「71才の365日」12月17日(土)晴れ-2.5℃「東日本大震災」282日
*朝トレ:6時50分〜7時50分
明けの月、相変わらず跳ぶ(?)のが早い! 東南の空へ、今の季節ぼんやりした「どうにか晴れの空」では、白い半月のインパクトは小さい。
準備体操を兼ねる強歩の間は、見上げもしなかった。カラスのつがいが土手で遊んでる(食事中だよと返されるかも)動きの方に目が行く。走に入って息が上がってきた頃、顎も目線も上を向き始めた頃又「明けの月、貧相な半月が目に入ってきた」。
今日は前半マスクが欲しくなり、強歩が終わるまで付けていた。メニューは強歩8本・走12本数合わせのどうにか20本は、×20本(×2)×80m=4km 未満(3.2km) B下評価メニューで終了。往路、クーちゃん・プリンちゃんに行き会え無かったが、帰路神山さん、ジャッキーに「お早う」の挨拶が出来た。
*お袋昨夕の「クリスマス」・「忘年会」ダブルイベント(?)盛会でした。
9人のメンバー平均年齢は89才、催し物の主役もこのメンバーが殆ど努めました。花を添える、孫娘の「フラメンコ」センター長の後輩(福祉学校の後輩)の「ギター弾き語り」「スタッフ&ボランティア」の「カラオケ上級のご披露」、これ等全て前座に従えて主役は全て入居者の皆さんです。
神山さん「お琴の演奏」・大門さんの「詩吟朗詠 「川中島」からおなじみの:鞭聲粛々夜河を過る、暁に見る千兵の大牙を擁するを、遺恨十年一剣を磨き、流星光底長蛇を逸す。と朗々と吟じきりました。
「神山さん・阿部さんコンビは「日光市の歴史に由緒ある」歌をご披露。主役で主賓の入居者の皆さん中心に家族の皆さんも2時間を本当に楽しみました。最後に、入居者の皆さんと家族皆さんで、スタッフの皆さんに一年間のお世話様でしたありがとう御座いましたのお礼を唱和してお開きになりました。
世の中に、介護・福祉施設に問題が多いと聞くが、「自立支援のグループホームなど」はこれからの世代には欠くことの出来ない制度となるのではないかと思う。「老々介護の時代」と呼ばれるが、仕組み作りがキーポイントになると思われる。
多分人間は死を迎えるまで、家族以外の人とも関わりを持っていたい動物なのだろうと最近になって思い始めている我れだが自身を実験台に何処まで見届けられるか面白いだろうと思う。せいぜい体力維持に気を遣いそこそこ長生きしてみようかな〜と思った日だった、今日は。
*「東日本大震災」282日
今日の一題 「事故収束」? 「聞いてあきれるこの言葉」! 新聞読み比べ
原発事故―「収束」宣言は早すぎる
野田首相がきのう、記者会見で福島第一原発事故の「収束」を内外に宣言した。
周辺の人々が避難生活を強いられていることや、本格的な除染などの課題が山積していることに触れ、事故炉に絞った「収束」だと強調した。
だが、そうだとしても、この時点で「収束」という言葉を用いたことは早すぎる。
野田佳彦首相は福島第1原発が「冷温停止状態」になり、工程表の第2段階を終えると宣言したが、まだ事故が収束したとは言い切れない。汚染水対策や除染など課題は山積だ。
読売新聞
野田首相が、東京電力福島原子力発電所の「事故収束」を宣言し、新段階への移行を国内外に発信した意義は大きい。だが、完全封じ込めへの課題は多い。汚染地域の除染、住民の健康管理、賠償などにも全力を挙げねばならない。
東京新聞事故収束宣言幕引きとはあきれ返る
福島第一原発の「事故収束」を野田佳彦首相が宣言した。放射性物質の放出や汚染水の懸念も残り、絶対安全の保証はどこにもない。廃炉までの長き道のりを考えれば、幕引きとはあきれ返る。(12月17日 紙面から)
↓ 全文
事故収束宣言 幕引きとはあきれ返る←「この言葉がぴったりだ」(keniti3545)
2011年12月17日
福島第一原発の「事故収束」を野田佳彦首相が宣言した。放射性物質の放出や汚染水の懸念も残り、絶対安全の保証はどこにもない。廃炉までの長き道のりを考えれば、幕引きとはあきれ返る。
「原子炉は冷温停止状態に達し、事故そのものが収束に至った」と述べた野田首相の言葉に誰もが耳を疑ったことだろう。
原発建屋内ではいまだに高い放射線量が計測され、人が立ち入れない場所もある。さっそく現場作業員から「政府はウソばかり」と批判の声が上がったほどだ。
そもそも「冷温停止」という言葉は正常運転する原発で用いられる。「状態」というあいまいな文字を付けて宣言にこだわる姿勢は、幕引きありきの政治的な思惑からだろう。
廃炉へ進める節目とすることや、「いつ戻れるのか」という避難住民を少しでも安心させようという狙いがあろう。全国の原発の再稼働はむろん、世界へ原発輸出を進める底意もうかがえる。
だが、福島第一原発は「収束」どころか、溶け出した核燃料が格納容器内でどうなっているかもつかめず、ただ水を注ぎ込み、冷却しているにすぎない。
循環注水冷却システムが正常に機能すればいいが、大きな地震が襲えば、再び不安定化する心配はつきまとう。綱渡り状態なのが現状ではなかろうか。
放射能汚染水処理も難題だ。建屋への一日四百トンもの地下水流入は続いており、保管タンクはいずれ満杯になる。むろん海への放出など、漁業者や国際的反発などから安易に考えるべきでない。
廃炉となると、核燃料取り出しに「十年以内」、炉の解体など最終的に「三十年以上」かかる見通しだ。その過程で放射能漏れなどの事故が起きる可能性もある。要するに課題山積なのだ。
原発から半径二十キロ圏内の警戒区域と北西に延びる計画的避難区域を新たに三つの区域に再編する予定だ。年間放射線量が二〇ミリシーベルト未満を「解除準備区域」、二〇ミリシーベルトから五〇ミリシーベルトを「居住制限区域」、五〇ミリシーベルト以上を「長期帰還困難区域」に分ける。
「解除準備区域」では除染とともに住民が戻れるようにするというが、子育て世代が安心して帰還できるだろうか。社会インフラの機能回復も見通せないままだ。
収束宣言の内実は、原発事故の未知領域に足を踏み入れる「幕開け」といった方がいい。
*日付が変わってるが17日としてupします。 keniti3545