「keniti3545」since72:12月30日(日)雨+2℃「東日本大震災」「311フクシマ」661日 今日の一題「年の終わりに考える・2題」


*朝トレ:30日です。雨です+2℃ 珍しく女房殿とモーニングコーヒーをしました。

(今日の始まりですが明日から3日まで我の日記をお休みさせていただきます一年間ありがとう御座いました)。



*「東日本大震災」「311フクシマ」661日


*今日の一題 「年の終わりに考える 2題です」



年のおわりに考えるー1: 「未定」で生きている東京新聞社2012年12月30日)


 東日本大震災から二度目の年の瀬です復旧復興はままならず、生活再建に遠い厳冬です。被災者たちの「希望」の声に政治は応えねばなりません。

 浜辺にある巨大な白い漆喰(しっくい)壁は、山を背に、青い海に向かっています。氷点下の風が鳴り、打ち寄せる波が轟音(ごうおん)を立てます。

 石巻市雄勝町(宮城)にある「希望のキャンバス」は、高さ四メートル、長さ四十メートルもありますがれきの木材などを骨格にして、地元の土が塗られています岐阜県左官職人・挟土(はさど)秀平さんらが今月初めに作りました

 <父さん 大波 小波に負けず頑張ります><じいちゃんから学んだこと(中略)生きる姿勢 継いでいきます>
 きっと家族を亡くした人なのでしょう。被災者たちの思いの言葉が墨で書かれています

 宮城県左官業・今野等さん(45)も手伝いました。石巻市にあった自宅は、大津波に流され、母親を亡くしました大勢の児童が犠牲になった大川小学校から約五百メートルの距離でした

 「津波の後、船を出したら、周りは遺体ばかりでした。中にはまだ生きている子どももいて、おんぶして、搬送しました」

 仙台や石巻のアパートから妻と子で、同県内の家に移ったのは今年五月です。父親はまだ仮設住宅に住んでいます

 「約百四十人いた地区住民の半分は亡くなりました。仮設の人の望みは何といっても、住む所です。自立したいのに、代替地がない。何年、待ったらいいのか…。海の人たちは強く、前向きですが、今は足踏み状態です。ストレスがたまっています」


心が「難民」の状態で

 今野さんは「みんな『予定』がなくなり、『未定』になった」と言います。確かにわれわれは「予定」の世界で生きています。学校を卒業したら、結婚したら、定年を迎えたら…。将来を描き、予定を立て、日々を営んでいます。

 大震災はそんな「予定」をぶち壊し、先の読めない「未定」の世界に放り込んでしまったのです

 福島第一原発の被災者たちも同じです。原発のある福島県大熊町の人々の96%は「帰還困難区域」に家があります

 「ほとんどの人は家に帰るのは、もう無理だと思っています」と語るのは、同町でただ一人の司法書士・菅波佳子さん(42)です。各地に散りぢりになった町民の相談にのっています。

 相続登記や賠償金の案件が多いそうです。不動産の所有者が誰かはっきりしないと、賠償金の支払いが受けられないからです

 「問題は今後、自分がどこに落ち着いたらいいのか、わからないことです。多くは役場機能にくっついて、会津若松(福島)やいわき(同)の仮設住宅に入っているだけです

 大熊町の役場は出張所が会津若松市、連絡事務所がいわき市にあります。でも、そこが自分の場所とは考えられないのです

 「心が『難民』の状態なのです」とも菅波さんは言いました。「自立したくとも、見つかる仕事は多くはアルバイト程度です。先が見えません。これからどう生きていっていいのか、誰もが心が定まらないのです

 原発被害の精神的損害への賠償がなされています。その五年分を一括払いし、不動産も事故前の公示価格で買い取る案があります。でも、 「町民は誰も納得していない」と聞きました。

 「なぜ公示価格なのか」「町ごと買い取ってほしい」などの声が上がっているそうです。根本はお金の問題ではありません。むしろ、 「今までの生活に戻してほしい」という気持ちが強いのです。

 原発事故の恐ろしさは、生活も環境もすべて根こそぎ壊したことです。古里を喪失した理不尽さから逃れられないまま、 「仮設」という中ぶらりんの空間で暮らしています。だから、 心が「難民」状態なのでしょう。

