「71才の365日」9月16日(金)「東日本大震災」190日

*朝トレ:6時30分〜7時30分

走17本、中級メニュー爽快に朝トレ終了。 カラスのつがい我れのコースin から落ち着いたツーショット、途中倉井さん家の庭へ数回の出入り。 しかし今日も至近距離をトンビが1羽旋回して飛び去った。カラスは鳴き声を交わして、合図の発信有り。もう一つ、カラスもつがい以外の1羽を目撃、長居はせず飛び去る。此処からは2、3日トレンドで眺めてからこの日記に書き起こそう。 往路、復路共に行き会い人なし。



 *「東日本大震災」190日

今日の一題 小出裕章が語る、原発事故の収束に楽観的な現在の状況」
   小出先生の音声です
http://www.youtube.com/watch?v=6Jr8ZxWikJY&feature=player_embedded

=文字興しです=  「少し読みづらい長文になりますが、インタビュー全文言です」
水野「小出さん、こんばんはー。」

小出「こんばんは」

水野「どうぞよろしくお願いしますー」

小出「お願いします」

水野「そして東京には近藤さんですー」

近藤「よろしくおねがいしまーす」

小出「はい、こんばんは。よろしくお願いします」

水野「え、昨日はですね、小出先生のコーナーおやすみでございました」

小出「はい」

水野「というのも、昨日大阪で小出先生の講演会があったと、伺いました。」

小出「はい」

水野「で、参加した人に聞いたんですけども。会場が満員で、お客様が別の会場で、パブリックビューイングの形で、小出先生のお話をきいてはったと」

小出「はい」

水野「いうことなんですが」

小出「はい」

水野「あの、参加した人の世代が、以前より若い人が多いんじゃないかっていう、声も聞いたんですね」

小出「はい」

水野「小出先生から見てらしたらどうでしたですか。」

小出「ええ、まあ、昔から比べるとずいぶん若い方が、多くなったと思いますけれども。昨日の集会はでも、むしろお年のかたが多かったように私には見えました」

水野「ああ、そうですかー。あのー、会場にいらした方の話で。もう一つびっくりしましたのはですね」

小出「はい」

水野「そのー、講演会の会場に置かれていた、えー、小出さんの新しいご本が、えー、完売っていうんですか。」

小出「はい」

水野「その場で、売り切れてしまったと」

小出「はい」

水野「言う話です」

小出「はい」

水野「えー、近藤さーん。」

近藤「はい」

水野「あのー、小出さんのご本はですね、これ、『たね蒔きジャーナル』がこの半年ずうっと、小出先生に質問をし続けてきた内容が、まあ半年間が凝縮されたような、形になってるわけですけれども。」

近藤「はい」

水野「こうした本を、やっぱり、まあ、買いたいというか、持ちたいとお思いになるっていうのは、原発事故の真実を知りたいんだという思いの方が、本当に大飯ってことかと思うんですよね」

近藤「あのー、水野さんねえ、小出先生の本は他にも出てますがねえ。あのいわゆる時間軸でねえ、話を進めていく本ってのは、これが初めてだと思うんです」

水野「はい」

近藤「それで、6ヶ月間っていうのは、まあ、半年色々、メディアもやってますがねえ。いわゆる時間がイコール人間の人生であり、ね。時間がイコール人間の感情であり、ね。いろんなモノを想像させながら読ませていただけるんですね。そこんところの時間軸っていうのが以下に貴重な時間を我々は何をしていたのかっていうことも含めて考えさせられる、すばらしい本だと思いました」

水野「はあー。確かに時間軸、あの、3月11日の、事故の直後からどんなことが起こったのかっていうの、ある種、リアルタイムのドキュメントのように、これ、体験しなおしますよねえ。」

近藤「想像力があればね。」

水野「そうなんですよねえ。えー、小出先生」

小出「はい。」

水野「世慣れた方でね、こんな感想頂いたんで、これ、どういうふうに先生が思われるか聞かせてください。えー、この本、タイトル申し上げますけど、『知りたくないけれど知っておかねばならない原発の真実』っていうまあタイトルなんですが。この本読んで、絶句しましたっておっしゃる女性の方なんです。」

