「71才の365日」4月9日(月)晴れ「東日本大震災」396日

*朝トレ:7時15分〜8時20分

頬にヒンヤリ、早春(?)の風、朝だね〜。 

*質問状 (第一回) 上がりましたのでUPしてみます。(市へは送付済み、受理の連絡有り)お気づきの点ありましたら教えて下さい! お願いします。




*「東日本大震災」396日

今日の一題  日光市長へ公開質問状」 


日光市の除染活動に関する公開質問状(並びに私見
                                         2012年4月8日
日光市
斉藤文夫殿

                                       日光市民小平謙一

公開質問状

除染状況重点調査地域に指定された日光市は国の定めるガイドラインに沿って除染を進めるとあります。

1、汚染状況を調査測定し、除染等の措置を行う除染実施区域を決定(法34、36条関連)

2、その後、除染実施計画に基づき除染等の措置を実施(法40条関連)

3、除染等の措置に伴い生じた除去土壌の収集、運搬及び保管(法41条関連)

 既に、我々一般市民もこのガイドラインなるものを、インターネット等を通じて目にする事もできます。また、私たちの日光市が汚染状況重点区域に指定されてから、市独自の被爆防御(軽減)策を幾つか策定実施されている事例も承知です。これは、市長始め、環境課等の取り組み姿勢に対する認識の深さを示す現れであり、市民としては敬意と感謝を表する次第であります。

 そこで、、実際にガイドラインを参考に「除染区域の決定」「除染等措置の実施」「措置に伴い発生する土壌の収集・運搬・保管」と実施される前提として行われる『測定作業』が大変重要な位置づけになってきます。まず、(汚染状況重点調査地域内の状況の調査方法該当部分)として。次の「法、条例」を参照するようにとなっています。

第四十三条 法第三十四条第一項の規定による、調査測定は、次に定めるところにより行うものとする。

一、 事故由来放射性物質によるかんきょうの汚染の状況については、放射線量によるものとすること。

二、 放射線の量の測定は、測定した値が性格に検出される放射線測定器を用いて行うこと。

三、 放射線の量の測定は、地表五0せんちメートルから一メートルの高さで行うこと。

四、 毎年一回以上定期に放射線測定器の校正をを行うこと。

 以下、指標の設定・測定器具の種類等の説明も詳しく記述がありますが、此処で『重要な質問』をさせていただきます。 「居住」、「生活」、「勉学・運動」の場で線量を測定しようとすればどうしても「空間線量」にて指標設定という事になるのは当然の事と思います。しかし、『此処で重要な問題』は特に「子供達の被爆軽減」が最優先と言う社会全体の「コンセンサスから」取られる措置へ、独自の工夫は何かです?

 一方で、市が独自の取り組みの一環として、日光市「観光地域の線量測定」は従来の地表「一メートル」、に加えて「五センチメートル」の測定も採り入れました。観光客への安心感を持っていただきたいという想いからとも、とれます。これを「1回/週」市のホーム頁にも記載しています。観光立地の「日光市長」として「市民を代表」してお客様への誠意を示す姿勢、決して悪い事ではありません。一市民としてもエールも送りたいと思います。但し、一つ大きな問題があります。別頁を開いて、「小中学校の計測値」を見て行くと、気がつく事が二つあります。一つは線量値は観光地域よりはるかに高いんです。 これは後述致しますが、二つ目が問題です。小学校は50センチメートル・中学校は1メートルのままです。前置きが少々長くなりましたので、此処で下記に二つの質問をします。


[1]、観光地域に、一メートルに、もう一点の計測位置五センチメートルを加えた理由を教えて下さい?



[2]、次に [1]、の答えが「比較のため」であるならばの仮定の元に次の質問です(比較以外の目的あればそれも教えて下さい)

1メートルと5センチメートルどちらが高い値が出ていますか?



私見として、:五センチメートルの値と一メートルの値に「優位差」があれば、是非「学校」「幼稚園保育所等」幼児学童の活動の場である「校庭、園庭等」は、地表五センチメートルの計測値も指標として登用してもらいたい。

(私個人のデータと、ホームページとの比較等大変大まかな物ですが必要があれば資料として提出の用意あります)

 重要な項目ですので、もう少し説明をさせていただきます。子供達の成長に必要な体と心の「トレーニング」(遊び)は、時も、場所も選ばずの「フリースタイル」が基本です。校庭でも、園庭でも「走る転ぶ」は序の口、「寝そべる」、「砂を投げる」、地表「0」(5センチメートル)センチメートルでも息をするんです。

