「71才の365日」5月26日(木)曇り9℃ 「東日本大震災」77日

*朝トレ:5時40分〜6時30分
今日は女房殿が孫の運動会応援(?)に東京行きの為、少々時差ありの朝トレ。これで4、5日独房にばかりは居られなくなる。我には、どちらかというと自炊・洗濯をすることよりこの独房から出る時間が長くなる方が我慢しがたい。と言っても月に1〜2回・×4日〜6日、実際には我慢してる。 「3・11大震災」から今日まで東京行きは控えて(とは言っても5月のG.Wには呼び寄せた)いたので、今日は正にルンルン気分だ。機嫌良く送っていこう東部日光駅まで。

考え事しながら歩を進める時、回りの情景が眼球を素通りする(我れのようなアバウト人間だけの現象かも)。誰にも会わなかったと思うが、少なくもホーホケキョの声は聞かなかった。

倉井さん家の暖炉煙あり、真っ直ぐ立ち上っている、ご主人既に木っ端を燃し始めている。庭の隅の木っ端の山は中々減っていかない。ウグイスA君の挨拶あり、コース内に中型の小鳥(小鳥?名不明)三羽で餌(?)を啄みながら進んでいく。先日は、一組のご夫婦と暫く散歩したが、今日は少々気が急いて歩を緩めずにコースに入ってしまった。自身の都合しか考えない意地悪? ですね、相手方もギャーギャーと言うような鳴き声を発しながら飛び立った。ごめんねコースエンドでUターン、前方見上げると男体山の雪はきれいさっぱり消えていた。大阪の友が「雪見たよ」とメールくれたので恥ずかしいような写真にも意義が生まれました。(ありがとうです!)今日はカラスのトレーニング見えず仕舞いでした。



*「東日本大震災」77日

昨日kangaelさんのブログで「大津波原発」という本のダイジェストしていただいた内容と、そこから思い至る憂いと希望を示してもらい我れも心和む思いも涌きましたが、同時に政治家の皆さんの「資質を問う発言」もさせてもらいました。文末を、どなたかの強い「たしなめ」の言葉が聞きたい。と、半ば投げやりな結び方をして、少々気が引けますので今日は、新聞、コラムからの論評を引用して、我れの言い足りない分の補いとさせてもらいたいと思います。


雷鳴抄(26日下野新聞
新聞記者出身の政治家中野正剛が指導者について論じた評論「戦時宰相論(1943年)が最近、しばしば引用される。中野はいう ▼「国は経済によりて滅びず、敗戦によりてすら滅びず、指導者が自信を喪失し、国民が帰趨に迷うことによりて滅びるのである」「非常時宰相は絶対に強きを要する。されど個人の強さには限りがある。宰相として真に強からんがためには、国民の愛国的情熱と同化し、時にこれを鼓舞し、時にこれに激励さるることが必要である」 ▼原稿を注文した新聞社主筆で戦後政界に転じた緒方竹虎の回想によると、中野はこの一文の主旨が「(政敵の)東条英機に謹慎を求むるにあるのだ」と語ったという。登場本人はその意図を見抜き、掲載紙を発行停止にするなどして中野を弾圧。その年の10月、中野は自刃に追い込まれた▼だが戦時宰相論が今なお光芒を放つのは時代を超えて誰もを納得させる真理を含むからだ。戦時ならぬ重大危機に望む菅直人首相はどうか。与野党に渦巻く「管下ろし」の動きはやむ気配がなく、内閣支持率も低迷続きで国民各層との一体感は望むべくもない▼私心を捨て、政権の足下を固め、国民の危機意識を束ねて危機に立ち向かう。それができるのか。管政権の運命はそこに懸かっている。


管さん!G8から帰ってこの難関の突破口を開けますか! 半分自分達で作ってしまった「課題の呪縛」を解かないで国民のベクトルを束ねることはできませんよ!

怒らない日本人 
(5月23日 05:00)
 原爆の悲惨さを描いた新藤兼人監督の劇映画「原爆の子」(1952年)が、4月下旬、米ニューヨークで上映された▼投下国、米国での一般劇場公開は初めて。初日の劇場は満員で、映画を見た観客の反応も上々だったようだ。フクシマの原発事故も、被爆の惨禍にリアリティーを感じさせたかもしれない▼DVDを再見、気づいたことがあった。登場する被爆者たちが、怒りを抑えていることだ。ほとんどの人が、死者を悼み、自分より不幸な人々を気遣い、苦しみに耐えている。唯一の例外は、夫が原爆症で死んだ直後、お悔やみの言葉を掛けられた妻が「悔やみを言うてもろうても、うちの人が生き返りますかい」と悲しみと怒りをぶつける場面だった▼東日本大震災の後、海外のメディアから「怒らない日本人」をあきれる声や、逆に美徳として称賛する意見があった。確かに、米国人などに比べ、日本人は、怒りを露骨に表したり、他者をののしることは少ない▼だが、本当に日本人は怒らないのか。私見では、怒らないのではなく、怒りの表現方法が異なっているだけだと思う。事故以降のこの国のエリートたちの無責任さに、多くの日本人は怒り、我慢の限界に来ているということだ▼政治家や大企業は、それを見誤らないほうがいい。