「71才の365日」7月25日(月) 「東日本大震災」137日 

*朝トレ:5時50分〜7時10分

堰堤のお友達概ね元気、カラスのご夫妻とは挨拶交わした。他に変わりなし、川の流れ未だあるがチョロチョロ?
暫く姿見せないトンビ、午後の2時我が家の裏空き地から見えた堰堤方向の大空気持ち良さそうに気流に乗り周遊している感じ。走12本とストレッチ主に1時間は確保。(詳細不記述)




*「東日本大震災」137日
今日の一題 (「日経ビジネス」7月25日 より)

原発問題・3.1.1大震災の復興にこんなチームとこんなリーダーが欲しい」! (keniti3545)


「感動だけではもったいない、なでしこジャパンに学ぶ5つのこと」(そこには仕事やビジネスを戦うためのヒントがある)


[1] 「何故ここまでなでしこジャパンがブレイクしたのか!」

なでしこジャパンのワールドカップ(7月10日)優勝は、今思い出しても感動が蘇り、勇気がわく!この感動だけではもったいない!これからの仕事にも、日常生活にも役立つヒントを探ってみよう。


先ず、10日未明決勝戦での勝利=優勝! この大感激の軌跡をたどってみる。 背景には、「準々決勝」・これまで2連覇中しかも開催国の「ドイツ」を大激戦の延長の120分で破ったインパクトは大きかった。優勝直後にはTwitterの7196/秒ツイートの新記録も生まれた。世界中の国々から沢山のお祝いメッセージも届いた。


アメリカ以外の国は全て「なでしこびいき」、いえアメリカ人も個人的には「なでしこジャパン」を応援していた人も多かったとのことです。1ヶ月前中国からW杯出発時の報道陣はわずか10人、見送りのサポーター「0」。 19日成田へ凱旋帰国時は、報道陣260人、お出迎えのサポーター400人。


なでしこは試合後、必ず「東日本大震災」からの「復旧・復興」をサポートしてくれた世界の人々に感謝の気持ちを伝える横断幕を掲げて場内一週をした。被災地へは勇気を届け続け、自分達の応援に対するお礼も添える事も忘れなかった。被災地からは「頑張れば何でも出来るんだという勇気をもらったと感謝の気持ちを伝えてきたと言うことです。

5得点を叩き出し、得点王とMVPを獲得した「沢選手」は、「此処まで来るのは長い道のりでしたが、世界一の夢を諦めないでやってきて良かった」と振り返っています。なでしこジャパンは優勝から一週間の今、すでに「次の夢」オリンピックでの優勝に向かって歩を進め初めています。



我々もまた、この感動を薄れさせないためにも「何故ここまでなでしこジャパンがブレークしたのか」の「何故ここまで」を整理してみる。「この、何故」には、次の3つの要素があった。

1.小柄なのに身長差10cmもある相手と戦って勝った
2.8試合、24試合して1度も勝てなかった相手にここ一番で勝って優勝した(奇跡を2度も起こした)
3.恵まれない環境下で、ずっと努力を重ねてきた(澤選手は18年も)


[2] 3つの壁とすべて戦い、超えたからこそ感動がある

(1). 小柄なのに身長差10㎝以上の相手に勝った身長差のないチームとの対戦、もしくは体の小さい事がハンディーにならぬスポーツだったら、「なでしこジャパン」はもっと早く世界の頂点に立っていたかも知れないがそうなるとこれまでの感動は味わえなかったかも知れない。

(2). 8試合(ドイツ) 24試合(アメリカ) どちらも過去1度も勝ったことのない相手にここ一番で勝って優勝した。[奇蹟を2度も起こした!] 
・1度も勝ったことのないドイツ、「しかも3連覇を狙う開催国」を相手に剣が峰の準々決勝で対戦:延長戦の120分を戦い抜き劇的な「丸山」のゴールで勝利! この瞬間から「なでしこジャパン」は世界から最大級の注目と声援を送られることになった。

・更なる最大の舞台では、過去24回戦って1度も勝てなかったアメリカと対戦、ここでも120分の延長戦、前半こそ0:0で終了したが、後半早々に1:0とリードされるも食らいつき1:1で終了、延長前半に又も2:1とリードを奪われ最早これまでかとも思えたが延長後半、終了間際沢の執念のそして芸術的な同点ゴールで2:2として「P.K」戦に突入。 円陣組んでのみんなの笑顔が印象的でした! 「なでしこジャパン」5人目のキッカーはボールを蹴らずに勝敗が決しました。 世界中が祝福する勝利・「なでしこジャパンワールドカップの優勝です!」これで日本中の気持ちが一気に、最高潮に達したのです。
(3). もう一点判官びいきの日本人がなでしこジャパンを称えて賞賛を惜しまないのは、日本の女子サッカーが不遇を託ってる中にあって、「沢選手18年の足跡・それに続くメンバー達苦闘の結果が生んだ今回の快挙」「思い続けて努力を重ねて行けば、どんな環境にあってもいつか夢は叶うよ。諦めないで!」という「なでしこ」達から被災地の皆さんへ、そして国民の我々に届いたメッセージです。 実際に、試合中選手間でも「諦めんな」と声を掛け合ったそうです。
*この快挙・この感動を、感動しただけで終わらせるのはもったいなさ過ぎる。