 菅波さんは「私自身も心が定まりません」とこぼします。


浜辺に書かれた古里 
雄勝町の浜辺にある漆喰壁には、こんな言葉もありました。

 <ふるさと とわに>
 
 <現在・過去・未来。いつも いつでも 故郷はここ雄勝

 お正月はとりわけ古里が恋しい季節です。でも、大震災と原発事故は、古里の風景も、 「予定」も奪いましたいまだに避難者は約三十二万一千人もおり約十一万四千人が仮設住宅で生活しています。住宅や雇用、教育…。 「未定」という空白を急いで埋める政策こそ、希望につながる道です


=================


年の終わりに考えるー2


年の瀬にどんでん返しで「希望」は見えるのだろうか?
 「keniti3545


NHK2012.12.12.29.23.〜12.30.04

「新政権で日本はどう変わるのか」を見ながら考えた。

(1) 新政権に一番期待したいことは

我々国民が注視しなければならないことは

先ず補正予算が2月中旬に出る

続いて25年度予算は4月中旬か

 この二つの予算は内容を確り吟味しなければならない。 特にばらまき予算に消えていかないかの検証を


 新政権の目指すところは

来年の参議院選挙までの間は、先の選挙で見せた外交・安全保障の問題等で過激な発言をしてきた案件は封印。ひたすら復興・経済面での施策を全面に推しだし安全運転に徹するであろうと思われる。 故にこの期間に、財政・復興に関する「目玉政策」というようなものも模索というか実行する可能性が大


参議院選挙後にはその結果を受けた上で、体制の(政権基盤安定化の数の獲得)再編成もあり得る


当然国民としては、参院選後の自民党の動きを予想出来るならある程度知っておきたいところだ。我々が自民党マニフェストを見る機会がないが(メディアもこの時期に既に国民の目に見える協力をしてもらいたい)その約束事を守って計画を進めているのか、チェックしていかなければならない


外交、安全保障問題に関しては

イ、対中国問題は、

尖閣問題と経済政策・対策は、分けて考えた方がよい中国もそれを望んでるのではないか

・対中国・対韓国と個々にきつい条件示せば中韓が共同戦線を張りより強固な姿勢を示す恐れもある

・避けられない、隣国との問題は当事国同士の解決策模索が好ましい


ロ、アメリカ・韓国・ロシアも

・一方でアメリカは同盟国として事あれば日本に手を貸すと議会決議を行ったとの情報もある。

・韓国も中国も政府が弱腰を見せれば、国内での批判が高まり強権を発すれば相手国の若者中心の過激な行動も懸念される。

難しい問題で過去に学んでも双方に言い分有りここは、海上での対応は此方も相応の数的強化は図って自由に対国が領海侵犯など出来ない様に物理的防備は必要だろう。」と市井人の我々が思うことと大差はない様に感じる

ロシアの中枢、中国の組織的人事からも安倍政権の外交面、余程のミスリードがなければ民主時代より条件の悪化とはならないだろう」



日米同盟 今すぐに米軍0もあり得ない。とするなら、誰かの「スタンドプレイ」など要注意だろう。 

(実のある議論は聞けなかった)


集団自衛権 今論ずることは結果を出すことに何も繋がらないだろう。優先してやるべき事が山積している

いま、どうするべきか・何が出来るのかを議論する場面はなかった


(1)に、関する我の結論としては、決められない政府も困るが拙速に過ぎる、しかも「勇み足」は尚困るであった



・・・・・・・



(2)暮らしは良くなるのか

被災地の復興が第一だろう
・町造り、集団移転など:67%

・復興住宅      :27%

・農地の確保     :38%

・失業者       :18,000人

自治体の人手不足、ルールが現状に合わない。等、被災地の「復興進捗」にスピード感がないのは誰が見ても歴然とした事実ではある

確かに行政の仕組みが、 「縦割りの弊害」等も大きい要因ではあるが、そこに埋没してしまうもう一つの大きな要因がある。それは当事者の「心の葛藤」誰にも拭えない(手助けの出来ない)自分でも抑えられない自分の生まれた土地への郷愁だ

「理屈では」解っても「何回自身に言い聞かせて」も、体と心が拒否し続けるのだ。 「条件等の問題も大切」だが、体と心に染みついた「土地への執着」は消すことが難しいというか「消せない」のだ。

◎.この事実に、 「理解を」示し、「親身に」なって「相談に」乗ってくれる「専門家の配置」などの打つ手を思いつかない・実施出来ない「長」は地方でも、中央でも「職務失格者」ではないのか。行程が一つ抜け落ちたら、物を作る現場だって行政だって成り立ちません被災者の心のケアはこれからも大切な「復興支援」の項目であることをもう一度胆に命じて欲しいと思います


