「71才の365日」6月28日(火) 「東日本大震災」110日

*朝トレ:6時30分〜7時45分

梅雨も必要だ、贅沢を言わせてもらえれば早朝の2〜3時間雨が落ちてこなければもうそれで言うこと無し。今朝はもう少し贅沢だ、雲の上からだが薄日も差している、「蒼い空の程よい切り身」も幾つか付いている、今の季節では極上の贅沢かも知れない!コース手前まで野菊の花のお出迎え、倉井さんはまだ庭に居ない。カラスも居ない。コースin、3歩目で、いきなり驚かされた!至近距離の右耳元で、「ブゥオーン」。


1、2秒経ってから羽音?と思い至った、もう1歩前へ出て更にもう1発、「ブォーン」、今度は姿も見えた、蜂? !親指ほどの大きさ?!スズメバチではなさそうだ(以前スズメバチには1、2度関わりを持っており些か記憶に新しい)登りコースエンドまで2/3の位置林へ出入りする巨大蜂、近くに巣があるのだろうか、走の終了するまでコースの往路・復路毎回追いかけられた。特に深追いはしてこないが恐い。

脚注:調べてみた:熊蜂=体が大きく、羽音の印象が強烈なために獰猛な種類として扱われることが多いが、きわめて温厚である。ひたすら花を求めて飛び回り、人間にはほとんど関心を示さない。オスは比較的行動的であるが、針が無いため刺すことはない。毒針を持つのはメスのみであり、メスは巣があることを知らずに巣に近づいたり、個体を脅かしたりすると刺すことがあるが、たとえ刺されても重症に至ることは少ない

6時になってカラス電線に1羽、庭をよく見る余裕ないが、姿無しとみた。林のウグイスB君は振れ鳴き凄い大声・地鳴きもきついが良い声だ!陽光差してるのに「カッコウ」は一シリーズの鳴き声のみ、川原の雀「チュビチュビチュッピン」も声弱い。陽光が弱まり、太陽が雲に隠れたが青空の切り身はそこかしこに残ってる。


走に入って「カラスはつがい」になっていつもの様に羽作り。蜂はその場所を通過すると追ってくる、待っていて顔の付近を飛んで(威嚇?)する。しかし、今日は足も軽く16本の走をこなした。昨日のオナガとかの客は最終まで無し。一件、追記あり、歩行の終わり頃か遠目に「人」、コースにはほど遠いところでUターンしていった。顔の汗拭いて帰路、早くシャワー浴びたい!カラスまだ電線上、庭に倉井さん居ないけど? いや来ていました南側お掃除中です。帰り道の行き会い人は無し。



「日光千手が浜」のクリンソウです! (毎年6月末まで見られます)

低公害バスにて、赤沼→小田代ヶ原→千手ヶ浜(30分です)

クリンソウは何と言っても、この群生が圧巻! (これは今年6月18日の写真です)

林の中を流れる小川の向こうに仙人庵も見えます!



*「東日本大震災」110日
今日の一題

「健康をどのようにして回復するか」(1) ラドン温泉の効用


福島第一原発から漏れた放射線はほぼ100京ベクレル程度になり、原発事故としては驚くべき結果になりました。

不幸中の幸いですが、福島原発は太平洋岸にあり、事故直後から西風が多かったので、100京ベクレルの内、大半は太平洋に流れました。

その分だけ「太平洋」という世界の人たちが共通して利用する海(公海)を汚したのですから、日本人としては深く反省しなければなりませんが、それでも日本の被害が少なかったことにホッと胸をなで下ろします.

これまで日本人は「原爆の被害者」でしたから、「被曝の被害者」でもありました。でも、今回の福島原発の事故によって「被曝の加害者」になったことも同時によく考えた方が良いと思います.

つまり、今回の東電の事故は、単に東電という私企業が負担できるような影響ではなく、日本の歴史にも残る世界的な負の行為になったのです。

大きな声で「太平洋に行って良かった」とは言いにくいのです.

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それはともかく、100京ベクレルの内、少し内輪に見て、10分の1の10京ベクレルの放射性物質が日本国土に落ちたとすると、日本人1億人で一人あたり10億ベクレルを背負い込んだことになります。

食品や水の規制値が、おおよそ10ベクレルとか100ベクレルという単位であることでもわかるように、人間が一日に処理できる放射線量は約100ベクレル程度とすることが出来ます.