 校庭へ、園庭へ出た子供達は時間の半分は地表50センチメートル以下で過ごしていると考えても大きな間違いではないでしょう。先ず、各学校「校庭地表5センチメートル」の「モニタリング」を実施して下さい。人手が必要なら、私自身もいつでも手をお貸しますし、「声をかければ学校の数ぐらいいつでも集まる」のではないでしょうか? 確かこの「ガイドライン」の中にも「住民参加で進める」事とありますね。


次に、 「除染の目的と方法に関する考え方と 質問 二点」です。

質問番号は全てを前項から連番としてあります。


[3]、 除染の目的を教えて下さい(日光市としての独自性も含む見解を)
  



*回答を頂いた上で、除染の目的に関する、私見も提示させていただきます。

 私見提示の理由:この解釈によって後の「ガイドライン全て」に影響、最終結果にも影響大と考えるからです。
その土地へ居住、往来する人への『被爆防御と、低減』を図り居住民の生活が可能な空間線量値以下に下げる事を目的に特に子供幼児・妊婦等を優先に被爆から守る事を最優先に行う事である。故に正確・適正な計測位置の決定と正確な測定(モニタリング)が最重要となる。 より多くの放射性物質を捕集することが、「家族」近隣の被爆を低減することに繋がる。形だけならやらない方が良い。


[4]、 除染方法と「ロードマップ」に関する、日光市の素案を教えて下さい





*回答を頂いた上で私見の目的に沿った、除染の「指標策定」その他に関する更なる私見を述べさせていただきます。

 私見提示の理由は:現在環境省策定発布の「除染関係ガイドライン」に基づいた日光市の素案を県(→環境省)と折衝中とお聞きしています。出来れば、制定前に地域住民からの小さなアイデアでも吸収する姿勢をみせて、住民参加の色濃い(意識の高い)活動に展開するべきではないかと考えるからです。


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◎.言うまでもない事ですが、この戦いは長い戦いになります。残念ながら世代を継いだ戦いになるでしょう。科学者医者、から・政治家・一般市民の我々まで共通の認識はたくさんありますが大きな項目を拾い上げ、列挙してみます。そして、各方面の資料・ニュース等から得た知識と合わせて、これを「私見」として提示させていただきました。大変恐縮ではありますが今後の除染活動に参加していく「一市民の認識(私見)」に対しても「市長」の、ご意見、ご判断等をお聞かせ願えれば幸いと存じます。


[イ]、放射性物質は30年以上も生きている。


 今、一番問題視されている放射線物質はセシウム(37)の、半減期は約30年、プルトニュームは2万年、線量が半分に減るまでにこんな時間を要するのだそうです。勿論大気中・海・河川・山林、ところかまわず汚染します。悪い事に、煮ても、焼いても、湯水で洗っても毒性は消えない。 


[ロ]、退治出来ないから、捕まえて隔離保管して30年以上も監視しなければならない。


[ハ]、「物質」、埃や土砂のような物ですから風に乗れるし水に流れる。しかし、水にも溶けない、熱にも溶けず、燃えない、故に何処へでも移動(出来る)する。


[ニ]、日光市の状況は、「国が定める除染指定地域」である。



[ホ]、 (放射線に)被爆したどうなる。各種、癌になる恐れがあると言われています。


 一方、日本の法律では、「国民は 1ミリシーベルト/年」以上の被爆を受けてはならないと言う事になっている。そこで、政府は主に呼吸から吸入してしまう外部被爆を低減すべく空間線量は0.23μSv/h 以下を目標に、超えている地域は除染を行う事とし。内部被爆を抑える目安としてこの四月から、肉、野菜、米等の食物は100ベクレル以下、牛乳など飲み物は50ベクレル以下、飲料水は10ベクレル以下に抑える。という、厳格な基準を設けた。

 更に、問題なのはこのような基準をクリヤー出来れば被害は無いと言い切れないと言う事だ。少しづつ「長期に亘る低線量被爆」にも心配は残る。科学者・医者は大多数が、データ不足ではあるが悪影響は免れないと危惧している。



[ヘ]、 こんな条件下で大々的に行う「除染活動」である。「形だけ、見せかけだけ」ならやらない方が良い。

被災地で未だ途方に暮れている人達の為に費用を振り向けたら良い。「しかし我々だって家族は守りたい」、やるからには自覚と責任を持って確り組まければならない。「特に旧日光地区等は、腰を据えた取り組みが必要」だ。現在の線量も高い、スポット的には個人宅地にも0.7 、0.9μSv/h等、いや、4月7日の時点では1.88μSv・2.08μSvという数値も捉えられている。

