「71才の365日」8月17日(水)晴れ20℃ 「東日本大震災」160日

*朝トレ:6時〜7時15分

朝から火の消えた様な我が家、5時半廻っても女房殿は二階から下りてこない。5時過ぎに昂佑、続いて友麻がオシッコに起きてこない。又この部屋も今日から「独房と化す」か。小さい丸イスが二つ並んで古いディスクトップPCの前で小さな主を待つイメージが湧く。 さて走ってくるか!

6時前の空気は素肌に冷やっこい!今日も爽快。露草も冷たく感じる。コースまで誰とも、いや「クーちゃん」と会ってお早うしたのだった。コース手前で、カラスつがい後先で電線へ、「お早う」今日は2羽とも此方を向いてうなずいたみたい? 歩行5本で切り上げ、走へ入った。何か、いつもより気合いが入ってる、でも力んだせいか3本目にあごが上がった。

スローダウンを入れて4本目の走、草むらに何か落ちた、カブト虫の「ホットスポット」ドングリの木だ。そっと目をやると幹下段に「格好良い雄のカブトが3匹」縦に並んで上方向を向いている。思わず歩み寄ったが、昂佑居ないんだ。音のした草むらにも「角の大きな格好良いカブト」もいる、でも手を出さない。我れが虫を飼っても似合わんだろうに!
チョット残念。今日は頑張って16本の走をこなしメニュー完遂、意気揚々と帰路へ。 川原堰堤下の小木へ、雀?らしき小鳥高枝に止まろうとしてるが上手く行かず、暫くホバーリングのショーを見物した。 家玄関に入っても静〜。 


*今日は、我れの独房外、檜の木立からウグイス君の通る鳴き声が1日聞こえている、慰めは要らないよ!



*「東日本大震災」160日

今日の一題   (政府エネ会議 「1」 「2」)

『政府エネ会議:「減原発」へ抜本見直し』 …中間整理  「1」

 政府は7月29日、エネルギー・環境会議(議長・玄葉光一郎国家戦略担当相)を開き、原発への依存度を段階的に減らすことを柱とした中間整理をまとめた。玄葉氏は会見で「減原発」との認識を示し、原発推進を掲げた現行エネルギー基本計画(10年6月策定)を白紙から見直す。電力大手の地域独占体制の見直しや、電力大手を発電部門と送電部門に分離する「発送電分離」の検討も盛り込み、エネルギー分野の抜本見直しを図る考えを示した。

 ◇発送電分離も検討
 菅直人首相は会議で「現行の考え方をゼロベースで見直し、原発依存度低減のシナリオを描く」と述べた。

 中間整理は「原発への依存度低減のシナリオを描く」と明記。一方で「安全性が確認できた原発は活用する」とし、定期検査で停止中の原発のうち、安全評価(ストレステスト)を終えたものから再稼働する方針を盛り込んだ。菅首相は個人的見解として「脱原発」を打ち出していたが、代替エネルギーの開発が進むまで既存原発を活用する方針とした。
 今後3年間で取り組む政策を「短期」、2020年までを「中期」、50年までを「長期」と位置づけ、短期では省エネ製品の普及促進、中期では再生可能エネルギーの技術開発加速、長期で新たな電力システムの確立などを掲げた。IT(情報技術)を利用してエネルギー需給を効率化する「スマートグリッド」(次世代送電網)の構築に向け、「スマートメーター」(次世代電気メーター)を集中整備し5年以内に電力需要の8割をカバーする方針も示した。

 原発などエネルギー別の発電コストを再計算する専門組織を同会議の下に発足させる。使用済み核燃料を再処理して高速増殖炉などで行う「核燃料サイクル」の見直しも提起した。【宮島寛】

 ◇エネルギー政策見直しの中間整理骨子◇
原発への依存度低減のシナリオを描く

・エネルギー不足や価格高騰を防ぐための工程を策定

核燃料サイクルなど原子力政策の徹底検証

・電力大手の発送電分離を検討

原発の発電コストや再生可能エネルギーの導入可能量を検証する「コスト等試算・検討委員会」(仮称)を設置

毎日新聞 2011年7月29日 21時28分(最終更新 7月30日 0時00分)




