という約束です。
最終処分地が決まらないとその約束が果たせなくなります。
ところが畜産や再処理工場の協力企業を経営する村会議員は「あわてなくてもよい」と話します。


【六ケ所村議員 岡山勝廣さん】
「なんで30年とか50年たって持っていくの?ずっと六ヶ所に置けばいいじゃない。村も行政も再処理の日本原燃にもみんなにとっていいわけでしょう。我々はあの工場を受けた瞬間にメリットもデメリットも一緒に受ける覚悟を決めたわけですから、心配していただかなくてもいい。」

六ケ所村には再処理工場の誘致で328億円が交付されました。
原子力関連企業が立ち並び、村の景色は一変しました。
雇用が生まれ、村の基幹産業とまで言われた出稼ぎ者の数は10分の1にまで減っています。
村に高校をつくり、進学率を全国平均に押し上げるという悲願の達成も再処理工場の効果だと言います。


【六ケ所村・古川健治村長】
「もし原子燃料サイクル事業が立地されていなかったら六ケ所はたぶん超限界集落になっていただろう。村民の幸せと村の躍進発展のために施設を有効に生かしていきたい。」


村に恩恵を与えてきた原子力産業。
しかしひとたび事故が起きると大きな被害を受けるのは農家です。
哘清悦(さそうせいえつ)さん
再処理工場から30キロ余りの七戸町で農業を営んでいます。
トマトの栽培が好調で、ハウスを増やしたいと思っていましたが、その考えは変わりました。


【農業・哘清悦さん】
「福島の事故を見て、もういずれ青森県から脱出することを想定しておかなきゃいけないなと。ここに置いていかなきゃいけないものはあまりふやさないこと。体と現金、預金あとは技術だけ持って逃げるつもりでいないとならない。極端な話、日本に住めなくなったら海外でもトマトをやるつもりで考えなきゃいけない。」

先月、六ヶ所村周辺の農家が農協の総会に集まりました。
【農家は…】
「安全っていうのが先立ってるから。なかなかいいとか悪いとかそこまでは」
「だって再処理施設はなければならないもんだろ?ストップとかそういうのできねえ。もうやるしかない。この間のは特別。何千年に1回だから」
「農家ばっかりでなく、みんな生きていけなきゃいけないから。地震津波にも絶対耐えられるような原発が欲しい。」
なんとか原子力施設と共存する道を探ろうとする農家が多い中、哘さんは福島の現実を直視しようとしない農協の姿勢に疑問を投げかけました。


【農業・哘清悦さん】
「100ページ以上の総会資料に原発のげの字がどこにも出て来ない。これに書いてないと言う事は触れたくないということ。そうじゃなくて本音で議論しなきゃならない時に来てるんじゃないの。」

多くの人が地域の発展を願って協力してきた原子力政策。
安全性の問題に加え、10万年に及ぶ廃棄物の管理という重い宿題をどうするのか、国民全員に突き付けられています。
2011年7月4日放送 関西テレビ「スーパーアンカーニュース」



*村長さんも、町長さんも恥じることは無いんです。貴方たちが村を、町を良くしよう・豊かになってもらいたいと思って決断したことはその時点では決して間違いでは無かったんです。


多くの優秀な科学者も各々、それぞれの時点で決断したことが後年正しい道では無いと気がつけば、自身の立身出世や、保身等は投げうって自身の方向性を自分で修正しています。


村を、町を守ろうとする村長さんも町長さんも良かれと思う方向に、住民の皆さんの思いをくみ取った舵取りをして下さい。「持ってる所の」「首長」さんが各々過去のしがらみに捕らわれることなく堂々と民意を主張して下さい!


 今なら「政」も「官」も「財」も動かせます。理に叶った身の振り方を「中央」に教えてやって下さい! 下なんか向かず、堂々と主張(民意)を通して見せて下さい! 誰も見捨てはしませんよ!! (keniti3545)