小出「はい」

水野「で、関西にお住まいなんですけども、関西は地理的に離れているので切羽詰った感じはありませんでした。」

小出「はい」

水野「でも違うんですねえ。危機感が低すぎたことを思って今は声になりません。という感想をくれた人がいるんです」

小出「はい。」

水野「まあ関西は離れてるから関係ないやっていう、そうした認識を持ってらっしゃる方も多いのかも知れません」

小出「そうです」

水野「そうした認識について小出先生はどう感じられますか?」

小出「今水野さんがご指摘下さったように、えー、関西というのは何か福島と全然関係ないと思って、平穏に暮らしてる方が多い、のですが。そんなことはないと……。もっとちゃんと汚染を見て欲しいと私は思ってきましたし、これからも出来ることであれば関西の人にもちゃんとものを見るように心がけて欲しいと思います。」

水野「えー、なかなかやはり知りたくないというところがあるんでしょうねえ」

小出「そうでしょうね」

水野「皆さんねえ。でも、例えばこのかた、ましまもとゆきさんていう、リスナーの方は。最近は報道が原発関連について少なくなったので国民が楽観的になってる気がします。ともおっしゃってるんですね」

小出「はい」

水野「今、現在何かこの、原発事故の収束について楽観視できるような状況っていうのはあるんでしょうか?」

小出「……ええ……。事故の発端自身は、原子力発電所が全所停電してしまった、ということで、原子炉が冷やせなくなって融けてしまって、爆発をしたということになったわけですね。ただし、電源はその後回復していて、今は曲がりなりにも電気は使えるという状態にありますので、事故が劇的に進行した時、まあ、1週間10日というその時期に比べれば、少しはましになってると、私は思います。」

水野「逆に言うとそんな程度なんですね」

小出「はい。ただ、あのー、相変わらず原子炉の中では崩壊熱というという熱がそれなりに出続けていますし。えーこれからでも冷却に失敗するということになれば、放射能が再度出てくるという可能性が残っていますので、えー、もちろん楽観することはできませんし、今現在も、作業員の人たちが大変な被曝環境の中で被曝をし続けながら、事故の収束に向かってくれている、わけです。えー、まあ、もう一言言ってしまえば、その、実際の被曝環境で働いているのは、いわゆる下請けの労働者の方々が多いわけで。そういう問題にも、目を向けていただきたいと思います」

水野「そしてすでに、この、外に出てしまった放射能によって」

小出「はい」

水野「色々なものが汚染されました」

小出「そうです」

水野「で、昨日の講演会に参加した、かたと、観客の皆さんと小出先生とで、議論になったテーマがあるって聞いたんですね。」

小出「はい」

水野「それが、あの、まさに今の食べ物の、話」

小出「そうです」

水野「汚染された、放射能汚染された食べ物を、食べるべきなのかどうなのかと。これはどういう、事だったんでしょうか」

小出「えー、もちろん放射能というのは、危険ですので本当は食べてはいけないもの、です」

=====(文字おこし、以下に続く)

続き:小出裕章が語る、放射能汚染食品を責任ある大人が食べるという考え方 9/15(2/2)

小出裕章氏は、目を背けようとしている対象をあえて見せようとする人物です。上記の内容の中でも、被曝労働者について言及しています。被曝労働は経済的格差や差別と密接に関係があります。原発が動いているということは、被曝労働の問題が解決されずに続いていくということでもあります。

エネルギー政策はいつも明と暗があります。まさに、エネルギーで生み出す、「光」そのもののようです。文明という字には「明」という文字だけが入っています。しかし、「暗」も必ずあるのです。原発事故は、私たちが背けてきた、エネルギー政策の「暗」の部分を浮き彫りにしています。

恐らく私たちの多くは、「暗」の部分から目をそらそうとするでしょう。マスメディアは、原発事故被災者に光を当てますが、これまでずっと原発が内包してきてきた「暗」の部分には触れません。

