「71才の365日」10月9日(日)晴れ8℃「東日本大震災」213日

*朝トレ:6時30分〜7時30分

今日はメニュー中全数歩行の、お爺ちゃんメニューで終始した。「ちょっと」!?二日酔い!? でした。
「カラスのつがい」珍しくが電線へ。 ひたすら足下見つめて歩いてたか? お早うの挨拶だけ。

・「10人会」で「那珂川の鮎狩り」へ行ってきました。この会は5月にも榛名山へ出向きましたが雨に祟られ、「榛名山周遊(モドキ)」になってしまいました。今回の鮎狩りは、台風の後遺症が此処にも生々しく、梁で落ち鮎手づかみのお楽しみ等は望むすべもありませんでした。 デモ天気は最高、鮎も美味しかったです!

この会は、日光中学校第7回卒業3年3組「クラス会」からの波及による「10人会」ですが、 因みに我々のクラスは58人の在籍であったそうです。面白いのは、我らのクラスは「3組」と「11組」の「二つの名前」を持ちます。いずれ、種明かしはするとして、今回は我れの蒔いた火種が盟友達を覚醒(?)させてしまいちょっと激論もありでした。我れの「さよなら原発」一千万署名集めに関しての1件でしたが。 

ブロガー先輩の用意周到というか、(http://d.hatena.ne.jp/cangael/20111005/1317817885)相手の立場になっての配慮からご自分の思いを代弁してくれるメッセージ(五万人デモで武藤類子さんのスピーチ)(http://d.hatena.ne.jp/shuuei/)(左のブログ、10月3日見て下さい)を用意して対面でのお願いと聞いて「さすが」と、尊敬の念を2、3日前の自ブログに書き残していましたが、気心知れた友人達だからと、本部発信の説明文しか着けずに。この主旨に賛同する人は署名お願いしますと回し読みしてもらいました、が、途中強烈な反対意見が発せられました。

その要旨は、今回の事故は人為的なミスで今後は絶対防げるはずだ。と、まるで、これまでの「神話」を未だに信じ切っている様子でした。
我れの方も、少しはこういう議論も出てくるのかな〜とは思っていましたが少数意見の常として発信者はかたくなに自分の意見の正当さをアピールしようと語気を強めます。我れも一応は柔らかく現状の危険さ、これからの推移がどうなるかの心配。

特に子供のへの影響は何としても防がなければならぬ訳とかを説明しましたが、それでも事故は防げるし、手に入れた文明の利器は手放す必要ない。と、必死の勢い、少し話を続ければ解ってもらえそうかなとも思ったんですが、回りの脱原発賛成派からは発言が容易に飛び出て来ますから、我ばかりもしゃべっていられません。

物事を断定的に言い切る意見は、ときに、確信を持たぬ人への誘い水になりやすく、原発容認派にはもう一人名乗りの声が上がりました。この辺のタイミングで、「明日の会」を起こした我れらのボス的存在のA氏の取りなしも入ってみんなこれを機によく考えて見ようと言う事に収まりました。ま、我れとしても此処でだれかを論破してしまっても後味良くないし、問題提起に止まってしまった感じでした。「十人会」で「五人」の署名頂き、回覧は回収しました。 良い教訓をまた一つ得る事が出来て、クラスメートたちに感謝!でした。





*「東日本大震災」213日

今日の一題  「国会原発調査委 世界の注目に応えよ」  (毎日新聞社説10月9日)


 国会が、東京電力福島第1原発事故の原因究明や事故対応の検証を行うことになった。今回の事故には、世界中から厳しい視線が注がれている。政府から独立した立場で徹底した調査を行い、国際的な評価に堪え得る成果を上げてもらいたい。

 国会は、先月末に成立した関連法に基づいて、民間の有識者10人で構成する事故調査委員会を次期臨時国会中に発足させる。国会に民間人による調査機関が設けられるのは、初めてだという。委員会は、原則公開で調査を進め、半年以内に結果をまとめる。

 原発事故をめぐっては、既に政府も「失敗学のすすめ」などの著書がある畑村洋太郎東大名誉教授を委員長とする事故調査・検証委員会を設置し、年内に中間報告をまとめる予定で、調査を進めている。

 しかし、この委員会は法的根拠のない首相の諮問機関であり、調査権限があいまいなうえ、調査の対象である政府自らが設置したものであることから、どこまで厳しく調べられるのか疑問が残る。

 また、原則として非公開で調査しているため、公正性や中立性を客観的に検証できないとの指摘もある。

 政府をチェックするのは、国会の本来の役割だ。今回の事故原因の究明や事故対応の検証は、原発事故防止や被害拡大を防ぐうえで極めて重要であり、国会がその役割を果たすのは当然のことといえる。

 国会は、有識者の委員会に併せ、上部機関として衆参各10人の国会議員で「両院議院運営委員会合同協議会」をつくる。委員会の要請を受けて国政調査権を発動し、強制的に関係者を喚問したり、政府や自治体、電力会社などに関係資料の提出を求めることもできる。