被災地の復興に合わせて、財政・経済の立て直し


大きな項目は:金融緩和 と 経済再生  


過去に於いてもデフレ脱却には三点セットが「三種の神器」となってきた

お金を市場に注入 今回は2%程度の緩やかなインフレを演出したいところだ


金融緩和 住宅ローン金利の引き下げなど


公共事業の拡大 過去には杜撰ばらまき政策が多く問題に上った


 お金を市場注入金融緩和ここで、公共事業の勧めと合わせて個人のお金が住宅その他の購買意欲にも気運が高まらないと効果は上がらない

◎. 一つ、懸念材料はここ十年以上、産業界が設備投資に追われ賃金が上がってないので景気先行き感見えてこないと労働者の財布の紐が緩まない。また、14年中半にはごり押し決定の「増税もあり得る。産業界は是非賃金UPを


◎.一つ、好感触の材料はアメリカの経済も持ち直し傾向? 「本目」は、公共投資を「復興関係」の「斬新な計画」・「希求度の高い項目」に投資 地元民(被災者)の雇用にも結びつけられれば大変な予算対効果も得られることだろう。また、社会的現象の「高齢化」に伴う「従事者」の確保と施設の拡充を図ることによって(勿論工夫と力量次第)雇用、特に女性、若者にも開かれた市場に成り得るだろう


少々穿った結論に向かうが、我れの考察としては、現況は幾分の円高・株高傾向と機運としては上昇気流。7月参議院の選挙までに与党の外に向けて(外交・安全保障など)の安全運転中に上げ潮気分に乗って打ち出す復興財政に関する施策は内容吟味の上是非成功裏に終われる様願いたい景気浮揚の方向でも見えれば社会保障の財源確保の消費税増税なども一歩進めやすいのではないですか



*TPP参加問題などは、政府内でも何で反対なんで賛成かを言い切れない議員さんもいるくらいだからしゃあないけど昨日のメンバーでは議論も出来ないですね。(NHK内.担当スタッフの司会&パネラーのみ)



(3)原発 エネルギー

導入部が再起動ありきで入った。途中「脱」と「維持」の議論はかなりヒートアップするところまで聞けたが何故か上役っぽい面々はかなり政府よりの発言、誘導とも取れる部分があった


もう何回となく我れとしてはつぶやき続けた結論にたどり着くだけだった。正直、非常に期待に反する議論しか聞けずがっかりだった

原発止めたら大変な電力不足に陥る。不足分を化石燃料で補えばこんなに費用増になる。再生可能エネ等役に立つのは何時になるやら。直ぐにも電力料金を上げなくてはならなくなる。化石燃料が手に入らなくなるかも知れない。と国の出費増が如何ばかりかの話に終始する。推進派


・一方、脱原発は今の原発からの発電量を化石燃料に頼るか、再生可能エネルギーに置き換えるかその時の発電量の過不足では充分プラスサイドに持って行ける試算。更に、燃料費に関しても化石燃料に頼る期間にもシェールガス等の使用にに切り替える希望を有り、電力使用の振り分け等にも蓄電器の実用可能。の説明も加えていた。しかし、維持派は今すぐの役には立たずとか、酷い貶し様だ。

議論の段階として、脱原発の可能性は?となって 中間派とおぼしきメンバーからも問題提起が出てきた。


免震 耐震性という点からもこの地震大国日本で「原発立地」条件に叶う地域はあるのかと我れも聴きたいと思ったが質問はなかった

・しかし、此処では原発の危険性を指摘する発言が相次いだ。今でも逼迫している使用済み燃料の保管場所の件、再処理は今でも出来ていない現実で青森が六ヶ所村にある使用済み燃料を持ち帰れと言われた原発はどうするのか? 何よりも今の被災者の実態・これらを原発の歴史有りとか、電力料金が高く付くと言うだけで原発を推進する理由になるのか?また、燃料価格は上がっても電力不足は起こさなくても済みそうだ。という共通の認識は持てたと思う。我々ブログ中までも、この辺の知見は常識化しているところです

一歩譲って即時停止は無理でも維持派の責任に於いて、前政権で「2020年代に0原発」は決まったはずですから、それ以上の先送りをした場合は、事故が起きた場合は「現政権と関連電力会社」で全ての責任を負ってもらうべく公文書でも作ってもらいましょう。

==============


◎.此処までが「keniti3545」今年の記事納めと致します。 年始は五日から書き始めたいと思います。一年間色々教えていただいてありがとう御座いました。 来年も宜しくお願いいたします。 「keniti3545」

===============