地震、津波の自然災害だけならこの様に大きな住民パワーも生まれ、心の復興が可能。一方原発事故・放射能被害地区の住民は自分達の思い・行動を表現することが出来ない。怒りだけを胸に持って居るだけでは復興には結びつかない。勿論今の怒りと現状を身を持って後世に伝える役目も大切だが、自身の参画した復興も体感できなければこれからの人生に糧が見つからなくなる。その手助けを、東電・政府は勿論国民総ぐるみで考えなければならないのでは!?

ありました! こういう事が・自分達が参画できることが、欲しいんです!勇気を奮い立たせるんです! 一般市民は原子力放射能と聞かされると軽々しい提言は出来ないと思いこんでしまいます。先ずはもっともっと科学者技術者が提案助言を寄せてくれて、我々一般市民も的外れでも、便乗加工でも良いから但し真摯な態度で提言できたらこれも立派な応援メッセージになるのではないでしょうか!(武田先生は、学生・主婦等一般市民のやってみた実験結果もブログに書いています)

*福島の復興には放射性物質の「掃除」が不可欠 武田邦彦教授が現地で公演
NCN 5月19日(木)12時19分配信 tweets 25  中部大学の武田邦彦教授は2011年5月16日、福島県二本松市で「福島の復興はしっかりと掃除してきれいにすること」をテーマに講演した。武田教授は、福島第1原発の事故で被害を受けた福島県民が元の生活を取り戻すためには、「積極的に放射性物質を除くことをやっていかなければいけない」と述べた。

 武田教授は東京都出身の工学者。東京大学教養学部を卒業後、旭化成に入社。ウラン濃縮などの研究に携わった。内閣府原子力委員会内閣府原子力安全委員会の専門委員を歴任した原子力の専門家。地球温暖化問題や資源保護問題にも造詣が深く、出演した「たかじんのそこまで言って委員会」や「ビートたけしのTVタックル」などの討論番組では、歯に衣着せぬ発言で話題を呼んだ。

 武田教授は福島県内に飛散する放射性物質の現状について言及。質疑応答で聴講者が「リアルタイムの放射線量をどう受け止めて行動すればいいのか」と問いかけると、武田教授は「(福島第一原発事故の直後)最初の放射線は飛んでくる量で決まっていたが、今はかつて飛んできた放射性物質が溜まった状態。ヨウ素半減期が8日)とは異なり、セシウム半減期が30年)量は時間が経っても変わらない。手で取らない限り絶対に無くならない」と述べた。

 また、福島県郡山市の小学校が校庭から汚染表土を除去したことを例に挙げ、「放射性物質は単なる粉だから取ってしまえばいい。まずはそれをやる。できるだけ早い時期に、放射性物質が土に染みないうちに、可能な限りきれいにする」と、汚染表土を迅速に除去することの必要性を強調。次に、道路の清掃、溝さらい、草刈、庭土の除去、家やベランダの掃除など、全体的に掃除をすることにより放射性物質を取り除くことの必要性を訴え、福島県の復興のためには「積極的に放射性物質を除くことをやっていかなければいけない」と述べた。

 さらに、除去した汚染表土の処理方法についても具体案を提示。「一番いい方法はビニールに包んで庭に仮埋めしておく。やがて自治体がそういうものを集めるとなったときに出せるようにしておく」と述べた。汚染された農作物の処理方法については「県内に放射性物質が付着した農作物を処理する設備をつくるべき。国の力を使って早めに除染しなければならない」と訴えた。