71才の365日9月22日(水)曇り14℃「東日本大震災」196日 

*朝トレ:各地の台風被害の大きさと被災者の様子をニュースで目にして、何でこんなに「いじめに会うのか日本列島」!と、悔しさもいっぱいです!被災地の皆さんには心からお見舞い申し上げます。 とても台風一過など言葉も出ませんが、我が身の回りには心配していた「風の被害」もなく今朝は、黒雲が残っていますが雨は止んでいます。

雨戸を開け、ガラス戸を開ければ、大谷川の轟音が我れの家まで届きます。が、我れ3日振りにトレーニングウエアーに着替えて家を出ます。 6時20分〜7時30分:走は16本入りの中級メニューでした。



*年長者も頑張る姿見せたいです!
「画家・堀文子 93歳の決意」 19日に垣間見たTV番組内容に感激、女性には敵わないなーと思った次日、下の記事を見つけました。

 *雷鳴抄 (9月20日 下野新聞朝刊)
アカデミー賞    

 99歳の新藤兼人監督の最新作「一枚のハガキ」が、来年の米アカデミー賞外国語映画賞部門・日本代表に選ばれた▼新藤監督自ら「最後の作品」と語る同作品は8月から全国公開。戦争への怒りと庶民の生命力への賛歌を描いた内容が高く評価され、9月上旬には興行収入が1億円を突破した▼東京・銀座テアトルシネマに登場した新藤監督は「何か調子に乗っちゃった感じがしますが、(アカデミー賞は)うまくいくんじゃないでしょうか」とユーモアたっぷりにあいさつ。震災から半年の日本の状況を「くじけてしまって、どうなることかと思ったときにも、前を向いて生きていれば、何か生きがいを勝ち取る気持ちが出てきます」と語った▼アカデミー賞外国映画賞は、各国の代表作品から選ばれたノミネート作品を1月に発表、2月26日の授賞式で受賞作が決まる。ハードルはあるが、2008年の「おくりびと」に次ぐ快挙の可能性も十分だ。おそらくそのときはアカデミー賞の最年長受賞者となるだろう▼1951年、黒沢明監督「羅生門」のベネチア国際映画祭金獅子賞受賞は戦後の復興にまい進していた日本人に大きな自信を与えた▼「一枚のハガキ」が、東日本大震災後の日本に同じような明るいニュースになるのを期待したい。



*「東日本大震災」196日

今日の一題 「社説読み比べ」 (読売さんに1言ーkeniti3545)


朝日新聞
・台風被害―身近な備えの総点検を  
都市部も直撃し、名古屋市は住民100万人に避難を呼びかけた。紀伊半島にできた土砂ダムは、台風15号の大雨で決壊の危険が高まっている。身近な防災対策の総点検をしよう。

・東電の賠償―被災者の視点で見直せ
 原発事故に伴う避難者から東京電力への賠償申請が始まったが、手続き、賠償の範囲とも被災者の視点に立ったとは言い難い。賠償基準を決める政府の審査会を含め、改善を急いでほしい。


日本経済新聞

・来年度予算こそ歳出抑制の正念場だ 政府・与党は震災復興に充てる2011年度第3次補正予算案の算段に躍起だが、12年度予算案のやり繰りは大丈夫なのか。そんな不安をぬぐえない。年末までの予算編成では、歳出抑制の覚悟が問われる。

・商品市場改善へ各国は連携を 原油穀物などの商品先物市場の透明性を高め、急激な価格変動を抑えるための新指針がまとまった。しかし、具体的な対策で取引を改善するには、各国の連携が不可欠だ。



読売新聞

・政策決定過程 機能するシステムを構築せよ  鳩山、菅両政権での混乱を教訓に、野田政権が政策決定過程を見直すことは理解できる。党側の力が強まりそうだが、透明性を高め、うまく機能するシステムが必要だ。


原発工程表 事故の収束へ課題はまだ多い 福島第一原子力発電所の事故収束に向け、まだ課題は山積する。工程表の改訂版を発表した政府と東京電力は、放射性物質の漏出ゼロへの取り組みなどを強化すべきだ。

  ↓ 全文
原発工程表 事故の収束へ課題はまだ多い(9月22日付・読売社説)

 政府と東京電力が、福島第一原子力発電所の事故収束に向けた工程表の改訂版を公表した。

 改訂版は、収束作業の達成状況を概観し、放射性物質の放出を事故直後より大幅に抑制できたと評価している。

 ただ、原子炉の破損部から、大気や海洋への放射性物質の漏出は続いている。原発の安全確保の鉄則とされる「閉じ込め」の達成には、ほど遠い。

 放射性物質の漏出ゼロへ、さらなる取り組みを求めたい。壊れた建屋に代わる遮蔽壁の設置などを本格化させるべきだ。

 改訂版はまた、原子炉を安定して冷却する「冷温停止状態」へ向けた取り組みも順調、とした。

 冷温停止は、ステップ2の主要目標だ。その達成期限を来年1月としてきたが、政府と東電は年内に前倒しすると表明した。一定の前進と言えよう。

 1〜3号機の原子炉は事故で壊れ、核燃料は溶融した。外部から水を注いで冷却している。

 事故直後は、冷却後の汚染水が原発内にたまる一方だった。しかし、8月には新設の処理システムが安定して動き始め、水を循環させることが可能になった。

 原子炉への注水量も増え、ひとまず1、3号機は、炉心温度が100度以下になった。

 2号機も、注水法を工夫して安定冷却を急いでもらいたい。

 安定冷却ができれば、水蒸気の発生量が減る。結果的に、蒸気に混じって出る放射性物質もなくなると期待されている。

 改訂版で示した収束作業の進展を踏まえ、政府は、原発の半径20〜30キロ圏を対象とする「緊急時避難準備区域」の指定を、月内にも解除する方針を明らかにした。

 避難範囲の縮小は初めてだ。区域に指定された5市町村からは約3万人が避難している。

 しかし、住民の帰還実現への課題は山積している。

 まずは、放射性物質の汚染除去を急がねばならない。汚染が深刻な地域で除去作業をどう進めるかというスケジュールや、必要な費用の確保について、政府は、早急に具体案を示す必要がある。

 上下水道や電気などインフラの回復を始め、生活基盤の再構築もまったくめどが立っていない。

 住民の避難生活が長引く中、改訂された工程表が、今回、生活の再建へ向けた支援策に一切言及していないのは配慮を欠く。

 政府として、この点も早急に見通しと具体策をまとめ、関係市町村に提示すべきである。
(2011年9月22日01時55分 読売新聞)

*読売さん、この改訂版には地下ピットに「500トン/1日」の地下水(と言っているが)が流れ込んでいる事実にどう対応するのか?の疑問符ぐらい残さないんですか?(しかもその水大半は”核”燃料冷却水(漏水)の恐れもあります。「”核”納器」の外にメルトスルーした燃料にじゃぶじゃぶ掛けた水かも知れないのです) keniti3545