ということは、10億ベクレルを100ベクレルで割りますから、1000万日で処理をしなければなりません。

ところが、人間の寿命は80年で、その日数は80×365ですから、約3万日です。つまり、今回の事故は一人の人間が、一生かかって処理できる放射線量の300倍にもなっているということを示しています.

福島近辺にお住みの方を含めて、日本人全体で被曝の被害を防いで行くことが必要だと私が言っているのはこのことです。

もっとも良い方法は「除染」ですが、なにしろ日本にはシッカリした政府がありませんし、それを期待していては自分や子供の健康を守ることが出来ないので、まずは自分の対策から始めたいと思います.

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放射線あびるラドン温泉」というものの効用は、被曝から見てどのように考えれば良いでしょうか?

普段、私たちは低い自然放射線の中で過ごしています.

でも、その低い放射線でも、また食品などに含まれている発がん物質などからも、攻撃を受け、常に発がんの危険性があります。

体内にできるガンに対して、人間(動物も含む)は常に初期の段階でガンを監視し、それを取り除く「防御」をしています。たとえばTNFというガン壊死因子などがそれに当たりますが、血中に緑色をした複雑な化合物があり、それがガンを退治します.

かつて私は若い頃、このTNFの研究をしたことがあるのですが、実験用の動物をガンにかけると、血中のTNFが増え、それを分離して研究をしたものです。

ガンにかかっていない動物の場合は、血液中のTNFの量が少ないので、実験に使うことが出来ません。

そこで、可哀想なのですが、まず動物をガンにかけて、それから血液中に増えたTNFを採取するということです。

これは単なる一例ですが、人間を含む動物は危険に対して、それを防ぐ方法を身につけています.

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つまり、ラドン温泉の効用は、

1) 普段、低い放射線を受けていて、少しのガンが体にできる、

2) それを除くために少ない「ガン退治化合物」が体内に出来ている、

3) でも、日常生活を送っている時には、体内の「ガン退治化合物」はそれほど多くない、

4) そこで、時々、放射線の高いラドン温泉とかラジウム温泉に行く、

5) そうすると、そこで放射線あびるので、体がビックリして「ガン退治化合物」を急に作って体を守ろうとする、

6) ラドン温泉に2,3日浸かり、体を騙してガン退治化合物を増やし、それから日常の生活に戻る、

7) 日常の生活ではあまりガンが出来ないので、余ったガン退治化合物が体の中のガンをすっかり退治してくれる、

と言う仕組みと考えられます.

このような考え方は、運動でも、健康法にも多く見られます.つまり、普段の生活でかかる負荷よりも少し強い負荷をかけて、体の準備をして、それから普段の生活に戻ると、楽に生活できるということと同じです.

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3月下旬以来、福島、関東に住んでいる多くの人たちや子供達は、不意に放射線あびることになりました。体はそれが「ラドン温泉」なのか、「福島原発」なのかは判りませんから、とにかく体内では今、必死に対抗策を講じているところでしょう。

でも、なかなか放射線も強敵なので、ずっと高い被曝を続けているとそのうち打ち漏らすガンが出てくるかも知れません。

そこで、夏休みなどを利用して、「放射線の低い場所」で何日かのんびり過ごすと、体内には「ガン退治化合物」が多くなっているので、それがこれまでに体内にできた被曝のキズを退治してくれるでしょう。

夏休みは体が頑張って増やしてくれた「被曝のキズを治す力」をフルに利用して、これまでのキズを治すチャンスと思います.

ちなみに、これまでの放射線防護の考え方では、大人が5年が一つの限度ですから、子供は1年半ぐらいが目処になります。

今年の夏休み、お正月、来年の春休みなどのチャンスをとらえて、自分で治す力を利用することが大切です。

平成23年6月27日 午前10時 執筆)武田邦彦 


被爆者の健康回復 その「1」として、先ずは逆療法?ですか? 武田先生! (keniti3545)

・人間には、自浄作用・自助能力が備わっているとか? 範疇外の項目にも効能はありですか?