「71才の365日」5月19日(木)晴れ10℃ 「東日本大震災」70日

*朝トレ:6時15分〜7時30分
今日の倉井家、暖炉煙あり、東へ棚引くカラスがつがいで川原からコース横切って林へ。昨日も今日も3羽目は見あたらず。昨日カラスの生態ブログで検索、巣立ちの映像など凄く面白かった。子育ては2ヶ月ぐらい掛かることもあると言うことなので毎日挨拶だけは欠かさないようにしよう。コースのウグイスは今日も律儀な挨拶をくれる。最近チュビチュビチュッピンは声だけの挨拶に成ってしまったが、有力な理由が分かりました!新緑が高枝まで覆い彼の姿は葉隠れ状態なんですね。今日も川原側から、小型・少し大きめとかみんな二羽(つがい?)で飛んでくるみたい?今日はもう一、二、気がついたことがある。コースウグイスの盛り上がった地鳴き・ホーホケキョの得意な高鳴きが通常のインターバルではなく、かなり長く止む事があるが、倉井さん家のたき火の煙(暖炉の煙とは違う)が強く・多めに東に棚引くと、少々のタイムラグはあるが鳴き声が止むようだ。我れも時に、煙いと思うと同時に臭いも感じることがある・・・。帰路の階段ウグイスが止まる高枝の雑木は未だ新芽小さく丸裸の様相、これでウグイス君は引っ越ししたのかも!?



*「東日本大震災」70日

(keniti3545)
被災直後から(実質日記の書き始めは4月1日から)1日1題の我れ自身の備忘録として。この災害の大きさと恐ろしさ、そして復旧・復興へ向けての足取りをどんな小さな事でも、的外れでも報道にある事実を、自身の理解できる範囲で租借、少々の意見も加えて(邪魔に成らなければ誰に届かなくても良しとする)記述している。如何に難しい分野であっても、有り難いことには、専門分野の科学者も分かり易い解釈を加えてくれるし、ベテランブロガーのサイトに出向けば更に目から鱗のダイジェストにも巡り会える。とにかく、決心した365日 1題/1日を全うした時に、蘇った被災地と共に被災された人たちが故郷に戻って元気に働く姿が見られることを信じています。

蘇った地元で被災された皆さんが元気に働く姿を思い描き実現を「信じている」のが「総支援者日本国民」です、が、
一方でこの高い完成度・早期実現の足を引っ張るのが「人災」「事故」と呼ばれる原発問題です。地震津波による被害には既に被災者自身の立ち上がる姿があちこちに見えていますし、民間の企業ぐるみの支援策も見えます。しかし、放射能汚染への対応は、ing(現在進行形)付きも含めて一般大衆のやる気とパワーだけを単独で投入する手だてがないのが現状です。

こんな状況下、我れの様な「私設語り部たらんとする凡人」ですら「今日の一題」と思う時には優先的に原発問題が浮かびます。心配・疑問・じれったさ全て原発関連になってしまいます!我れの1番の心配はベントの失敗・汚染水の海への垂れ流し(しかも止める術求める手際の悪さ)この二点は今でも大問題ではありませんか?

特に、汚染水に関して昨日も覚えとして記して置きましたが、発生量と受け容器の時系列予想が示されてないこと、各炉全て「メルトダウン」容器には穴、「高濃度汚染水を冷却用循環水として使用」するとのこと。一般的なものの考え方すれば、高濃度の有害物質を含む水を設備利用するときは人的には勿論設備的にも安全度を持たせるためにある程度の希釈が必要であると思う。もし、そうなれば水量はかなりの量と成るのでは?(除染とはフィルター通すだけ?)必死の覚悟で立ち上がろうとしている漁業関係者の足を引っ張りかねない、海への汚染水垂れ流しの繰り返しだけは何としても避けて下さい! (keniti3545)



科学者も我れのような素人も、心配事を多発して言い当てても何も成らないが、さすがに科学者の先生方もこうすれば有効だという提案も多い。下記に武田邦彦先生の提案を転記させていただく。 
こんな事も有効なんですね
拭く・測る ・・・ 効果を上げた方(東京)と18才学生
事故から2ヶ月。やっと国の「工程表」が発表されましたが、雑で抽象的、しかも最初にやるべき「除染」を後回しにするなど、相変わらず頼りになりません.