*なでしこサッカーには、組織の強さがあると衆目がみる。 それでは、次にその組織の強さは何処にあるのかまとめてみよう。



[3].仕事やビジネスにも通じる、なでしこジャパンの強さ
*グループリーグから頂点に立つ迄の6試合に見られたなでしこジャパンの組織としての強さ」には次の5つのポイントが上げられる。


1)うまいだけでなく、精神力のある人材を集めたこと
→【人材がものをいう】 負けた、失敗した経験もしっかり次に生かせる謙虚さ、おごりの無い選手。 

2)海外経験などで敵と自分を知れたこと
→【経験がものをいう】 

3)徹底的に自分たちの強みを伸ばし、弱みを潰していったこと
→【強いところで戦う】 今回パスサッカーを貫いた。体格差は練習量と、根性(諦めない)でカバーした。

4)メダル獲得、そして世界一を本気で目指したこと
→【目標を共有する】 ベストフォー狙いならその結果に満足してしまう。 「モチベーションも高く持て」
全員がメダルを意識して、優勝を狙った。

5)リーダーが信じ、こだわり続けたこと
→【リーダーは決して諦めない】 選手引っ張り役の沢キャプテンの方がどちらかと言えば監督より優勝を欲していたであろう。最後のチャンスと思っているだろうから。とにかくリーダーは絶対に諦めないと言うことを監督とキャプテンから学んだ。端から見ている者も。



[4]. 組織にはやはりリーダーの存在が欠かせない  (一部前出 中省略)



[5]永続的に発展成長するために、当たり前に必要なこと

 なでしこにとっての今後の課題は、澤選手、佐々木監督も口にしているように、この人気を維持し、拡大していくことだ。仕事やビジネスに置き換えれば、一つ何かを築けた後にも永続的に発展成長するために、その後何をすべきかということになるだろう。
 スポーツの世界においては、特に「勝ち続ける」という結果を残すことだ。澤選手は「(今のなでしこ人気を)継続するためには結果を出すことがすべて」。宮間あや選手(MF8)は、「テレビに大きく出たりというわけではなくて、ピッチで表現し続けることが一番の仕事だと思うので、フィーバーで終わらないように。自分たちの地道な努力がそういう(女子サッカーの)環境を良くしていくと思うので、頑張っていきたいと思います」と語った。

 彼女たちは分かっている。特別ボーナスや国民栄誉賞が話題になっても、全く浮ついてなどいない。わずか1カ月で激変した環境だが、それは一人ひとりの気持ちと小さな努力の積み重ねでようやく勝ち取った環境であると全員が知っている。そして気持ちと努力を怠ったら、プロ野球Jリーグとは違い、自分たちの環境は一瞬にして失われてしまうかもしれないと冷静に未来を見ているのだ。

 元なでしこジャパン主将で、サッカー協会理事でもある日テレ・ベレーザ野田朱美監督は、「彼女たちは女子サッカー界全体のためにプレーしている。自分のためだけ、と思っている選手はひとりもいない。それがなでしこの本当の強さです」と言う(ゲンダイネット、2011年7月19日)。

 宮間選手は2日後の20日には「(W杯は)終わったことです」と答え、既にリーグ戦での戦いに臨んでいた。築いたものにいつまでも浸ることなく、常に上を目指し努力を続けていく。それが強さであり、発展成長していく秘密なのだろう。

 それは私たちの仕事やビジネスにも通じる。特別なことではない、当たり前過ぎるくらい当たり前なことだが、問題は実行するかどうかだ。宮間選手にそれができるのは、目の前のことだけではなく未来が見えていること。「ひたむきで諦めない心」を持ち、「謙虚で冷静」だからだろう。

 同じように真似ができなかったとしても、むしろ小さな一歩でもいいからまず行動してみることかもしれない。やるべきことや未来が少しずつでも見えてくるだろう。

 澤選手は自著『直伝 澤穂希』(講談社)の中で次のように記している。「やりきれるところまで行きたい。負けても、壁に跳ね返されて続けても、もっと上手くなることで日本の女子サッカーに大きく貢献できることがあるのですから」と。

 女子サッカーが4位になった北京五輪で優勝したソフトボールはその後どうなっているのだろう。ソフトボールが野球とともに五輪種目から消えてしまった影響は小さくない。サッカーは恵まれている。その利点も生かして、なでしこにはマイナースポーツからメジャーになった好例として、今後も輝き続けてほしい。

 大きな感動と気づきをくれたなでしこのみなさんに、ありがとうの感謝の気持ち、そして今後のエールを送りたい。彼女たちは、女子サッカーの未来のためにも次の夢を目指す。それはもちろん、来年のロンドンオリンピックでの金メダルだ。