「71才の365日」7月1日(金)晴れ20℃ 「東日本大震災」113日

*朝トレ:6時〜7時15分

今朝は家から七分のトレパンとTシャツでスタート、階段上ってフィールドに出ると青空・昨日のようなやっと20%の「晴れ」ではない、少々雲もあるが青い空に浮かぶ雲という感じだ。浮き雲・ちぎれ雲・流れる雲・どの言葉も該当する多様な雲があり、空は昨日までと比べて一段と高い。しかし、予報ではこの天気も午前中だけ?とにかく気持ち良い朝だ!

コースへ向かうと30メートル手前から電線上に「つがいのカラス」発見。今日はハナからお迎えか、30㎝程離れた立ち姿はわざとらしい。遠慮せずにもっと寄り添って・・・。暫くして振り向くと、心配するには及ばず、歩み寄り早速毛繕いを始めたのは歩行3本目。空高く、碧い風が吹いているのにコース脇の林も、川原も余り活気がない。熊蜂が今日も来た、相変わらず羽音の大きさは驚異、これは暫く日課に成りそうな気がする。走に移った中盤も外野が静だったので今日は側頭葉も少し働いた。



出がけにチェック、sasameyukiさんのブログに極身近な「コミュニティーのあり方について」記述があり、考えさせられた。高齢化する同世代のお付き合い、特に「遠くの親戚より近くの他人」の大切さ。この言葉の重み、身に詰まされる思い、が胸を刺す。

『我れの「独房好みの」生活習慣では他人様に迷惑掛けずに「ついの姿は」描けないのか?』(反省の出来ない反省)

勿論、組長も受けますし(輪番制ですが)、自治会の役割分担もきちんと責任を全うしてます。でも町内の人と好んで関わろうともしないし、組内の人にも此方から積極的な働きかけはこれまでもしてきて居ません。力仕事以外の、連絡、寄り合い等は何時も女房殿任せで報告だけは聞かせてもらいます。


『今回の「東日本大震災」に関しても何かお手伝いしたいと思う心は持っていても、自分で何か仕掛けることも出来ず。行政への「高齢者のボランテア」募集も提案しましたが受け入れてはもらえませんでした。これは今でも思って居るんですが、がれきの片付け等は無理でも汚染物の除染作業を行う「お掃除隊」の結成など。

可愛い孫達の学校周辺・その他の共有施設(特に子供達の)必要な場所はいくらでもあると思われます。ただ、隊員はある程度広範囲からの募集でないと数が揃わない心配はありますのでそこは行政にも力を貸してもらって簡単な組織作りをしなければ成りません。元気な方は沢山おられると思います。

我れのような異端者でなくても、何かでどこかでさりげなく人との関わりは持っていたいと思う方も沢山居るはず。一過性で終わらぬ「事故」、その「後処理」にはとてつもない時間を要するものと思います。故に、出番は必ずあると思いますので、再度アタックしてみたいと思います。』


カラスはやはり7時近くなると動きが出てくる、1羽電線へ居残り、1羽が動く最近は動く瞬間を見ていなくても庭の木柵or桜の下枝へ目をやれば大概は姿確認が出来る。尤も2日ほど前はつがい共に姿見失って暫くしたら堰堤縁にて食べ物の処置をしている様子だった。今日のカラスは又電線へ戻っている。

相変わらずきれいな「碧い空」小さくちぎれた白い雲がまだ珍しい。今日も走20本完遂!カッコウが遠くで連呼。クールダウンして気持ちよく帰路に就く。





*「東日本大震災」113日

「今日の一題」

きょうも京大原子炉実験所の小出裕章さんに、福島原発事故の問題について解説してもらいます。
録音
20110629 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章氏 

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=hvmGLZT40HQ

内容(録音聞けない人は下記で)

※()内はラジオパーソナリティーの質問。地の文は小出裕章氏の返答です。

・(原発問題を担当する大臣に細野氏「避難準備区域を縮小することを検討する」。事故が収束していないのに、そんなことをして大丈夫か。被曝する人が増えるのではないか?)とても難しい。3月11日を境に世界は変わってしまったと発言してきた。被曝を避けようとすると生活が崩壊してしまう地域が広大にできてしまった。日本は法治国家と言われている。この法律では1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をさせない。この法令を守るのは国の義務。この義務に従って国民を守らなくてはいけない。1年間に1ミリシーベルト以上被曝をするところは国がきちっと仕組みを作って人々を避難させなくてはいけない。ところが国は謝罪もなしに1年間に20ミリシーベルトの被曝をさせることを決めた。19.9ミリシーベルトでも許してしまうと言った。法治国家ではないと国が言っている。私は1年間1ミリシーベルトだと思っているが、これをやろうとすると福島県に相当するくらいの広大な面積を無人にしなければいけなくなる。これを国として実行出来るか、その日本を私たちは支えることができるか。そういう選択を迫られる国に変わってしまっているのです。

・(細野大臣はもどってきていただく条件に挙げているのは1つは、工程表のステップ1が達成していること。原子炉の安定的な冷却がなされていること。目処が7月17日。これは現実的に考えられるか)全く出来ません。もう6月も末なわけです。とうていできません。

・(循環冷却がうまく稼働するかと関わってますか?)それも関わっていますが東京電力自身がすでに炉心がメルトダウンをしてしまっていると認めている。循環冷却が仮にできたとしても安定的な冷却はもう既に出来ません。東京電力が言っているように炉心が既にメルトダウンしてしまっていてメルトスルーもしてしまっているとすれば安定的な冷却は出来ません。