 風上、上流という条件では放射性物質は少しでも多く捕まえる努力をしなければ栃木県人の勤めをサボる事に繋がり、しいては国民の税金を市長を陣頭に無駄遣いする事になる。やるのでしたら確りやるべき。その為にはモニタリングで使う「指標を確り」定めて、「少しでも多く」の「放射性物質を捕ま」え「確り保管」する事です。

 いま、国中でがれき処理の方法が議論されていますが、日光市が取り組もうとしている除染活動の主旨は全ての地区が汚染されているのだからそのレベルにあった取り組みをすることが国民全体に繋がる結果を生む。指定区域に入った地域は確り計画に沿ってより効果的に取り組まなければならない覚悟が必要になる。

 市はその環境作りを確りやる義務と責任を、「助成を受ける国」と守るべき「市民」の双方から請け負った事になる。一方市民も、汚染度は「千差万別」地域によって違いますが、「うちらはひどい」とか、ここは規準値以下だから「俺たち関係ない」では済まない。どちらの人達も自分の出来る事をやらなければならないないのです。

 なぜなら空間は共有、みんな一つ空の下に住んでいるのです。自分に必要な情報はきちんと見、聞きして重要な判断は自分で出来る体制、自治体の情報も確り受け止め、風評被害などに惑わされないトレ−ニングも積まなければならないでしょう。長い戦いになります。


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回答を頂きたい項目をまとめます


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質問:4項目 [1]〜[4]


[1]、観光地域に、一メートルに、もう一点の計測位置五センチメートルを加えた理由を教えて下さい?



[2]、次に 1、の答えが「比較のため」を前提にした質問ですが(比較以外の目的あればそれも教えて下さい)
1メートルと5センチメートルどちらが高い値が出ていますか?




[3]、除染の目的を教えて下さい(日光市としての独自性も含む見解を)




[4]、除染方法と「ロードマップ」に関する、日光市の素案を教えて下さい




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私見:6項目 [イ]〜[ヘ]

[イ]、放射性物質は30年以上も生きている。



[ロ]、退治出来ないから、捕まえて隔離保管して30年以上も監視しなければならない。



[ハ]、物質、埃や土砂のような物だから風に乗れるし水に流れる。しかし、水にも溶けない、熱にも溶けず、燃えない、故に何処へでも移動(出来る)する。



[ニ]、日光市の状況は、「国が定める除染指定地域」である。



[ホ]、 (放射線に)被爆したどうなる。各種、癌になる恐れがあると言われています。



[ヘ]、こんな条件下で大々的に行う「除染活動」である。形だけ、見せかけだけならやらない方が良い。


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以上、4項目の質問への回答と 6項目の私見に対する 「市長」のご意見ご判断をお聞かせいただければ幸いです。また、今後の個人的指標の作成などにも参考にさせていただきたく、全て公開で4月23日目標に書面にてご回答いただけましたら幸いです。

                                             敬具 
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まとめとしての提言


一、 「モニタリングに使う指標を決め」 子供優先であれば「50センチメートル」と「5センチメートル」の測定値に、「有意差」有無は是非市長が立ち会って専門家に検証してもらって下さい。

二、 市の線量計をもっと有効に活用する方法を考えて下さい。アイデア募集とか、数ももう少し増やして有効利用も。

三、 市役所の職員さんも余計な仕事が増えたなどと思ったら大間違い、自分の子、孫達の健康を親が守る仕事に携わる認識を新に持ってもらいましょう。

四、 年寄りパワーを利用して下さい。 これはもう、逃げられない50年・100年戦争なのです。

五、 内容を知らないまま、闇雲に怖がる事は止めて自分に出来る事を実行しましょう。

↓ 正しい情報知識から「恐い物」は「恐い」と思いましょう。

六、 年間被爆を1ミリシーベルト以下に私たち市民が押さえ込もうとする努力を続けていくなら、被爆による癌の発病は、一万人に1人、10万人に1人と言うような確率と聞きますしかし、これは安心に値する数値ではありません。

 私は、自分の孫がその一人だったらどうしようと思います。そして、自分が何かやる事によって、その確率をもっと下げる事が出来ないのか聞いたり読んだり勉強すると思います。 少しでも多くの放射性物質を捕まえる工夫をします。

七、 事実は知らせ合いましょう。お役所さんも、自治会長さんも風評被害を恐れるのではなく、みんなに本当の事を知ってもらう事に努めて下さい。正確な情報開示は行政の大きな責務です。 

                                                
                                              以上
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