 そうした強い権限を生かして、震災から原発の重大事故に至る経緯、菅直人前首相らの初期対応や東電側の対応、放射性物質拡散情報の開示が遅れた経緯などを解明するとともに、事故を防止できなかった過去の原子力行政の問題点にも踏み込んだ調査・検証を望みたい。

 ただし、そうした権限が与野党間のさや当てに悪用されることがあってはならない。国会の調査委員会は、政府の委員会と異なり、個人責任の追及も排除していない。これを逆手にとって、原因究明・検証を超えた非難、中傷が繰り返される事態になれば、国会に対する国民の信頼が大きく損なわれることになるだろう。

 与野党は「党派的な立場から委員会を政治的に利用し、これに政治的影響を与えてはならない」と申し合わせた。それを厳守し、事故の再発防止という目的にかなう調査・検証が徹底されるよう協調すべきだ。




*もう一題 我が日光市も風向きによっては線量大の要注意地域だ:市民としては線量の測定ポイント増・見やすい方法での周知を訴えて行かなければならない。 (keniti3545)

*福島第1原発事故を受け、日光市は12日から、市民向けに放射線測定器の貸し出しを始める。11日から予約を受け付ける。周辺の放射線量に不安を抱く声に応えた。 貸し出しの数が足らず、形だけの対策に終わらない様、個数増のお願いと、施策に答えるべく、実施して「ホットスポット」的場所の発見の際は除染活動にどう結びつけていくのか?この休日明けに市に問い合わせる。 (keniti3545) 問い合わせは同課(電話0288・21・5152)
(記事地域ニュース 栃木より)



 (武田先生ブログからの一題です)
広域の汚染について・・・引っ越し?除染??

 群馬大学の早川教授のマップのあと、2ヶ月ほど遅れて文科省から広域の土壌汚染についての調査結果が発表されました。まずは、それを見て、「逃げなければいけないところ」、「東電が直ちに除染しなければならないところ」をハッキリさせたいと思います。

   ↓ 地図です 拡大もできます

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/10/09/bandicam_20111008_230316498.jpg

 この地図で「青、緑、赤系統」の色のついたところ、つまり茶色系の色のついたところはおよそ「1平方メートルあたり4万ベクレル」が観測されていまう。放射性ヨウ素が合った時代のデータも示して欲しいが、今の政府では期待できませんから、せめてセシウムのデータで考えてみたいと思います。

1) 最初に流れた伊達市福島市二本松市郡山市日光市沼田市、東京の奥多摩までの流れ、

2) 二回目のいわき市水戸市土浦市松戸市葛飾区までの流れ、

3) 地図にはありませんが、岩手県南部への流れ(最近、岩手県の危険性を指摘すると、あまりにもしつこく文句を言われるので、岩手県の危険性については暫く、記述を止めます)、

の3つがあります。繰り返していますが、原発の事故による汚染は原発からの距離より死の灰がどこに流れたかで決定されます。風と気流や雨で地表に落ちたところをそのまま描いているのがこの地図です。

新聞にはこの測定値と日本の法律との関係はなにも説明されていませんでしたが、日本は法治国家ですから、法律ではどうなっているのか、まず見てみましょう。法律で決められた数値は福島原発が起こる前に日本の放射線防護の専門家が頭を絞って「被曝から国民を守る」ことを考えての基準です。

「電離放射線障害防止規則」(他の法律も日本の法律であるかぎり、相互に矛盾はありませんので、法律論争ではなく「健康」を問題にするときにはどの法律を使ってもほぼ同じです)を参考にします。この法律(規則)を使うのは、法律にしては見やすいのと、2011年1月に改訂され、もっとも新しい考えが入っているからです。

 ↓ 大きな字になってます

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/10/09/bandicam_20111008_225217554.jpg

第28条には放射性物質を扱う人が間違って普通の場所を放射性物質で汚した場合、「標識をたて」、「速やかに除染すること」を求めていて、その値は別表第三に示した値の10分の1であることを明確に示しています。

別表第三には次のようにアルファ線を出すものと、アルファ線を出さないものに分かれていて、セシウムアルファ線を出さないので、1平方センチメートルあたり40ベクレルですから、この10分の1の4ベクレル。従って1平方メートルあたり4万ベクレルが「基準値」になります。東電は、土壌の表面が1平方メートルあたり4万ベクレル以上になる地域は、1)土壌飛散防止剤を散布し、2)すぐ標識をたてて、3)除染しなければなりません。

  ↓ 大きな字になってます

http://takedanet.blogzine.jp/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2011/10/09/bandicam_20111008_225243331.jpg


地図で言うと茶色以外のところはすべて東電がすぐ社員を派遣して除染するところです。まず、私たちはこのことをハッキリ認識しないと先に進めませんし、新聞やテレビがなぜこれを言わなかったのかについても十分に考えてみる必要があります。マスコミがいかに東電に甘いかがよくわかります。

(なお、面倒な法律論争や重箱の隅をつつくような議論ではなく、愛情をもってそこに住む人の健康だけに関心がある議論をしてください。)

つまり、地図の青、黄緑、橙などの色の地域は「3月11日以前なら住むことができない場所」であることが判ります。一刻も早く移住か除染が必要ですし、そこの物品や人は自由な移動ができません。

平成23年10月9日)武田邦彦