・(スルーしているという前提で考えたときに地中にコンクリートで壁を作るのは、お金がかかるから東京電力が嫌と言っているんですかね?)というように報道で聞きましたけれども、お金がかかるって1千億円といったのですね。そんなちゃちなことをなんで躊躇するのかと私は思います。事故で生じた被害を本当に保障しようと思えば何十兆円払ったって保証できないという事故。それを1千億円をけちるということでは、おかしいと思います。

・(小出氏の意見は、汚染水が地下水にドンドンいってしまわないように。コンクリートで地中に壁を作るというもの。それに対して1千億円のお金がいるのではないかと言われているが東電は先に進めていないわけですね?)みたいですね。

・(そうなりますと1千億円で壁を作るかどうかということについても、安定的な冷却ができるんだという大前提では壁を作ることが早急な策だということに思い至りませんよね?)そうです。私が言う壁というのは汚染を広げないというだけのものです。(防御の策であって攻めの策は取れないという意味ですよね)そうです。(いまだに安定的な冷却を目指すという大前提を国がとり続ける限り、防御ができないままドンドン汚染水が地下に流れているということに?)そうですね。汚染水の汚染を除去する装置だとか言っていますけれども、これは単に溜まっているものをぐるぐる回すということで、溜まっている状態が解消されるわけではない。溜まっている間にドンドン漏れているわけです。私はその前にやるべきことは溜まっている水をどかすということ。だがそれすらやらない。

・(避難準備区域の縮小について、細野大臣が挙げているもう1つの条件は、水素爆発が起こらない状況が確実にわかれば、ということ。水素爆発はもう怒らないんですか?)東京電力が言っているように炉心がメルトダウンしているとすれば水素爆発はもう起きないと思います。(それはいい意味として捉えればいいのですか?)どちらにも取れますけれども水素というのは燃料棒の被覆管が水と反応してできる。燃料棒の被覆管が全部水と反応して跡形がないというのであれば、水素爆発は起きないのですが、炉心がもう溶けてしまって手のうちようがないということになります。

・(3号機に窒素を入れるとか入れないとか言っていますけど、あれは水素爆発を懸念しているのではないですか?)そうですね。そういう事でしょうけれども、それならばまだ炉心の全部が崩壊しているわけではないという前提にたっている。もしそうならば水素爆発の可能性もあるし、私が一番おそれている水蒸気爆発のおそれもある。

・(水蒸気爆発のほうが恐ろしいですか)私はそうだと思います。

・(事実がどうであるかによって、何を先にすべきかが違ってきますね)はい。でも今、どういう状況にあるかということすらわからないのですね。

・(水蒸気爆発が起こらないようにという防御はいましているのですか?)水をいれるということです。水を入れ続けてこれ以上炉心が崩壊しないようにするということ以外ありません。

・(収束はあるんですか?)ことがここまできてしまうととても難しいと思いますが東京電力が言っているようにまだ炉心の半分までは水があると、原子炉の推計がそれを示しているんですけれども、もしその状態でとどまっているのであれば、原子炉の中に水を入れてこれ以上溶かさない。そして循環系の冷却ができるのであれば、それなりの安定的な状態に持っていけると思います。

・(それなりの安定的な状態。ではそこからは放射性物質は出ないんのですか?)もう既に圧力容器にも格納容器にも損傷があるということが分かっていますので、汚染水がいずれにしても漏れてきてしまう。その漏れてきた汚染水を炉心の中に戻すという循環式の回路ができれば全然出ないわけではありませんけれども、外から水を入れてドンドン汚染水を溢れさせるというこれまでのやり方からは逃れることが出来ますし、外部に広げる汚染はそれなりに少なく出来ると思います。

・(大前提をどこのレベルに捉えて今できる限りのことをやるか。大前提を国は間違えているかもしれない、とこいで先生は思われるわけですね?)そうです。

・(ここのところ国は変わりませんね?)国会議員の人と話をさせていただきましたけれども、タンカーを検討していて今にもできるようなことをたしかおっしゃった。と思いますけれども、アレから半月くらいたったのでしょうか。何も動いていません。いったいどうなっているのかなあと私は思います。



◎以前から、小出さんの意見に耳を傾けている人たちは、後手後手がまだその上行く後手?と歯がゆくなりますね! (keniti3545)


(1)炉心のメルトダウンメルトスルーまで進んでいる)を認めている当局が何故未だに循環冷却装置に拘るのか?そこに無いもの冷やしようがないでしょう!?

(2)いずれにせよ増え続ける汚染水のしっかりした格納容器へ移送の備え(準備を始めること)を何故躊躇するのか?


・(1)も(2)も費用をビビッてるのか?このインタビューでも小出さん言っている、(1)は安定的な冷却は不可→石棺の敷設には1千億円これが高すぎると思うのはナンセンス今後これ以上の放射能の垂れ流しを続ければ赤字の大きさなんて言う規模じゃなく国家崩壊に繋がる賠償金の額が発生すること、疑う余地無し。

・汚染水ストックに堪えられなくなって、海へ大量放出の事態を引き起こせば、これも又国際社会への賠償金で国家崩壊の危機迎えるのは疑う余地無し。  (keniti3545)