また東電の工程表は「原子炉の中の燃料が壊れているのに、それを隠して作った前回の工程表」を少し手直ししたぐらいのことで、「東電は原子炉しか関係ありません」と相変わらず「地元のこと」にはまったく無関心でした。

政府も東電もまだ「国民は毎日、畑や事務所で働いているのだ」ということが判らず(額に汗していることを実感できず)、放射性物質で汚れた大地を少しでも早く回復しなければならないという「熱意」は感じられません.

・・・・・・ともかく、我々は・・・・

雑草を取る、庭の表土を削る、畑の表面の土を除く・・・いずれも大きな効果を上げていますが、家の中を拭くのは効果があまり見られない場合と、次のように効果が高い場合があるようです。

【東京の主婦、お手柄!】(メールのまま)

「意を決して、家中を改めて水ぶきをしたところ、すべてが見事に0.06ずつ下がりました。

ホントに見事です。

部屋は床が0.06、床から1mで0.04です。

拭く効果は絶大でした。

今日も拭いた直後の状態でどうにか維持していますし、少しでも高い時は周りの壁や床をとにかくサッと拭くようにしています。

そういう心掛けだと外から帰ってきた時に服をはたいたりする気配りをするようになります。

庭は、私一人手に負えない森のように何mもの木々が生い茂った感じになっているので今週、庭師の方に来て貰い雑草を取り除いてから対処したいと思います。」

という例を寄せていただきました。

3月上旬の東京はかなりの放射性物質が飛んできましたので、その時に付着したものと思います.

良かったですね。

・・・・・・・・・

【学生も活躍する!】

18才学生の方がいわき市を測ってくれました。

(普通のところは0.2マイクロから0.5マイクロ(毎時)ぐらいです。)

1. 自宅玄関 コンクリート

先日計測した際は0.70μSv/h前後でしたが、デッキブラシを使って水で洗い流したところ数値が下がりました(0.50μSv/h前後)

【市内 芝生】

芝生を刈り取ると

芝生の除去前 約0.60μSv/h 

   芝生の除去後 0.30μSv/h前後

と半分になっています。また

2. 流れだまり

このようなところは、水で流れてくるのでしょう。実に10マイクロ(毎時)で学生が驚いています.

ありがとう。とても役に立った。さすが学生!

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「この地域は放射線が高い」と諦めないでください。

また、「疲れて、除染は難しい」と思わないでください。

大切なのは、「放射線の強い場所を避けて行動する」というだけで、2分の1にはなります。側溝、ヤブ、吹きだまりなどに近づかないことです.

通学路で被曝を少なくするように考え、子供に良く教え、毎日を生活するのが良いと思います。被曝は「足し算」ですから、少しずつの積み重ねが大きな効果を上げます.

・・・

今の私の関心事は、「福島を1年でもとに戻せるか?」ということと、「日本の他の原発」です。

福島原発が「メルトダウン」したから不安だというメールを多くいただきますが、福島原発メルトダウンしたのは2ヶ月前で、それを隠していただけです.

だから、今、危なくなったのではなく、2ヶ月前にすでに危なかったのです。しかし、すでにメルトダウンから2ヶ月が立ち、半減期が短い元素も少しずつ無くなり、今はかなり安全になっています.

つまり、福島原発は「力を失った原発」になっていますから、小さなことが起こっても3月のようなことは起こりません.

また福島全体を元に戻すのはどうしたらよいか、また機会を見て書いていきます.

平成23年5月18日 午前8時 執筆)武田邦彦(中部大学)