『政府エネ会議:「減原発」具体化先送り』 …中間整理 「2」

 政府の「エネルギー・環境会議」が29日にまとめた中間整理は、原発への依存度を段階的に減らす 「減原発を打ち出した。ただ、原発の代替として期待される再生可能エネルギーの開発・普及や温暖化対策への対応、電気料金の上昇に歯止めをかける対策など、提言の具体化に向けた議論は先送りされた。産業界には電力コストの上昇や電力不足への懸念が根強く、安全を確保しながら日本の国際競争力も維持するエネルギー政策の立案は難航しそうだ。

 ◇コスト増と電力不足懸念…産業界
 「反原発原発推進の二項対立を乗り越え、意味のある議論をする」。玄葉光一郎国家戦略担当相は会議後の会見で述べた。菅直人首相は13日の会見で「原発がなくてもやっていける社会を実現する」と脱原発を訴えたが、原発は発電量の3割を担う基幹電源。玄葉氏は首相に「現実を直視すべきだ」と反論し、急進的な脱原発路線からの転換を図った。
 ただ、 「減原発の道筋も簡単ではない。国家戦略室によると、首相が「埋蔵電力」と期待していた自家発電の余剰分は128万キロワットと、原発1基分にとどまる。国内の原発がすべて停止した場合、来夏に9.2%の電力不足に陥り、火力発電に切り替える燃料費が3兆円以上増加する。

 さらに、代替の火力発電が温室効果ガスの排出を増やす。環境省の試算では、全原発停止で二酸化炭素(CO2)排出量は最大で年2.1億トン増加する。

 このため政府は、中長期的に、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを拡大する考え。再生エネの電力を電力大手に固定価格で買い取らせる制度を来春にも発足させ、普及を目指す。「発送電分離」などで発電事業者の競争を活発化させれば、電気料金を抑えることも可能だ。

 しかし、割高な再生エネの増加で料金の値上げ圧力はさらに強まる。日本鉄鋼連盟の試算によると、固定価格買い取り制度導入による電気料金値上げで、鉄鋼産業の負担増は年間1230億円に上る可能性がある。鉄鋼連盟の林田英治会長(JFEスチール社長)は「海外に移転せざるを得ない」と警戒感を隠さない。発送電分離も電力大手の反発は必至で、短期的には実現の見通しは立たない。

 こうした状況も踏まえて、中間整理では、再生エネの普及や原発の依存低下などで数値目標は盛り込まなかった。発送電分離も「今後の協議で決める」と示すにとどめた。

 ただ、「原発は安く、再生エネは高い」という“常識”が崩れれば、原発から再生エネへの転換が進む可能性はある。国の試算では、原発の発電コストは1キロワット時当たり5〜6円で「最も安いエネルギー」だが、「地域対策振興費や核燃料サイクル費用を十分に考慮していない」との批判は根強い。大島堅一立命館大教授らの試算では、原発の発電コストは1キロワット時当たり11.46円で、LNG火力10.87円、標準的な風力発電11.3円とほぼ同じだ。エネルギー・環境会議が発電コストを再計算する専門組織を発足させるのも、再生エネの普及を後押しする狙いがある。【宮島寛、大迫麻記子】

毎日新聞 2011年7月29日 23時05分(最終更新 7月30日 1時07分)


*今日は、下書きストック記事からのピックアップでした。 「maddercloudさんの日記」で8月3日成立の法案「東電救済法(通称)」→「原子力損害賠償支援機構法」の可決、今後の見通し解説を読ませてもらっての「危惧」脱原発のウエーブが自分達の弱さ(国民的な政治への関わり方を知らぬ、自分で自分を攻めるのも悲しいが「無知」で、自分に関わりないことには「怠惰」な無関心を装う姿勢。

少なくても、今回の事故後に「休止中原発再稼働の拒否」・「東電解体」への足がかりも得られないまま、「東電救済法成立」これでは本当に「脱原発の機運も波も」尻つぼみになっていきそうな焦燥感すら覚えます。 

我れも気になっていた7月29日の政府エネ会議の内容、すでにここまでにも「管総理」の脱原発の発声も姿勢も腰の引けた頼りに出来ない姿勢ですが玄葉光一郎国家戦略担当相は・「脱原発」から「減原発」に方針変更を明らかにし、更にこの会議では具体策の検討すら先送りにしている)、この先も電力不足が回避出来ないから、コストが高く付くからとか、「だから論を展開」しつつ「現状で100歩譲ったとしても」この「減原発」すら雲散霧消化される恐れ有りです。 敢えて、此処にupして我れの備忘録と成し、次回の「政府エネ会議」に照合したいと思います。 (keniti3545)