それはなぜか。

私たちがそれを知りたくないと思っているから、だと私は思っています。

視聴率や発行部数を上げるためには、それは必要がないのです。

そして、私たちの生活にも、それは関係がない、ということにしたいと、私たち自身が望んでいるからなのです。

だが、それから目を晒し続けることは、倫理的に許されないのではないか、という良心が私たちに芽生えていることも事実なのではないか、と私は思っています。 「完」


*.昨日の、「武田教授、1ミリシーベルトを(国)は勝手に(ごまかすな)変えるな!」→ 本当に手を尽くしても汚れた食べ物を分配しなければ食生活もままならなくなる恐れさえある、その時は、ごまかすのではなく→ 承知の上で東電・原子力推進学者・原子力委員会・保安員・大人(一般の大人にもこういう事態を引き起こした責任はある)と、責任に応じた濃度別分配率で食物を引き受ける(食べる)べきという、小出先生の提案に繋がっていく。 (keniti3545)



 「今日の社説読み比べ」

朝日新聞

・教科書選び―広域採択に無理がある
 共同で教科書を選ぶ市や町で考えが食い違ったときの、解決ルールがない。沖縄の教科書問題の根底には、制度的矛盾がある。広域採択制度を見直し、将来は学校単位の採択をめざすべきだ。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=1&pid=A0000&cid=20110916NEA11472&oid=TKY201109150811&url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Fpaper%2Feditorial20110916.html%3Fref%3Dany

・八ツ場ダム―反対派交え集中討議を  
 群馬県の八ツ場ダム建設問題で「ダムを含む対策が治水、利水両面で最も安上がり」とする検証結果が出た。行政による検証にとどめず、反対派もまじえて集中討議することが必要だ。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=2&pid=A0000&cid=20110916NEA11473&oid=TKY201109150812&url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Fpaper%2Feditorial20110916.html%3Fref%3Dany%23Edit2


日本経済新聞

・国連で日本再生の道筋を明確に示せ 野田首相は来週、ニューヨークで国連総会に出席する。その合間には日米首脳会談などにも臨む。日本の復興や原発事故の現状を丁寧に説明し、信頼回復につなげてほしい。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=1&pid=N0000&cid=20110916NEN11524&oid=DGXDZO3484812016092011PE8001&url=http%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Fnews%2Feditorial%2Farticle%2Fg%3D96958A96889DE1E6EAE6EAE3E0E2E3E4E2EBE0E2E3E38297EAE2E2E3%3Fn_cid%3DDSANY001

・特許制度の統一促す米法改正 米政府が特許法を改正し、従来の先発明主義を日本や欧州と同じ先願主義に改める。特許制度の統一は国際紛争を減らし、企業の海外展開を促すだけに、法改正を歓迎したい。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=2&pid=N0000&cid=20110916NEN11525&oid=DGXDZO3484815016092011PE8001&url=http%3A%2F%2Fwww.nikkei.com%2Fnews%2Feditorial%2Farticle%2Fg%3D96958A96889DE1E6EAE6EAE3E7E2E3E4E2EBE0E2E3E38297EAE2E2E3%3Fn_cid%3DDSANY001



読売新聞

原発本格賠償 円滑な被害救済に心を砕け 原発事故の避難住民を対象に、ようやく本格的な賠償支払い手続きが動き出した。東京電力と政府は、事故収束を急ぐとともに迅速な救済に全力を挙げなければならない。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=1&pid=Y0000&cid=20110916NEY11501&oid=20110916YMS-OYT1T97001&url=http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Feditorial%2Fnews%2F20110915-OYT1T01129.htm%3Ffrom%3Dany

・日本版GPS 宇宙開発の先導役目指したい  政府の宇宙開発戦略本部の専門調査会が、日本版の全地球測位システム(GPS)構築をうちだした。課題も少なくないが、実現へ向けて首相は指導力を発揮すべきだ。 http://allatanys.jp/oclk?page=C0005&pos=2&pid=Y0000&cid=20110916NEY11502&oid=20110916YMS-OYT1T97002&url=http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Feditorial%2Fnews%2F20110915-OYT1T01122.htm%3Ffrom%3Dany